
はじめに
こんにちは。
プライマリ・ケアサポート きらぼし、看護師・鍼灸師のKagayaです。
脊髄損傷というと、「手足が動きにくくなる」「車椅子生活になる」といったイメージを持つ方が多いかもしれません。
しかし実際には、多くの方が悩まされているのが慢性的な痛みです。
- ビリビリする
- ジンジンする
- 焼けるように痛い
- 触れただけで痛い
- 夜になると痛みが強くなる
こうした症状は、周囲から見えにくいため理解されにくく、「誰にもわかってもらえない」と感じる方も少なくありません。
この記事では、脊髄損傷後に起こる痛みの特徴や原因、一般的な治療法、そして日常生活の中でできる工夫について解説します。
脊髄損傷後に起こる「神経因性疼痛」とは
脊髄損傷後の痛みの中でも代表的なのが**神経因性疼痛(Neuropathic Pain)**です。
これは筋肉や関節のケガによる痛みではなく、脳や脊髄、神経そのものの障害によって生じる痛みです。
よくある症状
- ビリビリする
- 電気が走るような感覚
- 焼けるような感覚
- チクチクする
- 触れただけで痛い
- 温度刺激で強い不快感が出る
特徴的なのは、実際には傷や炎症がなくても痛みを感じることです。
脳や神経が痛みの信号を過剰に受け取ってしまうことで起こると考えられています。
脊髄損傷後の痛みはどれくらい多いのか
脊髄損傷後の慢性疼痛は珍しいものではありません。
研究によって差はありますが、脊髄損傷者の約40~70%が慢性的な痛みを経験すると報告されています。
また、その中でも神経因性疼痛は生活の質(QOL)に大きな影響を与える症状のひとつとされています。
痛みによって、
- 外出が減る
- 睡眠不足になる
- 気分が落ち込む
- リハビリへの意欲が低下する
など、身体だけでなく生活全体に影響が及ぶことがあります。
なぜ痛みが続くのか
脳と脊髄の情報伝達が変化する
私たちは通常、ケガをした場所から脳へ痛みの情報が伝わることで痛みを感じます。
しかし脊髄損傷では、その情報伝達の仕組み自体が変化することがあります。
神経回路が過敏になったり、脳が痛みを強く認識したりすることで、実際には危険がない状態でも痛みを感じ続けることがあります。
自律神経の影響
脊髄損傷では自律神経の働きにも影響が出ることがあります。
- 睡眠障害
- 発汗異常
- 体温調整の問題
- 疲労感
などが重なることで、痛みをより強く感じる場合があります。
心理的ストレスとの関係
慢性的な痛みはストレスと深く関係しています。
痛みが続く ↓
眠れない ↓
疲れる ↓
不安になる ↓
さらに痛みを感じやすくなる
という悪循環が起こることもあります。
脊髄損傷後の一般的な治療
薬物療法
神経因性疼痛に対しては、
- プレガバリン
- ミロガバリン
- デュロキセチン
などが使用されることがあります。
ただし効果には個人差があり、
- 眠気
- ふらつき
- 倦怠感
などの副作用が出る場合もあります。
リハビリテーション
適切な姿勢管理や関節可動域訓練、筋緊張の調整などが行われます。
身体機能の維持だけでなく、二次的な痛みの予防にも重要です。
心理的サポート
慢性疼痛では心理的支援も重要とされています。
痛みを抱えながら生活する中で、不安や孤立感を軽減することは大切なケアのひとつです。
日常生活でできる工夫
睡眠環境を整える
睡眠不足は痛みを強く感じる要因のひとつです。
- 寝室環境を整える
- 就寝前のスマホを減らす
- 規則正しい生活を意識する
などの工夫が役立つ場合があります。
姿勢を見直す
長時間同じ姿勢が続くと、
- 筋緊張
- 圧迫痛
- 疲労
が増えることがあります。
車椅子やベッド上のポジショニングを見直すことも重要です。
一人で抱え込まない
慢性的な痛みは周囲から見えにくい症状です。
だからこそ、
- 医療者
- 家族
- 支援者
- 同じ経験を持つ仲間
とつながることも大切です。
補完的なケアという選択肢
脊髄損傷後の痛みでは、医療機関での治療を続けながら補完的なケアを取り入れる方もいます。
例えば、
- 鍼灸
- 耳介刺激
- リラクゼーション
- 呼吸法
などです。
これらは脊髄損傷を治すものではありませんが、生活の質の向上を目的として活用されることがあります。
実施する場合は、主治医や担当医療者に相談しながら進めることが大切です。
きらぼしでできること
脊髄損傷後の生活では、痛みだけでなく、
- 身体のこわばり
- 睡眠の問題
- 疲労感
- 介助負担
- 将来への不安
など、さまざまな課題が重なることがあります。
プライマリ・ケアサポート きらぼしでは、看護師・鍼灸師の視点から、
- 訪問鍼灸ケア
- 生活ケアサポート
- 家族相談
を通じて、生活全体を整理しながら支援を行っています。
利用を決めていなくてもご相談いただけます。
「どこに相談したらいいかわからない」
そんな時は、お気軽にご連絡ください。
モニター協力者募集
プライマリ・ケアサポート きらぼしでは、脊髄損傷をはじめとした慢性的な痛みや身体の緊張、眠りにくさなどの困りごとについて理解を深めるため、耳つぼケアのモニターにご協力いただける方を募集しています。
耳つぼケアは医療機関での治療に代わるものではなく、日々の生活の中で取り入れられる補完的なケアのひとつです。
「どんなものか体験してみたい」
「自分に合うか試してみたい」
「今の困りごとを相談してみたい」
そんな方はお気軽にご相談ください。
このような方を対象としています
- 脊髄損傷後の慢性的な痛みやしびれに悩んでいる方
- 身体の緊張やこわばりが気になる方
- 睡眠や休息に関する悩みがある方
- 耳つぼケアに興味がある方
- モニターとして感想や経過の共有にご協力いただける方
内容
初回相談(20〜30分)
現在の体調や生活の様子、お困りごとをお伺いします。
耳つぼケア(約30分)
耳の状態を確認しながら、その日の体調に合わせて耳つぼシールや粒などを使用します。
施術後のご説明
日常生活で取り入れられるセルフケアや注意点をお伝えします。
モニター料金
3,300円(税込)
対応エリア
- 東大和市
- 小平市
- 東村山市
- 東久留米市
- 国分寺市
訪問または予約制のシェアサロンで対応しています。
ご参加にあたって
- 耳つぼケアは医療行為ではありません。
- 現在治療中の方は、主治医へご相談のうえご利用ください。
- モニターとして匿名での感想や経過共有にご協力をお願いしています。
利用を決めていなくても大丈夫です。
まずは「こんなことを相談していいのかな?」という段階から、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
脊髄損傷後の神経因性疼痛は、見た目ではわかりにくい一方で、生活の質に大きな影響を与える症状です。
痛みの背景には、神経系の変化だけでなく、睡眠やストレス、生活環境などさまざまな要因が関係しています。
治療は薬だけではなく、リハビリや心理的支援、生活環境の調整など多面的な視点が大切です。
無理に我慢せず、一人で抱え込まず、相談できる場所を持つことも大切なケアのひとつです。
🌟ご相談・ご予約方法
脊髄損傷後の痛みやしびれ、身体のこわばり、眠りにくさなどの悩みは、周囲から見えにくく、一人で抱え込みやすいものです。
「どこに相談したらいいかわからない」「病院では聞けなかった生活の悩みがある」「今の状態を整理したい」そんな方もいらっしゃるかもしれません。
プライマリ・ケアサポート きらぼしでは、訪問鍼灸ケアや生活ケアサポート、家族相談を通して、身体だけでなく生活全体のお困りごとを一緒に整理しています。
利用を決めていなくても大丈夫です。
まずは相談だけでも、お気軽にご連絡ください。
- LINE公式アカウント
スマートフォンから気軽にご相談いただけます。
「こんなことを相談してもいいのかな?」という内容でも大丈夫です。
なお、急な体調変化や強い痛み、発熱、呼吸苦などがある場合は、まず医療機関へご相談ください。

