
訪問看護では、利用者さんの家に入り、その人の生活そのものに関わります。
だからこそ、できることはたくさんあります。
でも、できることを全部やることが、その人にとって本当に良い支援なのでしょうか?
きらぼしが大切にしたいのは、必要な支援を見極めること。
そして、看護だけで解決しようとせず、必要であれば医療・福祉・教育・地域の支援へ適切につないでいくことです。
利用者さん本人だけではなく、その人の生活、ご家族、そして地域とのつながりまで見る。
それが、きらぼしの考える訪問看護です。
医療処置だけで、訪問を終わらせない
訪問看護には、さまざまな医療的ケアがあります。
状態観察、服薬管理、医療機器の管理、処置など、安全に在宅生活を送るために必要な医療的支援はもちろん大切です。
でも、その処置が終わったら訪問終了、ではありません。
きらぼしが訪問しているのは「患者さんのいる場所」ではなく、その人が暮らしている場所だからです。
🔍 数値だけでは見えない小さな変化に気づく
- 最近、眠れているだろうか
- 食事はとれているだろうか
- 以前より動きにくくなっていないだろうか
- 家の中で困っていることはないだろうか
- いつもと少し表情が違わないだろうか
医療処置を安全に行うこと。
そして、その人の生活を見ること。
きらぼしでは、その両方を訪問看護の仕事として大切にします。
利用者さんだけではなく、家族の生活にも目を向ける
在宅療養は、本人だけで成り立っているわけではありません。
とくに小児や医療的ケア児、障がいのある方の在宅生活では、ご家族が日常的に多くのケアを担っていることがあります。
【ご家族が日常的に背負っている負担】
夜間のケア / 通院 / 学校や福祉サービスとの調整 / きょうだいとの時間 / 仕事 / 家事 / 自分自身の生活
利用者さんの状態が安定していても、ご家族が限界に近づいていることもあります。
だからきらぼしは、
「本人はどうか」だけではなく、「この生活は家族を含めて続けられるだろうか」
という視点を持ちたいと思っています。
家族のすべてを訪問看護が背負うわけではありません。
でも、負担に気づくことはできる。
話を聞くこともできる。
必要な支援につなぐこともできる。
本人と家族の両方が生活を続けていくために、何が必要なのかを考える。
それも在宅看護の大切な役割だと考えています。
看護師だけで、全部解決しようとしない
訪問看護師は、利用者さんの生活の中で多くの課題に出会います。
だからといって、そのすべてを看護師が解決できるわけではありません。
むしろ、「これは看護師がやるべきことなのか」と考えられることも、専門性の一つだと思っています。
🤝 それぞれの専門職へ適切につなぐ
- 医師につないだ方がいいこと
- リハビリ職の評価が必要なこと
- 相談支援専門員と調整した方がいいこと
- ケアマネジャーとサービス全体を見直した方がいいこと
- 学校や療育機関と情報共有した方がいいこと
- 行政や地域資源につないだ方がいいこと
それぞれの専門職には、それぞれの役割があります。
きらぼしでは、看護師が何でもできる組織ではなく、必要な専門職につなげられる組織を目指します。
「看護×鍼灸」は、何でも混ぜるという意味ではありません
きらぼしの特徴の一つに、看護と鍼灸があります。
代表は看護師であり、はり師・きゅう師でもあります。
だからこそ、この二つを曖昧に混ぜることはしたくありません。
訪問看護には、訪問看護としての制度と役割があります。
鍼灸には、鍼灸師としての専門性と制度があります。
それぞれの資格、契約、記録、費用負担などを適切に区別したうえで、それぞれの専門性を活かします。
「看護師だから何でもする」
「鍼灸もできるから訪問看護の中で全部やる」
ということではありません。
むしろ、複数の専門性を持っているからこそ、
今、どの専門性で関わっているのか。
この人に必要なのは、本当に自分たちのサービスなのか。
そこを明確にすることが大切だと考えています。
専門性を増やすことと、役割を曖昧にすることは違います。
きらぼしは、それぞれの専門職としての境界を大切にしながら、必要なところで連携できる形を目指します。
「必要だから」で、サービスを際限なく増やさない
利用者さんの生活を見ていると、「あれも必要かもしれない」「これもやってあげた方がいいかもしれない」と思うことがあります。
でも、そのたびにサービスを増やしていけば、本当に良い支援になるとは限りません。
- 支援が増えることで、本人や家族の負担が増えることもある
- 専門職への依存を強くしてしまうこともある
- 限られた医療・福祉資源を必要以上に使うことにもつながる
だから、きらぼしでは、
「できるか」ではなく、「本当に必要か」を考えます。
必要なときには支援する。
必要な専門職につなぐ。
状態が安定すれば、頻度を減らすことも考える。
必要がなくなれば、終了することも選択肢にする。
支援を増やすことそのものを目的にはしません。
支援し続けることだけが、ゴールではない
訪問看護を長く利用してもらうことは、経営上は売上につながります。
でも、利用者さんに必要のない訪問まで続けることは、きらぼしが目指す看護ではありません。
その人自身ができること | 家族でできること | 他の制度で支えられること | 地域の中で支えられること | 専門職が関わるべきこと
それぞれを整理する。
訪問看護が必要な時期には、しっかり関わる。
必要性が低くなれば、減らしたり、次の支援へつないだりする。
「ずっと利用してもらうこと」ではなく、「その人に必要な支援が、必要な形で届いていること」。
それを大切にします。
きらぼしが目指すのは、「見極めて、つなぐ看護」です
【きらぼしの約束】
- 医療処置だけを見ない
- 本人だけを見ない
- 家族だけに負担を背負わせない
- 看護師だけで抱え込まない
- 看護と鍼灸を曖昧に混ぜない
- 必要以上にサービスを増やさない
本人の身体と生活を見る。
家族の生活を見る。
自分たちの専門性でできることと、できないことを見極める。
必要なら、別の専門職や地域へつなぐ。
きらぼしが目指しているのは、
「たくさんやってあげる看護」ではなく、
必要な支援を見極め、生活・家族・地域まで含めて適切につなぐ看護。
一人の看護師の善意や頑張りではなく、地域の中にあるさまざまな力をつなぎながら、その人の暮らしを支える。
それが、きらぼしが提供したい看護です。
この看護に、少しでも共感してくださった方へ
訪問看護の経験がなくても構いません。
小児看護の経験がなくても、最初からすべてできる必要はありません。
大切にしたいのは、
「自分が何をしてあげられるか」だけではなく、
「この人の生活に、本当に必要なものは何だろう」
と考えられることです。
その答えを、一人で出す必要もありません。
迷ったら相談する。必要なら他職種につなぐ。
チームで考える。
そんな訪問看護を、一緒につくっていきたいと思っています。
\ 一緒に「きらぼし」をつくる仲間を募集しています /

