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リアルファブリックで作るオリジナル体交枕カバー!世界に一つだけのカバーを手作り

2024-07-31

こんにちは。

プライマリ・ケアサポート きらぼし、鍼灸師・看護師のKagayaです。

「褥瘡(じょくそう)=床ずれ」は、介護の世界ではとても重たいキーワードです。

できてしまうということは、介護の質そのものが問われることにもつながります。

プロとして、あってはならない――そんな厳しい視点さえあります。

病院や介護施設では、24時間体制で体位交換が行われています。

介助者が交代しながら、寝返りや姿勢調整を丁寧に行うことで、褥瘡の発生リスクを抑えています。

でも、在宅介護ではそう簡単にいきません。

老老介護、ワンオペ育児、働きながらの介護など、現実は本当に厳しいです。

24時間体位交換をするなんて、正直なところ限界があります。

そんな在宅介護の味方が、「体交枕(たいこうまくら)」です。

体位交換をサポートしてくれるクッション類ですね。

実は、ボロボロに潰れた古いクッションほど、絶妙にフィットしてくれたりもします。

バスタオルを丸めて体交枕にすることも多いです。

でも、何年も使っているうちにカバーが破れてしまったりして、「どうにかならないかな……」と悩むご家族もいらっしゃいました。

「普通にカバー作ればいいんじゃない?」と、つい言ってしまいましたが、みんながみんな、裁縫が得意なわけではありませんよね。

そんなとき、なぜか「私、作ります!」と張り切ってくれたのが、いつも明るいヘルパーさん。

裁縫が得意というわけではなかったのですが、シンプルな縫い方を伝えて、なんとか形にしてくれました。

その姿を見て、「私も何か作ってみたいな」という気持ちがふつふつと。

せっかくなら、オリジナルの生地で、自分だけのケア用品を作ってみたい!そんな思いが、今回のハンドメイドにつながりました。

🌟 オリジナル生地作り|「鍼」「針」「はり」の原点から

Kagayaはずっと「はり」と共に生きてきました。

看護師として注射の「針」仕事に携わり、今は鍼灸師として「鍼」仕事を続けています。

でも、実はそのずっと前、一番最初の「はり」仕事は――縫い針を使ったハンドメイドでした。

もう何年も針と糸を手に取っていませんでしたが、久しぶりに「作ってみたい!」という気持ちが湧き上がってきたのです。

ハンドメイドの世界では、「8割は布地で決まる」とも言われます。

どんなに丁寧に縫っても、生地が微妙だと仕上がりの印象が変わってしまうからです。

最近では町の手芸屋さんも少なくなり、理想の布地を探すのも一苦労。

大きなお店に行くにも、時間と体力が必要……。

だったら、自分でデザインしてしまえばいいのでは?と思い立ち、「オリジナル生地」と検索してみました。

すると、なんと自分の描いたイラストやデザインを、そのまま布地に印刷してくれるサイトを発見!

どちらも、画像データをアップロードすれば布地にしてくれるサービスです。

しかも、審査に通れば販売も可能!商用利用OKな生地が作れるという点でも、ハンドメイド作家にとってはありがたい存在です。

今回は「リアルファブリック」さんを選びました。

操作もわかりやすく、初心者でも安心して注文できる印象です。

もちろん、生地のお値段は市販品に比べると割高です。

でも、自分だけのデザインが形になる喜びはプライスレス。

「きらぼし」のロゴ生地も、現在審査申請中です。

もし承認されたら、他の方にも使ってもらえる日が来るかもしれません。

🌟 原画とオリジナル生地|Canvaでもきれいにプリントできる?

リアルファブリックで生地を注文する前に、口コミをいくつか確認してみました。

口コミでは「絵柄がにじんでいた」「モチーフの境目に白い線が出た」など、少し気になる内容もあって、正直ドキドキしていました。

でも、実際に届いた生地を見てびっくり。

印刷はとてもきれいで、心配していたようなトラブルは一切ありませんでした!

モチーフの線がかすれることもなく、色味も画像通り。

境界線がぼやけることもなく、細部までしっかり表現されていました。

プロの方はPhotoshopやIllustratorなど高機能なソフトを使うのかもしれませんが、Kagayaは無料で使えるCanvaでデザインしました。

それでも十分にクオリティの高い仕上がりになりました。

きらぼしロゴ原画
実際の生地印刷例(きらぼしロゴ)

こちらが「きらぼし」のロゴです。

キラキラ感を出すために、小さなドットを背景に入れました。

写真では少し見えづらいですが、その点々もちゃんと表現されていて感動しました。

背景色もモニターで見ていた色とほぼ同じ。

これには正直、予想以上のクオリティで驚きました。

ラピスとヒナ原画
ラピスとヒナの布地印刷

こちらはホームページにも登場している看板キャラクター、親子の「ラピスとヒナ」です。

少し複雑なイラストでも、布地への再現はばっちりでした。

縮小サイズにすると、さすがに細かいフレーム装飾部分は潰れてしまいましたが、全体の雰囲気はしっかり保たれています。

ロゴパターン原画
ロゴパターン印刷

ロゴの一部だけを並べて布地にしたバージョンも作ってみました。

背景色を変えたり、サイズ感を調整してみたり、バリエーションを考えるのも楽しいです。

背景色変更ロゴ原画
背景色変更ロゴ印刷

こちらは背景色を変えて縮尺も変更したもの。

拡大しても問題なく印刷されていますが、写真のピントが甘くて申し訳ないです…。

幾何学模様化ロゴ原画
幾何学模様化ロゴ布

背景をグラデーションにして、画像を反転してみたら、おしろい幾何学模様のような印象になりました。

こういうアレンジも布だと一気に雰囲気が変わって面白いです。

注文から到着までは約1週間。

てっきり柄ごとに裁断されたパネルが届くと思っていましたが、3mほどの布地に50×50cmのパターンが連続で印刷されている形でした。

布が丸ごと届くなんて、ちょっとサプライズ!アレンジの幅が広がるので、これはこれで嬉しい誤算でした。

🌟 体交枕カバー作り|オリジナル生地でケアをもっと楽しく

体交枕を作る|古いタオルや布団でSDGs

バスタオルを丸めた体交枕

↑このように、不要になったバスタオルや古布団をくるくると丸めていきます。

必要があれば輪ゴムなどで固定してもOKです。

丸め方を変えて厚さを調整

巻き方や折り方で厚み・サイズ感も自由自在。

まさに「その人に合わせた枕」が自宅で簡単に作れます。

これぞ、在宅ケアの知恵と工夫。

そして何より、SDGsにもつながるエコな方法です。

捨てようと思っていたタオルが、誰かの命を守るアイテムになるかもしれません。

これで、中に入れるクッション部分の完成です!

カバーを作る|縫うだけで完成!簡単ハンドメイド

水通し・地直しを忘れずに

新しい生地は、一度洗って「水通し」をすると、完成後の洗濯での縮みを防げます。

乾いた後は「地直し」といって、アイロンで歪みを整えると、仕上がりがグッときれいになります。

Kagaya流は…洗濯機で一気に回して一晩乾かし、生地の裏からざっくりアイロン。

プロからしたら邪道かもしれませんが(笑)、家庭用ならこれでも充分です。

地直し後の生地

枕のサイズに合わせて布をカット

中身のクッションに合わせて布を切ります。

今回は「もったいない精神」から、54×50cmの生地を切らずにそのまま使用しました。

脇と底を袋縫いで仕上げる

カバーの縫い方はとてもシンプル!半分に折って、筒状にして、両端を縫うだけです。

本来ならミシンの方が楽ですが、今回は手縫いでチャレンジ。

糸は2本取りで並み縫いです。

手縫いのようす

あれ?表側で縫ってる?…はい、うっかり表でした(笑)でも大丈夫。

これは「袋縫い」という方法で、端がほつれにくくなる縫い方です。

袋縫いの処理

袋縫いのやり方はネット検索でたくさん出てきます。

「袋縫い 方法」と調べてみてくださいね。

上側の口を三つ折りにして縫う

布の口部分は、1cm幅で三つ折りにしてアイロンをかけ、まつり縫いで仕上げます。

ステッチを見せたい方は並み縫いでもOKです。

三つ折り縫い仕上げ

完成!自分だけのケアアイテム

中身を入れた体交枕カバー

クッションの中身を入れて、余った布は内側に折り込んで完成です。

しっかり詰めたいときは紐で口を縛っても◎。

仕上げに紐を結んだ体交枕

世界に一つだけの「体交枕カバー」。

在宅ケアを少しでも楽しく、優しくするアイテムに育ちました。

古いバスタオルを丸めてクッションにし、それに合わせたサイズのカバーを作りました。

まずは生地を水通し・地直しし、簡単に袋縫いで作成。

手縫いでも、意外と頑丈に仕上がります。

🌟 ハンドメイド×ケアをもっと楽しく!

今回は、世界にひとつだけの体交枕カバーを、オリジナル生地で手作りしてみました。

作り方はとってもシンプル。

でも、出来上がったカバーは、自分だけの色と温もりにあふれていて、とてもかわいく仕上がりました。

オリジナル生地は正直ちょっと割高。

でも、お子さんの描いた絵をそのまま生地にして、入園バッグや枕カバーにする――そんな使い方も、きっと一生の思い出になります。

ハンドメイド作品を販売するなら、商用利用可能な布が必要になります。

その点でも、リアルファブリックのようなサービスはとてもありがたい存在です。

今後は「きらぼしShop」として、ハンドメイドの医療・介護グッズも展開予定です。

“年収1000万クラスの鍼灸師”になるには「物販がカギ」と聞いたことがありますが……。

Kagayaは1000万を目指してるわけじゃないけど、「鍼」仕事(鍼灸師)で生きていけるまで、「針」仕事(看護師)で支えつつ、「はり」仕事(ハンドメイド)を楽しんでいこうと思っています。

この屋号、実はヘルパーさんが付けてくれたんです。

素朴だけど、なんだかあたたかい響きですよね。

とはいえ、実店舗はないので「お店」というよりは、想いのこもった“拠点”のようなものかもしれません。

鍼と針、そしてはり――3つの「はり」が織りなす暮らしの中で、これからも誰かのケアにつながるものを形にしていきたいです。

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