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発達特性の「感覚過敏・癇癪・落ち着きのなさ」|夕方に崩れやすい理由と、家でできるセルフケア・訪問鍼灸の考え方

こんにちは。
プライマリ・ケアサポート きらぼし、鍼灸師・看護師のKagayaです。

発達特性のあるお子さんの困りごとは、日常の中で「性格」や「行動の問題」として受け取られてしまうことがあります。

落ち着きがない、こだわりが強い、切り替えが苦手、感情の波が大きい。
そして、夕方になると急に崩れる

けれど実際には、その背景に感覚の受け取り方身体が緊張しやすい状態(筋緊張・呼吸・神経の高ぶり)が関わっていることも少なくありません。

この記事は「どう行動を変えさせるか」ではなく、身体が少し休める状態をつくるための整理と、家庭で試せる具体策、そして訪問鍼灸での関わり方をまとめたものです。

🌟 よくある悩み(検索されやすい困りごと)

  • 音や光、服のタグなどに敏感で落ち着かない
  • 癇癪が多い/急に不安で崩れる
  • じっとしていられない/体を動かし続ける
  • 予定変更が苦手で混乱しやすい
  • 寝つけない/夜中に起きる/朝がしんどい
  • 外出後に家でぐったりしてしまう
  • 夕方~夜(入浴・食事・寝かしつけ)が特につらい

これらは本人の努力不足ではなく、身体と神経の反応として起きている可能性があります。

🌟 感覚過敏・感覚鈍麻とは(困りごとの土台)

感覚は、視覚・聴覚・触覚だけではありません。
体の位置感覚(固有感覚)や、揺れ・回転を感じる感覚(前庭感覚)も含めて、私たちは無意識のうちに刺激の量を調整しています。

発達特性のあるお子さんは、この調整が難しく、刺激を強く受け取りすぎる(過敏)刺激を感じ取りにくい(鈍麻)/両方が混在することがあります。

重要なのは、これは「わざと」ではなく、身体の反応のしかたの違いとして自然に起きうる、という視点です。

🌟 夕方に崩れやすい3つの理由(感覚×神経×体力)

① 日中の刺激の“貯金”が夕方に溢れる

日中は頑張って耐えていても、夕方にエネルギーが尽きると、刺激処理が追いつかなくなり、崩れとして表に出ることがあります。

② 筋緊張が抜けず、呼吸が浅くなる

刺激が多い状態が続くと身体は身構え、筋肉がこわばりやすくなります。
筋緊張が強いと呼吸は浅くなり、呼吸が浅いと不安は増えやすい。
「緊張→呼吸浅い→不安→さらに緊張」が回りやすい時間帯です。

③ 家の“やることラッシュ”が刺激を増やす

夕方は声かけ・段取り・触れる場面(着替え、移乗、ケア)が増えます。
お子さんにとっては刺激が一気に増える時間になりやすいんだね。

🌟 行動の裏で身体に起きやすい変化(筋緊張・呼吸・睡眠)

  • 筋肉がこわばり、力の抜き方が分からない
  • 呼吸が浅く、胸や喉に力が入りやすい
  • 姿勢保持に余計な力を使い、疲れやすい
  • 寝つきが悪い/夜間覚醒が増える
  • 不安やイライラが強まり、切り替えが難しくなる

行動だけを変えようとすると、身体の緊張が置き去りになることがあります。
だからこそ、まずは身体が少し休める土台をつくることが大切になります。

🌟 家でできるセルフケア(そのまま試せる具体策)

ここは「全部やる」場所ではありません。
合うものを1つ拾う、それで十分です。

夕方の“回復時間”を最初に確保(5〜15分)

帰宅後いきなり「次の行動」に入らないのがコツです。

  • 部屋を暗めにする(照明1段下げる)
  • 音源を減らす(テレビを消す/会話量を減らす)
  • 水分を一口(口腔刺激で切り替えが起きやすい子も)
  • 座る・寝転ぶなど“姿勢を落とす”

夕方は「頑張らせる」より、回復の入口を作るほうが崩れにくいことがあります。

圧で落ち着きやすい子の“包むケア”(2〜5分)

強い刺激を求める子、身体が落ち着きにくい子は、固有感覚(圧)で安心しやすいことがあります。

  • 毛布で“包む”(顔は覆わず、胸〜骨盤を包む)
  • クッションを背中に当てて“背面を固定”
  • 抱っこは「揺らす」より「圧を均等に」
  • タオルを肩〜胸にかけ、両端を軽く引いて“安心の枠”を作る

※嫌がる場合は中止。安心につながる子にだけ使う方法です。

呼吸の入口をつくる(30秒〜)

呼吸は「整えよう」とすると難しいので、吐く時間を少し長くするだけでOKです。

  • ロウソク消し(フーッを長めに1〜3回)
  • ストローで息を吐く(短時間)
  • シャボン玉(遊びの中で“吐く”を増やす)
  • 親が先に深く吐く(子どもは同調することがある)

“吐ける”と、身体が少し休みに入りやすくなります。

入浴がつらい子の“刺激を減らす設計”

  • 浴室の照明を落とす/脱衣所から入る前に暗さに慣らす
  • シャワー音が苦手なら、最初は洗面器中心にする
  • “いきなり濡らさない”(手→足→背中など順番を固定)
  • 入浴を分割:シャワー日/清拭日/足だけ日などを混ぜる
  • タオルで背中を押さえて“圧を入れてから”流す

入浴は「慣れ」より先に、刺激設計で楽になることがあります。

🌟 鍼灸につながるポイント(きらぼしが“身体のどこ”を見るか)

ここが一番大事なところです。

感覚過敏や癇癪の背景に、筋緊張・呼吸の浅さ・睡眠の不安定さが重なっているとき、家庭の工夫だけでは追いつかない日もあります。

きらぼしの訪問鍼灸は、強い刺激で何かを変えようとするのではなく、身体が「安全だ」と感じられる入口を作ることを大切にしています。

  • 筋緊張:どこに力が入りやすいか(首・胸・腹・骨盤まわり、手足のこわばり)
  • 呼吸:胸式が強い/息を吐ききれない/喉に力が入る
  • 感覚:触られるのが苦手/圧は平気/音・光で崩れる など“得意と苦手”の地図
  • 生活:夕方の動線(帰宅→食事→入浴→寝かしつけ)で、どこが一番負荷か

この「身体の地図」を作ることで、家庭でのセルフケアも、続けやすい形に落とし込みやすくなります。

🌟 訪問鍼灸での関わり方

きらぼしでは、刺激は最小限に、反応を急がせず、生活の中で整いやすい状態づくりを支えます。

訪問で行うこと(例)

  • 強刺激ではなく、触圧刺激・小児鍼など中心(状態に合わせて)
  • 呼吸が入りやすい姿勢づくり(抱っこ・座位・横向きなど)
  • 入浴・着替え・寝かしつけの“抵抗が出にくい手順”を一緒に組む
  • その家庭で続くセルフケアを、1〜2個に絞って提案

「施術だけ」ではなく、生活の現場で一緒に整理する
そこが、訪問の強みです。

🌟 受診・相談の目安(安全のために)

急な体調変化や強い不調がある場合は医療機関の確認が優先です。

  • 睡眠が極端に取れない状態が続き、日中の生活が破綻している
  • 呼吸の苦しさ、強い痛み、急な発熱など身体症状がある
  • 自傷・他害リスクが高く、安全確保が難しい

こうした場合は、まず主治医や専門機関へ相談してください。
きらぼしは診断や治療ではなく、生活の中で過ごしやすさが育つための支援として関わります。

🌟 相談について(まだ利用を決めていなくても大丈夫)

「夕方が崩れて、家庭が回らない」
「何が引き金か整理したい」
「療育はあるけど生活の細部が回らない」

そんな段階の方のために、LINEでの相談窓口を用意しています。
相談は“申し込み”ではなく、整理の入口として使ってください。

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「何を書けばいいかわからない」場合は、まずこれだけで大丈夫です。
① 子どもの身体のこと 
② 生活の困りごと 
③ 制度や支援の整理 
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