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東洋医学

〜治療法〜

東洋医学の治療について誤っている記述はどれか。

  1. 弁証施治は八綱病証を用いる。
  2. 補瀉は虚実に応じて行う。
  3. 正治とは順証に対する治法である。
  4. 標治法は経絡の変動を調整する。

東洋医学の特色で適切でないのはどれか。

  1. 四診によって証の決定を行う。
  2. 本治による病では奇穴を用いる。
  3. 未病を治す。
  4. 虚実に基づいて補瀉を施す。

東洋医学の特色で適切でないのはどれか。

  1. 本治による病では奇穴を用いる。
  2. 未病を治す。
  3. 虚実に基づいて補瀉を施す。
  4. 四診によって証の決定を行う。

鍼の補寫法

補法寫法
呼気時に刺入し、吸気時に抜く吸気時に刺入し、呼気時に抜く
経絡の流注に沿って刺入する経絡の流注に逆らって刺入する
細い鍼を用いる太い鍼を用いる
浅く入れ、後に深くする深く入れ、後に浅くする
抜鍼ごに鍼孔を閉じる抜鍼後に鍼孔を開く

迎随の補瀉で補法はどれか。

  1. 地機に足関節に向けて刺す。
  2. 陰市に膝関節に向けて刺す。
  3. 三陽絡に手関節に向けて刺す。
  4. 孔最に肘関節に向けて刺す。

迎随の補瀉で補法はどれか。

  1. 外関穴では手関節に向けて刺す。
  2. 太淵穴では肘関節に向けて刺す。
  3. 三陰交穴では膝関節に向けて刺す。
  4. 足臨泣穴では足関節に向けて刺す。

迎髄の補瀉で瀉法となるのはどれか。

  1. 太白穴に踵の方向に向けて刺す。
  2. 復溜穴に足関節の方向に向けて刺す。
  3. 陽池穴に肘関節の方向に向けて刺す。
  4. 経渠穴に手関節の方向に向けて刺す。

補瀉迎随による経穴刺鍼で瀉法となるのはどれか。

  1. 陰谷へは足関節の方向に向けて刺す。
  2. 委中へは足関節の方向に向けて刺す。
  3. 尺沢へは手関節の方向に向けて刺す。
  4. 陽谿へは肘関節の方向に向けて刺す。

鍼の補瀉で正しいのはどれか。

  1. 入した鍼に軽い振動を与えるのは瀉である。
  2. 呼気に刺入し吸気に抜くのは瀉である。
  3. 経絡の流れに逆らって刺すのは補である。
  4. 抜鍼後の鍼痕を素早く押さえるのは補である。

鍼治療の補瀉で正しい記述はどれか。

  1. 太い鍼を用いるのは補である。
  2. 抜鍼後に鍼孔を押さえるのは瀉である。
  3. 呼気に刺入し、吸気に抜鍼するのは瀉である。
  4. 経絡の流注方向に沿って刺入するのは補である。

補瀉について誤っている記述はどれか。

  1. 一般的に太い鍼は瀉法になる。
  2. 速く刺入し速く抜くと瀉法になる。
  3. 経絡の流れに沿って刺入すると補法になる。
  4. 吸気に刺入し呼気に抜くと補法になる。

鍼治療の補瀉で誤っている記述はどれか。

  1. 呼気に刺入し吸気に抜くのは補である。
  2. 経絡の流れに逆らって刺すのは補である。
  3. 弾爪は補である。
  4. 鍼孔を押さえるのは補である。

補法に該当しない刺鍼法はどれか。

  1. 吸気に刺入し、呼気に抜く。
  2. 細く柔らかい鍼を用いる。
  3. 抜鍼後は素早く鍼孔を閉じる。
  4. 経気の流れにしたがって鍼を静かに刺入する。

実証に対する鍼治療の手技として正しい記述はどれか。

  1. 抜鍼しても鍼孔を閉じない。
  2. 呼気時に刺入し吸気時に抜く。
  3. 鍼尖を経絡の流れに沿って刺入する。
  4. ゆっくり刺入しゆっくり抜く。

陽実証に対する刺法で適切なのはどれか。

  1. 速刺速抜で刺鍼する。
  2. 抜鍼後に直ちに鍼孔を閉じる。
  3. 経気の流れに沿って刺鍼する。
  4. 呼気時に刺入し、吸気時に抜く。

肘関節に向けて刺入すると補法になる経穴の部位はどれか。

  1. 尺骨内縁と尺側手根屈筋の間、手関節背側横紋の上方5寸
  2. 長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間、手関節掌側横紋の上方5寸
  3. 肘頭と肩峰角を結ぶ線上、肘頭の上方2寸
  4. 肘後外側、上腕骨外側上顆の上縁、外側顆上稜の前縁

「咽喉の閉塞感、怒りっぽい、抑うつ、胸脇苦満」 本病証に用いる鍼の補瀉法で適切なのはどれか。

  1. 呼気に刺入し、吸気に抜鍼する。
  2. 細い鍼を用いる。
  3. 経穴をよく按じてから刺入する。
  4. 抜鍼後、鍼孔を指で塞がない。

灸の補寫法

補法寫法
熱さを緩やかにする熱さを激しくする
自然に燃やす風を送り疾く燃焼させる
小さい艾を用いる大きい艾を用いる
柔らかく捻る硬く捻る
底面を狭くする底面を広くする
良質の艾を用いる粗悪な艾を用いる
灰を取らずに重ねてすえる灰を一壮ごとに取ってすえる

瀉法はどれか。

  1. 抜鍼後、鍼孔を閉じる。
  2. 艾炷に風を送って燃やす。
  3. 前揉捻してから刺鍼する。
  4. 灰の上から施灸する。

補法となる艾の取扱いはどれか。

  1. 皮膚に密着させる。
  2. 火力を強める。
  3. 底面を広くする。
  4. 軟らかくひねる

施灸で補法になるのはどれか。

  1. 灰に重ねてすえる。
  2. 底面を広くする。
  3. 皮膚に密着させる。
  4. 風を送って燃やす。

施灸で補法はどれか。

  1. 艾炷を強く押しつけて置く。
  2. 取穴数を多くする。
  3. 艾炷の底面を小さくする。
  4. 間を置かず施灸する。

補の施灸で誤っているのはどれか。

  1. 灰の上に重ねて施灸する。
  2. 風を送り燃焼させる。
  3. 艾炷を軟らかくひねる。
  4. 小さい艾炷を用いる。

補の施灸法として誤っているのはどれか。

  1. 灰を取らずに施灸する。
  2. 底面を狭くする。
  3. 皮膚に密着させる。
  4. 自然に燃やす。

選穴

  • 局所選穴
    • 愁訴のある局所とその近辺に取穴すること
  • 循経選穴
    • 愁訴がどこの経絡と関連するか判断し、その経絡の経穴を取穴すること

腰殿部外側と大腿外側の脹痛に対して、侠渓を取穴した治療の法則はどれか。

  1. 局所取穴
  2. 難経六十九難の取穴
  3. 分刺による取穴
  4. 循経取穴

三刺

  • 陰陽の邪気を出し、水穀の気の巡りをよくする方法

陰陽の邪気を出し、水穀の気の循りを良くする刺法はどれか。

  1. 五刺
  2. 三刺
  3. 九刺
  4. 十二刺

五刺

名称特徴
関刺筋痺
豹文刺経絡の血の滞りを取る
合谷刺肌肉
半刺皮気を取る
輸刺骨痺

五刺について正しい組合せはどれか。

  1. 関刺 ──── 血脈
  2. 輸刺 ──── 骨
  3. 豹文刺 ─── 肌肉
  4. 合谷刺 ─── 筋

鍼の刺法について正しい組合せはどれか。

  1. 豹文刺 ─── 腎
  2. 半刺 ──── 肺
  3. 輸刺 ──── 血絡
  4. 報刺 ──── 腹痛

五臓五刺で正しい組合わせはどれか。

  1. 腎 ─── 輸刺
  2. 肺 ─── 関刺
  3. 脾 ─── 半刺
  4. 肝 ─── 合谷刺

五臓五刺で関刺を用いるのはどれか。

五臓五刺で心に応ずる刺法はどれか。

  1. 輸刺
  2. 豹文刺
  3. 半刺
  4. 合谷刺

五臓五刺の方法で肺の臓に対する刺法はどれか。

  1. 半刺
  2. 合谷刺
  3. 関刺
  4. 豹文刺

五臓五刺で鍼を深く刺入し、骨痺を取る刺法はどれか。

  1. 輸刺
  2. 半刺
  3. 合谷刺
  4. 関刺

九刺

種類内容
遠道刺病が上にあるとき、下合穴に刺す
巨刺左側に症状があれば右側
右側に症状があれば左側
分刺分肉に刺す
経刺経脈が病んだとき、経脈上にやや深く刺す
絡刺絡脈が病んだとき、血絡を浅く刺して瀉す
輸刺五臓が病んだとき、輸穴を刺す
毛刺皮膚の浮痺のとき、皮毛に刺す
大瀉刺鈹鍼で瀉す
焠刺筋痺のとき、圧痛点を刺す

患部の左右反対側に治療する刺法を含むのはどれか。

  1. 五刺
  2. 十二刺
  3. 九刺
  4. 三刺

古代刺法で毛刺が含まれるのはどれか。

  1. 三刺
  2. 九刺
  3. 五刺
  4. 十二刺

誘導法に相当する鍼の刺法はどれか。

  1. 遠道刺
  2. 分刺
  3. 偶刺
  4. 豹文刺

遠道刺の刺法はどれか。

  1. 病、上にあれば下に取る。
  2. 病、体表にあれば皮毛を刺す。
  3. 病、右にあれば左に取る。
  4. 病、分肉にあればその間を刺す。

次の文で示す刺法はどれか。 「病上にあればこれを下にとり、腑兪を刺す。」

  1. 巨刺
  2. 経刺
  3. 遠道刺
  4. 輸刺

次の文で示す刺法はどれか。 「右を病めば左を取り、左を病めば右を取る。」

  1. 巨刺
  2. 経刺
  3. 輸刺
  4. 分刺

右肩関節痛に対して左肩に刺鍼する刺法はどれか。

  1. 絡刺
  2. 遠道刺
  3. 毛刺
  4. 巨刺

鈹鍼を用いる古代刺法はどれか。

  1. 焠刺
  2. 傍鍼刺
  3. 絡刺
  4. 大瀉刺

次の文で示す刺法はどれか。 「燔鍼を刺して即ち痺を取る。」

  1. 輸刺
  2. 焠刺
  3. 分刺
  4. 大瀉刺

九変に応ずる刺法で筋痺のときに圧痛点へ刺すのはどれか。

  1. 経刺
  2. 輸刺
  3. 焠刺
  4. 絡刺

九変に応じる刺法について誤っている組合せはどれか。

  1. 輸刺 ──── 深部に熱があるとき
  2. 毛刺 ──── 皮膚に浮痹があるとき
  3. 分刺 ──── 肌肉に邪気があるとき
  4. 遠道刺 ─── 病が上部にあるとき

十二刺

種類内容
陰刺寒厥のとき、左右の太渓に刺す
偶刺心痺
兪募配穴
直鍼刺寒気が浅いとき、皮膚をつまみ、引っ張って刺す
傍鍼刺経過が長く同じ部位の痺のとき、痛みの中心に1本、傍らに1本刺す
賛刺癰物があるとき、浅く刺し出血させる
輸刺熱があるとき、真っ直ぐ深く刺し、真っ直ぐ抜く
短刺骨痺のとき、鍼を揺らしながら骨まで深く刺す
浮刺肌肉がひきつって冷えるとき、その傍らに斜めに刺し浮かせる
揚刺寒気の範囲が広いとき、中心に1本、四隅から中心に向けて水平に近い角度で寒気を浮かすように刺す
報刺痛むところを手で追いかけ、次々と繰り返し刺す
斎刺寒気、痺気の範囲が狭く深部にある時は、中心に1本、両側にそれぞれ1本ずつ一直線に刺す
恢刺筋痺のとき、真っ直ぐに刺せてから方向を変えたり、揺らしたりして筋を緩める

次の文で示す症状に用いる刺法はどれか。 「足から膝にかけて冷えがあり、水様便が出る。」

  1. 陰刺
  2. 偶刺
  3. 報刺
  4. 短刺

古代刺法で兪募配穴に発展したのはどれか。

  1. 揚刺
  2. 偶刺
  3. 傍鍼刺
  4. 報刺

「寒気の浅きもの」 に対する刺法はどれか。

  1. 斉刺
  2. 賛刺
  3. 直鍼刺
  4. 恢刺

骨痺に対する刺法はどれか。

  1. 短刺
  2. 揚刺
  3. 浮刺
  4. 報刺

十二刺のうち、患部に一鍼、その傍に一鍼ずつ刺す刺法はどれか。

  1. 斉刺
  2. 報刺
  3. 恢刺
  4. 揚刺

十二刺で筋痺の治療に用いる刺法はどれか。

  1. 賛刺
  2. 恢刺 
  3. 揚刺
  4. 報刺

痹証と十二刺の組合せで正しいのはどれか。

  1. 寒痹 ─── 輸刺
  2. 心痹 ─── 陰刺
  3. 筋痹 ─── 恢刺
  4. 骨痹 ─── 直鍼刺

十二刺の偶刺に基づいた治療穴の組合せで正しいのはどれか。

  1. 中府 ――― 列欠
  2. 太淵 ――― 列欠
  3. 中府 ――― 肺兪
  4. 太淵 ――― 肺兪

十二刺の刺法で正しい組合せはどれか。

  1. 寒痺を治す ─── 偶刺
  2. 筋痺を治す ─── 浮刺
  3. 心痺を治す ─── 恢刺
  4. 骨痺を治す ─── 短刺

十二刺に含まれないのはどれか。

  1. 直鍼刺
  2. 浮刺
  3. 賛刺
  4. 大瀉刺

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