国際障害分類(ICIDH)•国際生活機能分類(ICF)
国際障害分類(ICIDH)
- 機能障害(臓器レベルの変調)
- 先天性の障害、疾病、外傷などによる解剖学的、生理学的な機能の喪失
- 機能障害の治療、回復、合併症の治療
- 麻痺手の回復訓練、腱移行術、褥瘡治療
- 能力低下(個人レベルの変調)
- 機能障害の結果、個人の活動や動作に不自由がある
- 残存機能による代償、装具、義肢
- 残存筋強化、車椅子訓練、利き手交換、下肢装具
- 社会的不利(社会レベルの変調)
- 能力低下の結果、社会参加や社会との関わりにおいて不自由がある
国際生活機能分類(ICF)
- 心身機能
- 心理的機能を含む、身体系の生理機能
- 麻痺手の回復訓練
- 活動
- 課題や行為の個人による遂行
- 装具制作
- 機能回復訓練
- 歩行訓練
- トイレ訓練
- 参加
- 生活、人生場面への関わり
- 家屋の改善
- 屋内手すり設置
- 復学
- 障害年金受給
IL運動(自立生活運動)の思想で正しいのはどれか。
- 家族から経済的援助を受ける
- 障害者施設に入所する
- 自己決定権を尊重する
- 日常生活で介助を受けない
国際生活機能分類(ICF)について正しい記述はどれか。
- 生活機能とは日常生活動作のことである。
- 対象を障害者に限定して作成された分類法である。
- 個人因子とは健康状態のことである。
- 各構成要素の因果関係は両方向性である。
国際生活機能分類(ICF)において、「課題や行為の個人による遂行」にあたるのはどれか。
- 身体構造
- 心身機能
- 参加
- 活動
国際生活機能分類(ICF)の構成要素で「参加」に該当するのはどれか。
- 短下肢装具の作製
- 残存筋の強化
- 屋内手すりの設置
- 麻痺手の回復訓練
ICFの「参加」に該当する内容はどれか。
- 復職
- 高次脳機能障害
- 更衣動作
- 片麻痺
ICFの「活動」に該当する内容はどれか。
- 調理
- 腎機能
- 筋力
- 医療制度
ICFの「活動」に該当するのはどれか。
- 家屋改修
- 義足作製
- 復学
- 障害年金受給
国際生活機能分類(ICF)において、「活動」に該当するリハビリテーションはどれか。
- 関節可動域訓練
- 神経筋促通法
- 利き手交換
- 就労支援
ICFの活動制限に対するアプローチで正しいのはどれか。
- 利き手交換
- トイレ改造
- 上肢機能訓練
- デイサービス利用
障害モデルとして用いられているのはどれか。
- ICF
- MMT
- ADL
- QOL
リハビリテーションの分野
リハビリテーション5つの分野
- 医学的リハビリテーション
- 職業リハビリテーション
- 職業訓練
- 社会リハビリテーション
- 施設入所支援
- 訪問介護サービス支援
- 教育リハビリテーション
- 特別支援教育
- リハビリテーション工学
医学的リハビリテーションで、在宅復帰の対応として積極的に推し進めるべきことはどれか。
- 廃用症候群の予防
- 障害受容への援助
- 職業訓練
- 麻痺の改善
社会的リハビリテーションはどれか。
- 特別支援教育
- 義肢装具療法
- 障害者職業訓練
- 訪問介護サービス
社会的リハビリテーションに含まれる内容はどれか。
- 廃用症候群
- 療育
- 公共施設のバリアフリー
- 保護雇用
社会的リハビリテーションに該当するのはどれか。
- 二次的合併症の予防
- 施設入所支援
- 職業訓練
- 特別支援教育
社会的リハビリテーションに該当するのはどれか。
- 廃用症候群予防
- 障害者支援施設利用
- 特別支援教育
- 職業訓練
介護保険制度による在宅ケアはどれか。
- 共同生活援助
- 通所リハビリテーション
- 就労移行支援
- 地域定着支援
介護保険によるサービスはどれか。
- 生活介護
- 自律訓練
- 就労移行支援
- 通所リハビリテーション
リハビリテーションに重点が置かれている施設はどれか。
- ケアハウス
- グループホーム
- 特別養護老人ホーム
- 介護老人保健施設
地域リハビリテーションについて正しい記述はどれか。
- 障害児は対象とならない。
- 自宅でのADL自立を目的とする。
- 行政機関は関与しない。
- 地域住民も協力する。
医学的リハビリテーションの概要
- 急性期
- 安静による廃用症候群の予防
- 早期離床
- 麻痺の改善
- 回復期
- 日常生活動作訓練
- 摂食・嚥下訓練
- 排泄コントロール
- 言語認知訓練
- 生活期
- 自宅復帰
- 就労支援
急性期リハビリテーションの内容で正しいのはどれか。
- 排痰訓練
- 入浴動作訓練
- 職業前訓練
- 階段昇降訓練
急性期リハビリテーションチームで社会保険制度の利用調整を行うのはどれか。
- 保健師
- 理学療法士
- ケアマネージャー
- 医療ソーシャルワーカー
回復期リハビリテーションの内容として最も適切なのはどれか。
- 就労支援
- 歩行能力の向上
- 人工呼吸器の離脱
- 意識障害の覚醒促進
リハビリテーション医療とチームアプローチ
リハビリテーションチーム
- 医師
- 看護師
- 理学療法士
- 作業療法士
- 言語聴覚士
- 義肢装具士
- 医療ソーシャルワーカー
リハビリテーションチームを構成するメンバーで義肢装具の処方を行う職種はどれか。
- 医師
- 看護師
- 理学療法士
- 義肢装具士
リハビリテーション医療チームのうち、退院後在宅での施設利用を調整する職種はどれか。
- 看護師
- 作業療法士
- 義肢装具士
- 医療ソーシャルワーカー
回復期リハビリテーション病棟で医療チームの主な構成メンバーとなるのはどれか。
- 保健師
- ケアマネージャー
- 柔道整復師
- 医療ソーシャルワーカー
心身機能•身体構造の評価
徒手筋力検査(MMT)
- MMT3
- 抵抗を加えなければ重力に抗して正常可動域一杯に動く
- MMT2
- 重力を覗けば正常可動域一杯に動く
FIM
サルコペニア
加齢や疾患によって筋肉量が減少することで、全身の筋力低下がおこる
- 歩く早さが低下
- 杖や手すりが必要
- 身体機能の低下
中殿筋のMMTについて正しい組み合わせはどれか。
- MMT1----中殿筋に筋収縮がみられる。
- MMT2----重力に抗して股関節外転を保持できる。
- MMT----中等度の抵抗に抗して股関節外転を保持できる。
- MMT----高度の抵抗に抗して股関節外転を保持できる。
股関節の関節可動域の測定について正しいのはどれか。
- 外転は側臥位で行う。
- 内転は坐位で行う。
- 屈曲は立位で行う。
- 伸展は腹臥位で行う。
スプーンを持ってスープを口に運ぶ際、前腕と手関節の運動方向の組合せで最も適切なのはどれか。
- 前腕回外 ――― 手関節屈曲
- 前腕回外 ――― 手関節伸展
- 前腕回内 ――― 手関節伸展
- 前腕回内 ――― 手関節屈曲
一生続くし姿勢反射はどれか。
- 自動歩行
- モロー反射
- パラシュート反射
- 非対称性緊張性頸反射
標準失語症検査においてブローカ失語の正解率が最も低い項目はどれか。
- 聴く
- 読む
- 話す
- 復唱
失語症の分類で、自分の考えていることをうまく表現できず、発話が非流暢的で、復唱も障害されるのはどれか。
- 全失語
- 運動性失語
- 感覚性失語
- 伝道失語
ADL評価のFIMに含まれるのはどれか。
- 買い物
- 排尿管理
- 調理
- ジョギング
FIMに含まれる運動項目はどれか。
- 食事
- 調理
- 洗濯
- 買い物
FIMの運動項目のうちセルフケアに該当するのはどれか。
- 整容
- 排便管理
- 書字
- 料理
サルコペニアで必ず減少するのはどれか。
- 骨密度
- 骨格筋量
- 循環血流量
- 脂肪量
原発性サルコペニアの発症要因はどれか。
- 廃用性萎縮
- 加齢
- 低栄養
- 悪性腫瘍
リハビリテーション治療
理学療法
- 温熱療法
- 表在熱
- ホットパック
- パラフィン浴
- 赤外線療法
- 深部熱
- 超短波
- 極超短波
- 超音波
- 体内金属がある場合は熱傷を起こすので禁忌
- 表在熱
温熱療法はどれか。
- 紫外線療法
- 極低温法
- 低周波電気療法
- 極超音波療法
作業療法
- 機能的作業療法
- 日常生活活動訓練
- 支持的作業療法
- 職業前評価、訓練
- 精神医学的作業療法
回復期リハビリテーション病棟で作業療法としてよく行われるのはどれか。
- 歩行訓練
- 巧緻動作訓練
- 嚥下訓練
- 立ち上がり動作訓練
リハビリテーション治療に携わる職種と内容の組み合わせで正しいのはどれか。
- 理学療法士----嚥下訓練
- 作業療法士----利き手交換訓練
- 義肢装具士----義足での歩行訓練
- 看護師----食事用自助具の作製
言語聴覚療法
- 嚥下訓練
- 水飲みテスト
嚥下障害患者に対して直接嚥下訓練を行う職種はどれか。
- 理学療法士
- 作業療法士
- 言語聴覚士
- 義肢装具士
義肢装具•車椅子•歩行補助具
- 前腕義手
- 装飾義手
- 装飾が主な目的
- 能動義手
- 上肢帯、体幹の動きを利用し、ケーブルを介して継手、手先具を操作する
- 作業用義手
- 手先具として鎌やハンマーを取り付ける
- 筋電義手
- 表在筋電位を関知し、本人の意思で動く手を再現
- 装飾義手
- 正中神経麻痺
- 対立装具(短対立装具)
- 尺骨神経麻痺
- ナックルベンダー
- 橈骨神経麻痺
- トーマススプリント
- コックアップスプリント
- 手関節背屈装置
- 腋窩神経麻痺
- 肩外転装具
- 脛骨神経麻痺
- 短下肢装具
- 総腓骨神経麻痺
- 短下肢装具
- 脳梗塞
- 短下肢装具
- 下垂足
- 靴べら式短下肢装具
- 変形性膝関節症
- 足底装具
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 軟性コルセット
体内力源式上腕義手について正しいのはどれか。
- 力源は患側の肩の力を利用する。
- ケーブルによって力が伝達される。
- 操作の練習は主に理学療法士によって行われる。
- 手先具を動かす場合は肘継ぎ手の固定を解除する。
前腕義手のうち能動義手の特徴はどれか。
- 装飾が主な目的である。
- ケーブルでフックを開閉する。
- モーターで動作をコントロールする。
- 四辺形ソケットを用いる。
短対立装具の適応となるのはどれか。
- 正中神経麻痺
- 尺骨神経麻痺
- 頭骨神経麻痺
- 腋窩神経麻痺
手関節背屈装具の適応となるのはどれか。
- 正中神経麻痺
- 橈骨神経麻痺
- 筋皮神経麻痺
- 尺骨神経麻痺
疾患と装具の組み合わせで誤っているのはどれか。
- 変形性膝関節症----足底装具
- 腰椎椎間板ヘルニア----軟性コルセット
- 脳梗塞----短下肢装具
- 総腓骨神経麻痺----長下肢装具
車いすのタイプで、起立性低血圧発作のある場合に用いるのはどれか。
- リクライニングタイプ
- スポーツタイプ
- トラベラータイプ
- スタンダードタイプ
関節リウマチ患者によく用いる自助具はどれか。
- リーチャー
- 筆談ボード
- ユニバーサルカフ
- トランスファーボード
歩行
- 歩行周期
- 立脚期:60%
- 遊脚期:40%
- 二重支持期(両足が地面についている):15%
- 立脚期
- 踵接地→足底接地→立脚中期→踏み切り(踵離れ→爪先離れ)
- 下腿三頭筋
- 大腿四頭筋
- 股外転筋群
- 大殿筋
- 脊柱起立筋
- 遊脚期
- 加速期→遊脚中期→減速期
- 前脛骨筋群
- ハムストリング
- 立脚中期に全足接地する
- 一側の踵接地から他足の踵接地までを1歩という
- 一側の踵と他足の踵との距離を歩隔という
- 立脚相において膝関節の屈曲(二重膝作用)は踵接床時の衝撃軽減や重心の垂直方向への移動を軽減する
- 歩行速度が早くなると二重支持期は短くなる
- 正常歩行時では、若年者より高齢者の方が前傾姿勢が増加する
歩行について正しい記述はどれか。
- 正常歩行には二重支持作用はない。
- 立脚期と遊脚期との時間の割合は5対5である。
- 立脚中期とは全体重がその足に乗っている時をいう。
- 踏み切りとは踵が床を離れた時をいう。
正常歩行について正しいのはどれか。
- 1歩行周期に一側の膝関節は2回屈曲する。
- 歩行速度が遅くなると二重支持期は短くなる。
- 一側の踵接地からつま先離れまでを1歩という。
- 一側の踵と他側のつま先との間の距離を歩隔という。
正常歩行のサイクルで正しいのはどれか。
- 二重支持期は40%である。
- 立脚相で膝関節は1回屈曲する。
- 遊脚相が立脚相より時間が長い。
- 立脚中期に全足接地をする。
正常の歩行周期で踵接地の次にくるのはどれか。
- 踵離れ
- つま先離れ
- 足底接地
- 遊脚期
正常歩行において遊脚期に活動がみられない筋はどれか。
- 前脛骨筋
- 腸腰筋
- 大腿四頭筋
- ヒラメ筋
歩行周期の遊脚相に含まれるのはどれか。
- 足底接地
- 加速期
- 踵接地
- 踏み切り
正常歩行の立脚中期から後期にかけて強く収縮する筋はどれか。
- ハムストリングス
- 下腿三頭筋
- 大腿四頭筋
- 前脛骨筋
効率の良い歩き方の特徴はどれか。
- 骨盤は回旋しない。
- 立脚中期で膝関節は屈曲しない。
- 重心は水平に移動する。
- 骨盤は左右に移動する。
歩幅が一定のまま歩行率(ケイデンス)が増加したときの正しい記述はどれか。
- 1歩行周期の時間が長くなる。
- 歩行速度が上がる。
- 歩行周期における二重支持期の割合は変化しない。
- 歩隔が小さくなる。
通常の平地歩行における歩行周期で立脚相の占める割合はどれか。
- 20%
- 40%
- 80%
- 60%
正常歩行周期において二重支持期の割合として正しいのはどれか。
- 40%
- 5%
- 60%
- 20%
歩行について誤っている記述はどれか。
- 1サイクルは2歩に相当する。
- バランスの悪い人は歩隔が狭くなる。
- 重心の軌跡はサインカーブを描く。
- 二重支持期がない場合は走行となる。
正常歩行の周期について誤っているのはどれか。
- 歩行周期には立脚期と遊脚期とがある。
- 両足が遊脚期になる時がある。
- 立脚中期には全体重が一方の足にかかる。
- 立脚期と遊脚期の時間的割合は6対4である。
正常歩行周期について誤っている記述はどれか。
- 一側の膝関節は屈曲と伸展をそれぞれ2回行う。
- 立脚期と遊脚期の比率は6対4である。
- 骨盤の回旋は重心の上下動を小さくする。
- 重心が最も低くなるのは立脚中期である。
歩行時の重心移動を滑らかにする身体の仕組みで誤っている記述はどれか。
- 遊脚側の骨盤が前方に回旋する。
- 遊脚側の骨盤が挙上する。
- 立脚中期に膝関節が屈曲する。
- 骨盤が立脚側に側方移動する。
正常歩行の立脚中期にみられないのはどれか。
- 足関節屈曲(底屈)
- 膝関節屈曲
- 下腿三頭筋の収縮
- 骨盤の傾斜
正常歩行における右足の踵接地時の説明として誤っている記述はどれか。
- 左股関節は屈曲位にある。
- 骨盤は右側が前方に回旋している。
- 歩行周期において二重支持期にある。
- 右前脛骨筋が活動している。
異常歩行
- 痙性歩行
- 脳損傷
- 上位脊髄不全損傷
- 失調性歩行
- 小脳障害
- 脊髄後根
- 後索障害
- 小刻み歩行
- パーキンソン病
- 片麻痺歩行
- 脳血管障害
- はさみ脚歩行
- 脳性麻痺痙直型
- 間欠性跛行
- 腰部脊柱管狭窄症
- 分回し歩行
- 脳卒中片麻痺
- その他
- 鶏歩(前脛骨筋麻痺)
- トレンデレンブルグ歩行(中殿筋麻痺)
異常歩行について正しい記述はどれか。
- 脳卒中片麻痺では足の内側から接地する。
- 疼痛性跛行では患側の立脚相の時間が長くなる。
- 脚長差が3cm以内であれば異常は目立たない。
- 小きざみ歩行は筋ジストロフィー症にみられる。
トレンデレンブルグ歩行の原因となる筋はどれか。
- 前脛骨筋
- 大腿四頭筋
- 大殿筋
- 中殿筋
鶏歩がみられるのはどれか。
- 筋ジストロフィー症
- 総腓骨神経麻痺
- 膝前十字靱帯損傷
- パーキンソン病
脳卒中片麻痺の特徴的な異常歩行はどれか。
- 墜落性破行
- あひる歩行
- 分回し歩行
- 小刻み歩行
脳性麻痺で起こる痙直型両麻痺の歩行について正しいのはどれか。
- 失調性歩行
- 分回し歩行
- トレンデレンブルグ歩行
- はさみ脚歩行
異常歩行とその原因疾患との組合せで正しいのはどれか。
- トレンデレンブルグ歩行 ─── 変形性膝関節症
- 小刻み歩行 ───────── パーキンソン病
- 失調性歩行 ───────── 脊髄損傷
- 痙性歩行 ────────── ギラン・バレー症候群
疾患と異常歩行の組合せで正しいのはどれか。
- 脊髄小脳変性症 ―――― 分回し歩行
- パーキンソン病 ―――― 酩酊歩行
- 腰部脊柱管狭窄症 ――― 間欠跛行
- 脳卒中片麻痺 ――――― 小刻み歩行
疾患と歩行との組合わせで正しいのはどれか。
- 筋ジストロフィー ─── よろめき歩行
- 小脳性失調 ───── トレンデレンブルグ歩行
- パーキンソン病 ─── すくみ足歩行
- 脳血管障害 ───── 大また歩行
異常歩行について正しい組合せはどれか。
- はさみ足歩行 ──────── 進行性筋ジストロフィー症
- 分回し歩行 ───────── 小脳性失調
- 小きざみ歩行 ──────── パーキンソン病
- トレンデレンブルグ歩行 ─── 脊髄損傷
異常歩行と疾患の組合せで正しいのはどれか。
- 失調性歩行 ――――――――― 小脳梗塞
- トレンデレンブルグ歩行 ――― パーキンソン病
- 鶏歩 ―――――――――――― 筋ジストロフィ-
- 小刻み歩行 ――――――――― 変形性股関節症
異常歩行と原因との組合せで誤っているのはどれか。
- 鶏歩 ─────── 股関節脱臼
- こきざみ歩行 ─── パーキンソン病
- 酩酊歩行 ───── 小脳疾患
- アヒル歩行 ──── 筋ジストロフィー
疾患と歩行との組合せで誤っているのはどれか。
- 小脳性失調 ───── よろめき歩行
- 脳卒中 ─────── 分回し歩行
- パーキンソン病 ─── こきざみ歩行
- 脳性麻痺 ────── アヒル歩行
異常歩行とその原因との組合せで誤っているのはどれか。
- 間欠跛行 ――――― 閉塞性動脈硬化症
- 墜落跛行 ――――― 脚長差
- 大殿筋歩行 ―――― 筋ジストロフィー症
- はさみ脚歩行 ─── 大腿四頭筋筋力低下
異常歩行で誤っているのはどれか。
- 失調性歩行では両足を広げる傾向がある。
- パーキンソン症候群では歩幅が大きい。
- 痙性麻痺では内反尖足になりやすい。
- 片麻痺では分まわし歩行が見られる。
脳卒中のリハビリテーション
脳卒中の障害
- 片麻痺
- 下肢より上肢の方が麻痺が強い
- 筋トーヌスの異常
- 初期-弛緩性麻痺
- 次第に痙性麻痺に移行
- 左大脳半球損傷
- 失語
- 右麻痺
- 右半側空間無視
- 右大脳半球損傷
- 左麻痺
- 左半側空間無視
- 球麻痺は延髄の運動核の障害による麻痺
- 咀嚼、嚥下、構音障害を生じる
脳卒中5大合併症
- ウェルニッケ拘縮
- 上肢屈曲
- 下肢伸展
- 内反尖足
- 肩の亜脱臼
- 骨粗鬆症、骨折
- 肩手症候群
- 褥瘡
- 起立性低血圧
リハビリテーション
- ブルンストロームのステージ
- 急性期
- 肩関節外転位
- 手関節軽度背屈位
- 足関節中間位
- 手指軽度屈曲位
- ベッドポジショニング
- 体位交換
- 他動ROM訓練
- 回復期
- 機能回復訓練
- ADL訓練
- 代償手段
- 維持期
- 維持的な訓練
- 短下肢装具
片麻痺患者の動作
- 更衣
- 着衣は患側
- 脱衣は健側
- 階段
- 昇りは健手→健足→患足
- 降りる時は逆
- 歩行
- 杖→患足→健足
- 移乗
- 車椅子は健側から乗る
脳卒中に属さない疾患はどれか。
- 脳内出血
- 脳梗塞
- クモ膜下出血
- 脳腫瘍
脳卒中の障害について正しい記述はどれか。
- 失語症は左片麻痺に合併しやすい。
- 小脳病変は難治性疼痛を生じやすい。
- 麻痺性構音障害と嚥下障害は合併しやすい。
- 橋病変は対麻痺を生じやすい。
脳卒中後片麻痺について正しい記述はどれか。
- 関節可動域訓練によって肩関節の亜脱臼が起こりやすい。
- 痙性の出現によって内反尖足が起こる。
- 片麻痺からは骨粗しょう症にならない。
- 麻痺の程度と排尿障害の程度とは無関係である。
脳卒中後遺症について正しい記述はどれか。
- 左片麻痺に失語症が起こる。
- 麻痺側肩関節に亜脱臼が起こる。
- 右片麻痺に失認症が起こる。
- 発症初期から強い痙性麻痺が起こる。
脳卒中患者の合併症はどれか。
- 肩手症候群
- 視床痛
- 失語症
- けいれん
脳卒中急性期にみられない症状はどれか。
- 運動性失語
- 嚥下障害
- 肩手症候群
- 半側空間無視
脳卒中の肩手症候群に対するリハビリテーションで正しいのはどれか。
- 関節可動域訓練は禁忌である。
- 温熱療法は禁忌である。
- 星状神経節ブロックが有効である。
- 頸椎牽引が有効である。
脳卒中の肩手症候群に対するリハビリテーションで正しいのはどれか。
- 関節可動域訓練
- 頸椎牽引
- 協調性訓練
- 筋力強化訓練
肩手症候群の症状で最も適切なのはどれか。
- 手指末端の壊死
- 肩関節亜脱臼
- 手掌のしびれ
- 手背の腫脹
片麻痺で亜脱臼が起こりやすい関節はどれか。
- 膝関節
- 股関節
- 肘関節
- 肩関節
脳卒中片麻痺患者の対応で適切な記述はどれか。
- 麻痺側の肩関節亜脱臼は徒手的整復を行う。
- 杖の高さは床から臍部の高さまでとする。
- 患側の可動域訓練では素早く関節を動かす。
- 利き手が完全麻痺の場合は利き手交換訓練を行う。
脳卒中の左大脳半球損傷でよくみられる障害はどれか。
- 失語症
- 球麻痺
- 左半側空間無視
- 左片麻痺
右大脳半球の脳卒中でよくみられるのはどれか。
- 左半側空間無視
- 右片麻痺
- 球麻痺
- 失語症
脳卒中患者の二次合併症はどれか。
- 運動麻痺
- 言語障害
- 排泄障害
- 関節拘縮
脳卒中の嚥下障害で正しいのはどれか。
- 仮性球麻痺よりも球麻痺が多い。
- 時間経過で回復しにくい。
- 食道の通過障害を生じる。
- ゼリーは飲み込みやすい。
脳血管障害における嚥下障害で正しいのはどれか。
- 食事中にむせなければ誤嚥は否定できる。
- 絶食により誤嚥性肺炎を防止できる。
- 意識障害があるときでも積極的に経口摂取を行う。
- 口腔ケアは誤嚥性肺炎予防に有効である。
脳卒中に伴う運動障害で正しいのはどれか。
- 片麻痺の回復で最終段階では共同運動パターンとなる。
- 重度の錐体路障害では発症時に痙性麻痺となる。
- 小脳の障害では運動失調を伴う。
- 痙性は上肢では伸筋群に出現しやすい。
脳梗塞において運動負荷が禁忌となるのはどれか。
- 安静時心拍数90/分
- 拡張期血圧120mmHg
- 上室性期外収縮
- 収縮期血圧150mmHg
運動療法を中止すべき状態はどれか。
- 拡張期血圧95mmHg
- 拡張期血圧85mmHg
- 収縮期血圧180mmHg
- 収縮期血圧160mmHg
運動療法の中止が必要な状況はどれか。
- 血圧が収縮期150mmHg以上
- 期外収縮が1分間20以上
- 脈拍数が1分間100以上
- 呼吸数が1分間20以上
脳卒中の運動療法を開始する際にアンダーソン・土肥の基準で訓練を行わない方が良い場合はどれか。
- 下肢に筋肉痛がある。
- 脈拍が100回/分である。
- 収縮期血圧が140mmHgである。
- 安静時に息切れがある。
脳卒中患者の運動療法でアンダーソン分類の中止基準となるのはどれか。
- 脈拍100/分
- 1分間に1回の期外収縮
- 発汗
- 収縮期血圧40mmHg以上の上昇
脳卒中患者で積極的なリハビリテーションを行わないのはどれか。
- 下肢の浮腫がみられる場合
- 労作時に狭心発作がみられる場合
- 安静時拡張期血圧が110mmHgの場合
- 安静時脈拍が50回/分の場合
脳梗塞急性期の患者で運動を開始してはならないのはどれか。
- 呼吸数が毎分12回
- 脈拍が毎分150回
- 体温が35.2℃
- 収縮期血圧が150mmHg
脳卒中急性期における理学療法の原則として正しい記述はどれか。
- 他動的関節可動域訓練をする。
- 側臥位は麻痺側を下にする。
- 良肢位で持続的に固定する。
- 体位転換は毎日1回とする。
脳卒中の急性期リハビリテーションについて正しいのはどれか。
- 起立性低血圧に対する配慮は必要ない。
- 神経症状の増悪がある場合には動作を伴う訓練は行わない。
- 歩行訓練で長下肢装具を用いることはない。
- ベッド上でのポジショニングは必要ない。
脳卒中の急性期リハビリテーションの内容で正しいのはどれか。
- 関節可動域訓練
- 家事動作訓練
- 利き手交換訓練
- 階段昇降訓練
脳卒中の急性期リハビリテーションについて正しいのはどれか。
- 自立活動が期待できない重度障害者は対象にならない。
- 廃用症候群予防のため早期離床を目指す。
- 急性期にはリスクが高いために行わない。
- 理学療法を行うには医師の処方は不要である。
脳卒中の急性期リハビリテーションで正しいのはどれか。
- 全身状態が安定するまで関節可動域訓練は行わない。
- 安静臥床を基本に行う。
- バイタルサインに留意して座位訓練を行う。
- 随意運動の訓練は行わない。
急性期の脳血管障害の対応で正しいのはどれか。
- 関節可動域訓練は急性期には避ける。
- 足関節は0°で固定しなければならない。
- 肩関節は軽度の外転、外旋位にするのが良い。
- 良肢位の保持だけすれば良い。
脳卒中急性期における良肢位で正しいのはどれか。
- 手指伸展
- 足関節底屈
- 手関節掌屈
- 肩関節外転
脳卒中維持期のリハビリテーションを担うのはどれか。
- 救命救急病棟
- 集中治療病棟
- 脳卒中ケアユニット
- 通所リハビリテーション施設
脳卒中の維持期リハビリテーションについて正しいのはどれか。
- 就労年齢では復職に向けたリハビリテーションを行う。
- 歩行能力の改善は期待できない。
- 医療保険でのリハビリテーションが主体となる。
- 通所リハビリテーションでは機能訓練を行わない。
片麻痺の理学療法で正しい記述はどれか。
- 浴槽へは患側下肢から入る。
- 杖歩行では杖の次に健側下肢を前に出す。
- マット上で膝立ち訓練を行う。
- 立位保持は膝の過伸展を利用する。
脳卒中患者の背臥位における良肢位保持について正しい記述はどれか。
- 足関節は底屈位とする。
- 股関節は内旋外旋中間位とする。
- マットレスは柔らかいものとする。
- 肩甲帯を後方に引く。
脳卒中患者の動作について正しい記述はどれか。
- 階段は健側から降りる。
- ベッドからの移乗では車椅子を患側に置く。
- 衣服を脱ぐときは健側から行う。
- ベッドから起きるときは患側を下にして行う。
脳卒中片麻痺患者の動作について正しいのはどれか。
- 衣服を着るときは健側から行う。
- ベッドでの起き上がりは患側を下にする。
- 階段は患側から上がる。
- 歩行時には杖を健側で持つ。
脳卒中左片麻痺患者で適切な記述はどれか。
- 前開きシャツは右手から通す。
- 杖は左手にもつ。
- 階段は左足から昇る。
- 歩行介助は左側からする。
脳卒中のリハビリテーションで、国際障害分類(ICIDH)で定義された能力低下に対して行うのはどれか。
- 持久性訓練
- 関節可動域訓練
- 麻痺側促通訓練
- 利き手変換訓練
脳卒中のリハビリテーションで正しい記述はどれか。
- 嚥下障害に対する訓練を言語聴覚士が行う。
- 歩けない患者には家事動作訓練を行わない。
- 座位がとれない患者に歩行訓練を行う。
- 意識障害が強い患者には関節可動域訓練を行わない。
脳卒中のリハビリテーション中に起こる骨折の特徴で正しいのはどれか。
- 健側下肢が多い。
- 抗血栓剤の内服で起こりやすい。
- 失語症の合併で起こりやすい。
- 半側空間無視の合併で起こりやすい。
脳卒中のリハビリテーションで正しい記述はどれか。
- 坐位が安定していなくても歩行訓練を開始する。
- 歩行が自立していなくてもセルフケア訓練を開始する。
- 下肢麻痺が共同運動レベルでは装具歩行ができない。
- 意識障害が強い患者では関節可動域訓練は禁忌である。
片麻痺患者が使う自走式車いすで両手駆動から変更すべき構造はどれか。
- 背もたれの高さを低くする。
- 駆動輪の直径を小さくする。
- 麻痺側のブレーキレバーを短くする。
- 座面の高さを低くする。
脳卒中患者への指導で正しい記述はどれか。
- シャツを脱ぐ時は患側の袖から脱ぐ。
- 車いすからベッドに移る時は患側からベッドに近づく。
- 階段を降りる時は患側から足を前に出す。
- ベッド上の仰臥位から足を降ろして座る時は患側方向へ起きあがる。
脳卒中片麻痺患者への歩行指導について正しい記述はどれか。
- 感覚障害が強い患者にはプラスチック製短下肢装具を使用させる。
- 3動作歩行では杖をついた後は患側下肢を前に出させる。
- 歩行訓練開始時に歩行器を使用させる。
- 見守り歩行では介助者は患者の健側に位置する。
片麻痺患者の3動作での平行棒内歩行で正しい順序はどれか。
- 手 → 健側 → 患側
- 手 → 患側 → 健側
- 患側 → 手 → 健側
- 健側 → 手 → 患側
脳卒中片麻痺の特徴的な異常歩行はどれか。
- あひる歩行
- 小刻み歩行
- 墜落性破行
- 分回し歩行
脳卒中片麻痺患者に用いる装具はどれか。
- 金属支柱付膝装具
- PTB式免荷装具
- 靴べら式短下肢装具
- 股関節外転装具
脳卒中片麻痺患者の生活期に最も多く使用されている装具はどれか。
- 短下肢装具
- 膝関節装具
- 長下肢装具
- 体幹装具
脳卒中片麻痺患者に最もよく用いられるのはどれか。
- 膝関節装具
- 短下肢装具
- 足関節装具
- 長下肢装具
脳卒中片麻痺患者に用いる装具はどれか。
- 免荷装具
- 股関節装具
- 腰椎装具
- 短下肢装具
慢性期の脳卒中片麻痺患者に最もよく用いられる装具はどれか。
- 膝関節装具
- 足関節装具
- 短下肢装具
- 長下肢装具
「65歳の男性。左片麻痺と意識障害を生じた。頭部CT検査にて右被殻出血と診断され、保存的治療を受けた。リハビリテーションの評価において視覚の見落としが著明であった。」 本患者の高次脳機能障害はどれか。
- 注意障害
- 遂行機能障害
- 記憶障害
- 失行
「72歳の女性。左片麻痺と意識障害で救急搬送された。頭部MRI検査で右中大脳動脈の脳梗塞と診断された。食事の際に毎回左側の食べ物が残る。」 本患者の高次脳機能障害で考えられるのはどれか。
- 遂行機能障害
- 半側空間失認
- 注意障害
- 記銘力障害
「68歳の女性。右利き。右片麻痺を生じ病院に救急搬送された。MRI検査にて左中大脳動脈領域の脳梗塞と診断され、保存的治療を受けた。」 重度の片麻痺が続いた場合に行うADL訓練として最も適切なのはどれか。
- 利き手交換
- 箸を使った食事動作
- 両手での洗顔
- 両上肢での更衣
「72歳の女性。左片麻痺と意識障害で救急搬送された。頭部MRI検査で右中大脳動脈の脳梗塞と診断された。食事の際に毎回左側の食べ物が残る。」 高次脳機能障害は改善し、自立歩行が可能となったが、軽度の左手指麻痺が残存している。この状態で行うリハビリテーションで最も適切なのはどれか。
- 対立装具使用
- 座位バランス訓練
- 温熱療法
- 巧緻動作訓練
「68歳の女性。右利き。右片麻痺を生じ病院に救急搬送された。MRI検査にて左中大脳動脈領域の脳梗塞と診断され、保存的治療を受けた。」 本患者の症状で最もみられるのはどれか。
- 失調症
- 失語症
- 左半側空間無視
- 注意障害
「65歳の男性。左片麻痺と意識障害を生じた。頭部CT検査にて右被殻出血と診断され、保存的治療を受けた。リハビリテーションの評価において視覚の見落としが著明であった。」 適切な対応はどれか。
- 段差に気を付けるように指導する。
- 周囲の人が動作を促す。
- メモをとるように勧める。
- 同時に複数の課題をさせない。
脳卒中の合併症で誤っているのはどれか。
- 嚥下性肺炎
- 深部静脈血栓症
- 褥瘡
- 自律神経過反射
脳血管障害で誤っているのはどれか。
- 弛緩性麻痺に始まり次第に痙性麻痺になることが多い。
- 知覚および視覚に障害のない失認症がある。
- 拘縮の予防または治療のために関節可動域訓練が必要である。
- 失語症は発声器官の麻痺による。
脳卒中について誤っている記述はどれか。
- 失認失行は訓練の阻害因子となる。
- 言語障害には失語症と構音障害とがある。
- 麻痺の回復の速度は患者によって異なる。
- 運動障害と知覚障害とは比例する。
脳卒中の障害で誤っている記述はどれか。
- 嚥下障害は肺炎の原因となる。
- 肩手症候群は上肢痛の原因となる。
- 舌、口唇の麻痺は失語症の原因となる。
- 多発性梗塞は痴呆の原因となる。
脳卒中による右片麻痺患者にみられる症状で誤っているのはどれか。
- 失語症
- 両眼での右側視野の欠損
- 右上下肢の知覚障害
- 左半側空間失認
脳卒中片麻痺に起こりやすい拘縮肢位として誤っているのはどれか。
- 股関節屈曲位
- 手指伸展位
- 肩関節内転・内旋位
- 足関節内反尖足位
脳卒中片麻痺患者のリハビリテーションについて誤っている記述はどれか。
- 弛緩性麻痺の期間が長いと到達レベルは低い。
- 家屋の構造を知る必要がある。
- 発症後6か月で完結させる。
- 介助の軽減は目的の一つとなる。
脳卒中のリハビリテーションで誤っている記述はどれか。
- 良肢位保持は拘縮を予防する。
- 状態に関係なく直ちに開始する。
- 体位変換は褥瘡を予防する。
- 健側肢の筋力強化を行う。
脳卒中急性期の背臥位での良肢位として誤っているのはどれか。
- 枕を高めにする。
- 両骨盤を水平にする。
- 患側肩甲帯を前に出す。
- 股関節を内外旋中間位にする。
脳卒中急性期の理学療法で誤っている記述はどれか。
- 肩関節は軽度外転外旋位に保持する。
- 関節可動域訓練を行う。
- 体位変換を2時間毎に行う。
- 手指の関節は伸展位に保持する。
脳卒中急性期の理学療法で適切でないのはどれか。
- 関節可動域訓練
- 体位変換
- 良肢位の確保
- 歩行訓練
急性期リハビリテーションとして適切でないのはどれか。
- 早期離床
- 家事動作訓練
- 体位ドレナージ
- 拘縮予防
脳卒中の急性期リハビリテーションで誤っているのはどれか。
- 関節可動域訓練
- 肩手症候群の治療
- 良肢位保持
- 座位保持訓練
脳卒中の回復に関して誤っている記述はどれか。
- ブルンストロームのステージに従って回復する。
- 上肢の回復予後は一般に悪い。
- ホームプログラムは機能維持に有用である。
- 発症後6か月ごろから回復が著明となる。
脳卒中片麻痺患者の歩行訓練で誤っている記述はどれか。
- 不安定な場合は脚杖を用いる。
- 内反尖足には短下肢装具を用いる。
- 3点歩行ではまず健側下肢を前に出す。
- 立位バランス訓練を行った後に開始する。
脳卒中患者の杖歩行で誤っている記述はどれか。
- 上達すると揃え型から前型になる。
- 初期は4支点杖が安全である。
- 杖の次に健側下肢を前に出す。
- 杖は健側で持つ。
脊髄損傷のリハビリテーション
自律神経過反射
- 異常な発汗、頭痛
- 血圧の上昇
- 徐脈
- 顔面紅潮
- 膀胱の充満、過伸展
- 便秘
- 褥瘡
- 妊娠
損傷レベル
- C1~3
- 人工呼吸器使用
- C5
- 肩関節屈曲、外転、伸展
- 肘関節屈曲、回外
- 自助具による食事動作
- C6
- 車椅子駆動
- 寝返り
- 上肢装具利用にて書字可
- 更衣一部自立
- C7
- 肘関節伸展
- 移乗動作可能
- プッシュアップ可
- C8
- 指の屈曲
- 車椅子にて日常生活自立
脊髄損傷完全麻痺について正しい組合せはどれか。
- 第7頚髄レベル ─── 電動車いす
- 第12胸髄レベル ─── 短下肢装具
- 第3頚髄レベル ─── 人工呼吸器
- 第3胸髄レベル ─── 長下肢装具
脊髄損傷について正しいのはどれか。
- 頸髄損傷で四肢麻痺が起こる。
- 機能障害のレベルは脊椎の損傷レベルと一致する。
- 頸髄損傷で呼吸麻痺は起こらない。
- 椎間板障害で脊髄損傷は起こらない。
脊髄損傷について正しい記述はどれか。
- 膀胱直腸障害がおこる
- 原因として血管障害が多い
- 発症直後から腱反射が亢進する
- 頸髄損傷では対麻痺となる
脊髄損傷の合併症はどれか。
- 異所性骨化
- 認知症
- 気胸
- 心筋梗塞
脊髄損傷の合併症でよくみられるのはどれか。
- 肝硬変
- 心筋梗塞
- 自然気胸
- 膀胱結石
脊髄損傷後に生じる合併症で最もよくみられるのはどれか。
- 慢性膵炎
- 肝硬変
- 慢性閉塞性肺疾患
- 膀胱結石
脊髄損傷で自律神経障害により生じる合併症はどれか。
- 痙縮
- 起立性低血圧
- 異所性骨化
- 褥瘡
脊髄損傷患者に生じる自律神経過反射で正しいのはどれか。
- 起立性低血圧を生じる。
- 尿の膀胱内貯留が誘因となる。
- 腰髄損傷患者に生じる。
- 損傷部位以下の反射が消失する。
脊髄損傷患者の訓練で正しいのはどれか。
- 腰髄損傷では歩行訓練ができる。
- 自動車の運転は勧められない。
- 起立時に血圧があがりやすいので注意する。
- 頸髄損傷ではベッドと車椅子との移乗動作は無理である。
脊髄損傷患者に生じる自律神経過反射について正しいのはどれか。
- 頻脈を生じる。
- 腰髄損傷患者にみられる。
- 便秘が原因となる。
- 血圧上昇にはまず降圧薬を投与する。
脊髄損傷による完全対麻痺患者に対する社会復帰支援で正しいのはどれか。
- 自動車運転免許の取得
- 入浴サービスの手配
- 下肢装具での実用歩行
- 電動車いすでの屋外移動
胸髄損傷による対麻痺患者ができない活動はどれか。
- 入浴
- バスケットボール
- 杖なし歩行
- 車の運転
頸髄損傷患者の障害でないのはどれか。
- 嚥下障害
- 失禁
- 肺活量低下
- 四肢麻痺
脊髄損傷の合併症でないのはどれか。
- 褥瘡
- てんかん発作
- 尿路感染症
- 起立性低血圧
脊髄損傷でみられないのはどれか。
- 深部静脈血栓症
- 異所性骨化
- 自律神経過反射
- けいれん発作
頸髄損傷急性期にみられない症状はどれか。
- 反射性排尿
- 腸閉塞
- 発汗障害
- 弛緩性運動麻痺
脊髄損傷による膀胱直腸障害でないのはどれか。
- 無尿
- 尿閉
- 便秘
- 失禁
脊髄損傷について誤っている記述はどれか。
- 受傷直後は痙性麻痺となる。
- 排尿障害を伴う。
- 頸髄損傷の好発都位は第5~6頸椎部である。
- 自律神経障害を伴う。
脊髄損傷で誤っている記述はどれか。
- 頸髄損傷では四肢麻痺となる。
- 受慯初期では弛緩性麻痺がおこる。
- 原因としては外傷が最も多い。
- 臥位では血圧が下がりやすい。
頸髄損傷の症状で誤っているのはどれか。
- 体温調節障害
- 起立性低血圧
- 観念運動失行
- 関節異所性骨化
脊髄損傷について誤っている記述はどれか。
- 頸髄損傷では大振り歩行訓練が必要である。
- 褥瘡の予防が必要である。
- 尿路管理が必要である。
- プッシュアップ訓練が必要である。
脊髄損傷患者の排尿について誤っている記述はどれか。
- 持続カテーテル管理を第一目標とする。
- 脊髄排尿中枢は仙髄にある。
- 弛緩性膀胱では用手圧迫により行う。
- 残尿は尿路感染の原因となる。
脊髄損傷の理学療法で誤っているのはどれか。
- 1日2回の体位変換を行う。
- 褥瘡予防にプッシュアップを行う。
- 呼吸訓練を行う。
- 下位腰髄損傷では実用的な歩行を目指す。
脊髄損傷急性期の訓練で誤っているのはどれか。
- 呼吸訓練
- 残存筋力維持訓練
- ねがえり動作訓練
- 関節可動域訓練
脊髄損傷のリハビリテーションについて誤っている組合せはどれか。
- マット訓練 ────── 起居動作の獲得
- プッシュアップ ──── 移乗動作の獲得
- 弾性ストッキング ─── 骨萎縮の予防
- 斜面台 ──────── 起立性低血圧の予防
「53歳の男性。転倒受傷し頸髄損傷と診断された。上肢は両肘屈曲のみ可能で下肢は完全麻痺。温痛覚、触圧覚は上肢では両肩周囲のみ残存していたが、それ以下の体幹、下肢では脱失。」 患者はリハビリテーションを行ったが、麻痺の改善はなく、損傷レベル以 下の完全麻痺が残存した。本患者の実用的移動手段で適切なのはどれか。
- 短下肢装具での歩行
- 電動車椅子操作
- 車椅子駆動
- 両長下肢装具と松葉杖使用での歩行
頸髄損傷のリハビリテーションで誤っている記述はどれか。
- C6損傷では寝返りが可能となる。
- C4損傷ではプッシュアップが可能となる。
- C4損傷では電動車椅子を用いる。
- C6損傷では坐位保持が可能となる。
脊髄損傷完全麻痺の損傷レベルとリハビリテーションで到達するADLとの組合せで正しいのはどれか。
- 第8胸髄 ─── 電動車椅子による移動
- 第6頸髄 ─── BFOによる食事動作
- 第4腰髄 ─── 長下肢装具による歩行
- 第3頸髄 ─── 人工呼吸器の使用
第5頸髄節レベル残存の脊髄損傷完全麻痺患者で可能なのはどれか。
- 機能的把持副子によるつまみ動作
- プッシュアップ動作
- にぎり動作
- 自助具による食事動作
第5頸髄節残存の頸髄損傷患者に可能な動作はどれか。
- 手指屈曲
- 肘関節伸展
- 手関節背屈
- 肩関節外転
「75歳の男性。脚立から落下し、手足が動かなくなった。非骨傷性脊髄損傷と診断され入院した。肘関節の屈曲は可能、手関節の伸展と屈曲および肘関節の伸展は不能であった。」 本患者の脊髄節残存高位はどれか。
- C6
- C8
- C5
- C7
「53歳の男性。転倒受傷し頸髄損傷と診断された。上肢は両肘屈曲のみ可能で下肢は完全麻痺。温痛覚、触圧覚は上肢では両肩周囲のみ残存していたが、それ以下の体幹、下肢では脱失。」 本患者の脊髄節残存高位はどれか。
- Th1
- C3
- C7
- C5
第6頸髄節レベルの脊髄損傷患者に可能なADLで正しいのはどれか。
- スプーンを握って食事する。
- 車いすの小車輪を挙げて段差を越える。
- 機能的把持装具の使用で鉛筆を持つ。
- ベッドから車いすへ側方から乗り移る。
第6頸髄節残存の頸髄損傷患者が行えるADLはどれか。
- 両松葉杖使用での大振り歩行
- スプリングバランサーを用いた食事動作
- プッシュアップを用いた座位移動
- 機能的把持装具を用いたつまみ動作
C6完全麻痺の脊髄損傷患者が目標とするADLとして正しいのはどれか。
- 移乗動作の自立
- 坂道での車椅子駆動の自立
- 環境制御装置の利用
- 人工呼吸器からの離脱
第6頸髄節残存の頸髄損傷患者で可能な動作はどれか。
- ノブ付き車椅子駆動
- 両長下肢装具での歩行
- 肘伸展によるプッシュアップ
- 車椅子への側方移乗
C6損傷(第7頸髄節以下の損傷)の患者ができない動作はどれか。
- 移乗動作
- 寝返り動作
- 坐位保持
- 起立動作
第6頸髄節残存の頸髄損傷患者の移動動作に対する訓練で正しいのはどれか。
- 車いすキャスター挙げを利用しての段差乗り越え
- 車いす転倒からの起き上がり訓練
- トランスファーボードを利用しての車いすへの移動
- 床面から車いすへの移動
C6損傷(第7頸髄節以下の損傷)の患者ができない動作はどれか。
- 更衣動作
- 杖による歩行
- 車椅子の駆動
- 自助具を用いた食事動作
第6頚髄節まで機能残存の脊髄損傷患者が可能な動作で誤っているのはどれか。
- 肩の外転
- 手関節の背屈
- 手指の屈曲
- 肘の屈曲
第6頸髄レベルの脊髄損傷患者の合併症とその対応との組合せで正しいのはどれか。
- 尿路感染 ────── 間欠導尿
- 殿部褥瘡 ────── プッシュアップ
- 自律神経過反射 ─── 下肢挙上
- うつ熱 ─────── 解熱剤投与
「75歳の男性。脚立から落下し、手足が動かなくなった。非骨傷性脊髄損傷と診断され入院した。肘関節の屈曲は可能、手関節の伸展と屈曲および肘関節の伸展は不能であった。」 退院時には屋内歩行が可能となったが、箸がうまく使えなかった。退院の準備として正しいのはどれか。
- 長下肢装具の作製
- 食事に対する自助具の作製
- 意思伝達装置の導入
- 歩行ロボットの導入
第7頸髄節残存の脊髄損傷後に生じる合併症とその対応の組合せで最も適切なのはどれか。
- 殿部褥瘡 ―――――― プッシュアップ
- 自律神経過反射 ――― 下肢弾性ストッキング
- 起立性低血圧 ―――― 座位保持
- 排尿障害 ―――――― 持続留置カテーテル
脊髄損傷において、肘の伸展によるプッシュアップが可能となる脊髄節残存高位はどれか。
- C7
- C4
- C5
- C6
C7完全麻痺の脊髄損傷者が目標とするADLとして正しいのはどれか。
- 車椅子駆動の自立
- 歩行の獲得
- BFOによる食事動作の自立
- 人工呼吸器からの離脱
脊髄損傷の損傷レベルとkey muscle(主たる残存筋)の組合せで正しいのはどれか。
- L3 ─── 腸腰筋
- L4 ─── 下腿三頭筋
- C5 ─── 上腕三頭筋
- C8 ─── 深指屈筋
胸髄レベルの脊髄損傷完全麻痺患者について正しい記述はどれか。
- 移動には電動車いすが必要である。
- 下肢の筋緊張が低下する。
- 排便障害がみられる。
- 横隔膜麻痺がある。
第6胸髄節残存高位の脊髄損傷完全麻痺患者について正しいのはどれか。
- 排便障害がみられる。
- 両松葉杖で実用歩行が可能である。
- 横隔膜麻痺がみられる。
- 下肢の痙縮はみられない。
上位胸髄の脊髄損傷患者の訓練として適切でないのはどれか。
- 四点歩行
- キャスター上げ
- プッシュアップ
- 移乗動作
脊髄損傷患者で杖と短下肢装具の使用により実用歩行が可能となる損傷レベルはどれか。
- 第3腰髄
- 第6胸髄
- 第1腰髄
- 第1仙髄
仙骨部褥瘡の予防対策で誤っているのはどれか。
- 栄養状態を良くする。
- 仙骨部周囲を清潔に保つ。
- 発赤した皮膚を強く擦る。
- 頻回に体位変換を行う。
長下肢装具を用いないのはどれか。
- 膝前十字靭帯損傷
- 脳卒中
- 脊髄損傷
- 脳性麻痺
切断のリハビリテーション
切断 | 義肢 | 特徴 |
股切断 | カナダ式切股義足 | |
大腿切断 | 大腿義足 吸着式四辺形ソケット | 術後の浮腫が大きく、筋の萎縮も起こりやすい |
膝切断 | 膝義足 | 断端荷重ができる |
下腿切断 | PTB下腿義足 | 最も多い |
サイム切断 | サイム義足 | 断端荷重が容易 |
下肢切断で最も頻度が高いのはどれか。
- 下腿切断
- 膝関節離断
- 大腿切断
- サイム切断
我が国において1990年以降の下肢切断の原因として最も多いのはどれか。
- 外傷
- 骨髄炎
- 糖尿病性壊疽
- 骨肉腫
下肢の切断原因で近年特に増加しているのはどれか。
- 労働災害
- 腫瘍
- 血管障害
- 交通外傷
大腿切断後の指導で正しいのはどれか。
- 車いす乗車の励行
- 腹臥位の励行
- で断端の下に枕を置く
- 股関節の外転位保持
血管障害による下腿切断について正しいのはどれか。
- 糖尿病性足部壊疽は原因となる。
- 非切断側の血流障害を評価する必要はない。
- 早期からの断端圧迫は禁忌である。
- 切断直後に幻肢痛を生じる。
患肢で荷重するときに義足を必要とする切断部位はどれか。
- 中足骨切断
- サイム切断
- 膝関節離断
- 大腿切断
糖尿病性足部壊疽に対する切断術で最も多い切断高位はどれか。
- 股関節離断
- 大腿切断
- 膝関節離断
- 下腿切断
活動性が高い下腿切断患者に適した義足の足継手はどれか。
- 固定足
- 単軸足
- 多軸足
- エネルギー蓄積型足
幻肢について正しいのはどれか。
- 幻肢痛は心理的な要因も関連している。
- 幻肢の頻度は上肢切断に比べて下肢切断で高い。
- 幻肢痛は消炎鎮痛剤の投与で改善する。
- 幻肢は時間経過とともにその範囲が広がる。
下肢切断患者の幻肢痛について正しい記述はどれか。
- 断端部の神経痛である。
- 義足歩行時に著明となる。
- 早期の義肢装着が有効である。
- 麻薬の使用は禁忌である。
下肢切断後の合併症で義足歩行訓練に有利に働くのはどれか。
- 幻肢感覚
- 血腫
- 浮腫
- 骨突出
下腿切断術後に起こりやすい拘縮はどれか。
- 股関節伸展拘縮
- 股関節内転拘縮
- 脛骨内旋拘縮
- 膝関節屈曲拘縮
膝蓋腱部で体重の大部分を支持する義足はどれか。
- サイム義足
- リスフラン義足
- TSB式下腿義足
- PTB式下腿義足
カナダ式ソケットの適応となるのはどれか。
- 下腿切断
- 膝離断
- 股離断
- 大腿切断
短下肢装具が用いられるのはどれか。
- 下腿切断
- 総腓骨神経麻痺
- 閉塞性動脈硬化症
- 変形性膝関節症
大腿切断について誤っている記述はどれか。
- 断端浮腫は義足装着の障害となる。
- 実用的義足歩行が可能である。
- 閉塞性動脈硬化症が原因となる。
- 幻肢感覚は日常生活動作の障害となる。
下肢の切断について誤っている記述はどれか。
- 循環障害に起因する切断は減少している。
- 断端浮腫に対して弾性包帯をまく。
- 幻肢は失われた部位が残っている感覚である。
- 拘縮の予防に腹臥位をとらせる。
下肢切断と起こりやすい関節拘縮との組み合わせで誤っているのはどれか。
- 下腿切断 ──────── 膝関節屈曲拘縮
- 大腿切断 ──────── 股関節屈曲拘縮
- サイム切断 ─────── 膝関節伸展拘縮
- リスフラン関節離断 ─── 足関節屈曲拘縮
下肢切断で断端管理の目的として誤っているのはどれか。
- 浮腫予防
- 拘縮予防
- 断端成熟促進
- 筋力強化
脳性麻痺
分類 | 割合 | 障害部位 | 特徴 |
痙直型 | 約75~85% | 錐体路系の障害 | 痙性麻痺 はさみ足歩行・後弓反張 |
アテトーゼ型 | 約20% | 大脳基底核・視床の障害 | 特有の不随意運動 |
- 永続的な運動障害
- ボツリヌス療法
- はさみ足歩行
脳性麻痺について正しいのはどれか。
- 家族への保育指導を行う。
- 運動発達は自然に任せる。
- 診断が確定してから介入する。
- 早期診断は容易である。
脳性麻痺について正しいのはどれか。
- 麻痺が進行することはない。
- 生下時より骨変形をきたしている。
- 原因に進行性の疾患が含まれる。
- 自閉症を合併することが多い。
脳性麻痺について正しいのはどれか。
- 成長に応じた療育が重要である。
- 出生時の一過性の運動障害も含まれる。
- 病型ではアテトーゼ型が最も多い。
- 脳の病変は進行性である。
脳性麻痺について正しい記述はどれか。
- 神経生理学的訓練が行われる。
- 手術的治療の対象とはならない。
- 補装具による治療効果は期待できない。
- 脳の進行性病変に基づく障害である。
脳性麻痺について正しい記述はどれか。
- 知的能力と機能障害とは一致しない。
- 障害は1歳ころまで現れてこない。
- 呼吸障害は伴わない。
- 感覚障害は伴わない。
脳性麻痺について正しい記述はどれか。
- 弛緩型は抗重力姿勢が保てない。
- 痙直型は腱反射が低下する。
- アテトーゼ型は不随意運動がみられない。
- 失調型は平衡機能が保たれる。
脳性麻痺について正しい記述はどれか。
- 運動の永続的障害である。
- 生後4か月以降に生じる。
- 進行性病変である。
- 脊髄病変が関与する。
脳性麻痺の定義について正しいのはどれか。
- 永続的な運動障害である。
- 進行性病変に基づく。
- 症状は生後4週以内に発現する。
- 脊髄病変も関与する。
痙直型脳性麻痺について正しいのはどれか。
- 運動療法の開始は2歳以降とする。
- 原因に進行性の疾患が含まれる。
- 頸部の不随意運動を特徴とする。
- 成長に伴い関節拘縮や変形が合併する。
脳性麻痺について正しい組合せはどれか。
- 失調型 ────── 痙性麻痺
- 痙直型 ────── 不随意運動
- アテトーゼ型 ─── 頻度が最も高い
- 両麻痺 ────── 上肢より下肢の麻痺が重度
脳性麻痺で最も多い病型はどれか。
- 痙直型
- 失調型
- 非緊張型
- アテトーゼ型
脳性麻痺の病型による分類で最も多いのはどれか。
- 痙直型
- アテトーゼ型
- 失調型
- 緊張型
アテトーゼ型脳性麻痺にみられる二次的合併症で最も多いのはどれか。
- 変形性肩関節症
- 痙性片麻痺
- 認知症
- 頸椎症性脊髄症
脳性麻痺でみられにくいのはどれか。
- けいれん
- 尿閉
- 嚥下困難
- 言語性発達遅延
脳性麻痺患者に伴わないのはどれか。
- 脳病変の進行
- 知的障害
- 感覚機能の障害
- 骨格の変形
痙直型脳性麻痺児の特徴的な下肢変形はどれか。
- 足関節底屈
- 股関節伸展
- 足関節背屈
- 股関節外転
脳性麻痺で起こる痙直型両麻痺の歩行について正しいのはどれか。
- はさみ脚歩行
- トレンデレンブルグ歩行
- 失調性歩行
- 分回し歩行
痙性麻痺がある脳性麻痺患者に対してよく行われる治療はどれか。
- 向精神薬投与
- 人工膝関節置換術
- ボツリヌス療法
- 頸椎除圧固定術
脳性麻痺に生じる拘縮のない内反尖足に対する治療で最も適切なのはどれか。
- 抗てんかん薬投与
- 足関節固定術
- ハムストリングス腱延長術
- ボツリヌス療法
脳性麻痺の病型に含まれないのはどれか。
- アテトーゼ型
- 失調型
- デュシェンヌ型
- 痙直型
脳性麻痺で誤っているのはどれか。
- けいれんのコントロールが大切である。
- 最初は筋緊張が低く次第に異常筋緊張を示すことが多い。
- 単なる運動麻痺ではなく運動発達障害の要素が多い。
- 四肢麻痺であるから訓練が難しい。
脳性麻痺について誤っている記述はどれか。
- けいれん発作のコントロールが必要である。
- 訓練は学齢期から開始する。
- 精神発達遅滞と麻痺の程度とは無関係である。
- 訓練法としてボバース法、ボイタ法などがある。
脳性麻痺について誤っている記述はどれか。
- 運動療法の開始は3歳まで待つ。
- 異常な運動パターンを示す。
- 聴力障害は言語発達を遅らせる。
- 病型として痙直型が多い。
脳性麻痺について誤っている記述はどれか。
- 痙直型は関節の変形が起こりやすい。
- 脳の非進行性病変で起こる。
- アテトーゼ型は不随意運動を呈する。
- 症状は生後4週間以内に発現する。
脳性麻痺について誤っている記述はどれか。
- 受胎から生後4週までに生じた脳病変を原因とする。
- 痙直型両麻痺では下肢に比べ上肢の障害が強い。
- アテトーゼ型では筋緊張が動揺する。
- 永続的な、運動と姿勢の異常がみられる。
脳性麻痺について誤っている組合せはどれか。
- 強剛型 ────── 関節拘縮
- 痙直型 ────── 腱反射亢進
- 弛緩型 ────── 抗重力姿勢保持困難
- アテトーゼ型 ─── 鉛管現象
脳性麻痺の病型として誤っているのはどれか。
- 感覚障害型
- 運動失調型
- アテトーゼ型
- 痙直型
脳性麻痺によく見られる状態として誤っているのはどれか。
- 脳病変の進行
- 運動発達の遅延
- 股関節脱臼の出現
- 筋緊張の亢進
脳性麻痺の早期訓練開始の目的で誤っているのはどれか。
- 二次的な知的発達遅滞の予防
- 関節拘縮の予防
- 脳損傷の改善
- 正しい運動パターンの獲得
脳性麻痺の早期治療の目的で誤っているのはどれか。
- 二次的な知能の発達遅延を予防する。
- 正しい運動パターンを獲得する。
- 立ち直り反射を抑制する。
- 拘縮を予防する。
脳性麻痺を疑う根拠として誤っている記述はどれか。
- 新生児期に重症黄疸を認める。
- 頸定(首のすわり)が生後6か月目に始まる。
- びっくり反射(モロー反射)が生後3か月でみられる。
- 超低出生体重児である。
運動器疾患のリハビリテーション
- ウイリアムス体操
- 腰痛症
- マッケンジー体操
- 腰痛症
- フレンケル体操
- 運動失調
- クラップ体操
- 側弯症
- コッドマン体操
- 肩痛
- バージャー体操
- 末梢循環障害
- ベーラー体操
- 腰痛症
腰痛症
腰痛体操はどれか。
- バージャー体操
- マッケンジー体操
- フレンケル体操
- クラップ体操
腰痛に対して行われるリハビリテーションで正しいのはどれか。
- フレンケル体操
- ボイタ法
- ウイリアムス体操
- ボバース法
腰痛症のリハビリテーションで用いられる治療体操はどれか。
- バージャー体操
- コッドマン体操
- ウィリアムス体操
- フレンケル体操
ウィリアムス体操で正しいのはどれか。
- 肩甲骨周囲筋を強化する。
- 腰椎の前弯を増強させる。
- 体幹の伸展を促す。
- 股関節屈筋群を伸張させる。
腰痛症に対するリハビリテーションでよく用いられるのはどれか。
- 巧緻動作訓練
- 階段昇降訓練
- 筋力増強訓練
- 促通法
腰痛の治療について正しい記述はどれか。
- ウイリアムス体操は少なくとも3か月以上続ける。
- 軟性コルセットは主に脊柱の動きを制限して効果を示す。
- 持続牽引は20kg程度の重錘で行う。
- 極超短波は衣服の上からの照射では効果がない。
腰痛の運動療法で正しいのはどれか。
- 体幹の回旋運動は行わない。
- 速いスピードで体幹を動かす。
- 治療よりも予防が主な目的である。
- 腰椎前弯が増強する姿勢を指導する。
腰痛の治療について誤っている記述はどれか。
- 軟性コルセットは腹圧を高め症状を軽減する。
- 運動療法により姿勢の改善を図る。
- ウイリアムス体操は腰椎の伸展訓練である。
- 間欠牽引はマッサージ効果を期待する。
腰痛の治療で誤っている記述はどれか。
- 漸増期に腰痛の間欠牽引療法を行う。
- 訓練法にウィリアムズ体操がある。
- 急性期から積極的に腰痛体操を行う。
- 温熱療法を行う。
腰痛について誤っている記述はどれか。
- 腹腔内の臓器疾患でも起こる。
- ラセーグ徴候は椎間板ヘルニアでみられる。
- 直立歩行が原因の一つである。
- 急性期には股関節・膝関節伸展位を保持させる。
腰痛の治療で適切でない記述はどれか。
- 持続牽引は6~8kgの重錘で行う。
- 急性期には間歇牽引を行う。
- 運動療法は腹筋の強化を行う。
- 温熱療法は筋肉のスパズムを除く効果がある。
腰痛に対する運動療法で誤っているのはどれか。
- 体幹の速い回旋運動
- 体幹筋の筋力強化
- 体幹・下肢のストレッチ
- 腰椎から骨盤にかけてのアライメント矯正
腰痛患者のリハビリテーションで誤っているのはどれか。
- 膝と股関節を軽く屈曲して寝るように指導する。
- 物を持ち上げる際には中腰姿勢をとるように指導する。
- 股関節のストレッチ体操を指導する。
- 腹筋の筋力増強訓練をする。
変形性関節症
- 変形性膝関節症
- 膝関節の関節軟骨の変性、破壊が徐々に進行する退行性変化
- 一次性変性性膝関節症
- 中高年女性に多い
- 加齢、肥満
- 立位での仕事
- 膝の変形による過大力学的負荷
- 二次性変形性膝関節症
- 膝周囲の骨折
- 膝関節の半月板損傷
- 血友病による血腫形成
- 関節炎
- 疼痛、腫脹、変形
- 可動域制限、拘縮
- 筋萎縮
- 膝崩れ症状
- 側方動揺性
- 軋轢音
- ホットパック
- 変形性股関節症
- 中高年女性に多い
- 二次性変形性股関節症がほとんど
- 発育性股関節形成不全
- 臼蓋形成不全
- 化膿性股関節炎
- ペルテス病
- 疼痛性跛行あぐらをかけない
- 股関節屈曲拘縮
- トレンデレンブルグ歩行
- トーマステスト
- エリーテスト
- パトリックテスト
- 治療穴:環跳、居髎
変形性関節症について正しいのはどれか。
- 特徴として骨粗鬆症がある。
- 膝関節では膝蓋骨の変形が著明である。
- 関節周辺の筋力低下が起こる。
- マッサージを行ってはならない。
変形性股関節症に対する運動療法で最も適切なのはどれか。
- ジョギング
- 水中歩行
- トランポリン
- 階段昇降
変形性膝関節症に対する運動療法で最も適切なのはどれか。
- 水中歩行
- 階段昇降
- ジョギング
- 自転車エルゴメーター
変形性膝関節症に対する人工関節置換術後のリハビリテーションで正しいのはどれか。
- 屈曲角度は90度までに制限する。
- 患肢荷重は翌日から開始する。
- 中殿筋の筋力訓練を重視する。
- 伸展角度は30度までに制限する。
変形性膝関節症に対するリハビリテーションで最も適切なのはどれか。
- 自助具の使用
- 下肢等尺性筋力訓練
- 階段昇降訓練
- 寒冷療法
変形性関節症の症状で誤っているのはどれか。
- 歩行異常
- 関節強直
- 運動時痛
- 筋力低下
変形性膝関節症で適切でない記述はどれか。
- 大腿四頭筋の萎縮がみられる。
- 関節水腫を起こす。
- 外反変形が多い。
- 歩行開始時痛がある。
変形性膝関節症について誤っている記述はどれか。
- 膝の外反変形を生じやすい。
- 肥満は進行を助長する。
- 関節組織の退行変性による。
- 大腿四頭筋の萎縮が起こる。
変形性膝関節症について誤っている記述はどれか。
- 大腿四頭筋の徒手抵抗運動を行う。
- 側方不安定性には装具を用いる。
- 進行すると外反変形を生じやすい。
- 肥満は悪化要因になる。
変形性膝関節症のリハビリテーションで適切でないのはどれか。
- 大腿四頭筋の強化
- ハムストリングのストレッチ
- 安静保持の厳守
- 標準体重の保持
変形性膝関節症患者に勧めるものとして誤っているのはどれか。
- プール内歩行
- 適正体重の維持
- 柔軟体操
- 登山
変形性膝関節症に対する歩行訓練で誤っているのはどれか。
- 膝関節装具を装着する
- 下肢に重量負荷を行う
- 踵の柔らかい靴を履く
- 足底挿板を用いる
変形性膝関節症患者に対する生活指導として誤っているのはどれか。
- 階段昇降訓練
- 減量
- 杖の使用
- 筋力増強訓練
大腿骨頸部骨折
大腿骨頸部骨折について正しいのはどれか。
- 交通事故による受傷が最も多い。
- 寝たきりの原因となることが多い。
- 安静期間をおいて手術を行うことが推奨される。
- 術後8週以降で荷重訓練を開始することが多い。
大腿骨頸部骨折に対する人工骨頭置換術後のリハビリテーションで正しいのはどれか。
- ホットパックは行わない。
- 階段昇降訓練は行わない。
- 患肢の荷重は術後2か月まで行わない。
- 術後早期は股関節の過度な屈曲は行わない。
大腿骨頸部骨折のリハビリテーションで正しいのはどれか。
- 内固定術の場合、脱臼肢位に注意する。
- リハビリテーションは手術後から開始する。
- 術後疼痛緩和のために極超短波療法を行う。
- 人工骨頭置換術の場合、術直後から歩行訓練を行う。
大腿骨頸部骨折に対する人工骨頭置換術後のリハビリテーションで正しいのはどれか。
- 患部に極超短波療法を行う。
- 早期に荷重を開始する。
- 股関節内旋運動を行う。
- 骨盤牽引を行う。
大腿骨頸部骨折に対する人工骨頭置換手術前後のリハビリテーションで正しい記述はどれか。
- 座位が安定してから歩行訓練を開始する。
- 術後1か月は患肢の荷重を禁止する。
- 手術創が癒合し抜糸してから座位を開始する。
- 手術前は両下肢の自動運動を禁止する。
大腿骨頸部骨折で手術直後に行わないのはどれか。
- 両下肢の関節可動域訓練
- 創部へのホットパック
- ベッド上での体位交換
- 車いす座位訓練
大腿骨頸部骨折に対する人工骨頭置換術後のリハビリテーションで誤っているのはどれか。
- 両下肢の関節可動域訓練
- 座位からの立ち上がり訓練
- 臥床中の排痰訓練
- 患部への極超短波療法
関節リウマチ
慢性関節リウマチで正しい記述はどれか。
- 内臓病変を伴わない。
- 関節炎は大関節に起こりやすい。
- 手指の尺側偏位を起こしやすい。
- 進行しても関節強直は起こさない。
慢性関節リウマチで正しいのはどれか。
- 骨性強直は起こらない。
- 急性再燃することがある。
- 筋強化訓練は不要である。
- 関節の炎症はない。
慢性関節リウマチについて正しい記述はどれか。
- 手指の変形はまれである。
- 手足のこわばりは夜間に増悪する。
- クラス1の機能障害では寝たきりとなる。
- 関節症状以外に心肺症状の併発に注意する。
関節リウマチに特徴的なのはどれか。
- 反張膝
- 内反尖足
- 下垂手
- 環軸関節亜脱臼
関節リウマチによる変形で最も適切なのはどれか。
- 反張膝
- 翼状肩甲
- 環軸椎亜脱臼
- 内反尖足
関節リウマチによる関節変形の組合せで正しいのはどれか。
- 足部 ―――― 内反足
- 膝 ――――― 反張膝
- 頸椎 ―――― 環軸関節亜脱臼
- 手関節 ――― 背側脱臼
慢性関節リウマチの理学療法で正しいのはどれか。
- 急性増悪期にも安静は不要である。
- スプリントを使う場合は自動運動を終日禁じる。
- 慢性期には変形予防が必要である。
- 筋力強化は行わない。
関節リウマチ患者によく用いる自助具はどれか。
- リーチャー
- ユニバーサルカフ
- 筆談ボード
- トランスファーボード
関節リウマチ患者の筋力増強法として最も適切なのはどれか。
- 遠心性筋収縮訓練
- 等運動性訓練
- 求心性筋収縮訓練
- 等尺性筋収縮訓練
慢性関節リウマチの理学療法で適切でない記述はどれか。
- 疼痛を軽減する目的でホットパックを用いる。
- 関節可動域訓練は愛護的に行う。
- 全身訓練により呼吸運動の維持を図る。
- 筋力維持増強訓練は他動運動を中心に行う。
関節リウマチのリハビリテーションで誤っている記述はどれか。
- 関節可動域訓練は可動範囲いっぱいに動かす。
- 運動時痛を伴う間は関節の安静を保つ。
- 筋力強化は等尺性運動を基本とする。
- 疼痛を軽減する目的で温熱療法を併用する。
ステージⅠの関節リウマチの非活動期に行うリハビリテーションで最も適切なのはどれか。
- 軽い自動運動
- コッドマン体操
- 関節の安静
- 筋力強化訓練
慢性関節リウマチについて誤っている記述はどれか。
- 疼痛は気候と関係が深い。
- 膠原病に属する。
- 男性に多い。
- 筋力訓練は自動運動を中心に行う。
慢性関節リウマチで誤っている記述はどれか。
- 高齢者の発症は少ない
- 関節可動域訓練は強力に行う
- 中手指節関節に多い
- 炎症症状に応じて運動療法を行う
慢性関節リウマチ患者の理学療法で適切でないのはどれか。
- 氷を用いた寒冷療法
- 鉄アレーを用いた筋力増強
- 歩行器を用いた歩行訓練
- パラフィンを用いた温熱療法
慢性関節リウマチの温熱療法の効果で誤っている記述はどれか。
- 関節の変形が改善する。
- 末梢血管が拡張する。
- 筋のスパズムが軽くなる。
- 関節の痛みが軽くなる。
慢性関節リウマチのリハビリテーションで適切でないのはどれか。
- 疼痛軽減に物理療法を行う。
- 強い抵抗運動を行う。
- 巧緻動作訓練を行う。
- 自助具を積極的に利用する。
慢性関節リウマチの自助具として適切でないのはどれか。
- 握りの太いスプーン
- 柄の短い歯ブラシ
- 柄の直角なフォーク
- てこを応用した蛇口ひねり