最近、おもしろい本を読みました。
『東洋医学はなぜ効くのか ツボ・鍼灸・漢方薬、西洋医学で見る驚きのメカニズム』という本です。
東洋医学はエビデンスがないとよく言われています。
この本では東洋医学である鍼灸治療•漢方治療の作用機序を医学的エビデンスで書かれています。
東洋医学を勉強している人は勿論、一般の人でもわかりやすく読みやすい本です。
この本で紹介されている「経皮的耳介迷走神経刺激(taVNS)」という、迷走神経を介して免疫メカニズムである炎症反射を狙った治療法があるそうです。
耳ツボに電極を付けて、耳近くに伸びる迷走神経の枝を刺激する装置が開発されました。
日本ではてんかん治療に認可され、アメリカでは難治性のうつ病に認可された治療装置です。
経皮的耳介迷走神経刺激(taVNS)という治療法があるのも初めて聞いたが。。
そしてtaVNSは関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどの自己免疫治療にも期待されているそうです。
この装置、100万近くします。
まだ手が出せない金額なので、耳ツボ+針通電なら同じ効果が期待できるのではと思いました。
てんかん治療にも力を入れようと考え、頭皮鍼を取り入れようと考えていましたが、耳介でも効果があるなら、耳介療法も取り入れようと思います。
頭皮鍼+耳ツボです!
耳介療法といえば、NHKでも取り上げられた「戦場鍼」です。
以前からこの協会のことは知っていましたが、入会するほどではないかなと思っていました。
しかし、てんかん治療で頭皮に置き鍼をしたいと考えたとき、頭皮には髪の毛があり、パイオネックスは貼れません。
戦場鍼で使用している「ASP」という鍼はテープで固定する必要がないので、髪の毛が生えている頭皮でも使用できます。
しかし日本では流通しておらず、フランスから輸入しないといけなく、手続きが大変で、カンタンには手に入らないのです。
なので、ASP鍼の購入手助けをしてくれるという
に入会しました。
しかし残念なことに、資格を持っていないと輸入手続きができないのです。
なので学生のKagayaはまだASP鍼を購入することはできません。
購入はできなくても、戦場鍼については学べます。
耳ツボに刺せる鍼は他にもあるので。。
戦場鍼は5つの耳ツボを使用し、痛みや精神疾患の改善に効果的です。
この団体でも定期的にzoomでのセミナーが開催され、戦場鍼だけではなく、鍼灸院運営に役立てることができる内容もあります。
今後、気軽にASP鍼が購入できたり、日本でもASP鍼のような固定テープのない置き鍼を開発してくれれば、治療の幅が広がるのになと思います。