仕事のこと

サービス提供と価格について考えてみた

看護×療育×鍼灸というサービスを提供したいと思っています。

鍼灸治療をしながら見守り看護・療育もするよ!というサービスです。

Kagayaはもちろん一番やりたいことは鍼灸治療で重症心身症がい児(者)の心と身体の発達のサポートがしたいです。

そして、保護者が元気に育児や介護を継続できるように、保護者自身の生きがいや休息のための時間確保をサポートしていきたいです。

サービス内容

~看護師の資格を持っている鍼灸師が、障がい児(者)の心と身体の成長をサポートする鍼灸治療と看護ケアを~

訪問地域

当事業所は東京都小平市を拠点にして、東大和市、東村山市、国分寺市、立川市、武蔵村山市などの地域に(小平時別支援学校•村山特別支援学校対応地域)、看護師の資格を持っている鍼灸師の訪問による、医療的ケア対応の見守り機能付き鍼灸治療を提供します。

サービスは利用したいけど、ご自宅に他人を入れたくないと思う保護者の方は、レンタルスタジオやレンタルハウスなどで対応することも可能です(ご家族負担)。

ご利用対象者

  • 医療的ケアを含める重症心身症がい児(者)
  • 重度知的障がい、発達障がい児(~18歳)

生活介護で早く帰宅されるために仕事ができなくなってしまった保護者の方

「きらぼし」開設のきっかけ・思い

重症心身症がい児(者)専門の看護師として、療育病院、特別支援学校、放課後等デイサービス、訪問看護を経験してきました。

「その子がその子らしく」世界の声が聞こえるように、鍼灸治療を通して、心と身体の成長をサポートしたいと思いました。

また、障がい児(者)に対する福祉サービスはかなり充足してきているものの、障がい児(者)を支えるご家族のサポートが不十分です。

障がい児(者)とご家族のサポートができる、見守り機能付き鍼灸治療というサービスを考えてみました。

仕事を継続したいけど、お迎えのバスが来てしまう・・・

外に連れていってあげたいけど、呼吸器ついているから、どうやって連れていくの?

医療的ケアで学校に行かなくてはいけないけど、体調が良くない

など、どんなときでも助けてもらえると思っていただけるような、身近な存在を目指しています。

ご利用案内

●鍼灸治療

●療育

●見守り看護

●学校行事対応(応相談)

価格設定の基本的な考え方

価格設定の基本的な考え方には3つあります。

価格設定の基準の1つ目は、競合の料金設定を基準として決める考え方があります。

多くのお客様は料金を重視し、複数のお店を比較します。

全体的に周囲の料金と合わせる方法で「市場価格追随法」があります。

周りと料金が同じであれば、高いという理由で敬遠される可能性も抑えられます。

評判が良いお店、人気があるお店の料金と同じにする「プライスリーダー追随法」やあえて周りとの差を考えずに、昔からの料金設定を踏襲する「習慣価格法」もあります。

価格設定の基準の2つ目は、お店にかかるコストを基準として決める考え方があります。

お店の年間の運営費用を計算し、その上に必要な利益を加えます。

そも額を年間の営業日数で割って1日の目標売り上げ高を計算し、1日の予想客で割る「コストプラス法」があります。

また、固定費と変動費から損益分岐点を計算し、その上に必要な利益を加えて設定する「目標利益法」もあります。

価格設定の基準の3つ目は、マーケティング戦略を基準とする考え方があります。

開業する場所や商圏によって条件が異なります。

市場の環境などを踏まえて、料金面での競争力を高め、さらなる市場開拓をする「価格差別法」があります。

市場価格追随法による価格設定

自費看護や民間学童、ベビーシッターなどのの見守り機能のがあるサービスの料金設定を参考に考えてみました。

自費看護

プライベートナースとして、自費看護事業所があります。

相場は6,000~8,000円/時です。

2時間からの利用としているところが多いです。

医療行為が必要な方であれば、加算料金がかかります。

保険適応の訪問看護に比べ自由度が高いです。

訪問看護利用料10割負担と大きく変わりはないかと思います。

高齢者だと富裕層もいるので、プライベートナースはかなり需要は高いと思います。

重症心身症がい児(者)だと、訪問看護利用に実費はかからないので、自費だとかなりの負担と思う方もいると思います。

民間学童

自治体が運営している学童は月3,000円~7,000円で利用できますが、最近は「つまらない」と自治体学童は人気がないらしいです。

民間学童は習い事や学習サポート、夜間のお預かりなどの特徴的なサービスがあったりします。

当然、利用料も高いです。

入会金や年会費に10,000円~40,000円+月30,000円~100,000円(利用料)が相場らしいです。

働いている保護者にとっては、学童代のために働いているようなものでも、一時的な期間であるため、とても助かるサービスらしいです。

ベビーシッター

看護師よるベビーシッター事業があるみたいです。

病児保育や医療的ケア児対応を売りにしています。

民間学童みたいに入会金や年会費をとる事業所もあるみたいです。

パパ・ママのための育児支援と言いつつ、ガッツリなビジネス感が引きます。

民間学童は営利目的だけど、学習サポートや遊びなど、子どもが楽しく過ごせそうなプランが考えられています。

看護師よるベビーシッターは保護者のための育児サポートのはずが、利用料が高くないか?家庭を圧迫するわ!と思ってしまいます。

富裕層家庭しか利用できないサービスならやらないほうがいいと思いました。

利用料の相場としてはプライベートナースと変わらない感じです。

訪問看護とプライベートナースとベビーシッターの違いはなんだろうか?

そこらへんの売りを明確にしていかないと、保険適応の訪問看護に負けてしまいます。

障がい児(者)は訪問看護に実費はかからないから。。

看護+ヘルパーで長時間確保できるよね?保育なら居宅訪問型児童発達支援があるよね?じゃあ、自費のベビーシッターのメリットは何?となります。

リラクゼーションサロン

リラクゼーションサロンのようなお店は、施術内容にもよりますが、コストがかかります。

60~90分で8,000円~10,000円位が相場だそうです。

あまり安いと逆にお客様が来ないらしいです。

お客様心理は難しいです。

美容鍼灸の場合、30,000円くらの単価でもお客様は来るらしいです。

特別な時の自分へのご褒美です。

Kagaya的な価格設定の考え方

Kagayaのサービスは特別な自分へのご褒美ではなく、生活の一部としてのサービスだと思っています。

あまり高すぎると利用できなくなってしまいます。

それに、特に儲けようとは思っていません。

独り身で少し贅沢できるだけのお金があれば十分です。

頑張って稼いでも、税金で持っていかれるだけなので。。

なので、訪問看護(医療保険)と保険適応鍼灸治療費に基づいて設定していく予定です。

国が決めたサービス料だもの。

本来の適正価格に違いありません。

数年に1回価格改訂もあるので、それに合わせて値上げすることができます。

値上げする時の説明の根拠になるかな?と。

色々な加算がついて1回の訪問で10,000円以上の訪問看護料も、Kagayaは時給2,000円しか貰っていない。

残りは会社の肥やしになっている。

かなり腹立たしい!

保険適応の訪問鍼灸はだいたい5,000円となります。

保険適応の鍼灸治療は治療時間に関係なく、一律同じ料金だそうです。

5分で治療しようが60分で治療しようが5,000円なら5,000です。

Kagayaは鍼灸治療は60分程度はかけたいと思います。

保険適応外の自費訪問看護は9,000円(90分)/回で以降延長30分ごとに2,000円となっています。

90分9,000円では少し高いような気がします。

たった90分で9,000円じゃ、時給2,000円のKagayaの5時間分の給料を見守り看護として費やさないといけないことになります。

何のために働いているのかわからないです。

これが、国が設定した料金なのか~と思います。

2時間9,000円にしてみました。

居宅訪問型児童発達支援の訪問1回あたりの利用料は、17,140円です。

基本は鍼灸治療なので、鍼灸治療に見守り看護がオプションで付く感じにしていこうかと思います。

それにしても、在宅療育は実費だとかなりの高額ですね。

職員は大した給料もらってないのに。。

世帯収入にもよりますが、1割負担で利用できます。

なので、1割料金にしてみました。

端数が面倒なので、四捨五入して。。

利用料金

鍼灸治療:5,000円(60分)

  • 療育:2,000円
  • 見守り看護:9,000円(120分)
    • 以降延長30分ごとに2,000円
  • 交通費実費
  • 施設レンタル実費(必要時)

こんな料金表にしてみました。

まとめ

重症心身症がい児(者)の福祉サービスのほとんどが実費がかからないか、上限管理で数千円で利用することができます。

2022年まで魔の16歳問題がありました。

高校生になると助成がなくなり、医療機関や訪問看護の医療費が2~3割負担と実費がかかるようになる時期です。

20歳になるとマル障が利用でき、また実費がかからないようになります。

そんな魔の高校生時期は医療費がかなり家庭を圧迫してしまいます。

病院にかからないワケにはいかないし、訪問看護を削るワケにもいかないご家庭もありました。

実費がかかっても「お金の問題ではない」と訪問看護を継続されたご家庭もあります。

本当に看護が必要と思っている人は「お金の問題ではない」と看護を継続し、実費がかかるからと看護をやめた人もいます。

自費看護は公費看護ではできない部分をフォローすることができます。

ご家族がそこに必要性を見いだし、価値があると判断すれば、たとえ自費看護でもお客様になってくれます。

自費での魅力的なサービスを考えていく必要があります。

「お金の問題ではない」と言ってもらえるようなサービスを考えていきたいと思います。

ポイント

2023年から東京都ではマル青という助成がが利用できるようになりました。

高校生でも今まで通り、助成が適応されます。

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