2年の前期試験が終わり、卒業まであと1年と半分です。
学校では「卒業後どうする?」という話をチラチラとしています。
最近は授業が良くわからないので、卒業後の働き方について考えています。
授業のテストは落としても、国家試験は大丈夫だろうと思っています。
高校からすぐに鍼灸学校に入学した学生さんは、こんな話どころか、国家試験すらまだ先だと思っているのだろう。
Kagayaは看護学生の時はそうでした。
社会人学生は会社員もいればフリーランスや個人事業主、自営業もいます。
色々な職種の色々な働き方の人たちが集まって、鍼灸を勉強しています。
実習の時間は実技を学ぶのは楽しいですが、ペアになったクラスメイトの他業種の知らない世界の話を聞くのも楽しいです。
節税の方法や個人事業主の働き方など、聞けば快く教えてくれます。
そこで教わったのが、開業看護師という存在です。
フリーランス看護師という存在は知っていましたが、個人事業主として看護師も開業できるらしい。
フリーランス看護師は複数の派遣会社に登録して自分のペースで仕事をしたり、どこの団体にも所属せず、会社と直接交渉し仕事をしたりと、自由な働き方をしています。
看護師が開業する道として「訪問看護ステーション」や「デイサービス」があります。
しかし、法人格を持たないと開業することができません。
個人事業主としての開業看護師は、自分で事業を立ち上げて、仕事をしていくということです。
自費看護や健康相談所、看護知識を生かしたアロマサロンなどです。
Kagayaは卒業したら、訪問看護で看護師を続けながら、訪問鍼灸で鍼灸師としてのダブルワークをしていくのだろうと思っていました。
だが、個人事業主は1人で複数の事業をすることが可能らしい。
・・・ということは、看護も鍼灸も昔、あきらめていた仕事もできるということです。
事業を考える上での強み
Kagayaは履歴書だけを見れば立派すぎる経験値を持っています。
だけど中を見ると、ひとつの職場歴は短いジプシーナースです。
結婚歴でいうと❌が何個ついている?という感じです。
それがKagayaの弱みだと思っていました。
しかし「たくさんの職場を経験していることは、それだけ魅力的」だと教えてくれた人がいました。
Kagayaの強みは重症心身症がい児(者)の取り巻く環境・福祉サービスを知っていること。
小児病棟の経験はありませんが、在宅での生活、学校生活、放課後の活動、卒業後の活動、ショート利用のそれぞれの施設を経験しました。
その経験から重症心身症がい児(者)本人とその家族の支援サービスを看護×療育×鍼灸で考えていきたいと思います。
やりたい事業
障がい児(者)支援をしていきたいと思っています。
障がい児(者)専門のお店!
具体的にKagayaがやりたい事業を考えてみました。
1人でやるには限界があるけど、やりたいことを書くんのはただです。
ちなみに、看護師が3人集まれば訪問看護ステーションや放課後等デイサービスなどを開設することが可能です。
しかしKagayaと一緒に働きたいと思う看護師がいるかが問題です。
看護師オーラビンビンに発して、理想的なこと言って偉そうにしている、世間知らずな看護師はムリです。
やっぱり1人でやるのが気楽でいいと思います。
訪問鍼灸
訪問だけをやろうと考えています。
訪問は事務所として自宅を登録することができます。
家賃節約です。
店舗を持ってしまうと、店舗の掃除をしないといけないです。
何を当たり前なことを言っているのだ、と思いますが、Kagayaは掃除がキライです。
自宅の掃除がイヤだから、外で働いています。
自宅の掃除ですらイヤなのに、店舗の掃除までしないといけないのは苦痛なので、店舗は持たないことにしました。
Kagayaの対象とするお客様は障がい児(者)なので、お店に行きたくても行けない人たちが多いです。
自宅訪問はちょうどいいサービスです。
そして今はシェアサロンで施術をする方法も増えているそうです。
中には自宅に来てほしくない人もいます。
そういう人のために、シェアサロンやレンタルハウスみたいな所を借りて施術をすることも考えています。
店舗を持たなくても、お客様と鍼さえあれば、どこでも施術はできます。
移動支援
障がい者支援の1つに移動支援というサービスがあります。
この移動支援のサービスが受けられるかは、地域によりかなりの差があります。
かなり納得できないのが、外に出るのが困難な重症心身症がい児の子どもには移動支援サービスが受給されないのに、遠くの福祉園まで自分で自転車や公共の乗り物を使って行ける人にサービスが受給され、近場のお店に移動支援で買い物している軽度知的障がいの人もいます。
地域差によるものです。
制度上、サービスがあるのに使えないのでは意味がないです。
- 夏休みに電車に乗って、遊園地に行く思いで作り
- 月に1回、外に出て近所を散歩する
- 映画や食べ放題に行きたい
- 学校の遠足や修学旅行の付き添い
・・・などなど
公費での移動支援は色々と制約もあったりしますが、自費だと制約はないです。
要望は叶えられます。
60分3,000円
医療行為に対する加算1項目につき500円
交通費別途
こんな感じが相場らしい。。
半日や宿泊だと大変なことになるので、また違うプランになるのかな?
卒後夕方支援(日中一時支援)
10年前は放課後等デイサービスを利用する人が少なかったですが、現在は学校が終わると放課後等デイサービスに行くのが当たり前になっています。
2、3ヶ所の事業所を登録して、毎日利用するご家庭もあります。
そんな放課後等デイサービスは事業所にもよりますが、送迎込みでだいたい18時に帰宅してきます。
ということは、保護者のかたは18時ころまでは働けるということです。
しかし、学校を卒業して放課後等デイサービスが利用できなくなると働けなくなってしまい、仕事を辞める保護者が出てきています。
なぜかというと、学校を卒業すると生活介護の場合、15時~16時には帰宅してきます。
通学しているときは18時までは帰宅しないのに、卒業すると16時には帰宅してきます。
あと2時間どうするの?って話です。
自治体によっては卒後夕方支援として日中一時支援サービスが利用できる地域もあります。
卒後夕方支援利用したいと思っても、そのサービスが受けられる事業所はかなり少なく利用できない可能性が高いです。
ヘルパーを利用しようと思っても、思うように見つからなかったりします。
ヘルパーが見つかるまでの繋ぎととして、自費にはなってしまいますが、少しでもお役にたてたらと思います。
レンタルハウスみたいな大きいめ広さを借りれば、数名をお預かりすることができます。
60分2,000円
医療行為に対する加算1項目につき500円
他利用費費
一時保育の相場は1,500円~3,000円だそうです。
お預かりしている間に、鍼灸施術をしたり、療育をしたりして過ごすことができます。
ヘルパーと違って自費なので、入浴介助や食事介助だけではない、ケアができます。
やりたくないこと
大学時代の教授が「やりたくないことは、やらなくていい」と教えてくれました。
だけど看護師でありKagayaは、やりたくなくても、やらなくてはいけないことばかりでした。
そんなストレスから解放されたくれ、働き方改革をして、新たな挑戦をしています。
高齢者はやりたくないです。
マッサージ業はやりたくないです。
1つの建物内にずっといるのはイヤです。
横柄で治療に協力できない人は断りです。
Kagayaは自由人で空気読まないです。
空気は読むものではなく、吸うものだそうです。
クセの強いKagayaを気に入ってくれる人と、お付き合いしていきたいです。
ストレスに感じることはやらないです。
ムリはしない。
人に雇われているワケではないのだから、自分で仕事を選びます。
イヤだと思うことに時間を費やすほど、ムダなことはないです。
屋号について
屋号とは事業所の名前です。
鍼灸院として、お店の名前を「療育鍼灸院 きらぼし(仮)」にしよう思いましたが、訪問鍼灸のみでの活動だと、屋号を持つことができないらしいと知りました。
だけど、訪問鍼灸事業では屋号が持てないということで、個人事業主としては屋号(お店の名前)を持つことは可能らしい。。
・・・ということで「訪問キュア&ケアステーション きらぼし(仮)」としようかと思います。
「きらぼし」は変更しないです。
それなりに思い入れがあるのです。
「きらぼし」の前か後ろにカッコよく何かを付けようと考えたときに、何をする事業所かわかる感じにした方が良いらしい。。
お客様にとってわかりやすく!
「訪問鍼灸リハビリ看護ステーション」じゃ、結局最後は訪問看護かっ!みたいになるので「訪問キュア&ケアステーション」にしてみました。
治療と手当て(癒す)です。
鍼灸で治療をして看護で手当てをします。
新人の頃に「キュア」ではなく「ケア」をしなさいと、何の研修で言っていました。
「キュア」は病気を治療することを目指し、「ケア」は病気から派生する問題を解決することを目指しているらしいです。
ステーションは駅のことです。
事務所を駅として、どこにでも訪問しますという意味らしい。。
「療育鍼灸院 きらぼし(仮)」改め「訪問キュア&ケアステーション きらぼし(仮)」です。
もしかしたら「訪問鍼灸リハビリ看護ステーション きらぼし(仮)」になるかも。。
だってシンプルでわかりやすいですよね?
鍼灸とリハビリと看護を訪問でするのか~と。
でも、基準満たせないから自費になってしまうけどね。
紛らわしいと、お役所から却下されるかな?
まとめ
個人事業主とは、まだ良くわからないけど、今までなかったサービスを作ることができるということかな?と。
看護師なら看護師、鍼灸師なら鍼灸師のサービスどちらかしかできないと思っていました。
しかし個人事業主とは個人を売り込む事業であり、看護師であるKagayaも鍼灸師であるKagayaもどちらもKagayaです。
曲がりなりにも看護師を10年以上続けたキャリアを持ち、障がい児教育を学び、鍼灸師になろうとしています。
他の人にはマネできない、唯一無二のKagayaの強みです。
お客様に対し「私をいくらで買いますか?」(かなりの卑猥なセリフ)と交渉し契約すること。
kagayaの設定したサービス価格をお客様が買うかどうか?
看護×療育×鍼灸のサービスはKagayaの売りになるはずです。
Kagayaは「ジプシーナース」ではなく「ハイブリット鍼灸師」になります。
重症心身症がい児(者)やその家族のために、どういったサービスがあれば幸せになれるのか、孤立しないで支え合うことが出きるのかを一緒に考えていけたら良いと思います。
もし良かったら、教えていただけたらと思います。