中枢神経
(第28回 問題24)
成人の脊髄円錐の高さはどれか。
- 第11胸椎
- 第2腰椎
- 第4腰椎
- 仙骨
- 脊髄円錐:第1~2腰椎に相当する
- 脊椎の成長が脊髄よりも早いため、身体の成長に伴って脊椎と脊髄の高さにズレが生じる
- 脊髄円錐より下方では馬尾を形成する
(第20回 問題28)
脳幹について正しい記述はどれか。
- 橋は脳幹に含まれる。
- オリーブ核は錐体路に関与する。
- 延髄には四丘体がある。
- 中脳には孤束核がある。
- 脳幹とは大脳を支える幹のようにみえるところから呼ばれたもの
- 脳幹:延髄・橋・中脳を合わせた部位
- オリーブ核は錐体外路性の運動に関与する
- 延髄に孤束核がある
- 中脳に四丘体がある
(第21回 問題27)
小脳にみられるのはどれか。
- オリーブ核
- 黒質
- 赤核
- 歯状核
- 歯状核は小脳髄質にある小脳核の灰白質である
- オリーブ核は延髄にある
- 黒質・赤核は中脳にある
(第29回 問題22)
脳の部位と存在するものとの組み合わせで正しいのはどれか。
- 大脳頭頂脳ー運動野
- 間脳ー被殻
- 中脳ー内側膝上体
- 小脳ー虫部
- 小脳は中央部の虫部と左右に発達する半球に分けられる
- 虫部は体幹部の平衡感覚を司り、障害されると起立歩行のふらつきのが出現する
- 半球は共調運動を制御して運動の巧緻性を高めている
- 運動野は大脳の前頭葉に位置する
- 被殻は中脳や橋でみられる
- 内側膝状体は間脳にある
(第21回 問題29)
側頭葉にみられるのはどれか。
- 運動野
- 視覚野
- 体性感覚野
- 聴覚野
- 聴覚野:大脳皮質の側頭葉上面
- 運動野:頭頂葉
- 後頭葉:視覚野
- 体性感覚野:頭頂葉
(第22回 問題26)
内包が通るのはどれか。
- 尾状核とレンズ核の間
- 淡蒼球と被殻の間
- 被殻と前障の間
- 前障と島の間
- 投射繊維で運動野の下行繊維や感覚野に上行する線維が集まるところ
- 内包:視床・尾状核・レンズ核(し・び・れ・ないほう)
(第26回 問題23)
脳室について正しいのはどれか。
- 室間孔は左右の側脳室をつなぐ。
- 第3脳室は左右の間脳の間にある。
- 中脳水道には脈絡叢がある。
- 第4脳室は硬膜下腔に開口する。
- 第3脳室は左右の間脳の間にある間隙状の脳室で、前後と上下に広がっているが、左右の幅は極めて狭い
- 室間孔:側脳室と第3脳室を結ぶ
- 脈絡叢:脳脊髄液を産生する器官であり、側脳室・第3脳室・第4脳室に存在する(「室」がつくところにある)
- 中脳水道:第3脳室と第4脳室を結ぶ脳脊髄液の細い通路
- 第4脳室は左右の外側口と正中口の3か所で、クモ膜下腔に開口する
- 硬膜下腔は硬膜とクモ膜の間の微少な腔
- 脳脊髄液はクモ膜と軟膜の間にあるクモ膜下腔を流れる
(第23回 問題24)
硬膜について正しいのはどれか。
- 硬膜は2葉からなる。
- 小脳鎌は大脳と小脳の境となる。
- 硬膜静脈同は硬膜の内側に形成される。
- 硬膜外腔は脳脊髄液により満たされる。
- 硬膜は強靭な結合組織によって作られる厚い膜で、クモ膜・軟膜とともに髄膜を構成する
- 硬膜は2葉からなっており、外葉は骨膜と癒着し頭蓋の内張りの役目を果たす
- 2葉の硬膜の間に頭蓋内の静脈があり硬膜静脈洞と呼ばれる
- 硬膜はほとんどの部分で外葉と内葉が癒着し、1枚の膜となる
- 大脳鎌(大脳縦裂に入り込んで左右の大脳半球を分ける)、小脳テント(大脳と小脳の境)、小脳鎌(左右の小脳半球を分ける)など、内葉が癒着してできる突出した板状構造が存在する
- 脳脊髄液によって満たされるのはクモ膜の内側である
- 硬膜の外側は硬膜外腔、硬膜の内側でクモ膜との間は硬膜下腔と呼ばれる
(第24回 問題26)
錐体路が通過するのはどれか。
- 脳梁
- 内包
- 橋被殻
- 後索
- 錐体路:前頭葉(中心前回)の運動野から始まる随意運動の下行路
- 運動野を出た錐体路は大脳髄質レベルで内包を通過する
- 橋レベルでは橋底部(前腹側)を通って下行するため、橋被蓋(後側)は通過しない
- 脊髄レベルでは前側索を下行する
- 前角でニューロンを変えて前根を通って脊髄を出る
- 脊髄後索は触覚や固有感覚の情報を上行する
(第20回 問題30)
感覚と伝導路の組み合わせで正しいのはどれか。
- 視覚ー内側毛帯
- 触圧覚ー外側毛帯
- 聴覚ー下丘
- 味覚ー唾液核
(第25回 問題25)
感覚とその中継核の組み合わせで正しいのはどれか。
- 触覚ー後索核
- 聴覚ー上丘
- 嗅覚ー孤束核
- 視覚ー内側膝状態
- 後索核は延髄にあり、脊髄後索へ続く部分で触覚を中継する神経核
- 聴覚の伝導路は中脳の下丘と間脳(視床)の内側膝状体で、側頭葉の聴覚野で終わる
- 視覚野の伝導路は中脳の上丘と視床の外側膝状体が中継核
- 上丘は中脳の四丘体(中脳蓋)の上方にある左右2個の隆起で、視刺激に対する反射中枢となる神経核
- 下丘は中脳レベルの聴覚の中継核
- 触圧覚の伝導路は内側毛帯を通って延髄、橋腹側から中脳被蓋を通り、視床に中継される
- 味覚は延髄の孤束核が中継核
- 嗅覚は篩骨の上にある嗅球で中継される
- 内側膝状体は視床にあり、聴覚を中継する
- 内側膝状体の外方に位置するのが外側膝状体で視覚を中継する
末梢神経
(第29回 問題23)
脳神経で瞳孔を縮小させるのはどれか。
- 視神経
- 動眼神経
- 滑車神経
- 外転神経
- 瞳孔の縮小は自律神経の作用により生じる
- 動眼神経:虹彩上に位置する瞳孔括約筋が収縮すると縮瞳が生じる
- 視神経:視覚情報を脳に伝える
- 滑車神経と外転神経は外眼筋を支配する
(第27回 問題18)
顔面神経が支配する筋はどれか。
- 顎舌骨筋
- 胸骨舌骨筋
- 茎突舌骨筋
- 甲状舌骨筋
- 舌骨に付着する筋群は、舌骨の上方に存在する舌骨上筋と舌骨の下方に位置する舌骨下筋に分類される
- 舌骨上筋:脳神経支配
- 舌骨下筋:頸神経と頸神経ワナ支配
- 茎突舌骨筋は側頭骨の茎状突起と舌骨を結ぶ舌骨上筋で顔面神経支配を受ける
- 顎下骨筋は舌骨上筋に属するが三叉神経第3枝から分かれた神経によって支配
- 胸骨舌骨筋、甲状舌骨筋は舌骨下筋に属する
(第22回 問題27)
舌咽神経と関連するのはどれか。
- 毛様体神経節
- 翼口蓋神経節
- 顎下神経節
- 耳神経節
- 舌咽神経に混ざって走行する副交感神経の線維が耳神経節で節後ニューロンとなり、耳下腺に分布する
- 動眼神経に混ざって走行する副交感神経線維が毛様体神経節で節後ニューロンとなり、毛様体筋と瞳孔括約筋を支配する
- 顔面神経に混ざって走行する副交感神経
- 翼口蓋神経節で節後ニューロンとなり涙腺や鼻粘膜に分布する
- 顎下神経節で節後ニューロンになる副交感神経線維が舌下腺や顎下腺に分布する
(第26回 問題25)
脳神経と機能の組み合わせで正しいのはどれか。
- 動眼神経ー角膜の痛覚
- 下顎神経ー舌の痛覚
- 顔面神経ー顔面の触覚
- 舌咽神経ー舌の運動
- 下顎神経(三叉神経第3枝):舌前方2/3の痛覚(知覚)を伝える
- 舌咽神経:舌後方1/3の知覚を伝える
- 視神経(三叉神経第1枝):角膜の痛覚(知覚)を伝える
- 三叉神経:顔面の触覚(知覚)を伝える
- 上部:視神経
- 中部:上顎神経
- 下部:下顎神経
- 舌下神経:舌を運動させる
(第27回 問題25)
脊髄神経とその数の組み合わせで正しいのはどれか。
- 頸神経ー7対
- 胸神経ー11対
- 腰神経ー5対
- 仙骨神経ー6対
(第23回 問題25)
脊髄神経の後枝に由来するのはどれか。
- 大後頭神経
- 肋間神経
- 橈骨神経
- 下殿神経
- 大後頭神経:脊髄神経の第2頸神経の後枝から起こり、頭半棘筋を支配する
- 肋間神経:胸神経の前枝が腹壁に沿って走行する
- 橈骨神経:腕神経叢から起こる
- 下殿神経:仙骨神経叢から起こる
(第25回 問題26)
頸部の神経とその支配の組み合わせで正しいのはどれか。
- 横隔神経ー前斜角筋
- 頸神経ワナー顎二腹筋
- 鎖骨上神経ー筋三角の皮膚
- 大耳介神経ー耳下腺上の皮膚
- 大耳介神経:頸神経叢から派出する4本の皮枝の1つ
- 耳介、頭皮や頬および下顎角の周辺の皮膚に分布する
- 耳下腺被膜にも分布し流行性耳下腺炎の際に痛みを伝える
- 横隔神経:頸神経叢から派出し、横隔膜を支配する
- 頸神経ワナ:オトガイ舌骨筋と舌骨下筋群を支配する
- 顎二腹筋:三叉神経の枝だと顔面神経の枝によって支配される
- 鎖骨上神経:鎖骨上部から表出する皮神経で、鎖骨周囲に分布するが頸部の正中には分布しない
- 筋三角:頸部の正中を覆う三角で、胸鎖乳突筋前縁、肩甲舌骨筋上腹と舌骨、正中線で囲まれる
- 皮下には甲状軟骨や気管がある
(第26回 問題24)
腕神経叢の後神経束から分枝するのはどれか。
- 腋窩神経
- 筋皮神経
- 長胸神経
- 内側上腕皮神経
(第22回 問題28)
腕神経叢の後神経束かわ分かれるのはどれか。
- 横隔神経
- 長胸神経
- 胸筋神経
- 胸背神経
- 椎間孔を出た腕神経叢は3本の神経幹を形成する
- その後、再び分かれて腋窩動脈のあたりで3本の神経束にまとまる
- 後神経束:腕神経叢の後方の太い神経束で腋窩神経、肩甲下神経、胸背神経を分岐して橈骨神経になる
- 横隔神経:頸神経叢より起こる
- 長胸神経:腕神経叢を形成する第5~7頸神経の神経根から起こる
- 胸神経:腕神経叢の外側神経束と内側神経束の交通枝が作った小グループから枝分かれする
- 外側神経束:筋皮神経と正中神経に分かれる
- 内側神経束:正中神経と尺骨神経に分かれる
(第20回 問題17)
上肢の筋と神経の関係について正しいのはどれか。
- 回外筋は正中神経によって貫かれる。
- 烏口腕筋は筋皮神経によって貫かれる。
- 円回内筋の上腕頭と尺骨頭の間を尺骨神経が通る
- 上腕三頭筋の長頭と外側頭の間を橈骨神経が通る
- 筋皮神経は烏口腕筋の筋腹を貫き支配する
- 回外筋を貫くのは腕骨神経の深枝であり、橈骨神経の支配を受ける
- 円回内筋の上腕頭と尺骨頭の間を走行するのは正中神経である
- 橈骨神経は上腕三頭筋の内側頭と外側頭の間を外下方に向かって上腕深動脈とともに走行する
- 上腕骨の後方にある浅い溝を橈骨神経溝という
(第21回 問題19)
上肢の筋で正中神経が通り抜けるのはどれか。
- 回外筋
- 円回内勤
- 烏口腕筋
- 母指内転筋
- 正中神経が通り抜けるのは円回内勤
- 回外筋は橈骨神経の深枝が通り抜ける
- 烏口腕筋は筋皮神経が通る抜ける
(第22回 問題29)
腰神経叢の枝で筋裂孔を通るのはどれか。
- 陰部大腿神経
- 外側大腿皮神経
- 腸骨下腹神経
- 閉鎖神経
- 外側大腿皮神経:上前腸骨棘付近で鼠径靱帯の下で筋裂孔を通って大腿外側部に出る皮神経
- 陰部大腿神経:陰部枝は鼠径管を通って陰部に至る
- 大腿枝:鼠径靱帯の下で血管裂孔を通って大腿前面に出る
- 腸骨下腹神経:肋間神経と同じ腹筋を支配するため、鼠径靱帯の下を通らない
- 閉鎖神経:骨盤側壁を閉鎖動脈とともに閉鎖孔の内上方にある閉鎖管を通り、大腿内側に至る
(第20 問題27)
皮神経で大腿神経の枝はどれか
- 陰部大腿神経
- 外側大腿皮神経
- 腓腹神経
- 伏在神経
- 大腿神経:鼠径靱帯の下で筋裂孔を通って大腿前面に出て、縫工筋や大腿四頭筋に筋枝を出すほか、皮枝として大腿前面に前枝、下腿内側から足背内側に伏在神経を出す
(第28回 問題25)
脛骨神経について正しいのはどれか。
- 腰神経叢の枝である。
- 梨状筋上孔を通る。
- 大腿二頭筋短頭を支配する。
- 膝窩中央を通る。
- 脛骨神経:大腿後面中央で坐骨神経より分かれ、膝窩動脈・膝窩静脈とともに膝窩中央を通る
- 下腿では後脛骨動脈に沿って下腿内側を下行して内果に至る
- 脛骨神経を派出する坐骨神経は仙骨神経叢の枝である
- 脛骨神経は梨状筋孔を通らない
- 仙骨神経叢は枝で梨状筋上孔を通るのは上殿神経
- 大腿二頭筋短頭は総腓骨神経によって支配される
- 脛骨神経が大腿後面で支配するのは大腿二頭筋長頭
(第21回 問題28)
神経叢で副交感神経線維を含むのはどれか。
- 頸神経叢
- 腕神経叢
- 腰神経叢
- 仙骨神経叢
- 副交感神経の節前ニューロンは脳幹のいくつかの脳神経核と脊髄の仙髄側角に位置する
(第20回 問題29)
脳神経と副交感神経節との組み合わせで正しいのはどれか。
- 動眼神経ー毛様体神経節
- 顔面神経ー耳神経節
- 舌咽神経ー翼口蓋神経節
- 迷走神経ー上頸神経節
- 動眼神経に含まれる副交感神経は、毛様体神経節で節後ニューロンに交代し、毛様体筋と瞳孔括約筋に分布する
- 顔面神経:翼口蓋神経節と顎下神経節が関係する
- 舌咽神経:耳神経節が関係する
- 迷走神経:各臓器に散在する神経節
- 胃や腸管壁ではマイスナー粘膜下神経叢とアウエルバッハ神経叢が関与する
神経の興奮伝導
(第20回 問題31)
末梢神経における活動電位の興奮伝導に主要な役割を果たすイオンはどれか。
- カリウムイオン
- カルシウムイオン
- ナトリウムイオン
- マグネシウムイオン
- 末梢神経が閾値以上の刺激を受けると、膜の構造に変化が起こりナトリウムイオンの透過性が上昇し、ナトリウムイオンが細胞内に入り、脱分極が生じ、活動電位が発生する
- 活動電位が生じた部分と隣接部分との間に局所電流が流れ、再び活動電位が発生する
- 活動電位が軸索上次々と連続して起こることにより興奮は伝導する
(第23回 問題33)
神経線維の興奮伝導について正しいのはどれか。
- 活動電位は隣接する神経線維に伝わる。
- 無髄線維は有髄線維より伝導速度が速い。
- 活動電位の大きさは伝導の途中で減衰する。
- 有髄線維では飛躍伝導が起こる。
(第27回 問題33)
神経線維における興奮伝導の3原則に含まれるのはどれか。
- 飛躍伝導
- 絶縁性伝導
- 易疲労
- 一方向性伝導
- 神経線維中を活動電位が伝導するときに3つの原則がある
- 活動電位は隣接する神経線維に伝わらない(絶縁性伝導)
- 活動電位の大きさは伝導の途中で減衰しない(不減衰伝導)
- 両方向性伝導
- 有髄線維の伝導速度は無髄線維より速く、飛躍伝導である
興奮の伝達
(第20回 問題40)
シナプス伝達について正しい記述はどれか。
- 全か無の法則に従う。
- シナプス下膜で過分極は起こらない。
- 薬物の影響を受けにくい。
- 可塑性を持つ。
- シナプスは頻繁に使用されると伝達機能が変化する(シナプス伝達の可塑性)
- シナプス前終末から放出可能な伝達物質があれば、伝達は続けるので、全か無の法則には従わない
- 抑制性神経伝達物質を放出すると、シナプス下膜で過分極が起こる
- 酸素不足や種々の薬物などに影響を受けやすい
(第21回 問題40)
シナプス伝達の可塑性を示すのはどれか。
- 長期増強
- シナプス遅延
- 周辺抑制
- 加重
- シナプス伝達の可塑性とはシナプス伝達の効率は刺激によって長期的に変化し得ることをいう
- 長期増強:反復刺激後、長期間に渡ってその経路のシナプス伝達が亢進する
- 長期抑圧、反復刺激後増強などがある
(第24回 問題35)
抑制性伝達物質としてのみ働くのはどれか。
- アセチルコリン
- ガンマアミノ酪酸
- ノルアドレナリン
- グルタミン酸
- ガンマアミノ酪酸:中枢神経系内の抑制神経伝達物質である
- アセチルコリン:運動神経末端部の神経接合部で、興奮性に作用する
- 交感神経と副交感神経節後繊維の末端部で、アセチルコリンとノルアドレナリンはそれぞれが効果器がある受容体の種類によって興奮性にも抑制性にも作用する
- グルタミン酸:中枢神経系内の興奮性神経伝達物質である
反射
(第25回 問題35)
反射について正しいのはどれか。
- 腹壁反射の中枢は脊髄である。
- 咬筋反射の遠心路は脊髄神経である。
- 屈曲反射の求心路はIa群線維である
- アキレス腱反射は多シナプス反射である。
- 皮膚の刺激によって、脊髄に存在する反射中枢を介して、骨格筋が収縮する反射を皮膚反射といい、腹壁反射、挙睾筋反射、横隔膜反射がある
- 脳幹から起始する脳神経の運動ニューロンは、主に顔面、後頭、咽頭および頭部の筋を支配しており、脳神経が関与する脳幹反射として咬筋反射、開口反射、嚥下反射がある
- 屈曲反射:足に侵害刺激が加わると、同側の屈筋が収縮して足全体を侵害刺激から遠ざけようとする
- 求心路は侵害刺激を伝えるⅢ群線維、Ⅳ群線維であるが、一部非侵害性の刺激を伝えるⅡ群線維も含まれる
- アキレス腱反射:筋紡錘を受容器とする伸張反射の1つでIa群線維とα運動ニューロン間に1個のシナプスを介する単シナプス反射
(第27回 問題34)
伸張反射の反射弓に含まれるのはどれか。
- 運動野
- 脊髄後角
- Ib群求心性線維
- α運動ニューロン
- 反射において、情報の伝わる経路を反射弓という
- 受容器ー求心路ー反射中枢ー遠心路ー効果器の5つの要素からなる
- 反射中枢:神経が中枢神経系内で反射のためのネットワークを作っている場所
- 伸張反射の反射弓は受容器:筋紡錘→求心路:Ib群求心性線維→反射中枢:脊髄前角→遠心路:α運動ニューロン→効果器:骨格筋からなる
- 伸張反射の反射中枢である脊髄前角では、Ia群求心性線維の終末がAα運動神経の細胞体と単シナプスしている
脊髄
(第24回 問題36)
運動反射と反射中枢の組み合わせで正しいのはどれか。
- 横隔膜反射ー脊髄反射
- 屈曲反射ー延髄
- 立ち直り反射ー橋
- 緊張性頸反射ー中脳
- 横隔膜反射:皮膚反射の一種であり、胸部下方の皮膚刺激すると反射性に横隔膜が収縮する
- 脊髄レベルを介する多シナプス反射
- 屈曲反射:皮膚・筋肉・関節の組織に熱などによる有害な痛覚刺激を与えると、同側の踵・膝・股における屈筋が反射的に収縮し、伸筋が弛緩する多シナプスの脊髄反射
- 立ち直り反射:身体の重力方向に対する位置が、前庭、頸部、皮膚の感覚により与えられて起こり、中脳の上方まで脳幹を中枢とする
- 緊張性頸反射:動物で頭部を右側にねじると左側の前肢と後肢が屈曲し、右側の前肢と後肢が伸展する反射
- 反射中枢は延髄、橋に存在する
視床下部
(第21回 問題42)
視床下部が反射中枢として関与するのはどれか。
- 排尿反射
- 姿勢反射
- 腹壁反射
- 射乳反射
- 射乳反射:中枢は視床下部に存在する
- 乳頭とその周囲の受容器→神経性求心路→視床下部中枢→オキシトシン放出→乳腺筋上皮細胞
- 排尿反射:中枢は腰仙髄と脳幹に存在する
- 姿勢反射:中枢は脳幹に存在する
- 腹壁反射:中枢は延髄に存在する
(第26回 問題30)
摂食を抑制するのはどれか。
- グレリン
- オレキシン
- ロイコトリエン
- レプチン
- レプチン:白色脂肪組織から分泌されるアディポカインの1つであり、強力な摂食行動抑制作用、末梢エネルギー消費亢進作用を持つ
- グレリン:胃から分泌され、強力に摂食を促進する
- オレキシン:神経ペプチドの一種であり、摂食促進作用がある
- ロイコトリエン:肥満細胞や白血球で産生され、気管支の収縮、細動脈収縮、血管浸透性促進作用がある
- 気管支喘息やアレルギー反応、炎症反応の維持に関与している
大脳
(第22回 問題41)
運動野があるのはどれか。
- 前頭葉
- 頭頂葉
- 後頭葉
- 側頭葉
- 運動野:前頭葉の中心前回にある
- 体性感覚野:頭頂葉の中心後回にある
- 視覚野:後頭葉の内側面にある
- 聴覚野:側頭葉上部の外側溝に面する部部にある
(第26回 問題35)
単語の記憶に重要な部位を含むのはどれか
- 視床下部
- 小脳核
- 大脳基底核
- 大脳辺縁系
自律神経系
(第21回 問題41)
副交感神経の活動亢進によるのはどれか。
- 心拍数の増加
- 唾液分泌の抑制
- 毛様体筋の収縮
- 幽門括約筋の収縮
- 副交感神経の活動亢進によって、毛様体筋の収縮、心拍数の減少、唾液腺分泌の促進、幽門括約筋の弛緩などの生理現象が起こる
(第27回 問題31)
交感神経活動の亢進によって起こるのはどれか。
- 排尿筋の収縮
- 気管支筋の弛緩
- 瞳孔括約筋の収縮
- 内肛門括約筋の弛緩
- 交感神経活動の亢進では膀胱の排尿筋の弛緩により畜尿促進、気管支平滑筋の弛緩による気管支拡張、瞳孔散大筋の収縮による散瞳、内肛門括約筋の収縮によって排便の抑制
(第20回 問題39)
α受容体が主に関与している機能はどれか。
- 皮膚血管の収縮
- 心拍数の増加
- 立毛筋の弛緩
- 膀胱排尿筋の弛緩
(第29回 問題29)
β受容体の刺激で起こるのはどれか。
- 気管支平滑筋の収縮
- 心拍数の増加
- 胃平滑筋の収縮
- 外肛門括約筋の弛緩
- ノルアドレナリンやアドレナリンが作用するカテコールアミン受容体には、α受容体とβ受容体の2種類ある
- 皮膚血管の収縮、立毛筋の収縮にはα受容体が関与する
- 心拍数増加、気管支拡張、心収縮力増大、膀胱排尿筋の弛緩、胃腸管平滑筋の弛緩にはβ受容体が関与する
自律神経の関与する反射
(第28回 問題34)
遠心路が自律神経の反射はどれか。
- 膝蓋腱反射
- 腹壁反射
- 対光反射
- へーリング・ブロイエル反射
- 大腿使途筋の伸張反射である膝蓋腱反射の遠心路は運動神経である
- 腹部皮膚への軽い刺激により腹壁筋が収縮する腹壁反射の遠心路は運動神経である
- 強い光により瞳孔括約筋が収縮して縮瞳が起こる対光反射の遠心路は動眼神経の副交感神経線維である
- 反射性に吸息筋を弛緩させて吸息から呼息に移行さるへーリング・ブロイエル反射の遠心路は運動神経である
まとめ
馬尾とは何か
- 脊髄の左右両側から脊髄神経を作る線維神経の束から出る
- 上位の脊髄神経が横に向かうのに対して、下位の脊髄神経ほど下位に位置する椎間孔に向かって下降する脊髄下部から出る脊髄神経の根糸は束になって下方に走る
- 脊柱管内で下端第1~2腰椎の高さ
- 下端部は細くなって脊髄円板となり馬尾形成(神経の束)
延髄に存在する3つの核
- 後索核:後索路の中継核(シナプス形成)
- オリーブ核:錐体外路の中継核
- 孤束核:味覚に関する神経の中継核
中脳で錐体路に関するもの
- 大脳脚:下行する錐体路の通過点
外側膝状体と内側膝状体の部位と機能
- 外側膝状体
- 間脳の視床(視床後部)
- 視覚情報の中継核(シナプス形成)
- 内側膝状体
- 間脳の視床(視床後部)
- 聴覚情報の中継核(シナプス)
間脳の内分泌器官2つ
- 松果体:メラトニン分泌(視床後部)
- 下垂体
メラトニン分泌する部位
- 間脳の松果体(視床上部の背面)
間脳で脳脊髄液が流れる部位
- 第3脳室
小脳テントとは
- 小脳にあり、大脳と小脳との間の硬膜
- 基部には硬膜静脈洞が走る
- 小脳テントによって境界(大脳と小脳)
脳梁・内包とは何か
- 脳梁:左右の大脳半球
- 内包
- 大脳:髄質
- 視床・尾状核・レンズ核の間で「く」の字
- 伝導路を構成する多くの神経線維が通る白質の部分
四丘体の部位と機能
中脳の後
- 上丘:視覚の反射中枢(瞳孔反射)
- 下丘:聴覚の中継核
脳神経のうち副交感神経が含まれる神経4つ
- (Ⅲ)動眼神経
- (Ⅶ)顔面神経
- (Ⅸ)舌咽神経
- (Ⅹ)迷走神経
脳神経に含まれる副交感神経が作る4つの神経節自律神経節
自律神経節
- 毛様体神経節(動眼神経):瞳孔収縮筋・毛様体筋
- 翼口蓋神経節(顔面神経):涙腺
- 顎下神経節(顔面神経):顎下腺・耳下腺
- 耳神経節(舌咽神経):耳下腺
瞳孔散大筋と瞳孔括約筋が支配する神経
- 瞳孔散大筋:交感神経
- 瞳孔括約筋:副交感神経(動眼神経)
舌の味覚とそれ以外の感覚を支配する神経
運動 | 知覚 | 味覚 | |
前2/3 | 舌下神経 | 三叉神経(舌神経) | 顔面神経(鼓索神経) |
後1/3 | 舌下神経 | 舌咽神経 | 舌咽神経 |
舌前2/3
- 感覚は(5)三叉神経、味覚は(7)顔面神経
- 看護のみなちゃん(ごろ)
顔面部の3つの皮膚感覚領域と分布する各神経
三叉神経(橋)
- V-1:眼神経(眼窩上孔→Vー1→上眼窩裂→眼球・前頭部)
- V-2:上顎神経(眼窩下孔→V-2→正円孔→上顎部)
- V-3:下顎神経(オトガイ孔→V-3→卵円孔→下顎部・舌)
橈骨神経の通過部位
- 橈骨神経溝→回筋
- 橈骨神経麻痺:下垂手
正中神経の通過部位3つ
- 上腕二頭筋溝→円回内筋→手根管
- 正中神経麻痺:猿手
尺骨神経の通過部位2つ
- 肘部管→ギヨン管
- 尺骨神経麻痺:わし手
腋窩神経の通過部位
- 外側腋窩隙
筋皮神経の通過部位
- 烏口腕筋
腕神経の通過部位3つ
- 斜角筋隙
- 肋鎖間隙
- 小胸筋
坐骨神経の通過部位と分岐する部位
- 総腓骨神経
- 浅腓骨神経
- 深腓骨神経
- 脛骨神経→足根管
坐骨神経から分岐する2つの神経
- 総腓骨神経
- 脛骨神経
大腿部の前面・外側面・内側側面を走行する神経
- 前面:大腿神経
- 後面:坐骨神経
- 外側面:外側大腿皮神経
- 内側面:閉鎖神経
下腿部の前面・後面・外側面・内側面を走行する神経
- 前面:深腓骨神経
- 後面:脛骨神経
- 外側面:浅腓骨神経
- 内側面:伏在神経
大腿神経・閉鎖神経・外側大腿神経の通過する部位
- 大腿神経:腰神経叢→筋裂孔→大腿神経→大腿前面
- 閉鎖神経:腰神経叢→閉鎖管→閉鎖神経→大腿内面
- 外側大腿神経→腰神経→筋裂孔→外側大腿神経→大腿外面
梨状筋上孔を通る神経と梨状筋下孔を通過する神経
- 上孔:上殿神経
- 下孔:下殿神経・坐骨神経・陰部神経・後大腿皮神経
仙骨神経叢の枝
- 上肢神経
- 下殿神経
- 後大腿皮神経
- 陰部神経
- 坐骨神経
脊髄神経後枝
- 後頭下神経(C1)
- 大後頭神経(C2)
眼球の構造で光の通過部位を前から順に
- 角膜→前眼房→虹彩→後眼房→水晶体→硝子体→網膜
聴覚の受容器と平衡覚の受容器
- 聴覚器
- コルチ器
- 平衡覚
- 平衡班(耳石器:直線加速度)
- 膨大部稜(回転加速度)
耳管はどの部位とどの部位をつなぐ管か
- 中耳と咽頭を交通→耳管咽頭に開口
3つの耳小骨がそれぞれ何と接続するか
- ツチ骨→キヌタ骨→アブミ骨
鼓膜張筋とアブミ骨がそれぞれつなぐ部位と各支配神経
- 鼓膜張筋:ツチ骨ー下顎神経支配
- アブミ骨:前庭窓ー顔面神経支配
直線加速度と回転加速度の受容器と名と存在部位
- 直接加速度:前庭にある卵形嚢・球形嚢内の平衡班(耳石器)
- 回転加速度:半規管にある膨大部稜
手部における正中神経・橈骨神経・尺骨神経の感覚領域
前角・側角・後核に密集する神経細胞体の違い
脊髄中央部(灰白質)
- 前角:運動神経の神経細胞が密集
- 側角:自律神経の神経細胞が密集
- 後角:感覚神経の神経細胞が密集
中脳・橋・延髄にある各脳神経
- 中脳:動眼神経・滑車神経
- 橋:三叉神経・外転神経・顔面神経・内耳神経
- 延髄:舌咽神経・迷走神経・副神経・舌下神経
大脳基底核に含まれる核
- 線条体:尾状核・被殻
- レンズ核:被殻・淡蒼球
大脳辺縁系に含まれるもの3つ
- 海馬
- 偏桃体
- 嗅球
大脳における視覚野・体制感覚野の位置
- 視覚野:後頭葉
- 体性感覚野:頭頂葉
大脳における感覚言語中枢と運動性言語中枢の位置
- 感覚言語中枢:側頭葉
- 運動性言語中枢:前頭葉
脈絡叢が存在する部位3つ
- 脳室
- 側脳室
- 第3脳室
- 第4脳室
脳脊髄液が流れる順路
- 側脳室→室間孔→第3脳室→中脳水道→第4脳室→クモ膜下腔→クモ膜顆粒
脳神経で副交感神経が含まれる神経4つ
- (Ⅲ)動眼神経
- (Ⅶ)顔面神経
- (Ⅸ)舌咽神経
- (Ⅹ)迷走神経
顔面部の皮膚感覚を伝える神経
- 三叉神経
顔面神経が支配する感覚・筋・腺
- 感覚:舌前2/3の味覚
- 筋:表情筋・アブミ骨筋
- 腺:涙腺・舌下腺・顎下腺
3つの唾液腺と支配神経
- 耳下腺:漿液腺(咽頭神経)
- 顎下神経:混合腺(顔面神経)
- 舌下腺:粘液腺(顔面神経)
鼓膜の感覚を伝える神経
- 三叉神経
視覚を伝える神経
- 視神経
顔面神経の分布
- 感覚神経:舌前2/3の味覚
- 運動神経:表情筋・アブミ骨
- 副交感神経:涙腺・舌下腺・顎下腺
聴覚・平衡覚・視覚を伝える各神経
- 聴覚:三叉神経
- 平衡覚:内耳神経
- 視覚:視神経
膨大部稜・平衡班・コルチ器の働きと存在する部位
- 膨大部稜(半規管):3方向の回転加速度を感知
- 有毛細胞
- 平衡班(前庭):方向を感知
- 卵形嚢:水平方向
- 球形嚢:垂直方向
- コルチ器(蝸牛管内ー蝸牛神経)
- 前庭階に入ってきた音波が外リンパを伝導し、鼓室階に抜ける際の振動をコルチ器が受容することで、聴覚を伝える
眼球角膜に分布する神経
- 三叉神経
耳下腺を支える神経
- 舌咽神経
閉鎖神経・大腿神経・外側大腿皮神経を分布する神経叢
- 腰神経叢
聴覚の受容器1つと平衡覚2つ
- 聴覚:コルチ器
- 平衡覚:半規管・前庭
皮膚構造で密生結合線維と組成結合組織について
- 密生結合組織:真皮・中胚葉・マイスネル小体(触圧受容器
- 組成結合組織:皮下組織・中胚葉・パチニー小体(振動覚の受容器)
皮膚を構成するのは何上皮か
- 重層扁平上皮
交連繊維・投射繊維・連合線維とは何か
- 交連線維:左右の大脳半球(脳梁)
- 投射線維:脳と脊髄を連絡(伝導路を構成)
- 連合線維:同側半球内での連絡
クモ膜下腔や硬膜静脈洞とは何か
- クモ膜下腔
- クモ膜と軟膜の間
- 硬膜静脈
- クモ膜下腔をめぐった脳脊髄液はクモ膜顆粒から硬膜静脈洞へ移動
- 2重の硬膜の内葉と外葉が離開してできた管状構造
- 脳の静脈血を集めて最後に内頚静脈へ移行
髄膜の構造について
髄膜
- 硬膜:頭蓋骨の内面で最も外側の膜
- クモ膜:硬膜と軟膜の間にある膜
- 軟膜:脳を直接包む半透明の膜
各脳神経が出入りする部位
- 大脳:嗅神経
- 間脳:視神経
- 中脳:動眼神経・滑車神経
- 橋:三叉神経・外転神経・顔面神経・内耳神経
- 延髄:舌咽神経・迷走神経・副神経・舌下神経
間脳に存在する主なもの
- 第3脳室
- 松果体
- 下垂体
- 視床
- 視床下部
下垂体と偏桃体がある部位
- 下垂体:間脳
- 偏桃体:大脳辺縁系
外眼筋6つ
- 上直筋・下直筋・上斜筋・下斜筋・外直筋・内直筋
上斜筋と外側直筋の支配神経
- 上斜筋:滑車神経
- 外側直筋:外転神経
咀嚼筋と表情筋の支配神経
- 顔面神経
内耳孔を通過する脳神経2つ
- 顔面神経
- 内耳神経
脊髄神経後枝といえば何神経科2つ
- 後頭下神経
- 大後頭神経
ベルマジャンディの法則について
- 前根と後根とで明確に通る神経の種類が分けられる
星状神経節について
- 交感神経
- 頸神経性の一部
- 心臓・気管・肺・上肢に分布
- 第1胸椎
大腿部の前面・後面・外側面・内側面を通過する神経
- 前面:下腿神経
- 後面:坐骨神経
- 外側面:外側大腿皮神経
- 内側面:閉鎖神経
下腿部の前面・後面・外側面・内側面を通過する神経
- 前面:深腓骨神経
- 後面:脛骨神経
- 外側面:浅腓骨神経
- 内側面:伏在神経
瞳孔散大筋と瞳孔括約筋の働きと支配神経
- 瞳孔散大筋:交感神経ー散瞳
- 瞳孔括約筋:副交感神経ー縮瞳
網膜において視細胞が密集する部位と存在しない部位
- 密集しない部位:視神経乳頭
- 密集する部位:中心窩
表皮・真皮・皮下組織の発生由来
- 外胚葉
- 表皮
- 中胚葉
- 真皮
- 皮下組織