男性生殖器
(第28回 問題22)
精巣で男性ホルモンを分泌するのはどれか。
- 精祖細胞
- 精母細胞
- セルトリ細胞
- ライディッヒ細胞(間細胞)
- ライディッヒ細胞:男性ホルモン分泌
- 精細管の間室を構成し、下垂体から放出される黄体形成ホルモンの刺激によってテストステロンなどの男性ホルモンを分泌する
- 精祖細胞や精母細胞は精子産生細胞で、成熟すると精子になる
- セリトリ細胞は精子細胞を支持栄養する役割を担う
(第25回 問題23)
男性生殖器とその位置の組み合わせで正しいのはどれか。
- 精巣上体ー陰嚢
- 精管ー大腿輪
- 尿道球腺ー骨盤隔膜
- 射精管ー尿道球
(第27回 問題24)
男性生殖器について正しいのはどれか。
- セルトリ細胞は男性ホルモンを分泌する。
- 射精管は陰茎を貫いている。
- 精子は陰嚢に蓄えられる。
- 精巣上体は陰嚢内にある。
- 精巣上皮は精巣の上部に付着し、精巣と同じく陰嚢に納まり、精子を蓄え成熟させる
- 精管は鼠径管を通り、鼠径靱帯の上方を通って腹腔に至る
- 大腿輪は大腿管の入り口に当たり、鼠径靱帯の下方で大腿静脈の内側に位置する
- 鼠径管は精管、精巣動脈・静脈、精巣挙筋が通過する
- 骨盤下部にある会陰は前方の尿生殖三角と後方の肛門三角に分けられる
- 尿生殖三角は尿生殖隔膜と骨盤隔膜によって覆われる
- 尿道球腺は尿生殖隔膜に位置する
- 射精管は精管の終端部で、前立腺を貫く
- 精嚢腺と合流した後に前立腺を貫き、前立腺内部を走行する尿道に開く
- 尿道海綿体の後端は丸く膨らみ尿道球を形成する
- 陰茎を貫くのは尿道である
女性生殖器
(第23回 問題23)
鼠径管を通過するのはどれか。
- 子宮円索
- 臍動脈索
- 卵巣堤索
- 固有卵巣索
- 鼠径管は鼠径靱帯の上方を走行する4~5㎝の管で、性別によって通過するものが異なる
- 鼠径管は子宮円索を通る
- 子宮円索は子宮の外側上部と大陰唇を結ぶひも状の構造物で、子宮体部を前側方に支える
- 臍動脈索は出生時に閉鎖した臍動脈が変化したもので、膀胱外側と臍を結ぶ
- 卵巣堤索と固有卵巣索は卵巣を固定する役割を持つ
- 卵巣堤索は骨盤と卵巣を固定する
- 固有卵巣索は子宮と卵巣を固定する
- 卵巣堤索の内部には卵巣動脈が通っており、卵巣を栄養する役割を兼ねる
(第21回 問題39)
排卵を誘発するホルモンはどれか。
- プロゲステロン
- プロラクチン
- 黄体形成ホルモン
- オキシトシン
- 黄体形成ホルモンは女性では排卵の誘起と卵胞の黄体形成作用を持つ
- プロゲステロンは子宮内膜の分泌腺の活動を亢進し、排卵を抑制するなどの作用を持つ
- プロラクチンは乳汁の産生・分泌を促進、排卵を抑制する作用を持つ
- オキシトシンは女性では子宮筋を収縮させ、成熟した乳腺に作用して乳汁の排出を促す作用を持つ
(第29回 問題33)
性周期について正しいのはどれか。
- 排卵に先立って黄体ホルモンの分泌が急激に増加する。
- 卵胞ホルモンの作用により子宮内膜が増殖する。
- 子宮内膜の増殖期が終了すると月経期となる。
- 子宮内膜の分泌期には卵胞が成熟する。
- 卵巣の卵胞期に卵胞の発育とともに卵胞から卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が増加し、子宮内膜が増殖する
- 排卵は黄体形成ホルモンの一過性の急激な分泌増加で誘発される
- 子宮内膜の増殖期の後に黄体からプロゲステロンによって子宮内膜の分泌腺が活発になり受精卵が着床しやすい状態になる分泌期となる