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西洋医学

臨床医学~認知症~

認知症

軽度認知障害(MCI)

  • 軽度認知障害(MCI)
    • 物忘れの訴えがある
    • 全般的な認知機能は正常範囲
    • 日常生活動作は自立している
  • アルツハイマー型認知症
    • 最も多い
    • 記憶障害
    • 見当識障害
    • 被害妄想
    • 理解力低下
    • 判断力低下
    • 失行、失認
    • アミロイドβ蛋白老人班
    • 大脳の萎縮
  • 脳血管型認知症
    • 階段状に悪化
    • まだら認知症
    • 脳血管障害の既往
  • レビー小体型認知症
    • 認知機能に日内変動がある
    • 幻視、幻覚
    • パーキンソン症状
    • レム睡眠行動障害
  • 前頭側頭型認知症(ピック病)
    • 人格障害、行動障害が先行
    • 反社会的行動

アルツハイマー病で正しいのはどれか。

  1. ラクナ塞の多発により発症する。
  2. アミロイドβ蛋白質が蓄積する。
  3. 初期には記銘力障害はみられない。
  4. MRI検査では前頭葉の萎縮が特徴的である。

アルツハイマー病の症状で正しいのはどれか。

  1. まだら認知症
  2. 物盗られ妄想
  3. はぐらかし対応
  4. パーキンソン症状

アルツハイマー病で適切な記述はどれか。

  1. 大脳皮質に老人斑を認める。
  2. 病初期からゲルストマン症候群がみられる。
  3. 片麻痺がみられる。
  4. まだら認知症が特徴的である。

まだら認知症がよくみられるのはどれか。

  1. 前頭側頭型認知症
  2. 脳血管性認知症
  3. アルツハイマー型認知症
  4. レビー小体型認知症

まだら認知症がよくみられるのはどれか。

  1. パーキンソン病
  2. アルツハイマー型老年認知症
  3. ピック病
  4. 脳血管性認知症

症状の階段状悪化がよくみられるのはどれか。

  1. 前頭側頭型認知症
  2. レビー小体型認知症
  3. 血管性認知症
  4. アルツハイマー型認知症

精神保健について正しいのはどれか。

  1. 統合失調症は脳の気質的疾患である。
  2. 認知症では夜間せん妄を生じやすい。
  3. うつ病では見当障害を生じいやすい。
  4. 適応障害の主症状は幻聴である。

自己免疫異常による疾患でないのはどれか。

  1. 全身性エリテマトーデス
  2. 関節リウマチ
  3. クロイツフェルト・ヤコブ病
  4. 原発性胆汁性肝硬変症

ウイルス感染症でないのはどれか。

  1. 伝染性単核球症
  2. C型肝炎
  3. クロイツフェルト・ヤコブ病
  4. 成人T細胞白血病

プリオン病に分類される疾患はどれか。

  1. クロイツフェルト・ヤコブ病
  2. エボラ出血熱
  3. オウム病
  4. ワイル病

錐体外路疾患はどれか。

  1. ハンチントン病
  2. ギラン・バレー症候群
  3. 多発ニューロパチー
  4. 重症筋無力症

知能低下をきたす疾患はどれか。

  1. 神経症
  2. うつ病
  3. アルツハイマー病
  4. 精神分裂病

精神発達遅滞の原因で誤っているのはどれか。

  1. 代謝異常
  2. 妊娠中の異常
  3. アルツハイマー病
  4. 脳炎

認知症の初期症状として人格障害が特徴的なのはどれか。

  1. アルツハイマー病
  2. レビー小体型認知症
  3. 脳血管性認知症
  4. ピック病

我が国における認知症のうち、アルツハイマー型に次いで多いのはどれか。

  1. 血管性
  2. 前頭側頭型
  3. レビー小体型
  4. アルコール性

中毒性疾患でないのはどれか。

  1. スモン
  2. 水俣病
  3. イタイイタイ病
  4. アルツハイマー病

疾患と沈着物との組合せで適切なのはどれか。

  1. アルツハイマー病---アミロイド
  2. 痛風---脂肪
  3. 黄疸---リポフスチン
  4. 動脈硬化症---グリコーゲン

疾患と検査との組合せで適切でないのはどれか。

  1. アルツハイマー病---髄液検査
  2. 多発神経炎---筋電図
  3. 脳腫瘍---MRI
  4. てんかん---脳波

認知症の症状とその原因となる病態の組合せで正しいのはどれか。

  1. トイレ以外で放尿する---失行
  2. テレビのリモコンが使えない---失認
  3. 「財布がない」と大騒ぎをする---記銘力障害
  4. 料理ができない---見当識障害

認知症検査

  • 改訂長谷川式簡易知能評価スケール
    • 年齢
    • 日時の見当識
    • 言葉の記銘
    • 100から7を順番に引き算
    • 数字の逆唱
  • ミニ•メンタル•ステート•テスト(MMSE)
    • 時間の見当識
    • 場所の見当識
    • 即時想起
    • 計算
    • 遅延再生
    • 物品呼称
    • 文の復唱
    • 口頭指示
    • 書字指示
    • 自発書字
    • 図形模写

改訂長谷川式簡易知能評価スケールの質問内容で誤っているのはどれか。

  1. 年齢
  2. 言葉の記憶
  3. 数字の逆唱
  4. 漢字の読み

改訂版長谷川式簡易知能評価スケールの質問内容として誤っているのはどれか。

  1. お歳はいくつですか。
  2. 右手を上げて下さい。
  3. これから言う数字を逆から言って下さい。
  4. 100から7を順番に引いて下さい。

改訂長谷川式簡易知能評価スケールで正しい質問はどれか。

  1. 足し算
  2. 生年月日
  3. 数字の逆唱
  4. 昨日の出来事

改訂長谷川式簡易知能評価スケールの評価項目で正しいのはどれか。

  1. 氏名
  2. 住所
  3. 電話番号
  4. 年齢

改訂長谷川式簡易知能評価スケールの質問で、アルツハイマー病では病初期から答えられないのはどれか。

  1. お歳はいくつですか。
  2. 100から7を順番に引いてください。
  3. これから言う3つの言葉を言ってみてください。
  4. 先ほど覚えてもらった言葉をもう一度、言ってみてください。

改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)にはなく、MMSEにある評価項目はどれか。

  1. 計算
  2. 図形模写
  3. 時間の見当識
  4. 単語の直後再生

高齢者の認知機能の評価法はどれか。

  1. MMSE
  2. バーセルインデックス
  3. ロコモ度テスト
  4. 改訂PGCモラールスケール

高齢者の認知機能を評価するのはどれか。

  1. MMSE
  2. ハミルトン評価尺度
  3. バーセルインデックス
  4. 改訂PGCモラールスケール

軽度認知障害(MCI)について最も適切なのはどれか。

  1. 日常生活能力が低下している。
  2. 全般的な認知機能が低下している。
  3. 記憶低下の訴えがある。
  4. 1年以内に認知症を発症する。

「69歳の女性。10年前から高血圧症にて内服加療中。時々右上下肢のしびれを自覚していたが、最近物忘れがひどくなってきた。また、わけもなく泣いたりすることも多い。物忘れが多いわりには判断力は保たれている。」最も考えられるのはどれか。

  1. アルツハイマー病
  2. 脳血管性認知症
  3. ピック病
  4. プリオン病

「55歳の男性。物忘れが多く、買い物をすることも困難になった。自分の部屋に戻れないことがある。睡眠障害はあるが、幻覚、妄想はみられい。」最も考えられるのはどれか。

  1. 統合失調症
  2. アルツハイマー病
  3. ピック病
  4. パーキンソン病

「55歳の男性。物忘れが多く、買い物をすることも困難になった。自分の部屋に戻れないことがある。睡眠障害はあるが、幻覚、妄想はみられい。」マッサージで改善が期待できるのはどれか。

  1. 記億障害
  2. 見当識障害
  3. 睡眠障害
  4. 遂行機能障害

「78歳の女性。最近、物忘れと意欲の低下がみられたことから受診した。診察の結果、認知症と診断された。」認知症の中核症状はどれか。

  • 徘徊
  • 抑うつ
  • 睡眠障害
  • 判断力の低下

「69歳の女性。10年前から高血圧症にて内服加療中。時々右上下肢のしびれを自覚して
いたが、最近物忘れがひどくなってきた。また、わけもなく泣いたりすることも多い。物忘れが多いわりには判断力は保たれている。」この症例に対する対応で適切でないのはどれか。

  1. 要求があった場合は、それを満たすように対応する。
  2. 失敗した時は叱る。
  3. 外出を希望した場合は、断らず付き合う。
  4. 簡単な仕事を与え、それができればほめる。

「78歳の女性。最近、物忘れと意欲の低下がみられたことから受診した。診察の結果、認知症と診断された。」本症例の対応で、してはならないのはどれか。

  1. 間違ったことをしたら注意する。
  2. 本人の動作のペースに合わせる。
  3. ゆっくりと話しかける。
  4. 目線の高さを相手に合わせる。

「80歳の男性。1年前から夜間に人や子どもが見え、本当に人がいるように話しかけることもある。半年前から次第に動作が鈍くなってきた。最近は物忘れも出現している。」本症例で動作が鈍くなってきた原因として正しいのはどれか。

  1. 下肢筋力の低下
  2. 歩行失行
  3. パーキンソニズム
  4. 深部感覚障害

「80歳の男性。1年前から夜間に人や子どもが見え、本当に人がいるように話しかけることもある。半年前から次第に動作が鈍くなってきた。最近は物忘れも出現している。」本症例でさらに確認すべき症状はどれか。

  1. 物盗られ妄想
  2. 認知機能の日内変動
  3. 症状の階段状の悪化
  4. 欲動的な行動

知熱灸を行う際に最も注意を要するのはどれか。

  1. 認知症
  2. 関節リウマチ
  3. 骨粗鬆症
  4. 過敏性腸症候群

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