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西洋医学

臨床医学~脳疾患・運動神経~

運動性伝導路

  • 延髄、脊髄にあるα運動ニューロンに対し骨格筋随意運動を調整する下行路
  • 錐体路
    • 骨格筋の随意運動を支配する伝導路
    • 骨格筋運動の随意運動の指令を送り、その巧緻性をつかさどる
    • 延髄錐体を通る運動性伝導路
  • 錐体外路
    • 骨格筋の随意運動を調節する伝導路
    • 錐体路以外のすべての運動性伝導路
    • 延髄錐体を通らない運動性伝導路

随意運動に関与する下行路はどれか。

  1. 脊髄視床路
  2. 脊髄小脳路
  3. 後索路
  4. 錐体路

随意運動の伝導路はどれか。

  1. 皮質脊髄路
  2. 後索路
  3. 脊髄視床路
  4. 脊髄網様体路

遠心性伝導路はどれか。

  1. 錐体外路
  2. 体性感覚路
  3. 味覚路
  4. 視床路

求心性伝導路に含まれないのはどれか。

  1. 脊髄網様体路
  2. 外側脊髄視床路
  3. 皮質延髄路
  4. 後索路

錐体交叉がみられる部位はどれか。

  1. 中脳
  2. 延髄
  3. 脊髄

錐体路

  • 大脳皮質前頭葉体性運動野(一次運動野)にある錐体細胞(皮質錐体細胞)におこる
  • 一次運動野は大脳皮質中心溝の前方の前頭葉中心前回にある
  • 中心前回のニューロンは巧緻運動を必要とする部位(手指、顔面など)を支配する領域ほど広い
  • 大脳皮質一次運動野→骨格筋の随意運動の命令→αニューロン(下位ニューロン)に伝える
  • 皮質延髄路
  • 皮質脊髄路
  • 錐体路ニューロン=上位運動ニューロン
  • α運動ニューロン=下位運動ニューロン
  • 内包

錐体路障害

  • 脳片側の大脳半球内で錐体路が障害されると、障害の反対側に片側性の痙性麻痺を呈する
  • 脳幹部以下でおこる錐体路障害は、両側性の痙性麻痺を呈する
  • 橋出血でおこる錐体路障害は痙性四麻痺を呈する
  • 脊髄損傷は損傷部位以下に錐体路障害をきたす
  • 筋萎縮性側索硬化症は運動麻痺がみられる
  • 頸椎性脊髄症はゆっくりと進行する痙性四麻痺がみられる
  • 錐体路徴候
    • 運動麻痺と筋力低下
      • 弛緩性麻痺→痙性麻痺
    • 痙縮
      • 痙直
      • 筋緊張亢進
      • 筋トーヌス亢進
      • ジャックナイフ現象(折りたたみナイフ現象)
    • 痙性歩行
      • 片側性:分回し歩行
      • 両側性:はさみ歩行
    • 深部腱反射亢進
    • クローヌス出現
      • 腱反射亢進による足クローヌス、膝クローヌスがある
    • 病的反射陽性
      • バビンスキー反射
    • 巧緻運動障害
    • 共同運動
    • バレー徴候陽性
    • 非活動性筋萎縮
    • 拘縮

大脳皮質運動野について誤っている記述はどれか。

  1. 前頭葉にある。
  2. 随意運動に関与する。
  3. 反対側の身体運動を支配する。
  4. 巧緻運動をつかさどる領域は狭い。

錐体路に関係しているのはどれか。

  1. 大脳脚
  2. 脳梁
  3. レンズ核
  4. 脊髄後索

錐体路の障害で生じるのはどれか。

  1. アテトーゼ
  2. 痙性麻痺
  3. 運動失調
  4. 筋の固縮

錐体路障害で生じるのはどれか。

  1. 固縮
  2. 鉛管現象
  3. 共同運動
  4. 腱反射消失

錐体路障害の症候で適切でないのはどれか。

  1. 筋緊張亢進
  2. 痙性麻痺
  3. 病的反射出現
  4. 深部反射減弱

錐体路障害の症状で適切なのはどれか。

  1. 病的反射の出現
  2. 線維束性攣縮
  3. ロンベルグ徴候
  4. 深部反射の減弱

錐体路が通過するのはどれか。

  1. 脳梁
  2. 内包
  3. 橋被蓋
  4. 後索

錐体路系に含まれるのはどれか。

  1. 大脳皮質運動野
  2. 大脳基底核
  3. 小脳
  4. 網様体

錐体路を構成しないのはどれか。

  1. 中心前回
  2. 内包
  3. 大脳脚
  4. 脊髄後索

錐体路に関与する部位はどれか。

  1. 視床
  2. 大脳脚
  3. 内側毛帯
  4. 脊髄後索

錐体路系に属する伝導路はどれか。

  1. 皮質脊髄路
  2. 皮質赤核路
  3. 赤核脊髄路
  4. 網様体脊髄路

錐体路の経路でないのはどれか。

  1. 内包
  2. 中脳の赤核
  3. 延髄の錐体
  4. 脊髄の側索

深部腱反射が亢進するのはどれか。

  1. 神経根障害
  2. 末梢神経障害
  3. 錐体路障害
  4. 脊髄前角障害

錐体路の起始ニューロンが分布する脳の部位はどれか。

  1. 前頭葉
  2. 頭頂葉
  3. 側頭葉
  4. 後頭葉

触圧覚の伝導路として適切でないのはどれか。

  • Aβ線維
  • パチニ小体
  • 錐体外路
  • 視床

不随意運動のみられない疾患はどれか。

  1. 舞踏病
  2. ウィルソン病
  3. 筋萎縮性側索硬化症
  4. アテトーゼ

筋萎縮性側索硬化症でみられない症候はどれか。

  1. 線維束攣縮
  2. 深部反射亢進
  3. 筋力低下
  4. 不随意運動

症状と原因との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 腱反射消失---錐体路障害
  2. 知能障害---大脳皮質萎縮
  3. 失語症---高次脳機能障害
  4. 筋萎縮---前角細胞変性

病巣と神経学的所見との組合せで正しいのはどれか。

  1. 錐体路---足クローヌス
  2. 小脳---深部腱反射亢進
  3. 脊髄神経根---手袋靴下型感覚障害
  4. 視床---認知障害

パーキンソン病について誤っている記述はどれか。

  1. 脳内ドパミンが減少する。
  2. 無動がみられる。
  3. こきざみ歩行がみられる。
  4. 錐体路疾患である。

損傷直後に片側の弛緩麻痺が起こるのはどれか。

  1. 小脳
  2. 大脳基底核
  3. 一次運動野
  4. 補足運動野

クローヌスについて正しいのはどれか。

  1. 強い痛みを伴う。
  2. 錐体外路徴候の一種である。
  3. 不規則な筋収縮である。
  4. 著明な腱反射亢進でみられる。

頸椎症性脊髄症について正しいのはどれか。

  1. 痙性麻痺は認めない。
  2. 手指巧緻運動障害を認める。
  3. 膀胱直腸障害は認めない。
  4. 下肢腱反射が減弱する。

頸椎症性脊髄症について誤っている記述はどれか。

  1. 痙性歩行がみられる。
  2. 手指巧緻運動障害を認める。
  3. 手内在筋の萎縮を認める。
  4. 深部腱反射が減弱する。

バレー徴候で患側上肢にみられる陽性所見はどれか。

  1. 外旋する。
  2. 下降する。
  3. 振戦が出現する。
  4. しびれを自覚する。

錐体外路

  • 骨格筋の随意運動を無意識に調整し、随意運動を阻害する働き
  • 不随意運動がおこらないようにする
  • 尾状核、被殻、淡蒼球、レンズ核、前障からなる大脳基底核からおこり、延髄•脊髄の運動ニューロンにシナプスする
  • 視蓋脊髄路
  • 前庭脊髄路
  • 網様体脊髄路
  • 赤核脊髄路

錐体外路障害

  • 筋トーヌス亢進による固縮
  • 不随意運動出現
  • 運動麻痺や感覚障害をきたすことはない
  • 黒質、線条体の異常
    • パーキンソン病
  • 線条体の異常
    • 舞踏病
    • ハンチントン病
  • その他
    • ウイルソン病
  • 鉛管現象
  • 歯車現象
  • 前傾姿勢
  • 不随意運動の出現
    • 振戦
    • ジストニー様運動
    • アテトーゼ
    • 舞踏病様運動
    • バリズム
    • ミオクローヌ
  • 協調運動障害

錐体外路徴候はどれか。

  1. 病的反射
  2. 痙縮
  3. 運動麻痺
  4. 固縮

錐体外路疾患はどれか。

  1. ハンチントン病
  2. ギラン・バレー症候群
  3. 多発ニューロパチー
  4. 重症筋無力症

錐体外路系疾患はどれか。

  1. 筋萎縮性側索硬化症
  2. 重症筋無力症
  3. 舞踏病
  4. アルツハイマー病

錐体外路障害の症状はどれか。

  1. 協調運動障害
  2. 痙性麻痺
  3. 固有感覚障害
  4. 温痛覚低下

筋緊張について正しいのはどれか。

  1. 末梢神経障害で亢進する。
  2. 錐体路障害では変わらない。
  3. 錐体外路障害で鉛管様となる。
  4. 小脳障害で弛緩する。

歩行について誤っている組合せはどれか。

  1. 鶏歩---下位運動ニューロン障害
  2. 痙性歩行---上位運動ニューロン障害
  3. アヒル歩行---錐体外路障害
  4. 失調性歩行---小脳障害

筋トーヌスと痙直•固縮

  • 筋緊張=筋トーヌス
  • 骨格筋の筋緊張を維持しているのは、α運動ニューロンのインパルス
    • 錐体路や錐体外路によって抑制されている
    • 抗重力姿勢の保持に重要
  • 筋緊張低下
    • 重篤な錐体路障害(中枢性麻痺)の急性期
      • 脳血管障害脊髄損傷など突発的におこる重篤な錐体路障害(上位運動ニューロン障害、中枢性麻痺)
      • 弛緩性麻痺(振り子様運動)
      • 脊髄ショック
    • α運動ニューロン障害(下位運動ニューロン障害)
      • 抹消性麻痺
      • 神経原性筋萎縮
        • 脊髄前角障害:重篤な錐体路障害の急性期、ポリオ
        • 馬尾神経•神経根障害:腰部脊柱管狭窄症、変形性脊椎症、椎間板ヘルニア
        • 末梢神経障害:ギラン•バレー症候群、橈骨神経麻痺、総腓骨神経麻痺
    • 骨格筋の障害
      • 重症筋無力症、ボツリヌス中毒
      • 進行性筋ジストロフィー、多発性筋炎、周期性四肢麻痺
    • 小脳疾患
      • 小脳疾患
  • 徒手筋力テスト
  • ADL
  • 四肢周径

正しい組合せはどれか。

  1. 痙性麻痺---折りたたみナイフ現象
  2. 弛緩性麻痺---鉛管現象
  3. 筋強剛(固縮)---反射亢進
  4. 痙直---振り子様運動

筋緊張について正しいのはどれか。

  1. 末梢神経障害で亢進する。
  2. 錐体路障害では変わらない。
  3. 錐体外路障害で鉛管様となる。
  4. 小脳障害で弛緩する。

鉛管現象と関係が深いのはどれか。

  1. 錐体路
  2. 脊髄後索
  3. 大脳基底核
  4. 小脳

神経疾患と症状との組合せで誤っているのはどれか。

  1. パーキンソン病---無動
  2. 進行性筋ジストロフィー症---筋強剛(固縮)
  3. 脊髄空洞症---感覚解離
  4. アテトーゼ---不随意運動

脳卒中後片麻痺について正しい記述はどれか

  1. 片麻痺からは骨粗鬆症にならない
  2. 麻痺の程度と排尿障害の程度とは無関係である
  3. 痙性の出現によって内反尖足が起こる
  4. 関節可動域訓練によって肩関節の亜脱臼が起こりやすい

下肢の筋緊張が増強するのはどれか。

  1. 腰部脊柱管狭窄症
  2. 坐骨神経麻痺
  3. 胸髄損傷
  4. ポリオ

下肢の筋緊張が増強しないのはどれか。

  1. 頸髄不全麻痺
  2. パーキンソン病
  3. 痙直型脳性麻痺
  4. 腰椎椎間板ヘルニア

脳性麻痺について正しい記述はどれか。

  1. 痙直型は腱反射が低下する。
  2. アテトーゼ型は不随意運動がみられない。
  3. 失調型は平衡機能が保たれる。
  4. 弛緩型は抗重力姿勢が保てない。

痙性麻痺がある脳性麻痺患者に対してよく行われる治療はどれか。

  1. 向精神薬投与
  2. 頸椎除圧固定術
  3. ボツリヌス療法
  4. 人工膝関節置換術

脳性麻痺について誤っている組合せはどれか。

  1. 痙直型---腱反射亢進
  2. 弛緩型---抗重力姿勢保持困難
  3. 強剛型---関節拘縮
  4. アテトーゼ型---鉛管現象

筋緊張性ジストロフィーの症状で誤っているのはどれか。

  1. 筋トーヌスの亢進
  2. ミオトニア
  3. 性腺萎縮
  4. 白内障

パーキンソン病にみられる運動障害で適切でないのはどれか。

  1. 折りたたみナイフ現象
  2. リズム形成障害
  3. すくみ現象
  4. 運動の切り換え困難

歩行異常と疾患の組合せで正しいのはどれか。

  1. 間欠跛行---多発性筋炎
  2. 失調性歩行---バージャー病
  3. 痙性歩行---脳性麻痺
  4. トレンデレンブルグ歩行---腓骨神経麻痺

呼吸理学療法のうち、筋緊張を取り除くためのリハビリテーションはどれか。

  1. 排痰訓練
  2. 呼吸筋強化訓練
  3. リラクセーション
  4. 全身持久力トレーニング

肩こりに対する温熱療法が筋緊張を改善する機序として適切でないのはどれか。

  1. 筋血流量の増加
  2. 局所発痛物質の除去
  3. α運動ニューロンの興奮
  4. 筋紡錘の感受性低下

次の文で示す症例について、身体診察でみられる可能性が最も高いのはどれか。「65歳の男性。3年ほど前から手のふるえが出現し、徐々に進行している。また動作が緩慢となり、すくみ足もみられ、顔の表情も乏しくなっている。便秘もある。」

  1. 歯車現象
  2. 足底部の知覚鈍麻
  3. バビンスキー反射陽性
  4. アキレス腱反射亢進

次の文で示す患者について、「65歳の男性。主訴は動作緩慢と振戦で上肢に歯車様固縮がみられる。不眠、抑うつ、便秘を伴い、舌質はやや淡白、脈状は細弱を呈する。」本症例でみられる異常歩行はどれか。

  1. 痙性歩行
  2. トレンデレンブルグ歩行
  3. 小刻み歩行
  4. 失調性歩行

「63歳の男性。手のふるえ、歩行困難、歯車様の筋強剛がみられる。」本患者の特徴的な手のふるえはどれか。

  1. コップをつかもうとするときのふるえ
  2. ゆっくりと踊るようなふるえ
  3. 丸薬を丸めるような手指のふるえ
  4. 細かい指先のふるえ

次の文で示す症例でみられるのはどれか。「70歳の女性。数年前から動作緩慢になり、現在は丸薬丸め運動も出現してきた。」

  1. 無汗症
  2. 歯車現象
  3. ガワーズ徴候
  4. ホフマン反射陽性

痙縮

  • 筋緊張の亢進に腱反射の亢進をともなう病態
  • 錐体路障害で出現する
  • 錐体外路障害は運動麻痺をともなうことが多い
  • 筋緊張亢進と痙縮をともなう中枢性麻痺を痙性麻痺という
  • 脳血管障害、脊髄損傷
    • 発症直後は筋緊張の低下がみられ、その後ゆっくりと筋緊張と腱反射が亢進し痙縮する
  • 痙直型脳性麻痺
    • 脳性麻痺の病型で最も多い
  • 頸椎症性脊髄症
    • 軟部組織の障害によって脊髄が圧迫される
    • 変形性頸椎症
    • 頸部椎間板ヘルニア
    • 頸部後縦靭帯骨化症
    • 進行にともない巧緻運動障害、腱反射亢進、痙性歩行などの錐体路徴候がみられ、痙性四肢麻痺におちいる
  • 腱反射の亢進
    • 腱反射の受容器である筋紡錘の興奮性が高まるために深部腱反射(伸張反射)の亢進がみられる
    • クローヌス(膝クローヌス、足クローヌス)の出現
    • ジャックナイフ現象(折りたたみナイフ現象)
  • 病的反射の出現
    • 錐体路系の器質的障害のときにあらわれる
    • 上肢にみられる病的反射
      • ホフマン反射
      • トレムナー反射
    • 下肢にみられる病的反射
      • バビンスキー反射
      • チャドック反射
      • オッペンハイム反射
      • ゴードン反射
  • 痙性歩行
    • 片側性:分回し歩行
    • 両側性:はさみ歩行
  • 関節拘縮
    • ウェルニッケ•マン型肢位
      • 上肢:肩関節内転、内旋、肘関節屈曲、前腕回内、手関節屈曲、手指関節屈曲
      • 下肢:股関節伸展、外旋、外転、膝関節伸展、足関節内反尖足
  • アシュワース•スケール
  • ブルンストロームの運動機能試験
  • 温熱療法
  • ストレッチ運動療法
  • 筋力増強運動
  • 関節可動域訓練
  • ボツリヌス療法

パーキンソン病にみられる症状はどれか。

  1. 痙縮
  2. 企図振戦
  3. 鉛管現象
  4. 折りたたみナイフ現象

痙性斜頸と関連があるのはどれか。

  1. ジストニア
  2. ミオクローヌス
  3. アテトーゼ
  4. ジスキネジー

筋緊張が亢進し、痙縮をきたす疾患はどれか。

  1. 脳梗塞
  2. パーキンソン病
  3. ギラン・バレー症候群
  4. 進行性筋ジストロフィー

痙縮の理学療法として有効でないのはどれか。

  1. 温熱療法
  2. 痙縮筋の筋力増強
  3. 痙縮筋の持続伸張(ストレッチ)
  4. 拮抗筋の収縮

痙縮が出現するのはどれか。

  1. ギラン・バレー症候群
  2. 被殻出血
  3. 腕神経叢麻痺
  4. 多発性筋炎

痙縮の評価に用いるのはどれか。

  1. 徒手筋力テスト
  2. アシュワーススケール
  3. 内田-クレペリンテスト
  4. バーセルインデックス

固縮

  • 腱反射の亢進をともなわずに筋緊張が亢進した状態
  • 大脳基底核の障害による錐体外路障害
    • パーキンソン病
    • 舞踏病
    • ハンチントン病
  • 鉛管現象、歯車現象
  • 不随意運動の出現
  • 深部腱反射は変化しない
  • クローヌスは出現しない
  • 病的反射は出現しない
  • 運動麻痺をともなうことはない

パーキンソン病の症状で正しいのはどれか。

  1. 固縮
  2. 弛緩性麻痺
  3. 温痛覚低下
  4. 運動失調

運動障害について誤っている組合せはどれか。

  1. 錐体路障害---痙性麻痺
  2. 錐体外路障害---不随意運動
  3. 脊髄損傷---固縮
  4. 末梢神経損傷---弛緩性麻痺

「70歳の男性。右手足がふるえ、動作が緩慢となり受診した。顔面は無表情で、立位では前かがみであった。認知症はない。」本疾患にみられる身体所見はどれか。

  1. 固縮
  2. 強直
  3. 痙縮
  4. けいれん

「78歳の男性。手がふるえ、動作が緩慢で、表情がなく、前かがみになりやすく、筋肉がこわばる。」本症例でみられる症状と所見の組合せで正しいのはどれか。

  1. 手がふるえる---企図振戦
  2. 表情がない---満月様顔貌
  3. 前かがみになる---起坐位
  4. 筋肉がこわばる---固縮

ブルンストロームステージ

ステージⅠ(弛緩期)随意運動がみられない
筋は弛緩性
ステージⅡ(痙性初期)共同運動がわずかに出現
ステージⅢ(痙性高度期)随意的共同運動として関節運動が可能
ステージⅣ(痙性後期)共同運動パターンが崩れ、分離運動が可能
ステージⅤ(上手な分離運動期)複雑な逆共同運動の組み合わせが可能
ステージⅥ(自由な分離運動期)協調的
正常に近い運動
痙縮消失/軽度

ブルンストロームステージで「痙性が高度であり、随意的な共同運動は十分にできるが分離運動はできない。」のはどれか。

  1. ステージII
  2. ステージIII
  3. ステージIV
  4. ステージV

下肢のブルンストロームステージで「共同運動がわずかに出現し、痙性が出始める。」のはどれか。

  1. ステージⅠ
  2. ステージⅡ
  3. ステージⅢ
  4. ステージⅣ

脳卒中に対するブルンストロームステージで「共同運動がわずかに出現し、痙縮が出始める段階」はどれか。

  1. ステージⅠ
  2. ステージⅡ
  3. ステージⅣ
  4. ステージⅥ

「56歳の男性。主訴は右片麻痺。麻痺側の上肢を動かそうとすると肩・肘の同時屈曲がみられる。」本症例のブルンストローム回復ステージ(6段階)はどれか。

  1. ステージⅡ
  2. ステージⅢ
  3. ステージⅣ
  4. ステージⅤ

「65歳の男性。3か月前に脳梗塞を発症し右半身に麻痺が残った。座位にて患側の股関節・膝関節・足関節の集団屈曲運動はできるようになったが、個々の関節の単独運動はできない。」下肢のブルンストロームステージで該当するのはどれか。

  1. ステージⅡ
  2. ステージⅢ
  3. ステージⅣ
  4. ステージⅤ

脳卒中のブルンストロームステージで弛緩性麻痺がみられるのはどれか。

  1. ステージⅠ
  2. ステージⅡ
  3. ステージⅢ
  4. ステージⅣ

上肢のブルンストロームステージで「十分な共同運動が出現し、関節運動を伴う屈筋共同運動が出現する」のはどれか。

  1. ステージⅠ
  2. ステージⅡ
  3. ステージⅢ
  4. ステージⅣ

運動麻痺

  • 運動麻痺は随意運動ができない状態
  • 長期の運動麻痺は筋萎縮関節拘縮褥瘡骨粗鬆症を引き起こす
  • 運動麻痺に対する鍼灸施術は、調節作用のうち興奮作用を期待して行う
  • 電気運動点への施術、低周波療法がある
  • 関節拘縮予防には他動運動を行う
  • 完全麻痺
    • 筋力消失
  • 不完全麻痺
    • 脱力
    • 筋力低下
  • 中枢性麻痺
    • 錐体路障害
    • 核上麻痺
    • 非活動性筋萎縮
    • 神経筋促通法(ファシリテーション•テクニック)
  • 抹消性麻痺
    • 筋緊張が低下し、弛緩性麻痺となる
    • 深部腱反射は減弱、消失
    • 神経原性筋萎縮

損傷によって運動麻痺が起こらない部位はどれか。

  1. 前頭葉
  2. 小脳
  3. 内包
  4. 脊髄側索

損傷直後に片側の弛緩麻痺が起こるのはどれか。

  1. 小脳
  2. 大脳基底核
  3. 一次運動野
  4. 補足運動野

正しい組合せはどれか。

  1. 痙性麻痺---折りたたみナイフ現象
  2. 弛緩性麻痺---鉛管現象
  3. 筋強剛(固縮)---反射亢進
  4. 痙直---振り子様運動

麻痺について正しい組合せはどれか。

  1. 四肢麻痺---両側の上下肢
  2. 片麻痺---一側の上肢
  3. 対麻痺---両側の上肢
  4. 単麻痺---一側の上下肢

運動麻痺で誤っているのはどれか。

  1. 片麻痺---一側の上下肢
  2. 対麻痺---一側上肢と反対側下肢
  3. 単麻痺---四肢のうち一肢
  4. 四肢麻痺---両側上下肢

運動麻痺について誤っている組合せはどれか。

  1. 単麻痺---四肢のうちの1肢
  2. 対麻痺---両側の上肢
  3. 片麻痺---一側の上下肢
  4. 四肢麻痺---両側の上下肢

運動麻痺の症候でないのはどれか。

  1. 下垂手
  2. 太鼓ばち指
  3. 猿手
  4. 尖足

周期性四肢麻痺がみられるのはどれか。

  1. 高尿酸血症
  2. 骨軟化症
  3. 褐色細胞腫
  4. 原発性アルドステロン症

歩行異常について正しい組合せはどれか。

  1. 随意跛行---先天性股関節脱臼
  2. 間欠跛行---小児股関節結核
  3. はさみ脚歩行---脳性小児麻痺
  4. 墜落跛行---片麻痺

バレー徴候で患側上肢にみられる陽性所見はどれか。

  1. 外旋する。
  2. 下降する。
  3. 振戦が出現する。
  4. しびれを自覚する。

右側の脳内出血で生じる麻痺はどれか。

  1. 右上肢単麻痺
  2. 対麻痺
  3. 右片麻痺
  4. 左片麻痺

第6頸椎脱臼骨折による脊髄損傷患者の初期にみられるのはどれか。

  1. 呼吸停止
  2. 痙性麻痺
  3. 弛緩性麻痺
  4. 交代性麻痺

肝性昏睡にみられない症状はどれか。

  1. はばたき振戦
  2. 傾眠傾向
  3. アンモニア口臭
  4. 下肢対麻痺

脳血管障害について正しい記述はどれか。

  1. 一過性脳虚血発作は麻痺を残さない。
  2. くも膜下出血は慢性に発症する。
  3. 脳梗塞は若年者に多い。
  4. 脳血栓は過激な体動時に多い。

左大脳半球の脳卒中の症状で誤っているのはどれか。

  1. 対麻痺
  2. 共同偏視
  3. 失語
  4. 半身感覚障害

四肢麻痺をきたす疾患はどれか。

  1. 褐色細胞腫
  2. 尿崩症
  3. アジソン病
  4. 原発性アルドステロン症

四肢の筋力低下をきたさないのはどれか。

  1. バセドウ病
  2. 褐色細胞腫
  3. 原発性アルドステロン症
  4. 低カリウム血症

ウィルソン病でみられないのはどれか。

  1. 肝硬変
  2. 対麻痺
  3. 構音障害
  4. 角膜輪

次の文で示す患者で最も考えられるのはどれか。「45歳の男性。高血圧、多尿、四肢麻痺、低カリウム血症、高ナトリウム血症を認めた。」

  1. 尿崩症
  2. 原発性アルドステロン症
  3. 褐色細胞腫
  4. 副甲状腺機能亢進症

ウィルソン病でみられないのはどれか。

  1. 片麻痺
  2. カイザーフライシャー角膜輪
  3. 構音障害
  4. 肝硬変

ギラン・バレー症候群について正しい記述はどれか。

  1. 中枢神経障害である。
  2. 対称性の四肢脱力がみられる。
  3. 髄液検査で細胞数の増加を認める。
  4. 自然軽快は少ない。

脳出血で四肢麻痺を認める出血部位はどれか。

  1. 視床
  2. 被殻
  3. 小脳

脊髄損傷について正しいのはどれか。

  1. 機能障害のレベルは脊椎の損傷レベルと一致する。
  2. 頸髄損傷で四肢麻痺が起こる。
  3. 頸髄損傷で呼吸麻痺は起こらない。
  4. 椎間板障害で脊髄損傷は起こらない。

脳卒中後片麻痺について正しい記述はどれか

  1. 片麻痺からは骨粗鬆症にならない
  2. 麻痺の程度と排尿障害の程度とは無関係である
  3. 痙性の出現によって内反尖足が起こる
  4. 関節可動域訓練によって肩関節の亜脱臼が起こりやすい

弛緩性麻痺の評価で適切でないのはどれか。

  1. ブルンストロームのステージ
  2. 日常生活動作テスト
  3. 徒手筋力テスト
  4. 四肢周径の測定

脊髄損傷について誤っている記述はどれか。

  1. 頸髄損傷の好発都位は第5〜6頸推部である。
  2. 受傷直後は痙性麻痺となる。
  3. 排尿障害を伴う。
  4. 自律神経障害を伴う。

胸髄損傷による対麻痺患者ができない活動はどれか。

  1. 入浴
  2. 杖なし歩行
  3. バスケットボール
  4. 車の運転

片麻痺で亜脱臼が起こりやすい関節はどれか。

  1. 肩関節
  2. 肘関節
  3. 股関節
  4. 膝関節

痙性麻痺を呈するのはどれか。

  1. 頸椎症性脊髄症
  2. 腕神経叢麻痺
  3. ポリオ
  4. 手根管症候群

下肢の痙性麻痺がみられるのはどれか。

  1. 頸髄損傷不全麻痺
  2. 腰椎椎間板ヘルニア
  3. 閉塞性動脈硬化症
  4. 総腓骨神経麻痺

脳性麻痺について誤っている記述はどれか。

  1. 受胎から生後4週までに生じた脳病変を原因とする。
  2. 永続的な、運動と姿勢の異常がみられる。
  3. アテトーゼ型では筋緊張が動揺する。
  4. 痙直型両麻痺では下肢に比べ上肢の障害が強い。

脳卒中片麻痺患者に用いる装具はどれか。

  1. 短下肢装具
  2. 免荷装具
  3. 股関節装具
  4. 腰椎装具

「75歳の男性。病院を受診し、脳梗塞による軽い片麻痺と診断された。」麻痺側で亢進する反射はどれか。

  1. 角膜反射
  2. 挙睾筋反射
  3. 腹壁反射
  4. アキレス腱反射

四肢の末梢神経麻痺のリハビリテーションで行わないのはどれか。

  1. 関節可動域訓練
  2. 低周波治療
  3. 装具療法
  4. 温熱療法

脳性麻痺について正しい組合せはどれか。

  1. 両麻痺---上肢より下肢の麻痺が重度
  2. アテトーゼ型---頻度が最も高い
  3. 失調型---痙性麻痺
  4. 痙直型---不随意運動

痙縮の評価に用いるのはどれか。

  1. 徒手筋力テスト
  2. アシュワーススケール
  3. 内田-クレペリンテスト
  4. バーセルインデックス

脳卒中片麻痺患者に用いる装具はどれか。

  1. PTB式免荷装具
  2. 股関節外転装具
  3. 金属支柱付膝装具
  4. 靴べら式短下肢装具

小児疾患と障害の組合せで正しいのはどれか。

  1. ポリオ---球麻痺
  2. 進行性筋ジストロフイー症---両麻痺
  3. 二分脊椎---対麻痺
  4. ダウン症---片麻痺

慢性期の脳卒中片麻痺患者に最もよく用いられる装具はどれか。

  1. 長下肢装具
  2. 膝関節装具
  3. 短下肢装具
  4. 足関節装具

脳卒中片麻痺の特徴的な異常歩行はどれか。

  1. 分回し歩行
  2. あひる歩行
  3. 小刻み歩行
  4. 墜落性破行

錐体路の障害で生じるのはどれか。

  1. アテトーゼ
  2. 痙性麻痺
  3. 運動失調
  4. 筋の固縮

脳性麻痺で起こる痙直型両麻痺の歩行について正しいのはどれか。

  1. 失調性歩行
  2. 分回し歩行
  3. はさみ脚歩行
  4. トレンデレンブルグ歩行

脳卒中片麻痺患者に最もよく用いられるのはどれか。

  1. 短下肢装具
  2. 長下肢装具
  3. 膝関節装具
  4. 足関節装具

パーキンソン病の症状で誤っているのはどれか。

  1. 振戦
  2. 片麻痺
  3. すくみ足
  4. 仮面様顔貌

痙性麻痺がある脳性麻痺患者に対してよく行われる治療はどれか。

  1. 向精神薬投与
  2. 頸椎除圧固定術
  3. ボツリヌス療法
  4. 人工膝関節置換術

脳卒中片麻痺患者の動作について正しいのはどれか。

  1. 衣服を着るときは健側から行う。
  2. ベッドでの起き上がりは患側を下にする。
  3. 歩行時には杖を健側で持つ。
  4. 階段は患側から上がる。

脳卒中片麻痺患者の歩行訓練で使用するのはどれか。

  1. 頸椎装具
  2. 対立装具
  3. 下腿義足
  4. 短下肢装具

脳卒中片麻痺患者の生活期に最も多く使用されている装具はどれか。

  1. 長下肢装具
  2. 短下肢装具
  3. 膝関節装具
  4. 体幹装具

治療原則で誤っている記述はどれか。

  1. 充血に対しては健部誘導法を用る。
  2. 神経麻痺に対しては持続圧迫法を用いる。
  3. 内臓疾患に対してはデルマトームを活用する。
  4. 神経痛に対しては圧痛点を活用する。

「75歳の男性。病院を受診し、脳梗塞による軽い片麻痺と診断された。」麻痺側にみられる所見はどれか。

  1. バレー徴候
  2. ロンベルグ徴候
  3. ラセーグ徴候
  4. ケンプ徴候

病態と治療法との組合せで適切でないのはどれか。

  1. 神経痛---持続圧迫法
  2. 頸椎症---スラスト法
  3. 神経麻痺---運動法
  4. 循環障害---軽擦法

振戦と不随意運動

  • 不随意運動は大脳基底核の病変や錐体外路障害によってみられる
  • 振戦
    • 安静時振戦
      • 線条体におけるドパミン分泌不足によっておこる錐体外路障害であるパーキンソン病でみられる
    • 姿勢時振戦
      • 随意的な姿勢保持にのみ出現する
    • 動作時振戦
      • 随意的な動作をおこなっているときに出現
  • 舞踏病様運動
    • ハンチントン病
    • 舞踏病
  • アテトーシス
    • アテトーゼ型脳性麻痺
    • 頸椎症性脊髄症を合併する
  • ジストニア
    • 痙性斜頸
  • バリズム
    • 一側上下肢で物を投げ飛ばすような大きな動きを示す
  • ミオクローヌス
    • 突然の共同筋群の収縮によって、身体の一部がピクッと動く不随意運動

脊髄内伝導路と働きとの組合せで誤っているのはどれか。

  1. 脊髄視床路---感覚
  2. 脊髄小脳路---姿勢調節
  3. 皮質脊髄路---随意運動
  4. 後索路---不随意運動

運動神経の興奮によって誘発されるのはどれか。

  1. 皮膚血管拡張
  2. 発汗
  3. 立毛筋収縮
  4. ふるえ産熱

手指振戦をきたす疾患はどれか。

  1. アジソン病
  2. バセドウ病
  3. 尿崩症
  4. 粘液水腫

小脳疾患の症状で誤っているのはどれか。

  1. 安静時振戦
  2. 失調性歩行
  3. 筋トーヌス低下
  4. 四肢協調運動障害

持続時間が最も短い不随意運動はどれか。

  1. 舞踏病様運動
  2. ミオクローヌス
  3. アテトーゼ
  4. ジストニア

粗大で一側上下肢を投げ出すような不随意運動はどれか。

  1. バリズム(バリスムス)
  2. アテトーゼ
  3. チック
  4. ジストニア

痙性斜頸と関連があるのはどれか。

  1. ジストニア
  2. ミオクローヌス
  3. アテトーゼ
  4. ジスキネジー

規則的な運動を示す不随意運動はどれか。

  1. 振戦
  2. アテトーゼ
  3. 舞踏運動
  4. ジストニア

ギラン・バレー症候群でみられない症状はどれか。

  1. 急性発症
  2. 四肢脱力
  3. 髄液の蛋白細胞解離
  4. 振戦

パーキンソン病の徴候はどれか。

  1. 痙性麻痺
  2. 筋萎縮
  3. 振戦
  4. 感覚障害

不随意運動のみられない疾患はどれか。

  1. 舞踏病
  2. ウィルソン病
  3. 筋萎縮性側索硬化症
  4. アテトーゼ

バセドウ病でみられる症候はどれか。

  1. 手指振戦
  2. 寒がり
  3. 眼瞼下垂
  4. 徐脈

振戦を主訴とする疾患はどれか。

  1. 進行性球麻痺
  2. 脳梗塞
  3. パーキンソン病
  4. ギラン・バレー症候群

病態と原因物質との組合せで正しいのはどれか。

  1. 振戦せん妄---アルコール
  2. パーキンソン症候群---ストレプトマイシン
  3. スモン---ペニシリン
  4. 難聴---副腎皮質ホルモン

筋萎縮性側索硬化症でみられない症候はどれか。

  1. 線維束攣縮
  2. 深部反射亢進
  3. 筋力低下
  4. 不随意運動

肝硬変の症状でないのはどれか。

  1. 静止時振戦
  2. 脾腫
  3. 痔核
  4. 腹水

疾患と症状との組合せで正しいのはどれか。

  1. 肝硬変---羽ばたき振戦
  2. 胆嚢ポリープ---筋性防御
  3. 慢性膵炎---腹壁静脈怒張
  4. 慢性糸球体腎炎---グル音消失

静止時振戦が特徴的にみられるのはどれか。

  1. パーキンソン病
  2. 甲状腺機能亢進症
  3. 多発性硬化症
  4. アルコール中毒

白血病の症状でないのはどれか。

  1. 振戦
  2. 発熱
  3. 皮下出血
  4. リンパ節腫脹

パーキンソン病について誤っている記述はどれか。

  1. 50~60歳代で初発する。
  2. 手指振戦は通常左右同時に出現する。
  3. 進行すると前傾前屈姿勢となる。
  4. 種々の自律神経症状がみられる。

パーキンソン病の振戦が最も起こりやすいのはどれか。

  1. じっとしているとき
  2. 何か物を取ろうとするとき
  3. 字を書くとき
  4. からだの前で手を保持するとき

パーキンソン病でよくみられるのはどれか。

  1. 痙性麻痺
  2. アテトーゼ
  3. 見当識障害
  4. 突進現象

肝性脳症でみられるのはどれか。

  1. 静止時振戦
  2. 企図振戦
  3. 動作時振戦
  4. 羽ばたき振戦

次の文で示す症例に対する歩行介助で最も適切なのはどれか。「58歳の男性。2年前から右手の振戦が出現、後に動作が緩慢になってきた。急に狭くなる場所では足が前に出ない。」

  1. 静かに見守る。
  2. 積極的に会話する。
  3. 速いテンポの音楽を流す。
  4. メトロノームでリズムをとる。

パーキンソン病で振戦が最も起こりやすいのはどれか。

  1. 字を書くとき
  2. じっとしているとき
  3. 何か物を取ろうとするとき
  4. からだの前で手を保持するとき

脳性麻痺について誤っている組合せはどれか。

  1. 痙直型---腱反射亢進
  2. 弛緩型---抗重力姿勢保持困難
  3. 強剛型---関節拘縮
  4. アテトーゼ型---鉛管現象

アテトーゼ型脳性麻痺にみられる二次的合併症で最も多いのはどれか。

  1. 認知症
  2. 痙性片麻痺
  3. 変形性肩関節症
  4. 頸椎症性脊髄症

パーキンソン病患者の理学療法でメトロノームを用いて改善が期待されるのはどれか。

  1. 小刻み歩行
  2. 構音障害
  3. 書字障害
  4. 振戦

パーキンソン病でみられやすい症状はどれか。

  1. 痙縮
  2. 振戦
  3. 喘鳴
  4. 尿閉

次の文で示す患者について、「65歳の男性。主訴は動作緩慢と振戦で上肢に歯車様固縮がみられる。不眠、抑うつ、便秘を伴い、舌質はやや淡白、脈状は細弱を呈する。」本症例でみられる異常歩行はどれか。

  1. 痙性歩行
  2. トレンデレンブルグ歩行
  3. 小刻み歩行
  4. 失調性歩行

次の文で示す症例について、身体診察でみられる可能性が最も高いのはどれか。「65歳の男性。3年ほど前から手のふるえが出現し、徐々に進行している。また動作が緩慢となり、すくみ足もみられ、顔の表情も乏しくなっている。便秘もある。」

  1. 歯車現象
  2. 足底部の知覚鈍麻
  3. バビンスキー反射陽性
  4. アキレス腱反射亢進

「36歳の女性。発汗過多、心悸亢進を主訴に来院した。食欲はあるが体重は減少傾向で、興奮しやすい。手指には振戦がみられた。血圧は正常、心電図検査では洞性頻脈が認められた。」本疾患に特徴的な所見はどれか。

  1. 浮腫
  2. 口内炎
  3. 満月様顔貌
  4. 眼球突出

「50歳の男性。大酒家である。軽度の意識障害で受診した。眼球の黄染、胸部のクモ状血管拡張と著明な腹水がみられた。また、上肢の不規則な運動が認められた。」本症例でみられる上肢の所見はどれか。

  1. けいれん
  2. バリスム
  3. アテトーゼ
  4. 振戦

「63歳の男性。手のふるえ、歩行困難、歯車様の筋強剛がみられる。」本患者の特徴的な手のふるえはどれか。

  1. コップをつかもうとするときのふるえ
  2. ゆっくりと踊るようなふるえ
  3. 丸薬を丸めるような手指のふるえ
  4. 細かい指先のふるえ

「30歳の男性。人間ドックで高血圧を指摘された。頭痛、発汗、手指振戦、痩せを認めた。家族歴には特記事項なし。腹部CTでは副腎に腫瘍を認めた。」本症例の血液検査で高値を示すのはどれか。

  1. コルチゾール
  2. 副腎皮質刺激ホルモン
  3. カテコラミン
  4. アルドステロン

「78歳の男性。手がふるえ、動作が緩慢で、表情がなく、前かがみになりやすく、筋肉がこわばる。」本症例の原因で適切なのはどれか。

  1. 錐体路障害
  2. 炎症性脱髄
  3. ドパミン欠乏
  4. アセチルコリン受容体障害

「30歳の男性。人間ドックで高血圧を指摘された。頭痛、発汗、手指振戦、痩せを認めた。家族歴には特記事項なし。腹部CTでは副腎に腫瘍を認めた。」本症例の症状を起こす物質が合成・分泌される副腎の部位はどれか。

  1. 球状層
  2. 束状層
  3. 網状層
  4. 髄質

頭蓋内圧亢進症•髄膜刺激症状

  • 頭蓋内圧亢進症
    • 脳脊髄腔の圧が高まっている
    • 放置すると、脳組織が圧迫されて壊死し死に至る
    • 出血性脳血管障害
    • 脳腫瘍
    • 脳膿瘍
    • 頭蓋内占拠性病変
    • 髄液産生亢進(髄膜炎、脳炎)
    • 脳浮腫
    • 嘔吐をともなう頭痛
    • うっ血乳頭(乳頭浮腫)
    • 意識障害
    • 徐脈、徐呼吸
    • 痙攣
  • 髄膜刺激症状
    • 髄膜炎
    • クモ膜下出血
    • 脳出血
    • 項部硬直
    • ケルニッヒ徴候
    • ブルジンスキー徴候
    • ラセーグ徴候
    • 頭痛、嘔吐

脳室系について誤っている記述はどれか。

  1. 側脳室は大脳半球の深部にある。
  2. 脈絡叢は脳脊髄液を分泌する。
  3. 第3脳室はくも膜下腔と交通する。
  4. 脳脊髄液はくも膜顆粒から吸収される。

脳室系について正しい記述はどれか。

  1. 側脳室は視床の間にある。
  2. 第3脳室は中脳にある。
  3. 脳脊髄液は脈絡叢で産生される。
  4. 脳室は硬膜下腔に通じる。

脳脊髄液について誤っている記述はどれか。

  1. 脳室を満たしている。
  2. くも膜下腔を循環する。
  3. 脈絡叢で吸収される。
  4. 外的衝撃から脳・脊髄を保護する。

髄膜刺激症状で誤っているのはどれか。

  1. 項部硬直
  2. ケルニッヒ徴候
  3. トレンデレンブルグ徴候
  4. ラセーグ徴候

髄膜刺激症候でないのはどれか。

  1. 項部硬直
  2. ロンベルグ徴候
  3. ブルジンスキー徴候
  4. ケルニッヒ徴候

脳腫瘍の症状はどれか。

  1. 発熱
  2. けいれん
  3. 冷や汗
  4. 頻脈

疾患と検査との組合せで適切でないのはどれか。

  1. アルツハイマー病---髄液検査
  2. 多発神経炎---筋電図
  3. 脳腫瘍---MRI
  4. てんかん---脳波

腹膜刺激症状はどれか。

  1. ケルニッヒ徴候
  2. ブルンベルグ徴候
  3. ブルジンスキー徴候
  4. ロブジング徴候

徐呼吸がみられるのはどれか。

  1. 脳圧亢進
  2. 発熱
  3. 肺炎
  4. 心不全

ギランバレー症候群で正しい記述はどれか。

  1. 中枢神経障害である。
  2. 髄液蛋白質の上昇を認める。
  3. 腱反射は亢進する。
  4. 呼吸筋麻痺はない。

髄膜刺激徴候はどれか。

  1. ラセーグ徴候
  2. ブラガード徴候
  3. ケルニッヒ徴候
  4. ガワーズ徴候

髄膜刺激症状はどれか。

  1. ケルニッヒ徴候
  2. ロンベルグ徴候
  3. ブルンベルグ徴候
  4. ガワーズ徴候

徐脈がみられるのはどれか。

  1. うっ血性心不全
  2. 甲状腺機能亢進症
  3. 出血性ショック
  4. 頭蓋内圧亢進

髄膜刺激症状はどれか。

  1. 項部硬直
  2. 足クローヌス
  3. バビンスキー徴候
  4. ロンベルグ徴候

神経疾患について正しい組合せはどれか。

  1. 脳虚血発作---脳圧亢進
  2. 脊髄空洞症---失語症
  3. 進行性麻痺---血管けいれん
  4. 脳腫瘍---乳頭浮腫

脳梗塞の症候でみられないのはどれか。

  1. 片麻痺
  2. 項部硬直
  3. 失語症
  4. 感覚障害

ギラン・バレー症候群で誤っているのはどれか。

  1. 髄液蛋白減少
  2. 四肢脱力
  3. 深部反射減弱
  4. 顔面神経麻痺

呼吸とその原因との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 頻呼吸---脳圧亢進
  2. クスマウル大呼吸---糖尿病性アシドーシス
  3. 起坐呼吸---心不全
  4. チェーン・ストークス呼吸---尿毒症

細菌性髄膜炎の髄液検査所見で正しいのはどれか。

  1. 細胞数減少
  2. 蛋白低下
  3. 糖低下
  4. 髄液圧下降

神経疾患とその診断に有用な検査との組合せで正しいのはどれか。

  1. アルツハイマー病---筋電図検査
  2. ギラン・バレー症候群---髄液検査
  3. 筋萎縮性側索硬化症---頭部CT検査
  4. 脊髄空洞症---神経生検

神経疾患と症状との組合せで正しいのはどれか。

  1. 髄膜炎---項部硬直
  2. 進行性筋ジストロフィー---自律神経障害
  3. 脊髄空洞症---眼球運動障害
  4. ウィルソン病---視神経萎縮

脳圧亢進時にみられない症状はどれか。

  1. うっ血乳頭
  2. 頻脈
  3. 頭痛
  4. 嘔吐

糖尿病性眼病変で起こりにくいのはどれか。

  1. 網膜白斑
  2. 網膜出血
  3. うっ血乳頭
  4. 白内障

次の文で示す症例について、問いに答えよ。「60歳の男性。高血圧にて内服加療中。2日前から38℃の発熱、昨日から嘔吐と頭部全体の痛みがある。意識レベルはJCSで1-1、血圧は178/90mmHgである。」最も考えられる疾患はどれか。

  1. 高血圧性脳症
  2. 髄膜炎
  3. 群発頭痛
  4. 小脳出血

次の文で示す症例について、問いに答えよ。「60歳の男性。高血圧にて内服加療中。2日前から38℃の発熱、昨日から嘔吐と頭部全体の痛みがある。意識レベルはJCSで1-1、血圧は178/90mmHgである。」本症例で確認すべき所見はどれか。

  1. ケルニッヒ徴候
  2. ホルネル徴候
  3. バレー徴候
  4. ロンベルグ徴候

低周波鍼通電療法について誤っている記述はどれか。

  1. 自律神経機能を調整する。
  2. 異常知覚を改善する。
  3. 脳脊髄圧を上昇させる。
  4. 痛みを抑制する。

脳血管障害

最近の国民生活基礎調査で介護が必要となった原因で最も多いのはどれか。

  1. 脳卒中
  2. 認知症
  3. 高齢による衰弱
  4. 転倒・骨折

我が国の成人病で減少している疾患はどれか。

  1. 脳血管疾患
  2. 心疾患
  3. 悪性新生物
  4. 糖尿病

疾患と第一次予防との組合せで効果のないのはどれか。

  1. 脳梗塞---動物性脂肪の摂取
  2. 心筋梗塞---ストレスの回避
  3. 糖尿病---適度の運動
  4. 肺癌---禁煙

我が国において高齢者が寝たきりになる原因として最も多いのはどれか。

  1. 骨粗鬆症
  2. 脳卒中
  3. 交通事故
  4. 心筋梗塞

最近5年間の我が国の死因別死亡率で減少傾向を示しているのはどれか。

  1. 脳血管疾患
  2. 悪性新生物
  3. 心疾患
  4. 肺炎

平成25年の国民生活基礎調査において、高齢者が要介護となる原因として最も頻度が高いのはどれか。

  1. 関節疾患
  2. 高齢者による衰弱
  3. 骨折・転倒
  4. 脳血管疾患

循環障害について正しい記述はどれか。

  1. 漏出性出血は血管の破綻による。
  2. 胃からの出血を喀血という。
  3. 脳軟化症は脳梗塞の結果である。
  4. 赤色血栓は白血球が多い。

脳血栓の溶解療法は、発生後3時間を過ぎると危険を伴うという。考えられる理由の中で適切でないのはどれか。

  1. 一度酸素欠乏に陥っていた脳血管が破れて出血する。
  2. 好中球が動員されて脳の損傷が進む。
  3. 血栓形成が更に進む。
  4. 脳浮腫が進んで脳圧が亢進する。

融解壊死がよくみられる疾患はどれか。

  1. 心筋梗塞
  2. 脳梗塞
  3. 腎梗塞
  4. 肺壊疽

融解壊死が最も生じやすいのはどれか。

  1. 小腸
  2. 脾臓

融解壊死が最も生じやすい疾患はどれか。

  1. 腎梗塞
  2. 脳梗塞
  3. 脾梗塞
  4. 心筋梗塞

分回し歩行を示すのはどれか。

  1. ギラン・バレー症候群
  2. 脳卒中
  3. 脊髄小脳変性症
  4. 慢性関節リウマチ

心房細動の合併症はどれか。

  1. 脳塞栓
  2. 脳血栓
  3. 脳出血
  4. 脳腫瘍

「60歳の男性。高血圧で内服中であった。突然の意識障害にて救急搬送された。昏睡状態で、眼球は正中固定し、著しい縮瞳がみられた。四肢は伸展・内旋し、手首は回内・屈曲状態であった。」この患者の状態はどれか。

  1. マン・ウェルニッケ肢位
  2. 除脳硬直
  3. 除皮質硬直
  4. 後弓反張

「60歳の男性。高血圧で内服中であった。突然の意識障害にて救急搬送された。昏睡状態で、眼球は正中固定し、著しい縮瞳がみられた。四肢は伸展・内旋し、手首は回内・屈曲状態であった。」考えられる病変部位はどれか。

  1. 被殻
  2. 視床
  3. 内包

脳血管障害により片側顔面と反対側半身の温痛覚障害をきたす部位はどれか。

  1. 大脳
  2. 小脳
  3. 延髄

異常歩行と疾患の組合せで正しいのはどれか。

  1. 酩酊歩行---小脳梗塞
  2. 小刻み歩行---視床出血
  3. 分回し歩行---変形性股関節症
  4. トレンデレンブルグ歩行---パーキンソン病

右側の脳内出血で生じる麻痺はどれか。

  1. 右上肢単麻痺
  2. 対麻痺
  3. 右片麻痺
  4. 左片麻痺

脳血管障害で誤っているのはどれか。

  1. くも膜下出血は低血圧の人に多い。
  2. 脳塞栓症は心臓疾患の人に多い。
  3. 脳血栓症は脳梗塞の原因となる。
  4. 左側の脳血管障害は失語症を伴うことが多い。

脳血管障害について正しい記述はどれか。

  1. 一過性脳虚血発作は麻痺を残さない。
  2. くも膜下出血は慢性に発症する。
  3. 脳梗塞は若年者に多い。
  4. 脳血栓は過激な体動時に多い。

脳血管障害について正しい記述はどれか。

  1. 脳梗塞は若年に多い
  2. 脳血栓は過激な体動時に多い
  3. くも膜下出血は慢性に発症する
  4. 一過性脳虚血発作は24時間以内に症状が消失する

脳梗塞を起こしやすい不整脈はどれか。

  1. 心房細動
  2. 心室細動
  3. 期外収縮
  4. 房室ブロック

左大脳半球の脳卒中の症状で誤っているのはどれか。

  1. 対麻痺
  2. 共同偏視
  3. 失語
  4. 半身感覚障害

心房細動と関係の深い疾患はどれか。

  1. 脳腫瘍
  2. 脳膜炎
  3. 脳塞栓
  4. 脳出血

脳梗塞の症候でみられないのはどれか。

  1. 片麻痺
  2. 項部硬直
  3. 失語症
  4. 感覚障害

脳梗塞の原因疾患はどれか。

  1. 脳腫瘍
  2. 脳血栓
  3. 脳炎
  4. 結核性髄膜炎

心房細動に合併しやすい脳血管障害はどれか。

  1. 脳血栓症
  2. 脳塞栓症
  3. 脳出血
  4. くも膜下出血

皮質性感覚失語を示す脳梗塞に関係する血管はどれか。

  1. 椎骨動脈
  2. 後大脳動脈
  3. 中大脳動脈
  4. 前大脳動脈

下方あるいは鼻先を見つめるような眼球共同偏視をきたす出血部位はどれか。

  1. 視床
  2. 小脳
  3. 被殻

運動が予防効果を示さないのはどれか。

  1. くも膜下出血
  2. 心筋梗塞
  3. 骨粗鬆症
  4. 高脂血症

脳出血の好発部位でないのはどれか。

  1. 被殻
  2. 視床
  3. 前頭葉
  4. 小脳

発作後に後遺症を残さないのはどれか。

  1. 脳塞栓
  2. 脳血栓
  3. 小脳出血
  4. 一過性脳虚血発作

閉塞により同名半盲をきたしやすい血管はどれか。

  1. 前大脳動脈
  2. 中大脳動脈
  3. 後大脳動脈
  4. 椎骨動脈

「72歳の男性。以前より発作性心房細動を指摘されていた。事務作業中に倒れたが、呼びかけには何とか返答できた。右上下肢は全く動かず、頭痛、嘔吐はなかった。」最も考えられるのはどれか。

  1. くも膜下出血
  2. 脳血栓
  3. 脳塞栓
  4. 一過性脳虚血発作

「72歳の男性。以前より発作性心房細動を指摘されていた。事務作業中に倒れたが、呼びかけには何とか返答できた。右上下肢は全く動かず、頭痛、嘔吐はなかった。」入院後3日目から意識レベルは低下し、4日目には半昏睡となった。この原因として最も疑わ
なければならないのはどれか。

  1. 急性心不全
  2. 出血性梗塞
  3. 徐脈
  4. 脳動脈瘤破裂

発症直後の脳梗塞発見に最も適した検査はどれか。

  1. MRI
  2. シンチグラフィ
  3. 単純エックス線撮影
  4. CT

脳出血で四肢麻痺を認める出血部位はどれか。

  1. 視床
  2. 被殻
  3. 小脳

脳塞栓について正しいのはどれか。

  1. 緩徐に発症する。
  2. 心房細動に合併する。
  3. 高血圧はリスクファクターである。
  4. 激しい頭痛を伴う。

脳塞栓について正しいのはどれか。

  1. 緩徐に発症する。
  2. 激しい頭痛を伴う。
  3. 心房細動に合併する。
  4. 高血圧はリスクファクターである。

高血圧性脳出血が最も好発する部位はどれか。

  1. 被殻
  2. 視床
  3. 前頭葉

脳血管障害で誤っているのはどれか。

  1. 弛緩性麻痺に始まり次第に痙性麻痺なることが多い。
  2. 失語症は発声器官の麻痺による。
  3. 知覚および視覚に障害のない失認症がある。
  4. 拘縮の予防または治療のために関節可動域訓練が必要である。

脳卒中について誤っている記述はどれか。

  1. 言語障害には失語症と構音障害とがある。
  2. 運動障害と知覚障害とは比例する。
  3. 失認失行は訓練の阻害因子となる。
  4. 麻痺の回復の速度は患者によって異なる。

脳卒中に属さない疾患はどれか。

  1. 脳内出血
  2. 脳梗塞
  3. 脳腫瘍
  4. くも膜下出血

脳卒中の障害で誤っている記述はどれか。

  1. 多発性梗塞は痴呆の原因となる。
  2. 舌、口唇の麻痺は失語症の原因となる。
  3. 嚥下障害は肺炎の原因となる。
  4. 肩手症候群は上肢痛の原因となる。

脳卒中による右片麻痺患者にみられる症状で誤っているのはどれか。

  1. 失語症
  2. 左半側空間失認
  3. 両眼での右側視野の欠損
  4. 右上下肢の知覚障害

18歳以上の在宅身体障害者で最も多い原因疾患はどれか。

  1. 脳血管疾患
  2. 腎臓疾患
  3. 心臓疾患
  4. 骨関節疾患

脳卒中の障害について正しい記述はどれか。

  1. 橋病変は対麻痺を生じやすい。
  2. 小脳病変は難治性疼痛を生じやすい。
  3. 麻痺性構音障害と嚥下障害は合併しやすい。
  4. 失語症は左片麻痺に合併しやすい。

脳卒中のリハビリテーション中に起こる骨折の特徴で正しいのはどれか。

  1. 健側下肢が多い。
  2. 抗血栓剤の内服で起こりやすい。
  3. 半側空間無視の合併で起こりやすい。
  4. 失語症の合併で起こりやすい。

脳卒中の左大脳半球損傷でよくみられる障害はどれか。

  1. 球麻痺
  2. 失語症
  3. 左片麻痺
  4. 左半側空間無視

脳卒中片麻痺の特徴的な異常歩行はどれか。

  1. 分回し歩行
  2. あひる歩行
  3. 小刻み歩行
  4. 墜落性破行

右大脳半球の脳卒中でよくみられるのはどれか。

  1. 右片麻痺
  2. 球麻痺
  3. 失語症
  4. 左半側空間無視

異常歩行と疾患の組合せで正しいのはどれか。

  1. 鶏歩---筋ジストロフィー
  2. 小刻み歩行---変形性股関節症
  3. 失調性歩行---小脳梗塞
  4. トレンデレンブルグ歩行---パーキンソン病

脳卒中に伴う運動障害で正しいのはどれか。

  1. 小脳の障害では運動失調を伴う。
  2. 痙性は上肢では伸筋群に出現しやすい。
  3. 重度の錐体路障害では発症時に痙性麻痺となる。
  4. 片麻痺の回復で最終段階では共同運動パターンとなる。

筋緊張が亢進し、痙縮をきたす疾患はどれか。

  1. 脳梗塞
  2. パーキンソン病
  3. ギラン・バレー症候群
  4. 進行性筋ジストロフィー

脊髄損傷患者に生じる自律神経過反射について正しいのはどれか。

  1. 脳出血の原因となり得る。
  2. 心理的ストレスが誘因となる。
  3. 腰髄以下の損傷患者に生じやすい。
  4. 血圧上昇にはまず降圧薬を投与する。

痙縮が出現するのはどれか。

  1. ギラン・バレー症候群
  2. 被殻出血
  3. 腕神経叢麻痺
  4. 多発性筋炎

「75歳の男性。病院を受診し、脳梗塞による軽い片麻痺と診断された。」麻痺側にみられる所見はどれか。

  1. バレー徴候
  2. ロンベルグ徴候
  3. ラセーグ徴候
  4. ケンプ徴候

「75歳の男性。病院を受診し、脳梗塞による軽い片麻痺と診断された。」麻痺側で亢進する反射はどれか。

  1. 角膜反射
  2. 挙睾筋反射
  3. 腹壁反射
  4. アキレス腱反射

「72歳の女性。左片麻痺と意識障害で救急搬送された。頭部MRI検査で右中大脳動脈の脳梗塞と診断された。食事の際に毎回左側の食べ物が残る。」本患者の高次脳機能障害で考えられるのはどれか。

  1. 注意障害
  2. 記銘力障害
  3. 遂行機能障害
  4. 半側空間失認

「65歳の男性。左片麻痺と意識障害を生じた。頭部CT検査にて右被殻出血と診断され、保存的治療を受けた。リハビリテーションの評価において視覚の見落としが著明であった。」本患者の高次脳機能障害はどれか。

  1. 失行
  2. 注意障害
  3. 記憶障害
  4. 遂行機能障害

「68歳の女性。右利き。右片麻痺を生じ病院に救急搬送された。MRI検査にて左中大脳動脈領域の脳梗塞と診断され、保存的治療を受けた。」本患者の症状で最もみられるのはどれか。

  1. 失調症
  2. 失語症
  3. 左半側空間無視
  4. 注意障害

「55歳の男性。仕事中に意識障害を生じ、病院に救急搬送。右中大脳動脈領域の脳梗塞と診断され、保存的治療を受けた。」最もみられる症状はどれか。

  1. 固縮
  2. 体幹失調
  3. 両下肢麻痺
  4. 左半側空間無視

-西洋医学