鍼灸国家試験を3日後に控えているというのに、戦場鍼の基礎講座セミナーに参加してきました。
1週間は自宅に引きこもって、最高の感染対策と勉強をしようと仕事の調整をしていましたが、2日で飽きてしまいました。
Kagayaはムダに361個のツボを覚えることがスゴく苦痛であることに気付きました。
努力の方向性を暗記ではなく、統計で何とか覚えることを減らそうと分析までしています。
そして、現在マンションの大規模修繕で家に居てもうるさくて仕方がない。
集中できん!
暇じゃないけど、暇だからハリー・ポッター全作品を見てしまったりしています。
そんな時に、東京で戦場鍼のセミナーが開かれる情報が入ってきたので、鍼灸国家試験3日前だけど参加することにしました。
戦場鍼セミナーを受講して
戦場鍼とは、アメリカ軍で開発された耳鍼療法の一種で、戦場での急性疼痛管理やPTSD(心的外傷後ストレス障害)に用いられる技術です。
短時間で即効性が期待できるため、軍隊のみならず、救急医療や疼痛管理の現場でも注目されています。
「戦場鍼(Battlefield Acupuncture, BFA)」は、アメリカ軍で採用されている耳鍼療法の一つで、戦場や医療施設での急性疼痛(痛み)管理に用いられています。
これは、フランスの鍼灸医**ポール・ノジェ(Paul Nogier)が提唱した耳介療法(Auriculotherapy)をもとに、アメリカ空軍のリチャード・ナイミック博士(Dr. Richard Niemtzow)**が開発しました。
NHK番組「東洋のちから」でも取り上げられたことがあります。
セミナーの内容
セミナーでは、戦場鍼の理論と実技の両方を学びました。
主に耳に5つのポイント(帯状回、視床、オメガ第2点、原点、神門)にASPという特殊な鍼を刺し、痛みやストレスの軽減を図る治療法です。
特に、薬物に頼らない疼痛管理として、戦地だけでなく、病院やスポーツ医療の分野でも活用されています。

実技の体験
参加者同士で耳にASPを刺し合いました。
ノイロメーターというツボ発見器を使用して、より正確なツボの位置を探して、一つ一つ確認しながら刺していきます。
・・・と言っても、2人しかいませんでしたが。。
少人数なので、都度質問ができる状態で、とてもおもしろかったです。
ASPを実際に体験してみて、とても痛かったです。
技術の問題だけではなく、鍼の太さや刺し方の問題もあります。
いかにも、西洋医学的な感じです。
東洋医学のような繊細さはみじんもありません。
バシバシと刺されます。
ASPの鍼では、小児には活用できないということを身をもって学びました。
鍼灸と戦場鍼の可能性
戦場鍼は本当に即効性があると感じました。
そして、刺す順番と場所が決まっているシンプルさ!
誰が行っても再現性があります。
これが本当の保険適応ができる医療だと思います。
誰がやっても平等の効果が得られる。
鍼灸は医療です。
「宇宙と繋がる~」とかのスピリチュアルな世界ではないと思っています。
誰もが同じ効果を出せないと意味がないと思います。
多少の上手い下手はあるだろうが。。
A看護師とB看護師の採血のデータ数値が違っていたら困ります。
「もし医者が戦場鍼を始めたら、鍼灸は困りませんか?」と質問しましたら、講師の先生は「困らないと思う」と答えられました。
Kagayaも困らないとは思います。
だって、医療だもの。。
医者は医者です。
鍼灸師は鍼灸師です。
医療業界のトップは医者ですが、医者は万能ではありません。
薬のことは薬剤師の方が詳しいし、リハビリのことはリハ職の方が詳しいしです。
業務独占ではないリハ職はちゃんと求められています。
餅は餅屋です。
鍼灸師は鍼灸師で求められるのです。
そして、戦場鍼が一般的な保険治療になれば、医療費が抑えられて良いと思います。
ムダなシップと痛み止めが必要ではなくなります。
むしろ、困るのは医者と製薬会社の方ですね。
戦場鍼が障がい児に応用出来たら良いなと思います。
痙攣や筋緊張が落ち着けばリハビリ効果が高まります。
脳の発達にも繋がります。
戦場鍼を小児に応用できる方法を考えていきたいと思います。