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広告 きらぼし通信

耳鍼で健康改善!東洋医学の視点から見る耳のツボの力

2024-02-29

こんにちは。

プライマリ・ケアサポート きらぼし、鍼灸師・看護師のKagayaです。

日々、多くの患者さんと接する中で、「なんだか体がだるい」「気分が落ち込む」「よく眠れない」といった、漠然とした不調を訴える方が増えていると感じています。

もしかしたら、あなたも同じような悩みを抱えていらっしゃるかもしれませんね。

Kagaya自身、学生時代に過敏性腸症候群を経験し、東洋医学と出会ったことで、心と体のつながりの大切さを痛感しました。

鍼灸師として活動する中で、特に注目しているのが「耳ツボ」です。

耳ツボは、体の小さな部分にギュッと健康の鍵が詰まっているような、まるで不思議な宝箱のようだと感じています。

今日は、その耳ツボの力と、誰もが抱える可能性のある「自律神経の乱れ」について、Kagayaがやさしくお伝えしていきます。

🌟自律神経の乱れ、放っておかないで!その症状と原因

「自律神経」という言葉はよく聞くけれど、具体的にどんな働きをしているのか、ご存知でしょうか?

自律神経は、私たちの意思とは関係なく、体のあらゆる機能を自動的に調整してくれる、まさに縁の下の力持ちのような存在です。

心臓の動き、呼吸、消化、体温調節、ホルモンの分泌など、生命維持に欠かせない働きを24時間休まず行っています。

この自律神経には、活動時に優位になる交感神経と、リラックス時に優位になる副交感神経の2種類があり、この二つのバランスがとれている状態が、心身ともに健康な状態と言えます。

しかし、現代社会では、ストレスや生活習慣の乱れなど、さまざまな要因でこのバランスが崩れやすくなっています。

すると、私たちの体や心に、様々な不調が現れてしまうのです。

自律神経の乱れはなぜ起こる?西洋医学と東洋医学の視点

では、なぜ自律神経は乱れてしまうのでしょうか。

西洋医学的な視点:ストレスと生活習慣

西洋医学では、自律神経の乱れは主にストレスが原因と考えられています。

  • 精神的ストレス:人間関係、仕事のプレッシャー、育児や介護の悩みなど
  • 身体的ストレス:過労、睡眠不足、不規則な食生活、体の冷え、環境の変化(寒暖差など)
  • 化学的ストレス:薬の副作用、カフェインやアルコールの過剰摂取
  • 構造的ストレス:姿勢の悪さ、体の歪み

これらのストレスが継続的にかかると、交感神経が優位な状態が続き、副交感神経とのバランスが崩れてしまいます。

東洋医学的な視点:気・血・水の乱れと五臓の働き

一方、東洋医学では、自律神経の乱れを「気(き)・血(けつ)・水(すい)」という、生命活動を支える3つの要素のバランスが崩れた状態と捉えます。

  • 気の巡り:気の滞りは、イライラや落ち込み、のどの詰まり感などを引き起こします。ストレスによって気の巡りが悪くなることが多いです。
  • 血の滞り・不足:血の不足は、貧血のような症状だけでなく、精神的な不安定さにもつながります。血の滞りは、体の痛みや冷えの原因になります。
  • 水の滞り:体内の水分代謝が悪くなると、むくみやめまい、だるさなどの症状が現れます。

また、東洋医学では、五臓(肝・心・脾・肺・腎)のバランスも重要視します。

特に自律神経と関連が深いのは、感情の安定を司る「肝」と、精神活動を司る「心」の働きです。

これらの臓腑のバランスが崩れると、自律神経の症状として現れると考えられています。 ---

🌟科学も認める耳ツボの力!自律神経へのアプローチ

耳ツボと聞くと、ダイエットのイメージが強いかもしれませんが、実は自律神経の調整にも大きな期待が寄せられています。

耳は、全身のツボが集中している「縮小版の体」とも言われています。

この小さな耳に刺激を与えることで、全身の機能にアプローチできるのです。

耳ツボが自律神経に良いとされる科学的根拠

耳ツボは、耳中穴として650年頃に中国の古典書に記載はされていますが、ほとんど発展することはありませんでした。

では、耳ツボはどこからきたのか?というと、フランスのDr.Paul Nogier(ポール・ノジェ医師)が、耳の反射ポイントに微弱な電気を流して周波数の乱れを整える「オリキュロセラピー」を開発したところからきています。

なのでツボといっても東洋医学とは関係がありません。

ノジェの耳ツボ療法が中国にも広まり、1970年代初めごろ、術後の痛みを軽減する効果を研究していた香港の精神外科医・温医師が、アヘン中毒患者に耳ツボに電気刺激を与えると禁断症状が寛解し離脱できる効果があることを発見しました。

この報告がアメリカにも伝わり、大規模な研究へ進むきっかけとなりました。

現在では世界中で薬物依存やアルコール依存、自然災害後の被災者や、退役軍人のPTSD治療といった精神科分野に耳ツボが用いられるようになりました。

現在では、戦場や病床で刺鍼しやすく痛みに対して即効性があるとのことで、戦場での応急処置「バトルフィールドアキュパンクチャー」として米軍でも取り入れられるようになりました。

特に、自律神経の乱れに対しては、耳にある神門(しんもん)内分泌(ないぶんぴつ)などのツボが有効とされています。

米国国立衛生研究所(NIH)も、鍼灸療法の有効性について研究を続けており、自律神経系の機能改善に鍼灸が寄与する可能性を示唆しています。[1]

また、厚生労働省も、鍼灸治療が様々な症状の緩和に役立つことを認めており、自律神経の乱れからくる不定愁訴への効果も期待されています。[2] ---

🌟もしかして私も?自律神経の乱れセルフチェック

最近、心当たりのある症状はありませんか?以下の項目にチェックを入れてみてください。

  • 夜中に何度も目が覚める、寝つきが悪い
  • 特に理由もないのに、気分が落ち込んだり、イライラしたりする
  • 頭痛やめまい、耳鳴りがよく起こる
  • 胃の不快感や便秘・下痢を繰り返す
  • 手足が冷える、または異常に汗をかく
  • 肩こりや首のこりがひどい
  • 些細なことで動悸がする、息苦しくなることがある
  • 集中力が続かない、物忘れが増えた
  • 疲れがなかなか取れない

いかがでしたか?3つ以上当てはまる方は、自律神経のバランスが乱れている可能性があります。

もちろん、これだけで診断はできませんが、ご自身の心と体の状態に目を向ける良いきっかけにしてくださいね。

🌟Kagaya式セルフケア!今日から始める自律神経リセット術

病院に行くほどではないけれど、なんとかしたい。

そんなあなたのために、ご自宅で簡単にできるKagayaおすすめのセルフケアをご紹介します。

耳診で今の状態をチェック!

実は、耳を見ることで、ご自身の体の状態がある程度わかるんですよ。

鏡を見ながら、耳をチェックしてみましょう。

  • 耳の色:健康な耳はほんのりピンク色です。赤みが強い場合は、体に熱がこもっている可能性があり、冷たい場合は、血行不良や冷えが考えられます。
  • 耳のしわ:耳たぶに斜めのしわがある場合は、東洋医学では心臓の不調と関連があると言われています。
  • 耳の張り:耳全体がカチカチに硬い、またはぶよぶよしている場合は、血行や水分の滞りがあるかもしれません。

あくまで目安ですが、ご自身の体の変化に気づくきっかけになります。

舌診で体のサインを読み解く

東洋医学では、舌は「内臓の鏡」と言われています。毎日朝、歯磨きをする前に、舌をチェックする習慣をつけてみましょう。

  • 舌の色:健康な舌は薄いピンク色です。赤みが強い場合は体に熱がこもっている、白っぽい場合は血が不足している、または体が冷えている可能性があります。
  • 舌苔(ぜったい):舌の表面の苔です。健康な舌苔は薄く白いです。厚い、黄色い、緑色など、異常な舌苔は、胃腸の不調や湿気の滞りを示唆します。
  • 舌の形や大きさ:舌の縁にギザギザがある場合は、むくみや気の滞りを示唆します。舌が大きすぎる、または小さすぎる場合も、体内のバランスが崩れている可能性があります。

毎日観察することで、体調の変化に気づきやすくなりますよ。

自宅でできるお灸のススメ

お灸は、体を温め、血行を促進し、自律神経のバランスを整えるのにとても効果的です。特に、リラックス効果の高いツボへのお灸がおすすめです。

  • 三陰交(さんいんこう):内くるぶしから指4本分上、すねの骨の後ろにあります。冷え性や婦人科系の症状、精神的な不安に効果的です。
  • 足三里(あしさんり):膝のお皿の下から指4本分下、すねの外側のくぼみにあります。胃腸の調子を整え、全身の気力を高めます。
  • 太衝(たいしょう):足の親指と人差し指の付け根の間を、足首に向かってなぞっていくと骨がぶつかるところの手前にあります。イライラやストレスの緩和に効果的です。

市販のお灸は、火を使わないタイプや、煙が出にくいタイプなど、様々な種類があります。ご自身の使いやすいものを選んでみてくださいね。

今日からできる生活アドバイス

  • 質の良い睡眠:毎日同じ時間に寝起きし、寝る前のスマートフォンやパソコンの使用を控えるなど、睡眠環境を整えましょう。
  • バランスの取れた食事:旬の食材を取り入れ、体を冷やさない温かい食事を心がけましょう。
  • 適度な運動:ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で体を動かす習慣をつけましょう。
  • リラックスタイム:アロマテラピー、入浴、深呼吸など、自分なりのリラックス方法を見つけ、積極的に取り入れましょう。
  • デジタルデトックス:定期的にデジタル機器から離れる時間を作り、心と体を休ませましょう。

これらのセルフケアは、毎日の積み重ねが大切です。できることから少しずつ始めてみてくださいね。

🌟Kagayaが選ぶ!自律神経ケアにおすすめ商品

セルフケアをサポートしてくれる、Kagayaおすすめのアイテムを3点ご紹介します。

1. 火を使わないお灸:せんねん灸 太陽

「お灸は興味あるけど、火を使うのはちょっと怖い…」という方におすすめなのが、火を使わないお灸「せんねん灸 太陽」です。

貼るだけでじんわりと温かさが広がり、リラックス効果を高めてくれます。

  • 特徴:火を使わないので、煙や匂いが気にならず、手軽にどこでも使えます。衣服の上からでも使用可能で、肌に直接貼るタイプなので熱がじんわり伝わります。
  • 使用感:カイロのように温かさが持続し、お灸特有のツンとした熱さではなく、心地よい温かさです。初めての方でも安心して使えます。特に寝る前に足元や肩に貼ると、リラックスして眠りにつきやすくなりますよ。

せんねん灸公式

2. 自宅で簡単耳ツボケア:耳ツボジュエリー

おしゃれを楽しみながら耳ツボケアができる「耳ツボジュエリー」は、特に忙しい女性におすすめです。

貼るだけで、キラキラしたストーンが耳元を彩り、同時にツボを刺激してくれます。

  • 特徴:鍼灸師の資格がなくても使えるため、どなたでも気軽に始められます。様々なデザインがあるので、気分に合わせて選べます。水に強く、お風呂に入っても剥がれにくいのが嬉しいポイントです。
  • 使用感:痛みは全くなく、シール感覚で貼れます。つけているのを忘れるほど自然で、耳元が華やかになるので、気分も上がります。継続して使うことで、なんだか体が楽になった、というお声もよく聞きます。

耳つびジュエリービビマルシェ

3. 心地よい香りでリラックス:アロマディフューザー&エッセンシャルオイル

香りは、私たちの心と体にダイレクトに働きかけ、自律神経を整えるのに非常に効果的です。お好みの香りで、リラックスできる空間を演出しましょう。

  • 特徴:超音波式のアロマディフューザーは、熱を加えないため、エッセンシャルオイル本来の香りを楽しめます。タイマー機能や自動停止機能付きのものもあり、安全に使うことができます。自律神経を整えるには、ラベンダーやベルガモット、サンダルウッドなどの香りがおすすめです。
  • 使用感:寝室に置いて寝る前に使ったり、リビングでくつろぎの時間に使ったりしています。香りが部屋全体に広がり、心身ともにリラックスできます。特に、疲れている日や気分が落ち着かない時に使うと、スーッと心が穏やかになります。

これらのアイテムが、あなたのセルフケアの一助となれば嬉しいです。

🌟専門家のサポートで、もっと自分らしく輝く!Kagayaの施術

セルフケアも大切ですが、時には専門家の手を借りることも必要です。

Kagayaは、あなたの心と体の声にじっくり耳を傾け、一人ひとりに合ったオーダーメイドの施術をご提供しています。

訪問施術:ご自宅で安心して受けられる鍼灸ケア

「外出が難しい」「自宅でリラックスして施術を受けたい」という方のために、Kagayaの訪問施術をご用意しています。

特に、障がいのある方、脊髄損傷のある方、重症心身障害児(者)の保護者の方々から、「自宅で受けられるのが本当に助かる」とのお声をいただいています。

耳ツボは座って治療することができ、服を脱ぐ必要もないので、訪問鍼灸にはとても相性がいいと思います。

  • 特徴:ご自宅という慣れた環境で、リラックスして施術を受けていただけます。移動の負担がないため、体力的なご心配がある方も安心です。
  • 施術内容:丁寧なカウンセリングで、現在の症状やお悩みを詳しくお伺いします。お一人おひとりの状態に合わせて全身のバランスを整えていきます。

🌟あなたの悩みに寄り添いたい。まずはお気軽にご相談ください

自律神経の乱れは、一人で抱え込まず、ぜひKagayaにご相談ください。

「こんなこと聞いてもいいのかな?」「私の症状でも大丈夫かな?」と心配される方もいらっしゃるかもしれません。

どんな些細なことでも構いません。

Kagayaがあなたの心に寄り添い、丁寧にお話を伺います。

あなたの健康で豊かな毎日を、Kagayaが全力でサポートします。

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参考文献

-きらぼし通信