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体調不良の正体はこれ!東洋医学の知識で原因を見つけるヒント

2023-09-20

こんにちは。

プライマリ・ケアサポート きらぼし、鍼灸師・看護師のKagayaです。

今回は無事に再試験なくテストに受かりました!

鍼灸専門学校は1日2コマしかなく、授業の進みがとても早いんです。そのため、テスト範囲もかなり広くなります。油断すると、簡単に落ちてしまいます。

そんな中で、特に難しかったのが「東洋医学臨床論」のテスト。

この科目では、東洋医学の基本である「弁証論治(べんしょうろんち)」を学びました。

🌟 弁証論治って何?

弁証論治とは、患者さんの症状や体質などの情報をもとに「証(しょう)」を立てて、それに基づいて治療方針を決めるプロセスのこと。

簡単に言うと、

  • 情報を集める
  • 分析して「証」を立てる
  • 治療の方針を考える

という3ステップで構成されています。

この流れ、実は看護学校でもやったことがあるような……。

そう、あれです。

🌟 看護過程との共通点がいっぱい!

ゴードンやヘンダーソンの理論をもとに、患者さんの情報を項目ごとに分けて、

  • アセスメント
  • 看護診断
  • ケアプラン

と進めていくのが看護過程。

これ、東洋医学でいう「弁証論治」とそっくりだと思いませんか?

🌟 情報収集は「医療面接」から

鍼灸学校で「医療面接」という言葉を初めて聞きましたが、これってまさにアナムネですね。

授業ではフェイスシートを使って、丁寧に質問していくDVDを見ました。

先生曰く「時間をかけてもクレームにならない」とのこと。

患者さんにとって、自分のことを丁寧に聞いてもらえるのは、それだけで安心感につながるんですね。

🌟 自分自身を弁証論治してみた

授業の課題では「25歳・女性・看護師」を弁証論治する設定でしたが、「Kagayaの方が重症だよ!」と感じた私は、思い切って自分をモデルにしてみました。

マージョリ・ゴードンの11の機能的健康パターンに沿って、自分の情報を分類し、東洋医学的にアセスメント!

🌟 Kagayaの弁証論治(11の機能的健康パターンに沿って)

1. 健康知覚・健康管理パターン

  • 自覚的な不調は多いが、対処が後回しになりがち。
  • 東洋医学を学ぶことで、自分の不調に意味づけをしようとしている。

2. 栄養・代謝パターン

  • 食事時間が不規則。
  • 冷たいものや甘いものを好む傾向。
  • 胃腸が弱く、下痢しやすい。
    →【弁証】脾虚、陽虚、気虚。

3. 排泄パターン

  • 下痢・軟便が多く、食後すぐ便意をもよおす。
  • 小便は多め。
    →【弁証】脾虚による水湿過多。

4. 活動・運動パターン

  • 忙しさのなかで体を休める暇がない。
  • 肩こり、倦怠感。
    →【弁証】気滞血瘀、気虚。

5. 睡眠・休息パターン

  • 寝つきはよいが、途中覚醒があり睡眠の質が悪い。
  • 明け方に目覚めることも。
    →【弁証】肝血不足、陰虚。

6. 認知・知覚パターン

  • 常に多くの情報にさらされており、頭が休まらない。
  • 頭痛・眼精疲労あり。
    →【弁証】肝火上炎、肝陽上亢、肝血虚。

7. 自己知覚・自己概念パターン

  • 完璧主義で自己肯定感が低下しやすい。
  • 感情の抑制傾向。
    →【弁証】肝鬱気滞、心脾両虚。

8. 役割・関係パターン

  • 看護師・鍼灸師・訪問ケアなど複数の役割を担い、責任が重い。
  • 対人関係にストレスあり。
    →【弁証】肝気鬱結、心血虚。

9. 性・生殖パターン

  • 月経痛、周期の乱れ、PMSあり。
    →【弁証】瘀血、肝気鬱滞、血虚。

10. 対処・ストレス耐性パターン

  • 我慢強く、限界まで頑張ってしまう。
    →【弁証】肝気鬱結、心脾両虚。

11. 価値・信念パターン

  • 東洋医学を通して「人を癒したい」という想いを強く持っている。
  • 不調の根本に目を向け、自分と向き合おうとしている。
    →【弁証】気虚+瘀血+肝鬱+脾虚ベースの複合証。

🌟 分析してわかったKagayaの状態

  • 子どもの頃から消化器が弱い → 脾虚、気虚
  • 汗が多く出る、青あざができる → 気の固摂作用の低下
  • 舌:歯痕・瘀血あり → 陽虚・瘀血
  • 胃痛・肩こり・倦怠感 → 気血の不足、巡りの悪さ
  • 冷え → 陽虚、瘀血、寒邪の侵入
  • 不眠・月経痛・ストレス → 肝鬱気滞、陰虚

などなど、全身の不調が「生理物質の生成不足」「気血の滞り」「ストレス」によって引き起こされていると考えられました。

🌟 生活習慣を見直して整える!

体質に合わせたセルフケアを取り入れることで、巡りを整えやすくなります。

以下はKagaya自身が実際に使っている、または学生さんにもおすすめできるセルフケアアイテムです:

✅ 白湯生活におすすめ:保温マグカップ

冷えやすい体質の方は、白湯を日常的に飲む習慣がおすすめです。

✅ 巡り改善に:カッサプレート

首や肩の巡りが悪いときは、お風呂上がりに軽くカッサを使うと効果的です。

✅ 学習と体調管理に:東洋医学の入門書

看護の学びと東洋医学の知識をつなげるために、分かりやすい入門書を手元に置いておくと安心です。

🌟 生活習慣の見直しと治療

最近よく聞く「整う」という言葉。

サウナやヨガなどでよく使われていますが、Kagayaからすると「そんな簡単に整わないよ!」という感じでした。

でも、実は普通の健康状態なら、それくらいで整うんですよね。

体調不良の根本は、やっぱり生活習慣。

  • 不規則な食事
  • 冷たいものの摂りすぎ
  • 睡眠不足
  • 過労

これらが積み重なって、病気の芽を育ててしまいます。

白湯を飲んだり、頭の巡りを良くするために刺絡やカッサをしたり……。

少しずつでも「巡り」を良くして、生理物質がしっかり働けるようにしていきたいと思っています。

🌟 学生さんに伝えたいこと

弁証論治も看護過程も、「答えが1つではない」プロセスです。

大切なのは、

  • 情報を丁寧に集めること
  • 自分で仮説を立てて、論理的に展開すること
  • 柔軟に考えること

そして、患者さんの背景や価値観に寄り添うことです。

東洋医学を学ぶことで、「原因不明」と言われがちな症状も、意味づけができるようになります。

「なんとなく不調……」

その気持ち、ちゃんと理由があります。

ぜひ、東洋医学の視点を取り入れて、自分自身のケアにも活かしてください。

-星のめぐりセルフケア