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広告 鍼灸師への道のり

自分の感覚タイプを活かす!看護学生&鍼灸学生の効率的な勉強術

2022-10-31

こんにちは。

プライマリ・ケアサポート きらぼし、鍼灸師・看護師のKagayaです。

「頑張って勉強しているのに、なかなか頭に入らない…」そんなふうに感じたことはありませんか?

実は、人にはそれぞれ“得意な感覚”があります。視覚が強い人、耳から覚えるのが得意な人、体で感じて学ぶのが得意な人など、学習スタイルには個人差があるのです。

自分の「優位感覚」に合った方法で勉強すれば、効率もぐんとアップしますし、なにより楽しく学ぶことができます。

思い返してみてください。「この先生の授業はわかりやすい!」「この講義は眠くなる…」そんな違いを感じたことはありませんか?

  • 黒板の板書ばかりで変化がない
  • 教科書をただ読み上げるだけ
  • 先生が一方的に話して終わり
  • 図や表が出てこない

こうした授業に共通しているのは、「受け手の感覚タイプに合わせていない」こと。

つまらない授業に限って、寝ていると怒られるのもお決まりですよね(笑)。

でも、先生だって悪気があるわけではなく、自分の得意な感覚で伝えているだけ。

問題は“ミスマッチ”にあるのです。

だからこそ、「自分がどんな感覚タイプなのか」を知ることが、勉強効率アップの第一歩になります。

今回は、NLP(神経言語プログラミング)に基づいた優位感覚の特徴と、それぞれのタイプに合ったおすすめの勉強法をご紹介します。

国家試験を控える看護学生さん・鍼灸学生さんはもちろん、「勉強ってなんだか苦手…」という方も、ぜひ参考にしてみてください。

🌟 感覚優位とは

「感覚優位」とは、NLP(神経言語プログラミング)という心理学の考え方のひとつです。

NLPはもともと、PTSDなどの精神的な治療に用いられてきましたが、今ではビジネスやスポーツ、教育の分野でも広く応用されています。

人間には、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚という五感があります。

そのうち、どの感覚を“優先的に使っているか”は人によって異なります。

NLPではこの感覚を次の3つにまとめて分類します:

  • 視覚(Visual)…映像・色・形などで情報をとらえる
  • 聴覚(Auditory)…音・声・リズムで理解する
  • 体感覚(Kinesthetic)…感触・動き・感情などで覚える

そして、これらをさらに細かく分類したのが、今回ご紹介する4つのタイプ:

  • 視覚優位(Visualタイプ)
  • 聴覚優位(Auditoryタイプ)
  • 体感覚優位(Kinestheticタイプ)
  • 言語感覚優位(Verbalタイプ)

この「感覚の使い方」は、実は勉強の理解度にも大きく関わってきます。

Kagaya

「視覚で覚えるのが得意な人」に、音声だけで説明してもなかなか頭に入らないことがありますよね。

つまり、自分の感覚タイプを知ることで、勉強の仕方をグッと最適化できるのです!

🌟 4つの優位感覚の特徴と学習方法

ここからは、NLPで分類される4つの学習タイプについて、特徴と勉強への活かし方をご紹介していきます。

視覚優位

  • 全体像を「目で見て」把握するのが得意
  • 図解やフローチャート、スライドでの説明が理解しやすい
  • 言葉での説明だけだと理解しにくいことも
  • 蛍光ペンで色分けしたノートが効果的
  • 絵やイラストでイメージ化すると記憶に残りやすい
  • 解剖や経絡図は、まず“ビジュアル”で覚えるのがコツ
  • メモやイラスト付きのまとめノートを作成しよう

聴覚優位

  • 「聞く」「話す」が理解の鍵になるタイプ
  • 音読や講義、録音した内容の聞き直しが効果的
  • 一度聞いたことを再現する力が高い
  • 順序立てた説明や会話での学びが得意
  • 静かな環境で勉強する方が集中できる
  • 人に説明したり、自分の声で読み上げると記憶に残る
  • 講義や動画教材を活用しよう

体感覚優位

  • 「やってみる」「体で感じる」ことで覚えるタイプ
  • 実技練習、手技、ロールプレイなどで理解が深まる
  • パソコンでのタイピングや手書きノートでの反復が効果的
  • 身体を動かしながら暗記すると記憶しやすい
  • 指でなぞる・ツボに触れるなど、感覚を通した記憶が有効
  • 休憩を挟みながらの勉強スタイルが合っている

言語感覚優位

  • 頭の中で「言葉」にして整理するのが得意
  • 文章で考えをまとめたり、文章で説明を受けると理解しやすい
  • 「意味」「理論性」「構造」にこだわるタイプ
  • まとめノートやプレゼン資料作成が学習のモチベーションに
  • 他の情報と関連づけながら理解を深める
  • 学んだことを人に説明したり、ブログやレポートにまとめるのが効果的

🌟 感覚優位テスト

ここまで読み進めて、「自分はどのタイプなんだろう?」と思った方へ。

以下の簡易テストで、自分の感覚優位タイプをチェックしてみましょう!

診断はあくまで参考ですが、「視覚・聴覚・体感覚・言語感覚」それぞれの傾向が見えてくると、勉強方法の選び方がぐっと楽になります。

私自身も、このテストをきっかけに「言語優位」に変わってきた実感があります。

優位感覚簡易テストの設問票

上の設問に答えたら、下記の計算方法で集計してみてください。

優位感覚テストの採点表

いちばん得点が高かった感覚が、今のあなたの「優位感覚」です。

この結果をもとに、次の章から紹介する「タイプ別・勉強法の実例」に活かしていきましょう!

🌟 タイプ別!国家試験に向けた勉強法

たとえば、国家試験でおなじみの「経絡経穴」を覚えるとき、感覚タイプによってベストな学習法は変わります。

ここでは、「手の太陰肺経」を覚えると仮定して、タイプ別に学習法を提案していきます。

👁️ 視覚優位タイプ

肺経ツボ図解

✅ カラフルなノート作りや図解で全体像をつかむと◎。フラッシュカードやチャートも効果的です。

📌 おすすめアイテム:

👂 聴覚優位タイプ

✅ 音読・講義動画・友人との会話が記憶の鍵。自分の声で読んだり、録音して聞き返すのもおすすめ。

📌 おすすめアイテム:

🤲 体感覚優位タイプ

触れながら覚えるツボ学習

✅ 実際に体を触ってツボの位置を確認したり、ホワイトボードに書きながら覚えると定着率アップ。

📌 おすすめアイテム:

📝 言語感覚優位タイプ

✅ 長文の要約や、自分なりの文章でアウトプットすると記憶しやすい。人に教える=最強の学習法!

📌 おすすめアイテム:

🌟 Kagayaの体験談:感覚タイプも変わる

実はKagaya自身、昔は体感覚優位だったんです。

臨床の場でも“感じて覚える派”でした。

でも、今では完全に「言語感覚優位」。

文章を書いたり話したりすることで、自分の理解が深まるようになりました。

このように、優位感覚は成長や経験によって変化することもあるので、定期的に見直してみるのもおすすめです。

🌟 国家試験合格のために、今できること

この記事が、国家試験に向けて頑張っている看護学生さんや鍼灸学生さんの「勉強のヒント」になれば嬉しいです。

看護師も鍼灸師も、国家試験はゴールではなくスタートです。

でもまずはそのスタートラインに立つために、「自分に合った方法」で学ぶことはとても大切。

感覚タイプを意識した学び方で、あなたの力がより発揮されますように。

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