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広告 ジプシーナースの日常

看護師から鍼灸師へ!ジプシーナースが語るダブルライセンスの魅力と挑戦

2022-11-05

こんにちは。

プライマリ・ケアサポート きらぼし、鍼灸師・看護師のKagayaです。

Kagayaはこれまで、いくつもの医療や介護の現場で働いてきましたが、「どうしても割り切れない」ことが多く、職場を変えることもたびたびありました。

どんなに待遇が良くても、人に雇われる限り、自分の理想の働き方は難しい――そう感じて、たどり着いたのが「鍼灸師として開業する」道でした。

この記事では、看護師から鍼灸師へと進んだKagayaの経験と、ダブルライセンスが広げる医療の可能性についてお話ししたいと思います。

🌟 看護師がなぜ鍼灸師を目指したの?

これまでKagayaは、塾講師、ヘルパー、ボディセラピストなど、看護師以外の仕事にもチャレンジしてきました。

でも、どの仕事も長く続けることはできませんでした。

理由は単純で、「給料が低い」「体力的にきつい」だけでなく、やっぱりどこかで“看護師としての視点”が染みついていて、他の職種では満足できなかったのです。

そんなとき、知人から紹介された腕の良い鍼灸師の施術を受けてみることに。

これが人生の転機になりました。

慢性的に悩まされていた体の不調が、1回の施術でふっと軽くなったのです。

「東洋医学って本当にすごい……!」そう感じた瞬間でした。

東洋医学を学び始めると、西洋医学では治療が難しいとされていた症状にもアプローチできる可能性があることを知りました。

しかも、東洋医学と西洋医学を組み合わせることで、より効果的な治療ができると分かってきたのです。

Kagayaは「病気を管理する」のではなく、「病気を治療する」立場でありたいと、ずっと思ってきました。

もちろん、「それなら医師になれば?」という声もあるかもしれません。

でも、アラフォーのKagayaには、今から医師を目指すには、体力・学力・財力すべてに現実的な壁がありました。

その点、鍼灸師という道は、まだ手が届くと感じたのです。

そして何よりも大きかったのが、「開業権がある」という点でした。

ご存じの方もいるかもしれませんが、看護師はひとりでは訪問看護ステーションを開設できません。

最低でも2.5人分の人員が必要で、さらに医師の指示書がなければ業務を行うことができません。

その点、鍼灸師は国家資格でありながら、医師の指示がなくても治療ができ、1人でも開業可能

これはKagayaにとって、とても大きな魅力でした。

患者さんの症状に応じて、もっと自由に・もっと本質的にアプローチしたい

そして、自分の理想の職場を、自分の手で作りたい

そう思ったとき、Kagayaにとっての答えは、鍼灸師になることでした。

そして現在、その道を一歩一歩、歩んでいます。

🌟 Kagayaが目指す鍼灸師のかたちとは?

「鍼灸師=肩こり・腰痛を治す人」というイメージが強いかもしれませんが、実は鍼灸師にも医師や看護師と同じように得意分野・専門分野があります。

Kagayaは、看護師として重症心身障がい児(者)の分野を専門としてきました。

この経験をそのまま鍼灸の世界にも活かし、鍼灸師としても障がいや医療的ケアを必要とする方々への支援を専門にしたいと思っています。

ただ、正直なところ、この分野を専門にしている鍼灸師はほとんど見かけません。

知的障がいや発達障がい、身体障がいを対象にしている鍼灸院はありますが、医療的ケア児・者を対象とした鍼灸は非常に希少です。

それは、医療的ケアが必要な方に対して施術するには、医療知識・看護経験・緊急時対応が求められるから。

実際にはハードルが高く、参入が難しい分野なのです。

でも、だからこそニーズがあるとKagayaは思います。

鍼灸によって、重症心身障がい児(者)のQOL(生活の質)を向上させる可能性があるからです。

「鍼灸師は医療従事者だ」と、Kagayaは胸を張って言いたい。

鍼灸師養成校では、解剖学・生理学・病理学など、医療系の基礎科目を学びます。

学習の深さは看護師とは分野が異なりますが、骨格・筋肉・神経系についてはかなり専門的に学びます。

むしろ、「ここまで勉強するのに、なぜ医療従事者として認められにくいのか」と悔しく感じることもあります。

たとえば、リハビリ領域においても、鍼灸師が関われる範囲はもっとあるはず。

うまく連携すれば、身体機能の回復スピードは確実に上がるはずだと実感しています。

だからこそ、Kagayaが鍼灸師として掲げている目標は次の3つです。

  • 重症心身障がい児(者)専門の鍼灸師として活動すること
  • 治療的アプローチを軸に、リラクゼーション目的の施術だけで終わらせないこと
  • 鍼灸師もれっきとした「医療従事者」として社会に認識されるようにすること

このビジョンを持ちながら、Kagayaは「看護×鍼灸」のダブルライセンスを活かして、治療と療育の両方に関われる支援者を目指していきます。

🌟 看護師+α!ダブルライセンスが拓く医療の可能性

最近、ふと思うのです。

「もっと早く鍼灸師の資格を取っておけばよかったな」と。

Kagayaの中では、理学療法士×鍼灸師の組み合わせが、患者さんの痛みや不調に最も広く深くアプローチできる最強タッグだと感じています。

でも理学療法士は、医師の指示がなければ単独で業務を行うことができません。

これは制度上の限界でもあります。

そこに鍼灸師の資格が加わるとどうでしょうか?

医師の指示を必要とせず、自らの判断で施術できるようになり、より柔軟で包括的なサポートが可能になります。

とはいえ、Kagayaが今持っているのは「看護師×鍼灸師」のダブルライセンス。

この組み合わせにも、実は大きな可能性があると実感しています。

看護師は、観察・判断・ケア・アセスメントのプロフェッショナル。

そして鍼灸師は、「未病を治す」東洋医学のスペシャリスト。

この2つの視点を融合させることで、ただの病状管理にとどまらず、根本治療や体質改善にまで踏み込んだサポートができるようになります。

もちろん、診断行為はできません。

けれども、生活の質(QOL)を高め、治療の幅を広げることは十分に可能です。

たとえば、現代医学ではアプローチが難しい「機能性ディスペプシア」や「自律神経失調症」などにも、東洋医学的なケアは非常に有効とされています

患者さんの「なんとなく不調」「原因不明のつらさ」に寄り添い、治療とケアを両立できるのが、看護師×鍼灸師の強みだと感じています。

※参考:機能性ディスペプシアに対する鍼治療のランダム化比較試験(Liao et al., 2018, *Annals of Internal Medicine*)

「看護師+α」の可能性は、今後さらに広がっていくはずです。

🌟 看護師と鍼灸学生を両立するためのリアルな働き方

鍼灸師を目指すために夜間部に通う社会人学生は、実はたくさんいます。

Kagayaが通っている学校も、年齢や職業のバックグラウンドが多様で、クラスには看護師、理学療法士、会社員、美容師など、さまざまな方がいます。

私が選んだ学校は、東京都内で最も授業開始時間が遅い18:20スタートの夜間部です。

これなら昼間の仕事を終えてからでも、なんとか通学できます。

とはいえ、看護師の仕事と学業を完全に両立するのは簡単なことではありません。

クラスメイトには常勤を続けている人もいますが、Kagayaはそこまで器用ではないので、時給2,000円のパート勤務を選択しています。

職場にはあらかじめ鍼灸学校に通っていることを伝え、テスト期間や授業日に合わせてシフトを調整してもらっています。

さらに、年次有給休暇は1年単位で計画的に取得し、試験やレポートのための勉強時間をしっかり確保するようにしています。

このように、働き方を柔軟に見直すことで、無理のないペースで学業と仕事を両立させることができています。

もし、いま看護師として働きながら「鍼灸師になりたい」「夜間の学校って実際どうなの?」と迷っている方がいたら、Kagayaでよければ、ぜひお気軽にご相談ください。

同じ道を歩んでいる立場として、リアルな体験談をお話しできると思います。

🌟 まとめ|“看護師から鍼灸師へ”の選択が広げた未来

Kagayaは、これから「鍼灸師として生きる」という決意を持っています。

ただの「看護師資格を持った鍼灸師」ではなく、「鍼灸師という軸に、看護の視点を加えた存在」として、必要とされる場所で働いていきたいと思っています。

この2つの国家資格を組み合わせることで、病気のケアから体質改善、未病治、療育支援まで、さまざまな分野でより深いアプローチが可能になります。

「看護師を辞めたい…」と悩んでいる方、「もっと患者さんに寄り添いたい」と感じている方にこそ、鍼灸師という選択肢をぜひ知ってほしいです。

ダブルライセンスがあなたのキャリアの“第2章”を拓くかもしれません。

迷っているなら、まずは情報を集めるところから始めてみてください。Kagayaの体験が、少しでもそのヒントになれば嬉しいです。

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