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西洋医学

国家試験対策~内分泌~

2023-02-06

下垂体

(第24回 問題25)

下垂体について正しいのはどれか。

  1. 第4脳室底部に突出する。
  2. 腺性下垂体は前方に位置する。
  3. 神経性下垂体は咽頭に由来する。
  4. 下垂体ホルモンは下垂体門脈系により標的器官に達する。

(第28回 問題23)

下垂体について正しいのはどれか。

  1. 前葉の働きは視床下部の支配を受ける。
  2. 後葉は乳腺刺激ホルモンを分泌する。
  3. 神経性下垂体では下垂体門脈系が形成される。
  4. 腺性下垂体は胎児期に神経管から独立してできる。
  • 下垂体はトルコ鞍の下垂体窩に収まり、前葉中葉後葉に分かれる
  • 腺性下垂体(前葉・中葉):口蓋の腺上皮に由来し、6種類のホルモンを分泌し、下垂体門脈を介して標的器官にホルモンを運搬する
    • 成長ホルモン
    • プロラクチン
    • 甲状腺刺激ホルモン
    • 副腎皮質刺激ホルモン
    • 卵胞刺激ホルモン
    • 黄体形成ホルモン
  • 神経性下垂体(後葉):脳の神経組織が突出して作られており、2種類のホルモンを放出するが、運搬には下垂体門脈はかかわらない
    • オキシトシン
    • バソプレシン
  • 下垂体前葉は視床下部の調節のもとで機能する

甲状腺

(第25回 問題24)

甲状腺について正しいのはどれか。

  1. 中胚葉に由来する。
  2. 上甲状腺動脈は外頸動脈の枝である。
  3. 下甲状腺静脈は鎖骨下静脈に流入する。
  4. 傍濾胞細胞から出るホルモンは血中カルシウム濃度を上げる。
  • 甲状腺は上皮小体や胸腺とともに内胚葉に由来する内分泌器官
  • 甲状腺は異なる2つの動脈により血液が供給される
    • 上甲状腺動脈:外頸動脈の枝
    • 下甲状腺動脈:鎖骨下動脈の枝
  • 甲状腺は3本の静脈が出る
    • 上甲状腺静脈→内頚静脈に注ぐ
    • 中甲状腺静脈→内頚静脈に注ぐ
    • 下甲状腺静脈→腕頭静脈注ぐ
  • 濾胞甲状腺ホルモン(サイロキシン)を分泌
  • 傍濾胞細胞:カルシトニン

副腎

(第20回 問題24)

副腎について正しい記述はどれか。

  1. 髄質からアルドステロンが分泌される
  2. 皮質は腹膜上皮に由来する。
  3. 副腎には間膜がある。
  4. 副腎からのホルモンは門脈に分泌される。
  • 副腎表層の皮質は腹膜上皮から発生する中胚葉器官からなる
  • 副腎深層の髄質は交感神経細胞と起源を同じくする神経由来の細胞からなる
  • 副腎は腹膜後臓器で間膜を持たない
  • 副腎からのホルモンは腎静脈または下大静脈に分泌される

ホルモンの特徴

(第29回 問題27)

ステロイドホルモンはどれか。

  1. サイロキシン
  2. アドレナリン
  3. コルチゾール
  4. ゴナドトロピン

(第21回 問題38)

作用発現に標的細胞内のセカンドメッセンジャーを介するのはどれか。

  1. カテコールアミン
  2. アルドステロン
  3. テストステロン
  4. トリヨードサイロニン
  • ステロイドホルモン:コレステロールから生成される脂溶性ホルモン
    • 副腎皮質ホルモン
    • 性ホルモン
  • アミン類ホルモン
    • カテコールアミン
    • 甲状腺ホルモン
  • ペプチドホルモン
    • 上記以外のホルモン
  • 細胞膜の受容体に作用(水溶性):ペプチドホルモン、カテコールアミン
  • 細胞内の受容体に作用(脂溶性):ステロイドホルモン、甲状腺ホルモン

ホルモンの種類とその働き

(第23回 問題32)

出産時に子宮収縮に関わるホルモンはどれか。

  1. エストロゲン
  2. 黄体形成ホルモン
  3. オキシトシン
  4. プロゲステロン

(第20回 問題38)

神経末端から分泌されるホルモンはどれか。

  1. アルドステロン
  2. インスリン
  3. エストロゲン
  4. オキシトシン

(第24回 問題32)

ニューロンから分泌されるのはどれか。

  1. オキシトシン
  2. 成長ホルモン
  3. パラソルモン
  4. レニン
  • 神経細胞でありながら内分泌機能を兼ね備えるものを神経分泌細胞といい、軸索末端からのホルモン放出を神経分泌という
  • 視床下部にはホルモンを分泌する神経分泌細胞がある
  • バソプレシンとオキシトシンは視床下部の神経分泌細胞でつくられている

(第26回 問題34)

グルカゴンにより促進されるのはどれか。

  1. グルコースの細胞内への取り込み
  2. グリコーゲンの分解
  3. 蛋白質の合成
  4. 脂肪の合成

(第26回 問題34)

コルチゾールの働きでないものはどれか。

  1. 抗ストレス作用を持つ
  2. 免疫機能を高める
  3. 胃酸の分泌を促す
  4. 血糖値を高める

(第25回 問題32)

ノルアドレナリンの方がアドレナリンより作用が強いのはどれか。

  1. 気管支拡張
  2. 血圧上昇
  3. 血糖値上昇
  4. 心収縮力増大

(第27回 問題37)

ホルモンとその作用の組み合わせで正しいのはどれか。

  1. プロラクチンー乳汁産生促進
  2. 成長ホルモンー血糖値低下
  3. 甲状腺ホルモンー基礎代謝低下
  4. 糖質コルチコイドー炎症反応促進

(第24回 問題33)

授乳中に分泌が抑制されるのはどれか。

  1. プロラクチン
  2. 性腺刺激ホルモン
  3. 成長ホルモン
  4. ソマトスタチン

授乳中はプロラクチン濃度が高く維持されるため、性腺刺激ホルモンの分泌が抑制される。

臓器別ホルモン

松果体
視床下部
下垂体
甲状腺
副甲状腺
膵臓
消化管
副腎
腎臓
性腺
胎盤
全身

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