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東洋医学

国家試験対策~病因論~

2024-03-13

病因

  • 外感病因:六淫(風・寒・暑・湿・燥・火)、疫癘
  • 内傷病因:七情(怒・喜・思・憂・恐・悲・驚)、飲食不節、労逸、房事過多
  • その他:痰湿、瘀血、内生五邪、外傷

六淫

風邪軽揚性
開泄性
遊走性
百病の長 
暑(熱)邪小腸炎熱性
昇散性
気・津液を損傷しやすい
湿邪を伴う
湿邪重濁性
粘滞性
下注性
脾を損傷しやすく気機を滞らせやすい
燥邪憂・悲大腸乾燥性肺を損傷しやすい
寒邪恐・驚膀胱寒冷性
凝滞性
吸引性
陽気を損傷しやすい
火邪炎上性気・津液を損傷する
生風、動血しやすい

国家試験過去問

第3回-101

内因はどれか。

  1. 房事過多
  2. 飲食労倦
  3. 六淫
  4. 七情の乱れ

第7回-103

不内外因でないのはどれか。

  1. 過労
  2. 過食
  3. 暑熱
  4. 外傷

第9回-103

病因についての記述で適切でないのはどれか。

  1. 飲食労倦は脾をおかしやすい。
  2. 風邪は肝をおかしやすい。
  3. 湿邪は心をおかしやすい。
  4. 房事過多は腎をおかしやすい。

第17回-97

病邪と損傷する対象との組合せで正しいのはどれか。

  1. 火邪 ─── 気
  2. 燥邪 ─── 血
  3. 湿邪 ─── 津液
  4. 風邪 ─── 営気

第18回-94

外邪とその性質との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 風邪 ─── 衛気を犯し、変化しやすい。
  2. 湿邪 ─── 脾胃を犯しやすい。
  3. 暑邪 ─── 気と津液を消耗する。
  4. 寒邪 ─── 内風を生じる。

第22回-96

外邪の特徴で正しいのはどれか。

  1. 湿邪は身体下部を侵す。
  2. 風邪は津液を消耗する。
  3. 燥邪は体表を侵す。
  4. 暑邪は肺を傷る。

第30回-95

外邪とその特徴の組合せで正しいのはどれか。

  1. 風邪 ――― 動血
  2. 寒邪 ――― 重濁
  3. 暑邪 ――― 昇散
  4. 湿邪 ――― 凝滞

風の問題

第3回-102

次の文で示す外邪はどれか。 「百病の長ともいわれ、春に多く発病し、多くは皮毛から侵入する。」

  1. 湿

第21回-98

外邪で遊走性の痛みを起こすのはどれか。

  1. 湿邪
  2. 燥邪
  3. 火邪
  4. 風邪

第24回-94

次の文で示す症状の病因はどれか。 「2日前から喉が痛む。鼻がつまり、頭が痛く、顔がむくむ。」

  1. 風邪
  2. 湿邪
  3. 暑邪
  4. 燥邪

第26回-95

次の文で示す患者の症状を引き起こす六淫で最も適切なのはどれか。 「40歳の女性。昨日、外出後、頭痛、鼻づまり、咽喉部の痒み、眼瞼および顔面の浮腫が発生した。顔面麻痺様の症状もある。」

  1. 暑邪
  2. 湿邪
  3. 風邪
  4. 寒邪

第28回-94

急にめまい、けいれんを起こすのはどれか。

  1. 内風
  2. 内寒
  3. 内湿
  4. 内燥

暑の問題

第5回-103

五悪(五気)と五腑との組合せで正しいのはどれか。

  1. 風 ─── 大腸
  2. 暑 ─── 小腸
  3. 燥 ─── 膀胱
  4. 寒 ─── 胃

第31回-98

六淫で生風を特徴とするのはどれか。

  1. 風邪
  2. 暑邪
  3. 火邪
  4. 燥邪

第24回-93

外邪とその特徴の組合せで正しいのはどれか。

  1. 火邪 ――― 動血
  2. 寒邪 ――― 粘滞性
  3. 湿邪 ――― 遊走性
  4. 風邪 ――― 収斂

湿の問題

第12回-103

外因で体重節痛を引き起こすのはどれか。

  1. 燥邪
  2. 寒邪
  3. 湿邪
  4. 風邪

第14回-101

外邪で動きが遅く停滞する性質をもつのはどれか。

  1. 風邪
  2. 湿邪
  3. 熱邪
  4. 燥邪

第4回-104

湿邪について誤っている記述はどれか。

  1. 脾・胃をおかしやすい。
  2. 津液を消耗しやすい。
  3. 陰性の邪気である。
  4. 重く停滞する。

第25回-94

次の文で示す患者の症状を引き起こす六淫はどれか。 「55歳の女性。梅雨の頃より頭や体が重く、四肢がだるくなり、関節が腫れ、下痢をするようになった。」

  1. 寒邪
  2. 暑邪
  3. 湿邪
  4. 風邪

第27回-91

「関節がだるく痛み、頭が重くなる。」の症状を引き起こす病邪の特徴はどれか。

  1. 昇散性
  2. 粘滞性
  3. 収引性
  4. 開泄性

第29回-99

次の文で示す症状を引き起こす六淫の性質に含まれるのはどれか。 「梅雨の時期から体が重く下肢がむくみ、下痢をするようになった。」

  1. 昇散性
  2. 遊走性
  3. 収引性
  4. 粘滞性

第23回-99

「56歳の男性。主訴は食欲不振。腹部の痞えや膨満感、重痛を伴う。口が粘る、口苦、臭いの強い下痢がみられる。」 最も適切な病証はどれか。

  1. 陽虚
  2. 陰虚
  3. 湿熱
  4. 気滞

寒の問題

第16回-99

次の文で示す病証から最も考えられる邪気はどれか。 「冷たいビールを飲み、そのままクーラーの効いた部屋で寝て、下痢をした。」

  1. 湿邪
  2. 寒邪
  3. 燥邪
  4. 風邪

第17回-96

寒邪の特徴でないのはどれか。

  1. 収斂作用をもつ。
  2. 気血を阻滞する。
  3. 遊走性をもつ。
  4. 陰性の外邪である。

第23回-94

外邪で収斂作用をもち、皮毛を収縮させるのはどれか。

  1. 湿邪
  2. 寒邪
  3. 風邪
  4. 暑邪

その他

第28回-89

次の文で示す患者の病因で最も適切なのはどれか。 「34歳の男性。1週間前に上司から販売業績が悪いことを責められた。それ以来、やる気がでない。 声に力がなく、食欲もない。」

  1. 労倦
  2. 湿邪
  3. 飲食不節

第30回-98

次の文で示す患者の病因で最も適切なのはどれか。 「28歳の女性。年末年始に接客が多忙だった。その後、徐々に気力がなくなり、疲れやすく、接客がつらい。」

  1. 労倦
  2. 寒邪
  3. 飲食不節

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