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西洋医学

国家試験対策~腫瘍~

悪性腫瘍/良性腫瘍

発育形態発育速度転移再発異型度
良性腫瘍膨張性遅い少ない軽い
悪性腫瘍浸潤性速い多い強い
  • 良性腫瘍
    • 良性上皮性腫瘍
      • 乳頭腫
        • 皮膚や咽頭の扁平上皮
        • 膀胱の移行上皮
        • 大腸の円柱上皮
      • 腺腫
        • 胃腸
        • 乳腺
        • 卵巣
        • 唾液腺
    • 良性非上皮性腫瘍
      • 線維腫
      • 脂肪腫
      • 筋腫
      • 血管腫
      • 骨腫
      • 神経鞘腫
  • 悪性腫瘍
    • 悪性上皮性腫瘍(癌腫)
      • 扁平上皮癌
        • 皮膚
        • 口腔
        • 咽頭
        • 食道
        • 子宮頚部
      • 腺癌
        • 髄様癌→胃癌に多い
        • 印環細胞癌→胃、卵巣(クルーケンベルグ腫瘍)
      • 移行上皮癌
        • 膀胱
        • 尿管
      • 未分化癌
        • 異型性が強い
        • 母組織と類似性がみられない
      • 悪性非上皮性腫瘍(肉腫)
        • 母組織の名前に肉腫を付ける
        • 胞巣状構造を示さない
        • 血行性転移
        • 小児に多い

腫瘍について正しい記述はどれか。

  • 線維腫は悪性非上皮性腫瘍である。
  • 乳頭腫は良性非上皮性腫瘍である。
  • 血管肉腫は悪性上皮性腫瘍である。
  • 腺腫は良性上皮性腫瘍である。

腫瘍について正しい記述はどれか。

  • 良性腫瘍は境界不明瞭である。
  • 悪性上皮性腫瘍を癌腫と呼ぶ。
  • 良性腫瘍は転移をする。
  • 悪性腫瘍は膨張性発育をする。

腫瘍について正しい記述はどれか。

  • 上皮性悪性腫瘍を肉腫という。
  • 癌腫は実質細胞が胞(蜂)巣を形成する。
  • 肉腫はリンパ行性に転移しやすい。
  • 肉腫は高齢者に好発する。

腫瘍について正しい記述はどれか。

  • 非上皮性腫瘍は蜂巣構造を示す。
  • 上皮性腫瘍は実質と間質との境界が不鮮明である。
  • 悪性腫瘍は異型性が強い。
  • 良性腫瘍は浸潤性に発育する。

腫瘍について正しいのはどれか。

  • 良性腫瘍では異型度が高い。
  • 間質に富む癌を髄様癌という。
  • 細胞が自律的に増殖する。
  • 進行癌では免疫力が亢進する。

腫瘍に属さないのはどれか。

  • 腺腫
  • カルチノイド
  • 肉芽腫
  • ホジキン病

腫瘍に含まれないのはどれか。

  • 筋腫
  • 骨腫
  • リンパ腫
  • 脾腫

腫瘍の組織構造について正しい記述はどれか。

  • 腫瘍は実質と間質とからなる。
  • 良性腫瘍は発生母組織と類似しない。
  • 悪性腫瘍は異型が少ない。
  • 非上皮性腫瘍では実質が蜂巣を形成する。

腫瘍について誤っている記述はどれか。

  • 蜂巣構造は上皮性腫瘍にみられる。
  • 腫瘍周囲の組織には萎縮がみられる。
  • 早期癌は粘膜内癌である。
  • 腫瘍細胞の大小不同は細胞分裂の異常による。

腫瘍の間質について誤っている記述はどれか。

  • 肝細胞癌の間質は毛細血管からなる。
  • 硬性癌には膠原線維が多い。
  • 肉腫では腫瘍細胞と間質の境界が明瞭である。
  • 浸潤性発育を示すのは悪性腫瘍である。

腫瘍の良性・悪性を判定するための所見として適切でないのはどれか。

  • 腫瘍病変境界の性状
  • 転移の有無
  • 核分裂像の頻度
  • 蜂窩状構造の有無

生命予後が良好なのはどれか。

  • 線維腫
  • 中皮腫
  • 膠芽腫
  • 白血病

悪性腫瘍について正しいのはどれか。

  • 増殖が遅い。
  • 転移する。
  • 膨張性発育をする。
  • 異型性が弱い。

悪性腫瘍に属するのはどれか。

  • 白血病
  • 軟骨腫
  • 脂肪腫
  • 神経鞘腫

悪性腫瘍はどれか。

  • 血管腫
  • 軟骨腫
  • 成熟奇形腫
  • 神経芽細胞腫

組織学的悪性度の評価で重要性が最も低いのはどれか。

  • 成熟度
  • 間質量
  • 核分裂像
  • 核異型

悪性腫瘍細胞の特徴として誤っている記述はどれか。

  • 核分裂像が多い。
  • 細胞質に対する核の面積比(N/C比)が小さい。
  • 極性を欠く。
  • 核小体が明瞭である。

悪性腫瘍の特徴として誤っているのはどれか。

  • 浸潤性発育を示す。
  • 境界が明瞭である。
  • 転移を起こす。
  • 出血壊死を伴う。

骨腫瘍で予後が悪いのはどれか。

  • 軟骨肉腫
  • 内軟骨腫
  • 外骨腫
  • 類骨腫

良性腫瘍に多くみられるのはどれか。

  • 細胞分裂像
  • 浸潤性発育
  • 分化傾向
  • 転移

上皮性腫瘍に属するのはどれか。

  • 血管腫
  • 脂肪腫
  • 平滑筋腫
  • 腺腫

上皮性腫瘍はどれか。

  • 乳頭腫
  • 線維腫
  • 膠芽腫
  • 白血病

非上皮性腫瘍に属するのはどれか。

  • 乳頭腫
  • 腺腫
  • 腺癌
  • 線維腫

消化管の腫瘍について正しいのはどれか。

  • 乳頭腫は非上皮性腫瘍である。
  • 平滑筋腫は悪性腫瘍である。
  • 大腸腺腫は悪性化しない。
  • 腺癌は上皮性腫瘍である。

良性腫瘍各論

腺腫の好発部位はどれか。

  • 肝臓
  • 腎臓
  • 大腸
  • 前立腺

腫瘍とその好発部位との組合せで正しいのはどれか。

  • 嚢胞腺腫---卵巣
  • 乳頭腫---肝臓
  • 扁平上皮癌---大腸
  • 腺癌---膀胱

腫瘍とその好発部位との組合せで誤っているのはどれか。

  • 乳頭腫---膀胱
  • 腺腫---大腸
  • 横紋筋腫---子宮
  • 脂肪腫---皮下組織

発癌性物質

  • ウイルス性腫瘍
    • EBウイルスによるバーキットリンパ腫
    • HTLVによる成人T細胞白血病
    • ウイルス肝炎による肝細胞癌
  • 男性→肺癌や食道癌が多い
  • 女性→甲状腺癌が多い
  • 死亡率が高い癌
    • 男性→肺癌
    • 女性→大腸癌

疾患と危険因子との組合せで正しいのはどれか。

  • 肝細胞癌---ウイルス感染
  • 喉頭癌---細菌感染
  • 大腸癌---高繊維食摂取
  • 肺癌---飲酒

がんと危険因子との組み合わせで正しいのはどれか。

  • 胃がん---高蛋白食
  • 乳がん---授乳
  • 子宮頸がん---ヒトパピローマウイルス
  • 肺がん---肥満

癌と前癌病変との組合せで正しいのはどれか。

  • 子宮頸癌---子宮頸部異形成
  • 胃癌---胃潰瘍
  • 乳癌---乳腺症
  • 前立腺癌---前立腺肥大

癌と前癌病変の組合せで正しいのはどれか。

  • 乳癌---乳腺症
  • 口腔癌---白板症
  • 子宮体癌---子宮筋腫
  • 前立腺癌---前立腺肥大

腫瘍と発がんに関連する微生物の組合せで誤っているのはどれか。

  • 子宮頸癌---HPV
  • 肝細胞癌---サイトメガロウイルス
  • バーキットリンパ腫---EBウイルス
  • 胃癌---ヘリコバクター・ピロリ

発がん性の強いのはどれか。

  • 生野菜
  • 煮魚
  • コーヒー
  • タバコ

悪性腫瘍を合併しやすいのはどれか。

  • 全身性硬化症
  • ベーチェット病
  • シェーグレン症候群
  • 皮膚筋炎

ウイルスが原因となる腫瘍はどれか。

  • ウィルムス腫瘍
  • 成人T細胞白血病
  • 移行上皮癌
  • ユーイング肉腫

悪性腫瘍の原因となるウイルスはどれか。

  • 帯状疱疹ウイルス
  • C型肝炎ウイルス
  • 麻疹ウイルス
  • インフルエンザウイルス

ウイルスが関与しない腫瘍はどれか。

  • 腎癌
  • 肝細胞癌
  • 成人T細胞白血病
  • バーキットリンパ腫

病原微生物が関与する癌はどれか。

  • 食道癌
  • 肺癌
  • 乳癌
  • 肝細胞癌

発がん因子として適切でないのはどれか。

  • 赤外線
  • ダイオキシン
  • アスベスト
  • EBウイルス

喫煙が危険因子(リスク要因)となる疾患はどれか。

  • 移行上皮癌
  • 肝癌
  • 脳出血
  • 肺癌

喫煙が危険因子となる疾患はどれか。

  • 結腸癌
  • 食道癌
  • 乳癌
  • 白血病

遺伝が関与する腫瘍はどれか。

  • 膀胱癌
  • 胆嚢癌
  • ウィルムス腫瘍
  • ユーイング肉腫

女性に多い癌はどれか。

  • 喉頭癌
  • 甲状腺癌
  • 食道癌
  • 肺癌

男性に比べて女性に高頻度に発生するのはどれか。

  • 膵癌
  • 肝細胞癌
  • 甲状腺癌
  • 食道癌

男性に比べて女性に高頻度に発生するのはどれか。

  • 膵癌
  • 食道癌
  • 大腸癌
  • 甲状腺癌

男性よりも女性に多い癌はどれか。

  • 膵臓癌
  • 胆嚢癌
  • 肝臓癌
  • 食道癌

次の小児の悪性腫瘍で最も頻度の高いのはどれか。

  • 髄芽腫
  • 神経芽腫
  • 肝芽腫
  • 腎芽腫

我が国の最近の小児の悪性腫瘍で年間発生数が最も多いのはどれか。

  • 骨肉腫
  • 神経芽腫
  • 肝芽腫
  • 白血病

小児に好発する腫瘍でないのはどれか。

  • 神経芽腫
  • 髄膜腫
  • 骨肉腫
  • 白血病

老年期に発生率が最も高くなるのはどれか。

  • 子宮頸癌
  • 乳癌
  • 前立腺癌
  • 甲状腺癌

我が国のがん統計について誤っている記述はどれか。

  • 男性がん死亡率は肺癌が最も高い。
  • 女性がん死亡率は子宮癌が最も高い。
  • 前立腺癌罹患率は増加傾向にある。
  • 乳癌罹患率は増加傾向にある。

我が国における最近のがん死亡統計について正しい記述はどれか。

  • 男性死亡者数は肝がんが最も多い。
  • 女性死亡者数は乳がんが最も多い。
  • 肺がん死亡者数は増加している。
  • 大腸がん死亡者数は減少している。

2019年の我が国におけるがん死亡統計で男性死亡数が最も多いのはどれか。

  • 肺がん
  • 肝臓がん
  • 膵臓がん
  • 大腸がん

業務上の疾病について正しい記述はどれか。

  • 珪肺は運輸業務従事者に多い。
  • アスベストは悪性中皮腫の原因となる。
  • レイノー現象は夏に増悪する。
  • 潜水病はもぐる時に発症する。

放射性ヨウ素の被曝によって最も生じやすい腫瘍はどれか。

  • 胃癌
  • 肺癌
  • 前立腺癌
  • 甲状腺癌

悪性新生物の予防を目的にしたワクチンはどれか。

  • インフルエンザワクチン
  • インフルエンザ菌B型ワクチン
  • 肺炎球菌ワクチン
  • ヒトパピローマウイルスワクチン

予防ワクチンがある癌はどれか。

  • 乳癌
  • 大腸癌
  • 子宮頸癌
  • 甲状腺癌

潰瘍性大腸炎で正しいのはどれか。

  • 回盲部に好発する。
  • 大量の水様性下痢をみる。
  • 家族性に発症する。
  • 大腸癌の危険因子である。

胆嚢癌について正しいのはどれか。

  • 女性に多い。
  • 胆石の合併は少ない。
  • 左季肋部痛が多い。
  • AFPの上昇がみられる。

子宮頸癌について正しいのはどれか。

  • 閉経後に多い。
  • ヒト乳頭腫ウイルスとの関連がある。
  • 腺癌が多い。
  • CEAが腫瘍マーカーとして適している。

子宮頸癌の原因と考えられているのはどれか。

  • ヒト乳頭腫ウイルス
  • 単純ヘルペスウイルス
  • 帯状ヘルペスウイルス
  • 風疹ウイルス

肺癌について正しいのはどれか。

  • 死亡数は女性が多い。
  • 骨転移はまれである。
  • 小細胞癌が最も多い。
  • 受動喫煙は危険因子である。

放射線被曝が関与する悪性腫瘍はどれか。

  • 成人T細胞白血球
  • 甲状腺癌
  • 肝細胞癌
  • 子宮頸癌

中皮腫と関連するのはどれか。

  • 塩蔵食品
  • アルコール
  • アスベスト
  • アセトアルデヒド

アスベスト曝露との関連性が高いのはどれか。

  • 皮膚癌
  • 膀胱癌
  • 白血病
  • 中皮腫

アスベストと関連があるのはどれか。

  • 悪性リンパ腫
  • 肺癌
  • 食道癌
  • 膀胱癌

白血病について最も適切なのはどれか。

  • 成人T細胞白血病はウイルス感染が原因である。
  • 慢性骨髄性白血病では遺伝子変異が認められない。
  • 急性骨髄性白血病ではフィラデルフィア染色体が陽性となる。
  • 急性骨髄性白血病の治療は骨髄移植が第一選択である。

食道がんの危険因子はどれか。

  • アルコール飲料
  • 大豆製品
  • 緑黄色野菜
  • 果実

食道癌について正しいのはどれか。

  • 腺癌が多い。
  • 若年者に多い。
  • 女性に多い。
  • アルコールは危険因子である。

食道癌の危険因子として正しいのはどれか。

  • アルコール摂取
  • 胃酸分泌抑制薬
  • HPV感染
  • ヘリコバクター・ピロリ感染

膵癌のリスクファクターとして正しいのはどれか。

  • 高血圧症
  • 脂質異常症
  • 高尿酸血症
  • 糖尿病

膵癌のリスクファクターでないのはどれか。

  • 糖尿病
  • 慢性膵炎
  • 喫煙
  • 高血圧

腺癌の発生頻度が最も高いのはどれか。

  • 喉頭
  • 食道
  • 皮膚
  • 子宮体部

乳癌について正しいのはどれか。

  • 腫瘤は痛みを伴う。
  • 乳房の外下部の発生が多い。
  • 多くはホルモン依存性である。
  • 乳房全摘術が第一選択である。

悪性腫瘍各論

  • 扁平上皮癌
    • 口腔から食道、肛門の内腔にみられる
      • 子宮頚部
      • 食道
  • 腺癌
    • 腺細胞から発生する
      • 膵臓
      • 大腸
  • 骨肉腫
    • 骨原発性悪性腫瘍
    • 小児に好発
  • 脳腫瘍
    • 神経膠腫(グリオーマ)

上皮内癌が発生する部位はどれか。

  • 結腸
  • 胆嚢
  • 子宮腟部

扁平上皮癌が好発するのはどれか。

  • 食道
  • 小腸
  • 大腸

扁平上皮癌が最も発生しやすいのはどれか。

  • 胆嚢
  • 膵臓

扁平上皮癌が最も発生しやすいのはどれか。

  • 肝臓
  • 膀胱

扁平上皮癌の好発部位として誤っているのはどれか。

  • 食道
  • 子宮体部
  • 子宮腟部

子宮頸癌について正しいのはどれか。

  • 子宮癌全体の50~55%である。
  • 閉経後に多い。
  • ヘルペスウイルスとの関連が示唆されている。
  • 扁平上皮癌が多い。

腺癌の発生頻度が最も高いのはどれか。

  • 皮膚
  • 子宮頸部
  • 膵臓

腺癌の発生頻度が高いのはどれか。

  • 皮膚
  • 膀胱
  • 食道
  • 大腸

腺癌の好発部位として誤っているのはどれか。

  • 結腸
  • 子宮腟部

大腸癌について正しいのはどれか。

  • 近年減少傾向である。
  • 大部分が腺癌である。
  • 血清CEAは早期癌の診断に役立つ。
  • ヘリコバクター・ピロリ感染が関与している。

骨肉腫について正しいのはどれか。

  • 老年期に好発する。
  • 骨端部に好発する。
  • 手指骨に好発する。
  • 骨幹端に好発する。

骨肉腫について誤っている記述はどれか。

  • 骨原性の悪性腫瘍では最も多い。
  • 中年以後の発症が多い。
  • 膝周囲の発症が多い。
  • 疼痛・腫脹・発赤がみられる。

骨肉腫について誤っている記述はどれか。

  • 高齢者に多い。
  • 膝関節近くに好発する。
  • 局所の腫脹・疼痛を起こす。
  • 下肢切断術が行われる。

骨肉腫で誤っている記述はどれか。

  • 40歳代に好発する。
  • 大腿骨下端に多い。
  • 局所の疼痛・腫脹がみられる。
  • エックス線検査で骨皮質の虫食い像を認める。

骨腫瘍と好発年齢の組合せで正しいのはどれか。

  • 骨巨細胞腫---1歳未満
  • 骨肉腫---10歳代
  • ユーイング肉腫---50歳代
  • 孤立性骨嚢腫---70歳代

骨腫瘍と好発時期の組合せで正しいのはどれか。

  • ユーイング肉腫---老年期
  • 孤立性骨嚢腫---壮年期
  • 多発性骨髄腫---青年期
  • 骨肉腫---成長期

原発性悪性骨腫瘍で最も頻度が高いのはどれか。

  • 骨肉腫
  • 軟骨肉腫
  • ユーイング肉腫
  • 脊索腫

脳腫瘍の5年生存率で最も予後が悪いのはどれか。

  • 神経膠芽腫
  • 髄膜腫
  • 下垂体腺腫
  • 神経鞘腫

悪性腫瘍がおよぼす影響

腫瘍の壊死によって引き起こされる病態はどれか。

  • 発熱
  • 悪液質
  • 免疫異常
  • 内分泌異常

腫瘍と宿主に及ぼす影響との組合せで正しいのはどれか。

  • 早期癌---悪液質
  • 末期癌---免疫力低下
  • 脳転移---頭蓋内圧低下
  • 溶骨性骨転移---低カルシウム血症

感染症に罹患しやすいのはどれか。

  • 血友病
  • 悪性リンパ腫
  • 鉄欠乏性貧血
  • 遺伝性球状赤血球症

易感染性に留意すべき疾患はどれか。

  • 高血圧症
  • 痛風
  • 悪性リンパ腫
  • 高脂血症

悪液質でみられないのはどれか。

  • るいそう
  • 皮膚の乾燥・弛緩
  • 仮面様顔貌
  • 眼窩・頬のくぼみ

悪性腫瘍の転移

  • 血行性
    • 血流の方向に従って他所に運ばれるため、門脈を含む静脈系が主となり肝臓が転移の好発部位
    • 転移される
      • 肺、肝臓、副腎、骨髄
    • 転移されにくい
      • 心臓
      • 脾臓
    • 門脈域の癌→肝臓
    • 上下大静脈域の癌→肺
    • 胃癌→肝臓
    • 肝癌→肺
    • 肺癌→脳
  • リンパ性
    • 胃癌が左頸部鎖骨下リンパ節へ転移したもの
    • ウィルヒョウリンパ節
  • 播種性
    • 種子がまかれるように遠隔部位に散布される
    • 胸腔(胸膜)、腹腔(腹膜)内に結節をつくる
    • 胃→癌性腹膜炎→卵巣転移(クルーケンベルグ腫瘍)
    • ダグラス窩または直腸膀胱転移(シュニッツラー転移)

癌が最も転移しやすい臓器はどれか。

  • 心臓
  • 脾臓
  • 肝臓
  • 腎臓

腫瘍が転移しにくい器官はどれか。

  • 肝臓
  • 肺臓
  • 骨髄
  • 心臓

病理組織診断で確定されるのはどれか。

  • 尿中の結晶の種類
  • 僧房弁逆流の有無
  • 感染症の起炎菌の種類
  • 癌のリンパ節転移の有無

悪性腫瘍のリンパ節転移における触診で正しい記述はどれか。

  • 熱感を伴う。
  • 圧痛がある。
  • 表面は整である。
  • 可動性に乏しい。

癌の病期分類の決定に必要な項目はどれか。

  • 悪液質
  • 腫瘍マーカー
  • 組織型
  • リンパ節転移

ウィルヒョーのリンパ節の部位はどれか。

  • 右腋窩
  • 左腋窩
  • 右鎖骨上窩
  • 左鎖骨上窩

胃癌の転移と関係ないのはどれか。

  • クルケンベルグ
  • リード・ステルンベルグ
  • シュニッツラー
  • ウィルヒョー

胃癌の病期分類に必要な情報はどれか。

  • 遠隔転移の有無
  • 体重減少の有無
  • 免疫力低下の有無
  • 腫瘍マーカー上昇の有無

腫瘍マーカー

  • CEA
    • 大腸癌
    • 胃癌
    • 肺癌
  • PSA
    • 前立腺癌
  • AFP
    • 肝臓癌
  • CA-19
    • 膵臓癌

腫瘍マーカーはどれか。

  • αフェトプロテイン
  • 組織適合抗原
  • ヒスタミン
  • シクロオキシゲナーゼ

癌と腫瘍マーカーの組合せで最も適切なのはどれか。

  • 肝細胞癌---HCG
  • 胃癌---CEA
  • 食道癌---CA19-9
  • 肺癌---PSA

癌と腫瘍マーカーとの組合せで正しいのはどれか。

  • 大腸癌---CEA
  • 子宮体癌---SCC
  • 胃癌---CYFRA
  • 乳癌---AFP

疾患と検査所見の組合せで正しいのはどれか。

  • 前立腺癌---PSA高値
  • 関節リウマチ---CRP陰性
  • 尿崩症---バソプレシン高値
  • アトピー性皮膚炎---血清IgE低値

疾患と腫瘍マーカーの組合せで最も適切なのはどれか。

  • 肝臓癌---CA125
  • 胃癌---AFP
  • 前立腺癌---PSA
  • 卵巣癌---SCC抗原

「60歳の男性。軽度呼吸困難で来院。腹部膨隆と女性化乳房とがみられ、上部消化管内視鏡検査で食道・胃静脈瘤を認める。血液検査で血小板と白血球に減少が認められ、C型肝炎ウイルス陽性であった。」この疾患に合併する悪性腫瘍の早期発見に有用な腫瘍マーカーはどれか。

  • AFP
  • CEA
  • CA19-9
  • PSA

次の文で示す症例について、問いに答えよ。「35歳の女性看護師。皮膚の黄染、全身倦怠感にて受診。針刺しの既往がある。肝炎ウイルスマーカーでは、HCV抗体陽性、HCV-RNA陽性で、他は陰性であった。」本疾患に合併する悪性腫瘍で上昇する腫瘍マーカーはどれか。

  • CA125
  • SCC
  • CEA
  • AFP

疾患と腫瘍マーカーの組合せで最も適切なのはどれか。

  • 肺癌---CA125
  • 肝臓癌---AFP
  • 卵巣癌---PSA
  • 前立腺癌---SCC抗原

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