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西洋医学

臨床医学~上肢の神経~

正中神経

  • 内側上腕二頭筋溝天泉穴)を上腕動脈に沿って下降する
  • 肘関節:上腕動脈の内側少海)を通る
  • 前腕:円回内筋の二頭の間(上腕頭と尺骨頭の間)を通り、掌側中央を下降する
  • 手の厥陰心包経の流注に沿う
  • 母指から薬指橈側半までの手掌側の皮膚感覚を支配する
  • 円回内筋
    • 孔最(肺)
    • 少海(心)
  • 橈側手根屈筋•長掌筋
    • 少海(心)
    • 郄門(心包)、間使(心包)、内関(心包)大陵(心包)
  • 浅指屈筋
    • 霊道(心)、通里(心)、陰郄(心)、心門(心)
    • 郄門(心包)、間使(心包)、内関(心包)、大陵(心包)、労宮(心包)

上腕動脈に沿って肘窩まで走行する神経はどれか。

  1. 筋皮神経
  2. 尺骨神経
  3. 正中神経
  4. 橈骨神経

上肢の動脈について正しい記述はどれか。

  1. 上腕動脈は正中神経と伴行ずる。
  2. 橈骨動脈は腋窩動脈から分岐する。
  3. 尺骨動脈は手根管を通る。
  4. 尺骨動脈は深掌動脈弓の主体をなす。

上肢の筋と神経との組合せで正しいのはどれか。

  1. 烏口腕筋---腋窩神経
  2. 浅指屈筋---正中神経
  3. 長母指外転筋---尺骨神経
  4. 背側骨間筋---橈骨神経

浅指屈筋を支配する神経はどれか。

  1. 尺骨神経
  2. 正中神経
  3. 橈骨神経
  4. 筋皮神経

絞扼性神経障害について罹患神経と筋の組合せで正しいのはどれか。

  1. 腕神経叢---肩甲挙筋
  2. 正中神経---円回内筋
  3. 橈骨神経---長掌筋
  4. 尺骨神経---母指対立筋

外傷と合併する神経麻痺の組合せで最も適切なのはどれか。

  1. 上腕骨骨幹部骨折---腋窩神経麻痺
  2. 橈骨遠位端骨折---正中神経麻痺
  3. 肩関節前方脱臼---尺骨神経麻痺
  4. 股関節後方脱臼---大腿神経麻痺

母指球に萎縮がみられるのはどれか。

  1. 筋皮神経麻痺
  2. 尺骨神経麻痺
  3. 橈骨神経麻痺
  4. 正中神経麻痺

猿手をきたす罹患神経はどれか。

  1. 筋皮神経
  2. 橈骨神経
  3. 正中神経
  4. 尺骨神経

末梢神経麻痺による症状と罹患局所への施術部位との組合せで適切でないのはどれか。

  1. 下垂手---前腕外側
  2. 猿手---前腕後面
  3. 尖足---下腿前面
  4. 鉤足---下腿後面

末梢神経麻痺と萎縮した筋に対する施術部位の組合せで最も適切なのはどれか。

  1. 正中神経麻痺---母指球
  2. 橈骨神経麻痺---小指球
  3. 筋皮神経麻痺---前腕前側
  4. 尺骨神経麻痺---前腕後側

神経麻痺で母指対立筋の萎縮がみられるのはどれか。

  1. 筋皮神経
  2. 尺骨神経
  3. 橈骨神経
  4. 正中神経

病態と装具との組合せで正しいのはどれか。

  1. 外反母趾---長下肢装具
  2. 正中神経麻痺---コックアップスプリント
  3. 脳卒中片麻痺---PTB装具
  4. 腰椎圧迫骨折---体幹装具

短対立装具の適応となるのはどれか。

  1. 正中神経麻痺
  2. 尺骨神経麻痺
  3. 橈骨神経麻痺
  4. 腋窩神経麻痺

神経麻痺と装具との組合せで正しいのはどれか。

  1. 正中神経麻痺---長対立副子
  2. 尺骨神経麻痺---コックアップスプリント
  3. 大腿神経麻痺---短下肢装具
  4. 総腓骨神経麻痺---PTB免荷装具

末梢神経障害と装具との組合せで正しいのはどれか。

  1. 正中神経麻痺---対立装具
  2. 尺骨神経麻痺---トーマススプリント
  3. 橈骨神経麻痺---ナックルベンダー
  4. 脛骨神経麻痺---長下肢装具

末梢神経麻痺と適合する装具の組合せで正しいのはどれか。

  1. 橈骨神経麻痺---肩関節装具
  2. 正中神経麻痺---短対立装具
  3. 腋窩神経麻痺---ナックルベンダー
  4. 尺骨神経麻痺---コックアップスプリント

次に示す部位への施術が効果的な運動麻痺はどれか。「鎖骨上窩、腋窩、内側上腕二頭筋溝および浅指屈筋と長掌筋との間」

  1. すべての指の伸展不能
  2. 四指の内・外転不能
  3. 母指対立運動不能
  4. 手関節伸展不能

次の文で示す症状に対して治療対象となる神経はどれか。「手の第1指から第4指のしびれと母指球筋の萎縮とがあり、母指と小指との対立運動ができない。」

  1. 橈骨神経
  2. 正中神経
  3. 尺骨神経
  4. 筋皮神経

「43歳の女性。3週間前から母指、示指、中指に痛み・しびれが発症し、最近は母指が動かしにくい。仕事は手作業。」治療対象となる罹患神経はどれか。

  1. 尺骨神経
  2. 正中神経
  3. 橈骨神経
  4. 腋窩神経

「40歳の女性。右の示指、中指に痛みがあり、母指球に軽度の筋萎縮がみられる。」罹患神経として最も考えられるのはどれか。

  1. 橈骨神経
  2. 正中神経
  3. 尺骨神経
  4. 筋皮神経

「3歳の女児。滑り台から落ちて右手をつき、右肘過伸展を強いられ受傷。近医を受診、右肘部変形があり、肘部前面の皮下出血と示指・中指のしびれが認められた。」最も考えられる障害神経はどれか。

  1. 腋窩神経
  2. 正中神経
  3. 筋皮神経
  4. 尺骨神経

正中神経の分布領域にある経穴はどれか。

  1. 商陽
  2. 関衝
  3. 少衝
  4. 少沢

サル手に対し、罹患神経への施術を行う場合、対象となる経脈はどれか。

  1. 大腸経
  2. 小腸経
  3. 三焦経
  4. 心包経

経穴と神経との組合せで正しいのはどれか。

  1. 陽陵泉---脛骨神経
  2. 臑会---肩甲上神経
  3. 地機---閉鎖神経
  4. 少海---正中神経

経穴とその部位を走行する神経の組合せで正しいのはどれか。

  1. 翳風---三叉神経
  2. 小海---橈骨神経
  3. 大陵---正中神経
  4. 委中---坐骨神経

手関節の掌屈ができない末梢性の運動麻痺に対し、罹患筋への局所治療穴として適切なのはどれか。

  1. 温溜
  2. 支正
  3. 郄門
  4. 四瀆

母指、小指の対立運動が困難となる運動麻痺に対し、罹患神経への局所治療穴として適切なのはどれか。

  1. 郄門
  2. 支正
  3. 上廉
  4. 小海

「40歳の女性。右の示指、中指に痛みがあり、母指球に軽度の筋萎縮がみられる。」この患者への局所治療穴として適切なのはどれか。

  1. 太淵
  2. 神門
  3. 大陵
  4. 腕骨

次の文で示す症例で、障害神経への局所治療穴として最も適切なのはどれか。「42歳の女性。右手の母指と示指に痛みとしびれを訴える。母指対立運動が不能で、母指球筋の萎縮がみられる。」

  1. 温溜
  2. 郄門
  3. 合谷
  4. 支正

次の文で示す運動麻痺に対し、罹患神経への局所治療穴として適切なのはどれか。「母指球が萎縮し、母指と小指の対立運動が困難である。」

  1. 手五里
  2. 小海
  3. 内関
  4. 消濼

次の文で示す神経麻痺で、麻痺神経と治療穴との組合せで正しいのはどれか。「母指が外転位で、母指と小指との対立運動が困難である。また母指球の萎縮があり、手掌が扁平となっている。」

  1. 橈骨神経---手三里
  2. 正中神経---内関
  3. 尺骨神経---支正
  4. 筋皮神経---消濼

前骨間神経麻痺

  • つまみ(ピンチ)動作低下
  • パーフェクト0不能
  • ティアドロップ(涙のしずく)サイン
  • 祈祷手
  • 感覚障害はみられない
  • ティネル徴候

回内筋症候群

  • 前腕回内、回外動作の反復
  • つまみ(ピンチ)動作低下
  • パーフェクト0不能
  • ティアドロップ(涙のしずく)サイン
  • 祈祷手
  • 母指~薬指橈側の疼痛、しびれ、感覚障害
  • 前腕全面近位の円回内筋部(少海~孔最)の圧痛
  • ティネル徴候
  • 長、短対立副子

正中神経支配の筋はどれか。

  1. 円回内筋
  2. 回外筋
  3. 上腕筋
  4. 肘筋

上肢の筋で正中神経が通り抜けるのはどれか。

  1. 回外筋
  2. 円回内筋
  3. 烏口腕筋
  4. 母指内転筋

次の文で示す症例に対し、施術対象となる筋で最も適切なのはどれか。「35歳の男性。手掌の母指から中指にかけて痛みとしびれを自覚。中指掌側に知覚異常が認められる。少海から孔最にかけての圧迫で症状の再現する部位があった。」

  1. 長橈側手根伸筋
  2. 腕橈骨筋
  3. 円回内筋
  4. 尺側手根屈筋

円回内筋上にある経穴はどれか。

  1. 曲池
  2. 孔最
  3. 手三里
  4. 偏歴

直刺して円回内筋にあたる経穴はどれか。

  1. 四瀆
  2. 少海
  3. 郄門
  4. 尺沢

次の文で示す症例の神経絞扼部に対する刺鍼部位として最も適切なのはどれか。「28歳の女性。職業は鍼師。回外位で左前腕にカバンを引っかけて持つことが多く、内側上顆から肘窩内側縁に沿った張り感とともに左手掌橈側にしびれを自覚する。最近、左手で
艾を捻ることが困難である。」

  1. 孔最と少海の間
  2. 曲池と曲沢の間
  3. 間使と大陵の間
  4. 手三里と支正の間

次の文で示す症例で罹患神経に対する治療穴として最も適切なのはどれか。「35歳の女性。妊娠に伴い母指から中指にかけてしびれが出現し、母指と示指で輪を作ろうとすると楕円型になる。」

  1. 小海
  2. 手五里
  3. 天井
  4. 内関

次の文で示す症例に対して障害神経を考慮して循環取穴を行う場合、最も適切な治療穴はどれか。「46歳の女性。指尖で物をつまむピンチ動作ができなくなったため来院。ティアドロップ徴候は陽性。知覚障害は認められなかった。」

  1. 肘髎
  2. 小海
  3. 消濼
  4. 曲沢

上肢痛の原因疾患と局所治療穴との組合せで適切でないのはどれか。

  1. 手根管症候群---大陵
  2. 円回内筋症候群---四瀆
  3. 肘部管症候群---小海
  4. 橈骨神経痛---消濼

手根管症候群

  • 妊娠出産
  • 閉経
  • 関節リウマチ
  • 糖尿病
  • 母指対立運動障害
  • 母指球萎縮による手掌の平坦化
  • 手関節を強く掌屈すると症状増加
  • 猿手
  • 母指~薬指橈側の疼痛、しびれ、感覚障害
  • ティネル徴候
  • レイノー現象
  • 正中神経伸展テスト
  • 大陵
  • 長、短対立副子

手根管症候群の罹患局所への施術部位で適切なのはどれか。

  1. 手関節掌側の中央
  2. 手関節掌側の橈側
  3. 手関節背側の中央
  4. 手関節背側の橈側

手根管症候群の原因とならないのはどれか。

  1. 妊娠
  2. 甲状腺機能亢進症
  3. 関節リウマチ
  4. 糖尿病

手根管症候群について誤っているのはどれか。

  1. 正中神経低位麻痺
  2. 母指球筋の萎縮
  3. 母指の対立運動障害
  4. 骨間筋の萎縮

症候群と神経との組合せで正しいのはどれか。

  1. 肘部管症候群---橈骨神経
  2. 手根管症候群---正中神経
  3. 梨状筋症候群---大腿神経
  4. 足根管症候群---総腓骨神経

手根管症候群で誤っている記述はどれか。

  1. 関節リウマチが原因となる。
  2. ティネル徴候が陽性となる。
  3. ファーレンテストは陽性となる。
  4. 神経伝導速度は正常である。

罹患神経と疾患との組合せで正しいのはどれか。

  1. 正中神経---手根管症候群
  2. 視神経---ギラン・バレー症候群
  3. 動眼神経---ベル麻痺
  4. 腓骨神経---梨状筋症候群

絞扼性神経障害とその罹患神経を対象とした治療穴との組合せで適切でないのはどれか。

  1. 足根管症候群---太谿
  2. 梨状筋症候群---承扶
  3. 肘部管症候群---小海
  4. 手根管症候群---神門

手根管症候群の診断に用いられるのはどれか。

  1. アドソンテスト
  2. アレンテスト
  3. ファレンテスト
  4. ライトテスト

徒手検査と疾患の組合せで正しいのはどれか。

  1. トムゼンテスト---頸肩腕症候群
  2. ライトテスト---肘部管症候群
  3. ファレンテスト---手根管症候群
  4. ヤーガソンテスト---腱板損傷

理学的検査所見と罹患局所への施術部位との組合せで適切なのはどれか。

  1. インピンジメント徴候陽性---頸部
  2. チェアテスト陽性---肩関節部
  3. モーリーテスト陽性---肘関節部
  4. ファレンテスト陽性---手関節部

次の文で示す症例で最も適切な疾患はどれか。「45歳の女性。ピアノの講師。最近、右手掌と指先にしびれと痛みがあり、夜間に目が覚める。ファレンテスト陽性、フロマン徴候陰性。祈祷師の手(祝祷指位)はみられない。」

  1. 手根管症候群
  2. 肘部管症候群
  3. 円回内筋症候群
  4. ギヨン管症候群

次の文で示す症例に対する徒手検査で陽性となる可能性が最も高いのはどれか。「55歳の女性。長期にわたり人工透析を受けている。早朝に手掌の橈側にしびれが生じ、最近では母指球筋の萎縮もみられる。」

  1. フローマン徴候
  2. ファレンテスト
  3. 肘関節屈曲テスト
  4. トムゼンテスト

「43歳の女性。3週間前から母指、示指、中指に痛み・しびれが発症し、最近は母指が動かしにくい。仕事は手作業。」理学的検査として適切なのはどれか。

  1. ファレンテスト
  2. フローマン徴候
  3. チェアテスト
  4. ドロップアームテスト

「58歳の女性。主訴は右手掌の痛み・しびれ。痛みの部位は小指を除く手掌部である。」本症例に行った徒手検査法で陽性を示すのはどれか。

  1. トムゼンテスト
  2. ファレンテスト
  3. インピンジメントテスト
  4. チェアテスト

次の文で示す患者について、「22歳の男性。テニスの選手。バックハンドストロークの際に肘に痛みを自覚する。」病態の確認を目的として行う理学検査で適切でないのはどれか。

  1. トムゼンテスト
  2. 中指伸展テスト
  3. チェアテスト
  4. ファレンテスト

次の文で示す症状を起こす罹患神経の絞扼部に対する刺鍼部位はどれか。「痛みとしびれが第1〜3指の掌側と第4指の橈側の掌側にある。ファーレンテスト陽性。」

  1. 円回内筋の上腕頭と尺骨頭との間
  2. 尺側手根屈筋の上腕頭と尺骨頭との間
  3. 手根骨と屈筋支帯との間
  4. 豆状骨と有鈎骨鈎との間

「58歳の女性。主訴は右手掌の痛み・しびれ。痛みの部位は小指を除く手掌部である。」本症例の病態部位への刺鍼で適切なのはどれか。

  1. 手関節掌側横紋上で橈側手根屈筋腱の橈側直側部
  2. 手関節掌側横紋上で長掌筋腱の尺側直側部
  3. 手関節掌側横紋上で尺側手根屈筋腱の尺側直側部
  4. 舟状骨結節と豆状骨を結んだ線の中央部

次の文で示す症例で罹患神経の絞扼部位に対する刺鍼部位として最も適切なのはどれか。「33歳の女性。主訴は右手掌の母指から環指橈側にかけての痛みとしびれ。妊娠中に発症し、出産後、家事と育児で症状が増悪し、物がつまみにくくなった。」

  1. 肘頭と上腕骨外側上顆の間
  2. 肘頭と上腕骨内側上顆の間
  3. 橈側手根隆起と尺側手根隆起の間
  4. 豆状骨と有鈎骨鈎の間

手根管症候群に対する局所施術で対象となる経穴はどれか。

  1. 陽谿
  2. 孔最
  3. 大陵
  4. 神門

理学的検査所見と局所治療穴との組合せで適切でないのはどれか。

  1. 膝の外反ストレステスト陽性---曲泉
  2. チェアテスト陽性---曲池
  3. ファレンテスト陽性---陽池
  4. パトリックテスト陽性---環跳

ファレンテスト陽性の患者にティネル徴候をみる場合、叩打する部位の指標として最も適切なのはどれか。

  1. 陽池
  2. 陽渓
  3. 大陵
  4. 神門

絞扼神経障害の絞扼部位と近接経穴との組合せで正しいのはどれか。

  1. 手根管症候群---大陵
  2. 肘部管症候群---尺沢
  3. 足根管症候群---崑崙
  4. 尺骨神経管症候群---小海

次の文で示す病態に対し、神経絞扼部に直接刺激を与える治療穴はどれか。「手掌中央部が痛む。指先の感覚が鈍く、しびれもある。」

  1. 曲池
  2. 大陵
  3. 陰郄
  4. 支正

次の文で示す症例に対する適切な局所治療穴はどれか。「40歳の女性。職業は調理師。痛みとしびれが第1〜第3指の掌側にある。ファレンテスト陽性。」

  1. 大陵
  2. 列欠
  3. 陽池
  4. 偏歴

橈骨神経

  • 上腕部
    • 上腕骨の骨幹部後側にある橈骨神経溝を骨に接しながら走行する
    • 橈骨中下1/3付近で後外側から前方へらせん状にまわりこみ、外側上顆の上方で前方にでて肘窩外側に達する
  • 前腕
    • 手の陽明大腸経の流注に沿う
  • 上腕三頭筋
    • 手五里(大)
    • 肩貞(小)
    • 天井(三)
    • 清冷淵(三)
    • 消濼(三)
  • 腕橈骨筋
    • 孔最(肺)
    • 列欠(肺)
    • 経渠(肺)
  • 長•短橈側手根伸筋
    • 温溜(大)
    • 下廉(大)
    • 上廉(大)
    • 手三里(大)
    • 曲地(大)
    • 肘髎(大)
  • 総指伸筋
    • 陽池(三)
    • 外関(三)
    • 支溝(三)
    • 三陽絡(三)
    • 四瀆(三)
  • 小指伸筋
    • 陽池(三)
    • 外関(三)
    • 支溝(三)
    • 会宗(三)
    • 三陽絡(三)
    • 四瀆(三)
  • 尺側手根伸筋
    • 陽谷(小)
    • 会宗(三)
  • 長母指外転筋
    • 列欠(大)
    • 経渠(大)
    • 偏歴(大)
  • 長•短母指伸筋
    • 陽渓(大)
    • 列欠(大)

橈骨神経について正しいのはどれか。

  1. 腕神経叢の外側神経束から分かれる。
  2. 上腕と前腕の伸筋を支配する。
  3. 上腕骨内側上顆の後方を通る。
  4. 手根管を通る。

大腸経について正しいのはどれか。

  1. 手の薬指尺側爪甲根部から始まる。
  2. 少陽に属する経脈である。
  3. 前腕では橈骨神経に沿って上行する。
  4. 上歯の中をめぐる。

橈骨神経痛に対する圧迫法の施術部位として適切なのはどれか。

  1. 上腕内側部
  2. 肘関節外側部
  3. 前腕内側部
  4. 手掌中央部

橈骨神経の障害で施術対象となる罹患筋はどれか。

  1. 指伸筋
  2. 円回内筋
  3. 尺側手根屈筋
  4. 長掌筋

腕神経叢の枝で上腕骨の後方を回る神経はどれか。

  1. 筋皮神経
  2. 正中神経
  3. 尺骨神経
  4. 橈骨神経

上肢の皮膚領域と分布する神経との組合せで正しいのはどれか。

  1. 上腕の後面---橈骨神経
  2. 前腕の外側半---尺骨神経
  3. 前腕の後面---正中神経
  4. 小指球---筋皮神経

上腕三頭筋の支配神経はどれか。

  1. 橈骨神経
  2. 尺骨神経
  3. 正中神経
  4. 筋皮神経

障害により下垂手をきたすのはどれか。

  1. 橈骨神経
  2. 正中神経
  3. 尺骨神経
  4. 腋窩神経

神経障害により下垂手をきたすのはどれか。

  1. 正中神経
  2. 尺骨神経
  3. 橈骨神経
  4. 長胸神経

二間穴から手の五里穴までの手の陽明大腸経に関与する神経はどれか。

  1. 内側上腕皮神経
  2. 橈骨神経
  3. 尺骨神経
  4. 正中神経

次の文で示す麻痺症状に対して治療対象となる神経はどれか。「手関節や中手指節関節の伸展運動ができない。」

  1. 尺骨神経
  2. 正中神経
  3. 橈骨神経
  4. 筋皮神経

「30歳の男性。バイク事故で上腕骨骨幹部を骨折した。」最も損傷しやすい神経はどれか。

  1. 筋皮神経
  2. 正中神経
  3. 尺骨神経
  4. 橈骨神経

橈骨神経痛の患者に対し、施術対象となる経絡はどれか。

  1. 大腸経
  2. 小腸経
  3. 心包経
  4. 心経

末梢神経麻痺の罹患神経と局所治療穴との組合せで正しいのはどれか。

  1. 橈骨神経---手五里
  2. 筋皮神経---小海
  3. 総腓骨神経---陰陵泉
  4. 閉鎖神経---承筋

次の文で示す症状に対し、神経刺激を目的とした適切な治療穴はどれか。「橈骨手根関節および中手指節関節の伸展が困難である。」

  1. 臑兪
  2. 消濼
  3. 顴髎
  4. 侠白

橈骨神経が支配する筋上にある経穴はどれか。

  1. 尺沢
  2. 曲沢
  3. 消濼
  4. 臂臑

前腕の経絡流注と神経の走行との組合せで正しいのはどれか。

  1. 心包経---尺骨神経
  2. 心経---正中神経
  3. 大腸経---橈骨神経
  4. 小腸経---正中神経

経穴と神経との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 上巨虚---深腓骨神経
  2. 少府---尺骨神経
  3. 内関---橈骨神経
  4. 光明---浅腓骨神経

橈骨神経麻痺

  • 上腕骨骨幹部骨折
  • 手関節背屈(伸展)不能
  • 母指伸展、その他の指の中手指節関節背屈(伸展)不能
  • 下垂手
  • 手背~前腕橈側の感覚低下
  • コックアップスプリント
  • トーマススプリント

橈骨神経麻痺による障害部位への施術で適切なのはどれか。

  1. 肘関節内側
  2. 前腕前側
  3. 前腕後側
  4. 手関節掌側

橈骨神経麻痺に伴う症状として誤っているのはどれか。

  1. 下垂手
  2. 母指球筋の萎縮
  3. 手背の知覚障害
  4. 手背の発汗障害

手関節背屈装具の適応となるのはどれか。

  1. 正中神経麻痺
  2. 橈骨神経麻痺
  3. 筋皮神経麻痺
  4. 尺骨神経麻痺

下垂手に対する施術法として適切でないのはどれか。

  1. 橈骨神経の走行に沿って施術を行う。
  2. 前腕前側の筋に施術を行う。
  3. 手指の他動運動を行う。
  4. 手関節を屈曲位で固定する。

機能障害と適合する上肢装具の組合せで正しいのはどれか。

  1. 下垂手---コックアップスプリント
  2. 猿手---スパイダー装具
  3. 鷲手---短対立装具
  4. MP関節屈曲拘縮---ナックルベンダー

「35歳の女性。主訴は手の運動麻痺。自転車で転倒し、左上腕骨を骨折した。手の麻痺とともに前腕から手背の感覚障害をきたした。」本症例の運動麻痺でみられる手の変形はどれか。

  1. 猿手
  2. 鷲手
  3. 下垂手
  4. 尺側偏位

橈骨神経の支配領域にある経穴はどれか。

  1. 尺沢
  2. 天井
  3. 内関
  4. 神門

下垂手の麻痺筋に対する治療穴として適切なのはどれか。

  1. 大陵
  2. 郄門
  3. 神門
  4. 手三里

末梢神経麻痺と罹患筋への低周波鍼通電療法で用いる経穴との組み合わせで最も適切なのはどれか。

  1. 橈骨神経麻痺---手五里・温溜
  2. 正中神経麻痺---尺沢・通里
  3. 深腓骨神経麻痺---陽輔・懸鍾
  4. 脛骨神経麻痺---条口・解渓

「35歳の女性。主訴は手の運動麻痺。自転車で転倒し、左上腕骨を骨折した。手の麻痺とともに前腕から手背の感覚障害をきたした。」手の運動麻痺の治療として低周波電気療法を行う場合、導子を当てる部位で適切なのはどれか。

  1. 孔最と尺沢
  2. 合谷と曲池
  3. 内関と曲沢
  4. 支正と小海

末梢神経麻痺と罹患筋への低周波鍼通電療法で用いる経穴との組合せで正しいのはどれか。

  1. 筋皮神経麻痺---外関・陽池
  2. 橈骨神経麻痺---曲池・合谷
  3. 正中神経麻痺---支正・小海
  4. 尺骨神経麻痺---郄門・内関

回外筋症候群(後骨間神経麻痺)

  • 母指伸展、その他の指の中手指節関節背屈(伸展)不能
  • 下垂指

橈骨神経が支配する筋はどれか。

  1. 回外筋
  2. 橈側手根屈筋
  3. 長母指屈筋
  4. 母指内転筋

上肢の筋において橈骨神経によって貫かれるのはどれか。

  1. 烏口腕筋
  2. 円回内筋
  3. 回外筋
  4. 腕橈骨筋

橈骨神経について正しいのはどれか。

  1. 腕神経叢の外側神経束に由来する。
  2. 内側腋窩隙を通過する。
  3. 回外筋を貫く。
  4. 手掌橈側半の感覚を支配する。

橈骨神経に支配されるのはどれか。

  1. 回外筋
  2. 円回内筋
  3. 方形回内筋
  4. 母指対立筋

下垂手を生じた患者の絞扼部位に対する施術を行う場合、最も適切な筋はどれか。

  1. 円回内筋
  2. 回外筋
  3. 尺側手根屈筋
  4. 長母指屈筋

後骨間神経麻痺で生じるのはどれか。

  1. 猿手
  2. 鷲手
  3. 下垂指
  4. 尺側偏位

尺骨神経

  • 上腕骨内側上顆の後方の上腕骨内側上顆と肘頭との間にある尺骨神経溝(肘部管)をとおって前腕全面の尺側にでる
  • 尺骨神経溝(肘部管)は手の太陽小腸経小海穴の部位にあたる
  • 尺側手根屈筋
    • 少海(心)
    • 霊道(心)
    • 通里(心)
    • 陰郄(心)
    • 神門(心)
    • 支正(小)
    • 小海(小)
  • 手掌と手背の尺側小指全体と薬指尺側半分の皮膚感覚を支配する

尺骨神経について正しいのはどれか。

  1. 腕神経叢の外側神経束から分かれる。
  2. 上腕骨内側上顆の前面を通る。
  3. 手根管を通る。
  4. 手の骨間筋を支配する。

尺骨神経支配の筋はどれか。

  1. 尺側手根屈筋
  2. 橈側手根屈筋
  3. 浅指屈筋
  4. 長母指屈筋

上肢の骨格について正しいのはどれか。

  1. 尺骨神経溝は上腕骨内側上顆の後面にある。
  2. 上腕骨小頭は上腕骨滑車の内方にある。
  3. 橈骨頭は橈骨の遠位端である。
  4. 母指は基節骨を欠く。

上肢の神経において上腕骨内側上顆の後方を走行するのはどれか。

  1. 筋皮神経
  2. 正中神経
  3. 尺骨神経
  4. 橈骨神経

体表から最も触知しやすい神経はどれか。

  1. 筋皮神経
  2. 橈骨神経
  3. 正中神経
  4. 尺骨神経

尺骨神経に支配されている筋はどれか。

  1. 母指内転筋
  2. 母指対立筋
  3. 示指伸筋
  4. 短母指伸筋

鷲手をきたす罹患神経はどれか。

  1. 筋皮神経
  2. 正中神経
  3. 橈骨神経
  4. 尺骨神経

末梢神経の障害で鷲手を起こすのはどれか。

  1. 正中神経
  2. 尺骨神経
  3. 橈骨神経
  4. 腋窩神経

小児期の上腕骨外顆骨折後、成人になって起こる神経障害はどれか。

  1. 腋窩神経麻痺
  2. 橈骨神経麻痺
  3. 正中神経麻痺
  4. 尺骨神経麻痺

フローマン徴候がみられるのはどれか。

  1. 正中神経麻痺
  2. 腋窩神経麻痺
  3. 橈骨神経麻痺
  4. 尺骨神経麻痺

手根管を通過しないのはどれか。

  1. 浅指屈筋腱
  2. 深指屈筋腱
  3. 正中神経
  4. 尺骨神経

手根管を通らないのはどれか。

  1. 尺骨神経
  2. 正中神経
  3. 長母指屈筋腱
  4. 深指屈筋腱

症状と麻痺神経との組合せで正しいのはどれか。

  1. 鷲手---尺骨神経
  2. 下垂手---正中神経
  3. 尖足---大腿神経
  4. 兎眼---三叉神経

末梢神経麻痺における罹患神経と麻痺筋の組合せで正しいのはどれか。

  1. 橈骨神経---円回内筋
  2. 正中神経---母指内転筋
  3. 尺骨神経---掌側骨間筋
  4. 肩甲上神経---僧帽筋

次の文で示す症状に対し、治療対象とする神経はどれか。「手の母指の内転と示指、中指、環指、小指の内転、外転運動が障害され、手背部の骨間がくぽむ。」

  1. 橈骨神経
  2. 正中神経
  3. 尺骨神経
  4. 筋皮神経

神経の経路について誤っている記述はどれか。

  1. 腋窩神経は上腕骨の外科頸と接する。
  2. 橈骨神経は上腕骨骨幹部の後面と接する。
  3. 尺骨神経は上腕骨の外側上顆と接する。
  4. 総腓骨神経は腓骨頸と接する。

次の文で示す症例の神経絞扼部位はどれか。「68歳の男性。環指と小指の鈎爪変形、骨間筋の萎縮とともに前腕から手掌及び手背の尺側に感覚障害がみられる。」

  1. 尺側手根屈筋の上腕頭と尺骨頭の間
  2. 円回内筋の上腕頭と尺骨頭の間
  3. 尺側手根隆起と橈側手根隆起の間
  4. 豆状骨と有鈎骨の間

示指背側面からの痛覚伝導路で誤っている部位はどれか。

  1. 尺骨神経
  2. 頸髄後角
  3. 視床
  4. 内包

局所治療穴として小海穴が最も適切な理学検査所見はどれか。

  1. ヤーガソンテスト陽性
  2. ダウバーン徴候陽性
  3. チェアテスト陽性
  4. ティネル徴候陽性

「28歳の男性。和太鼓の激しい稽古を連日続けていたら、右肘の内側が痛くなり同側の小指と小指球にしびれが出現した。」本症例で陽性となるのはどれか。

  1. ファレンテスト
  2. フロマン徴候
  3. アイヒホッフテスト
  4. ティアドロップ徴候

「15歳の男子。ラグビー練習中に転倒し左手関節橈背屈を強いられた。直後から手関節痛が強いため医療機関を受診した。」本症例でみられにくいのはどれか。

  1. フォーク状変形
  2. タバコ窩の圧痛
  3. 血行障害
  4. フローマン徴候陽性

尺骨神経麻痺で施術の対象となる麻痺筋はどれか。

  1. 上腕筋
  2. 長橈側手根伸筋
  3. 腕橈骨筋
  4. 母指内転筋

鷲手がみられる神経麻痺で施術対象となる罹患筋として最も適切なのはどれか。

  1. 母指内転筋
  2. 短母指外転筋
  3. 長母指屈筋
  4. 母指対立筋

次の文で示す症例について施術の対象となる筋はどれか。「50歳の男性。背側骨間筋の萎縮がみられる。フローマン徴候陽性。」

  1. 母指対立筋
  2. 母指内転筋
  3. 短母指外転筋
  4. 長母指屈筋

前腕後面の尺側を上り尺骨神経溝を通る経絡はどれか。

  1. 手の少陽三焦経
  2. 手の太陰肺経
  3. 手の小陰心経
  4. 手の太陽小腸経

尺骨神経支配の筋上にある経穴はどれか。

  1. 手五里
  2. 少海
  3. 清冷淵
  4. 合谷

尺骨神経溝部にある経穴はどれか。

  1. 支正
  2. 臂臑
  3. 少海
  4. 小海

按圧すると前腕内側から小指にひびく経穴はどれか。

  1. 支正
  2. 少海
  3. 曲沢
  4. 小海

尺骨神経溝部にある経穴はどれか。

  1. 小海
  2. 消濼
  3. 神門
  4. 支正

神経痛と治療対象となる経絡との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 橈骨神経痛---手の陽明大腸経
  2. 正中神経痛---手の厥陰心包経
  3. 尺骨神経痛---手の太陰肺経
  4. 坐骨神経痛---足の太陽膀胱経

神経痛とその罹患神経を対象にした治療穴との組合せで適切でないのはどれか。

  1. 三叉神経第1枝痛---陽白
  2. 大後頭神経痛---天柱
  3. 尺骨神経痛---郄門
  4. 坐骨神経痛---承扶

末梢神経麻痺による症状と罹患神経を対象とした治療穴との組合せで正しいのはどれか。

  1. 下垂手---郄門
  2. ワシ手---小海
  3. 下垂足---委中
  4. 鈎足---陽陵泉

尺骨神経麻痺に対する施術で対象となる麻痺筋はどれか。

  1. 上腕二頭筋
  2. 上腕筋
  3. 円回内筋
  4. 骨間筋

「28歳の男性。和太鼓の激しい稽古を連日続けていたら、右肘の内側が痛くなり同側の小指と小指球にしびれが出現した。」施術対象筋として最も適切なのはどれか。

  1. 円回内筋
  2. 浅指屈筋
  3. 長母指外転筋
  4. 尺側手根屈筋

次の文で示す運動麻痺の罹患神経に対する治療穴として適切なのはどれか。「手背の骨間溝が著名で鷲手がみられる。フローマン徴候陽性。」

  1. 支正
  2. 郄門
  3. 偏歴
  4. 大陵

徒手検査所見と罹患部への局所治療穴の組み合わせで最も適切なのはどれか。

  1. フローマン徴候陽性---神門
  2. アイヒホッフテスト陽性---陽池
  3. トムゼンテスト陽性---陽渓
  4. ファレンテスト陽性---経渠

手の第2指〜5指の内・外転運動ができない症状に対する治療で、神経刺激を目的とした治療穴はどれか。

  1. 外関
  2. 曲池
  3. 支正
  4. 郄門

次の文で示す運動麻痺に対し、罹患神経への局所治療穴で適切なのはどれか。「手の母指内転運動の障害があり、骨間筋の萎縮がみられる。」

  1. 郄門
  2. 曲池
  3. 小海
  4. 臂臑

「20歳の男性。社会人野球選手。連日バッティング練習を続けていたところ、。グリップエンドが当たる左手根部に強い痛みを感じ、手に力が入りにくくなった。エックス線検査で骨折が認められた。現在、小指にしびれが残っている。」罹患神経に直接刺激を
与えるのに最も適切な経穴はどれか。

  1. 尺沢
  2. 曲沢
  3. 小海
  4. 天井

次の文で示す患者への施術で罹患神経への治療穴として最も適切なのはどれか。「30歳の女性。1週間前から手の小指側にしびれを感じ、母指の内転運動障害がみられる。フローマン徴候陽性、ファレンテスト陰性。」

  1. 列欠
  2. 霊道
  3. 大陵
  4. 陽池

次の文で示す患者に対する局所治療穴で最も適切なのはどれか。「28歳の男性。半年程前から右薬指のしびれが徐々に強くなってきた。母指と示指で紙を挟もうとすると母指の指節間関節が曲がる。小学5年生の時に右肘骨折の既往がある。」

  1. 手三里
  2. 大陵
  3. 通里
  4. 孔最

次の文で示す患者の病態に対し、罹患部への局所治療穴として適切なのはどれか。「62歳の男性。前腕尺側に痛みがあり、薬指・小指にしびれがある。上腕骨外顆骨折の既往があり、フローマン徴候陽性。」

  1. 小海
  2. 曲池
  3. 天井
  4. 孔最

「58歳の男性。子どものときに左肘を骨折した。最近、小指にしびれを感じるようになった。上腕骨内側上顆と肘頭の間を押すと放散痛がみられる。」本症例の罹患神経が重度に障害された場合に呈する症状はどれか。

  1. 猿手
  2. 鷲手
  3. 下垂手
  4. 尺側偏位

尺骨神経麻痺で施術の対象となる麻痺筋はどれか。

  1. 母指内転筋
  2. 腕橈骨筋
  3. 長掌筋
  4. 上腕筋

次の文で示す症例に対する治療穴で最も適切なのはどれか。「35歳の女性。職業は事務員。右前腕前面近位部の疼痛と第1指から第4指橈側半の掌側および母指球にしびれがある。前腕の回内動作に抵抗を加えると症状が増悪する。ファレンテスト陰性。」

  1. 手三里
  2. 孔最
  3. 大稜
  4. 四瀆

次の文で示す症状に対して罹患神経近傍へ施術する場合、最も適切な経穴はどれか。「手の骨間筋の萎縮がみられ、フローマン徴候陽性である。」

  1. 尺沢
  2. 手五里
  3. 小海
  4. 内関

鷲手を呈する患者の罹患神経に対して経脈流注を考慮して施術を行う場合、最も適切なのはどれか。

  1. 大腸経
  2. 小腸経
  3. 心包経
  4. 三焦経

肘部管症候群

  • 外反射
  • 変形性肘関節症
  • 小児期の上腕骨外顆
  • 骨折変形治癒
  • 骨間筋麻痺(第2~5指の内転、外転障害)による手背骨間溝の明瞭化
  • 母指内転筋麻痺による母指内転筋運動障害
  • 小指球筋麻痺による小指球萎縮
  • 鷲手
  • 前腕内側(尺側)~手の尺側掌側、背側と、小指全体と薬指尺側の感覚低下
  • フロマン徴候
  • 小海
  • ナックルペンダー

肘部管症候群を疑う所見はどれか。

  1. フローマン徴候陽性
  2. ファレンテスト陽性
  3. 母指球筋の萎縮
  4. 下垂手

「68歳の男性。主訴は右小指のしびれ。最近では骨間筋の萎縮も生じている。医療機関を受診したところ、変形性肘関節症と診断された。」神経の絞扼部位を特定する徒手検査法として最も適切なのはどれか。

  1. フロマン徴候
  2. ティネル徴候
  3. ファレンテスト
  4. トムゼンテスト

小海への圧迫法が最も有効なのはどれか。

  1. 肘部管症候群
  2. ドケルバン病
  3. 上腕骨炎外側上顆炎
  4. フォルクマン拘縮

「58歳の男性。子どものときに左肘を骨折した。最近、小指にしびれを感じるようになった。上腕骨内側上顆と肘頭の間を押すと放散痛がみられる。」ティネル徴候で放散痛が走る部位と一致する経脈として、最も考えられるのはどれか。

  1. 太陽小腸経
  2. 太陰肺経
  3. 陽明大腸経
  4. 厥陰心包経

次の文で示す患者に対する適切な局所治療穴はどれか。「43歳の男性。パソコン作業をしている間に、肩から肩甲間部が痛むようになった。前腕尺側に冷えとしびれ感がある。」

  1. 孔最
  2. 曲池
  3. 支正
  4. 内関

次の文で示す神経麻痺の罹患神経に対して低周波鍼通電療法を行う場合、経穴の組み合わせとして最も適切なのはどれか。「手背の骨間溝が著名で鉤爪指がみられるが、パーフェクトOは正常であった。」

  1. 偏歴---曲池
  2. 太淵---孔最
  3. 内関---郄門
  4. 支正---小海

ギヨン管症候群(尺骨管症候群)

  • 有鉤骨骨折
  • 骨間筋麻痺(第2~5指の内転、外転障害)による手背骨間溝の明瞭化
  • 母指内転筋麻痺による母指内転筋運動障害
  • 小指球筋麻痺による小指球萎縮
  • 鷲手
  • 前腕内側(尺側)~手の尺側掌側、背側と、小指全体と薬指尺側の感覚低下
  • フロマン徴候

「20歳の男性。社会人野球選手。連日バッティング練習を続けていたところ、。グリップエンドが当たる左手根部に強い痛みを感じ、手に力が入りにくくなった。エックス線検査で骨折が認められた。現在、小指にしびれが残っている。」骨折しているのはどれ
か。

  1. 舟状骨
  2. 月状骨
  3. 大菱形骨
  4. 有鉤骨

胸郭出口症候群

  • 胸郭出口部で腕神経叢からの神経線維束と鎖骨下動脈が圧迫、牽引されて生じる症候群
  • 10~30歳代で痩せているなで肩体型の女性に多い
  • 上肢帯の筋群に負担がかかる職業についている者に好発
  • 斜角筋症候群
    • 前斜角筋中斜角筋および第1肋骨で形成される斜角筋三角部において圧迫をうけているもの
    • モーレイテスト
    • アドソンテスト
    • ハルステッドテストテスト
    • 天窓、欠盆、天鼎、扶突
  • 頸肋症候群
    • 頸肋によって圧迫をうけているもの
  • 肋鎖症候群
    • 鎖骨下筋により肋鎖間隙(第1肋骨と鎖骨の間)で圧迫をうけているもの
    • エデンテスト
    • ライトテスト
    • ハルステッドテスト
    • 気戸、兪府
  • 過外転症候群
    • 上肢の過外転肢位によって小胸筋の後方で圧迫をうけているもの
    • ライトテスト
    • 中府、庫房

胸郭出口症候群の診断テストでないのはどれか。

  1. ライトテスト
  2. アドソンテスト
  3. モーレイテスト
  4. ファレンテスト

胸郭出口症候群の診断テストでないのはどれか。

  1. アドソンテスト
  2. エデンテスト
  3. ファレンテスト
  4. ライトテスト


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