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臨床医学~神経と麻痺~

2024-12-31

動眼神経・滑車神経・外転神経

動眼神経

  • 第Ⅲ脳神経
  • 中脳からでる
  • 体性運動神経線維
    • 眼球運動
      • 内側直筋(眼球内転)
      • 上直筋(眼球上転)
      • 下直筋(眼球下転)
      • 下斜筋(眼球上外側方に回転)
    • 眼瞼の開閉
      • 上眼瞼挙筋(眼瞼挙上)
  • 副交感神経線維
    • 毛様体神経節を経由して瞳孔括約筋(縮瞳)、毛様体筋(近見)に分布
    • 対光反射輻輳反射の遠心路
  • 生理的な散瞳に動眼神経は直接的には関与しない
  • 動眼神経麻痺
    • 眼球運動の障害
      • 外側直筋と上斜筋は障害されないため、引っ張られて外下斜(外斜視)となり、複視を呈する
    • 上眼瞼挙筋の麻痺により眼瞼下垂
    • 瞳孔括約筋毛様体筋の障害により瞳孔散大対光反射輻輳反射の消失、近見障害が出現
  • アーガイル•ロバートソン瞳孔
    • 対光反射が消失しているにもかかわらず、輻輳反射縮瞳がみられる状態

副交感神経線維を含む脳神経はどれか。

  1. 視神経
  2. 動眼神経
  3. 滑車神経
  4. 外転神経

副交感神経線維を含む神経はどれか。

  1. 動眼神経
  2. 滑車神経
  3. 外転神経
  4. 副神経

脳神経において副交感性の線維を含むのはどれか。

  1. 動眼神経
  2. 滑車神経
  3. 眼神経
  4. 外転神経

中脳から出ている脳神経はどれか。

  1. 動眼神経
  2. 顔面神経
  3. 内耳神経
  4. 三叉神経

毛様体筋を支配するのはどれか。

  • 動眼神経
  • 滑車神経
  • 外転神経
  • 顔面神経

瞳孔括約筋を支配する脳神経はどれか。

  1. 視神経
  2. 動眼神経
  3. 滑車神経
  4. 外転神経

脳神経で瞳孔を縮小させるのはどれか。

  1. 視神経
  2. 動眼神経
  3. 滑車神経
  4. 外転神経

対光反射の遠心路はどれか。

  1. 動眼神経
  2. 三叉神経
  3. 外転神経
  4. 顔面神経

動眼神経麻痺で認められる所見はどれか。

  1. 縮瞳
  2. 外斜視
  3. 共同偏視
  4. 眼球陥凹

脳神経と副交感神経節との組み合わせで正しいのはどれか。

  1. 動眼神経---毛様体神経節
  2. 顔面神経---耳神経節
  3. 舌咽神経---翼口蓋神経節
  4. 迷走神経---上頸神経節

脳神経について正しい記述はどれか。

  1. 動眼神経は上眼窩裂を通る。
  2. 顔面神経は舌下腺を貫く。
  3. 迷走神経は後頸三角を通る。
  4. 副神経は顎下三角を通る。

外眼筋と支配神経との組合せで正しいのはどれか。

  1. 上斜筋---外転神経
  2. 外側直筋---滑車神経
  3. 上直筋---動眼神経
  4. 下直筋---三叉神経

脳神経と症状との組合せで正しいのはどれか。

  1. 動眼神経---アーガイル・ロバートソン徴候
  2. 三叉神経---ベル麻痺
  3. 顔面神経---舌萎縮
  4. 迷走神経---味覚障害

「70歳の男性。約20年前に2型糖尿病と診断され薬物治療を受けている。最近急に複視が出現した。正中視で右眼は外転位をとっている。対光反射は異常なく眼瞼下垂もない。」障害されている脳神経はどれか。

  1. 視神経
  2. 動眼神経
  3. 滑車神経
  4. 外転神経

滑車神経

  • 第Ⅳ脳神経
  • 眼球運動をつかさどる上斜筋を支配する
  • 滑車神経麻痺
    • 上斜筋麻痺
    • 斜視
    • 複視

外眼筋で滑車神経に支配されているのはどれか。

  1. 外側直筋
  2. 上眼瞼挙筋
  3. 上直筋
  4. 上斜筋

滑車神経によって支配される筋はどれか。

  1. 内側直筋
  2. 下斜筋
  3. 下直筋
  4. 上斜筋

滑車神経が支配する筋はどれか。

  1. 上直筋
  2. 上斜筋
  3. 下直筋
  4. 下斜筋

脳神経と通路との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 視神経---視神経管
  2. 動眼神経---上眼窩裂
  3. 滑車神経---卵円孔
  4. 上顎神経---正円孔

外転神経

  • 第Ⅵ脳神経
  • から出ている
  • 外側直筋の運動を支配する
  • 外転神経麻痺
    • 外転麻痺による斜視複視

運動のみに関与する神経はどれか。

  1. 迷走神経
  2. 内耳神経
  3. 三叉神経
  4. 外転神経

橋に存在する核はどれか。

  1. 動眼神経核
  2. 滑車神経核
  3. 外転神経核
  4. 舌下神経核

脳神経で誤っている組合せはどれか。

  1. 三叉神経---顔面の皮膚感覚
  2. 顔面神経---表情筋の運動
  3. 外転神経---舌筋の運動
  4. 内耳神経---聴覚と平衡感覚

眼瞼下垂をきたさないのはどれか。

  1. 重症筋無力症
  2. 動眼神経麻痺
  3. 外転神経麻痺
  4. ホルネル症候群

アーガイル・ロバートソン徴候に含まれるのはどれか。

  1. 眼瞼の下垂
  2. 眼球運動の障害
  3. 対光反射の障害
  4. 輻輳反射の障害

次の文で示す患者の施術で治療対象となるのはどれか。「45歳の女性朝、起床時に左口角が下がり閉眼ができないことに気づく。口をすすぐときに水がこぼれる。」

  1. 第Ⅲ脳神経
  2. 第Ⅴ脳神経
  3. 第Ⅶ脳神経
  4. 第Ⅸ脳神経

「70歳の男性。約20年前に2型糖尿病と診断され薬物治療を受けている。最近急に複視が出現した。正中視で右眼は外転位をとっている。対光反射は異常なく眼瞼下垂もない。」神経症状発現の病態生理として正しいのはどれか。

  1. 浮腫
  2. 虚血
  3. 炎症
  4. 圧迫

顔面神経

顔面神経

  • 第Ⅶ脳神経
  • から出ている
  • 側頭骨内耳孔から内耳道に入る
  • 鼓索神経(顔面神経)は舌の前2/3の味蕾から味覚を伝える
    • 孤束核を経て大脳皮質頭頂葉にある味覚野に伝わる
  • 顔面表情筋の運動を支配する
    • 前頭筋後頭筋、耳介筋、眼輪筋眉筋、鼻筋、大•小頬骨筋、笑筋、口輪筋、オトガイ筋、頬筋、広頚筋
  • 涙腺分泌唾液腺舌下腺、顎下腺)分泌をつかさどる

顔面神経が支配する筋はどれか。

  1. 顎舌骨筋
  2. 胸骨舌骨筋
  3. 茎突舌骨筋
  4. 甲状舌骨筋

顔面神経の分布部位でないのはどれか。

  1. 表情筋
  2. 舌粘膜
  3. 涙腺
  4. 角膜

顔面神経の機能でないのはどれか。

  1. 表情筋の運動
  2. 舌の前2/3の味覚
  3. 涙腺の分泌
  4. 顔面の感覚

頸静脈孔を通らないのはどれか。

  1. 顔面神経
  2. 舌咽神経
  3. 迷走神経
  4. 副神経

舌の前2/3の味覚をつかさどるのはどれか。

  1. 三叉神経
  2. 顔面神経
  3. 舌咽神経
  4. 迷走神経

眼輪筋を支配するのはどれか。

  1. 動眼神経
  2. 滑車神経
  3. 外転神経
  4. 顔面神経

脳神経で副交感性の神経線維を含むのはどれか。

  1. 滑車神経
  2. 顔面神経
  3. 内耳神経
  4. 舌下神経

障害により涙液・唾液分泌の異常をきたすのはどれか。

  1. 三叉神経
  2. 顔面神経
  3. 舌咽神経
  4. 舌下神経

涙腺と唾液腺を支配しているのはどれか。

  1. 三叉神経
  2. 顔面神経
  3. 舌咽神経
  4. 舌下神経

副交感神経の神経節で舌下腺への経路になっているのはどれか。

  1. 顎下神経節
  2. 耳神経節
  3. 毛様体神経節
  4. 翼口蓋神経節

三叉神経の枝でないのはどれか。

  1. 眼神経
  2. 鼓索神経
  3. 上顎神経
  4. 下顎神経

脳神経とその分布域との組合せで正しいのはどれか。

  1. 動眼神経---外側直筋
  2. 眼神経---網膜
  3. 鼓索神経---舌
  4. 迷走神経---耳下腺

筋とその支配神経との組合せで正しいのはどれか。

  1. 上斜筋---動眼神経
  2. 側頭筋---上顎神経
  3. 広頸筋---顔面神経
  4. 舌筋---舌咽神経

脳神経と通過する部位の組み合わせで正しいのはどれか。

  1. 視神経---上眼窩裂
  2. 下顎神経---正円孔
  3. 顔面神経---内耳孔
  4. 舌下神経---頸静脈孔

頭頸部の筋と支配神経の組合せで正しいのはどれか。

  1. 咬筋---舌下神経
  2. 広頸筋---顔面神経
  3. 胸鎖乳突筋---迷走神経
  4. 肩甲舌骨筋---下顎神経

脳神経と支配部位との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 滑車神経---外眼筋
  2. 三叉神経---咀嚼筋
  3. 顔面神経---顔面の皮膚
  4. 迷走神経---声帯筋

自律神経系について誤っている記述はどれか。

  1. 自律神経の中枢は視床下部にある。
  2. 鼓索神経には交感神経線維が含まれる。
  3. 交感神経の節前ニューロンは胸髄から上部腰髄にかけて存在する。
  4. 骨盤内臓神経は副交感神経である。

味覚について正しい記述はどれか。

  1. 苦味は基本味の一つである。
  2. 舌の部位による味覚の差はない。
  3. 受容器細胞は味蕾の基底細胞である。
  4. 舌の前方3分の2は迷走神経が支配する。

経穴

  • 前頭筋
    • 陽白曲差、攢竹、眉衝、本神、頭臨泣、頭維
  • 眼輪筋
    • 承泣四白、攢竹、魚腰、瞳子髎、糸竹空
  • 皺眉筋
    • 攢竹
  • 大頬骨筋
    • 顴髎
  • 頬筋
    • 地倉
  • 口輪筋
    • 地倉水溝地倉禾髎、巨髎、承漿

顔面神経支配の筋にある経穴の部位はどれか。

  1. 頬骨弓中央の上際の陥凹部
  2. 外眼角の直下、頬骨下方の陥凹部
  3. 珠間切痕と下顎骨関節突起の間の陥凹部
  4. 耳珠上の切痕と下顎骨関節突起の間の陥凹部

口輪筋上にない経穴はどれか。

  1. 巨髎
  2. 水溝
  3. 地倉
  4. 禾髎

美容を目的に口角を上げやすくするため、大頬骨筋を刺激する経穴として最も適切なのはどれか。

  1. 顴髎
  2. 巨髎
  3. 頬車
  4. 迎香

顔面麻痺に対し、罹患神経が頭蓋骨から出る部位への施術で適切な経穴はどれか。

  1. 承泣
  2. 翳風
  3. 陽白
  4. 睛明

末梢性顔面神経麻痺に対し、罹患神経への局所治療穴として適切なのはどれか。

  1. 玉枕
  2. 風池
  3. 完骨
  4. 翳風

末梢性顔面神経麻痺の罹患筋と局所治療穴の組合せで最も適切なのはどれか。

  1. 前頭筋---陽白
  2. 眼輪筋---下関
  3. 頬骨筋---攅竹
  4. 口輪筋---四白

末梢性顔面神経麻痺の罹患筋と局所治療穴の組合せで最も適切なのはどれか。

  1. 眼輪筋---四白
  2. 頬骨筋---攅竹
  3. 前頭筋---地倉
  4. 口輪筋---下関

末梢顔面神経麻痺における麻痺筋と治療穴との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 前頭筋---陽白
  2. 頬筋---睛明
  3. 口輪筋---地倉
  4. 眼輪筋---承泣

末梢性顔面神経麻痺における罹患筋と治療穴との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 前頭筋---曲差
  2. 頬筋---頷厭
  3. 眼輪筋---四白
  4. 口輪筋---地倉

脳血管障害後遺症による顔面神経麻痺に対する局所治療穴として、適切でないのはどれか。

  1. 陽白
  2. 四白
  3. 顴髎
  4. 地倉

次の文で示す症例で、障害されている神経への局所治療穴として適切なのはどれか。「60歳の女性。片側の額にしわを寄せることができず、口角が下がり、食べ物がこぼれる。」

  1. 百会
  2. 天柱
  3. 翳風
  4. 風池

「32歳の男性。朝起きると顔の右半分が動かしにくい。眉毛を上げたり目を閉じたりする動作が鈍く、口角から水がもれる。顔に痛みや発疹はない。」障害筋と治療穴の組合せで正しいのはどれか。

  1. 眼輪筋---頭維
  2. 皺眉筋---攅竹
  3. 口輪筋---大迎
  4. 大頬骨筋---聴宮

「54歳の男性。数日前から左耳に痛みがあり、しばらくしてから外耳道に水疱が出現した。同側の表情筋の麻痺と聴力の低下を伴っている。」罹患筋を広範囲に刺激するのに最も適切な治療穴はどれか。

  1. 糸竹空
  2. 巨髎
  3. 顴髎
  4. 翳風

次の文で示す患者で障害されている神経への局所治療穴で適切なのはどれか。「60歳の女性。左口角が下がり、鼻唇溝が浅い。口笛が吹けない。」

  1. 百会
  2. 天柱
  3. 翳風
  4. 風池

45歳の男性。2日前からかぜ症状があったが、今朝は左眼瞼の開閉不能、食物が左口角から漏れるようになった。鼻唇溝消失がみられる。障害神経を目標に施術する場合の適切な経穴はどれか。

  1. 風府
  2. 風門
  3. 秉風
  4. 翳風

「49歳の男性。左耳痛で始まり、その後に外耳道、耳介周辺に水疱がみられ、同側の顔面が麻痺した。」顔面筋を広範囲に刺激するのに最も適切な経穴はどれか。

  1. 天牖
  2. 風池
  3. 翳風
  4. 完骨

顔面神経麻痺

  • 抹消性顔面神経麻痺
    • 額のしわ寄せができなくなる
    • 単純ヘルペスⅠ型の潜伏感染(ベル麻痺
    • 水痘•帯状疱疹ヘルペスウイルスの潜伏感染(ラムゼイハント症候群
    • ギラン•バレー症候群両側性
    • 聴神経鞘腫(小脳橋角部腫瘍)
    • 糖尿病、外傷
  • 中枢性顔面神経麻痺
    • 額のしわ寄せができる
    • 前頭筋の麻痺はない
    • 額の部分は鍼灸治療の対象とならない
    • 脳血管障害
    • 評価は柳原法、ハウスブラックマン法がある

末梢性顔面神経麻痺でみられる症状はどれか。

  1. 嗅覚障害
  2. 対光反射消失
  3. 顔面知覚低下
  4. 味覚障害

末梢性顔面神経麻痺について、中枢性と末梢性を鑑別する方法はどれか。

  1. 頬を膨らませる。
  2. 額にしわを寄せさせる。
  3. 目をつぶらせる。
  4. 口笛を吹かせる。

末梢性顔面神経麻痺に有効な神経ブロックはどれか。

  1. 顔面神経ブロック
  2. 上顎神経ブロック
  3. 浅頸神経ブロック
  4. 星状神経節ブロック

末梢性顔面神経麻痺の施術で対象とならない筋はどれか。

  1. 前頭筋
  2. 眼輪筋
  3. 側頭筋
  4. 広頸筋

末梢性顔面神経麻痺の罹患筋への局所施術で対象とならないのはどれか。

  1. 前頭筋
  2. 側頭筋
  3. 眼輪筋
  4. 口輪筋

末梢性顔面神経麻痺について、低周波電気療法で治療対象とならないのはどれか。

  1. 側頭筋
  2. 前頭筋
  3. 眼輪筋
  4. 頬筋

中枢性顔面神経麻痺に対し、罹患筋への局所治療部位として適切でないのはどれか。

  1. 前頭筋部
  2. 頬筋部
  3. 眼輪筋部
  4. 口輪筋部

末梢性顔面神経麻痺でみられないのはどれか。

  1. 味覚障害
  2. 顔面知覚鈍麻
  3. 兎眼
  4. 聴覚過敏

末梢性顔面神経麻痺の症状で誤っているのはどれか。

  1. 表情筋の左右非対称
  2. 兎眼
  3. 顔面の感覚障害
  4. 味覚障害

顔面神経麻痺に対する施術で適切でないのはどれか。

  1. 顔の筋肉への揉揑法
  2. 表情筋の運動法
  3. 電気運動点への低周波通電法
  4. 顔面のアイシング

末梢性顔面神経麻痺の運動法として適切でないのはどれか。

  1. 額にしわをよせる。
  2. 頬をふくらます。
  3. 歯を食いしばる。
  4. 口をへの字に曲げる。

末梢性顔面神経麻痺で過誤再生による後遺症はどれか。

  1. 兎眼
  2. ワニの涙
  3. 味覚脱失
  4. 聴覚過敏

末梢性顔面神経麻痺に対する生活指導で適切でないのはどれか。

  1. 自分で顔面マッサージを行わせる。
  2. 鏡を見ながら表情運動を行わせる。
  3. 患側に冷湿布を行わせる。
  4. ぱ行の発音練習をさせる。

眼瞼下垂をきたさないのはどれか。

  1. 顔面神経麻痺
  2. 重症筋無力症
  3. 動眼神経麻痺
  4. ホルネル症候群

星状神経節ブロックが用いられる頻度が高いのはどれか。

  1. 後頭神経痛
  2. 顔面神経麻痺
  3. 肋間神経痛
  4. 坐骨神経痛

痛みの治療を目的としない神経ブロックはどれか。

  1. 三叉神経ブロック
  2. 顔面神経ブロック
  3. 大後頭神経ブロック
  4. 肩甲上神経ブロック

運動神経をブロックする目的で利用されるのはどれか。

  1. 大後頭神経ブロック
  2. 顔面神経ブロック
  3. 三叉神経ブロック
  4. 肋間神経ブロック

ギラン・バレー症候群の症状でないのはどれか。

  1. 四肢の脱力
  2. 片側の顔面麻痺
  3. 嚥下障害
  4. 呼吸障害

神経ブロックとその適応との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 眼窩下神経ブロック---三叉神経痛
  2. 顔面神経ブロック---顔面神経麻痺
  3. 星状神経節ブロック---手の血流障害
  4. 肩甲上神経ブロック---五十肩

脳血管障害で顔面神経麻痺となった患者の罹患筋に施術する場合、対象となる筋として最も適切なのはどれか。

  1. 前頭筋
  2. 側頭筋
  3. 頬筋
  4. 咬筋

突発性難聴で誤っているのはどれか。

  1. 突然に発症する。
  2. 感音難聴である。
  3. 耳鳴りを伴う。
  4. 顔面神経麻痺を伴う。

次の文で示す患者の神経麻痺と治療との組合せで正しいのはどれか。「突然、左側の額にしわを寄せることや目を閉じることができなくなり、口笛も吹けなくなった。」

  1. 動眼神経麻痺---目の周囲のマッサージ
  2. 外転神経麻痺---眼球運動法
  3. 滑車神経麻痺---眼部の温熱療法
  4. 顔面神経麻痺---顔面全体のマッサージ

次の文で示す患者の施術で治療対象となるのはどれか。「45歳の女性。朝、起床時に左口角が下がり閉眼ができないことに気づく。口をすすぐときに水がこぼれる。」

  1. 第Ⅲ脳神経
  2. 第Ⅴ脳神経
  3. 第Ⅶ脳神経
  4. 第Ⅸ脳神経

「35歳の男性。突然、左眼を閉じることができなくなり、口から唾液が漏れた。症状発現の数日前に耳介部に水疱ができ、耳の痛みを感じた。」この文で示す患者について、施術対象となる神経はどれか。

  1. 第3脳神経
  2. 第4脳神経
  3. 第6脳神経
  4. 第7脳神経

「32歳の男性。朝起きると顔の右半分が動かしにくい。眉毛を上げたり目を閉じたりする動作が鈍く、口角から水がもれる。顔に痛みや発疹はない。」本疾患について正しいのはどれか。

  1. 中枢神経の障害である。
  2. 柳原法で評価する。
  3. 風疹ウイルスが原因となる。
  4. 進行すると咀嚼運動ができない。

ベル麻痺

  • 寒冷刺激で急性発症する
  • 片側性の全表情筋の弛緩性麻痺により左右非対称となる
  • 笑うと顔が健側へ引っ張られる
  • 後頭前頭筋麻痺により、麻痺側の眉毛を上方に挙げることができなくなり、額のしわ寄せが不能
  • 眼輪筋麻痺により、麻痺側の閉眼困難
    • 角膜反射、瞬目反射、睫毛反射が消失
    • 角膜が充血し兎眼となる
  • 大•小頬骨筋麻痺により、麻痺側に鼻唇溝が平坦化または消失
  • 口輪筋麻痺により、麻痺側が閉口不全となり、飲食物がこぼれる
    • 口すぼめ、口笛不能
    • 構音障害
  • 大錐体神経障害により、患側の涙腺分泌障害
  • 鼓索神経障害により、患側の味覚低下唾液分泌障害
  • アブミ骨筋麻痺により、患側の聴力過敏
  • 後遺症にワニの涙(過誤再生)
  • 星状神経節ブロック
  • 顔面全体のマッサージ
  • 顔面全体の温熱療法
  • 表情筋運動
  • 発音練習
  • 翳風への低周波通電療法

ベル麻痺に伴うのはどれか。

  1. 複視
  2. 味覚障害
  3. 鼻閉
  4. 舌痛

ベル麻痺の症候でみられないのはどれか。

  1. 兎眼
  2. 味覚障害
  3. 聴覚過敏
  4. 顔面痛覚鈍麻

ベル麻痺について誤っている記述はどれか。

  1. 額のしわがなくなる。
  2. 開眼が困難になる。
  3. 鼻唇溝が浅くなる。
  4. 口角が下垂する。

ベル麻痺の運動法として適切でないのはどれか。

  1. 強く閉眼する。
  2. 額にしわを寄せる。
  3. 歯を食いしばる。
  4. 口笛を吹く。

ベル麻痺の症状でないのはどれか。

  1. 味覚障害
  2. 難聴
  3. 兎眼
  4. 閉口不全

ベル麻痺の罹患筋への局所施術で対象とならないのはどれか。

  1. 頬筋
  2. 眼輪筋
  3. 口輪筋
  4. 咬筋

「35歳の男性。突然、左眼を閉じることができなくなり、口から唾液が漏れた。症状発現の数日前に耳介部に水疱ができ、耳の痛みを感じた。」この文で示す患者について、出現する可能性のある症状はどれか。

  1. 味覚障害
  2. 斜視
  3. 顔面部の知覚障害
  4. ホルネル徴候

ラムゼイハント症候群

  • 片側の耳痛または顔面深部の痛みで発症
  • 片側の耳介、外耳道、口腔内に帯状疱疹による水疱がみられる
  • めまい、耳鳴り、難聴聴力低下)がみられる
  • 抗ウイルス薬が有効

ラムゼイハント症候群で正しい記述はどれか。

  1. 顔面神経麻痺が起こる。
  2. 深部反射が亢進する。
  3. 呼吸筋麻痺が起こる。
  4. 味覚は正常である。

ラムゼイ・ハント症候群の治療薬はどれか。

  1. 免疫抑制薬
  2. 抗菌薬
  3. 抗ウイルス薬
  4. 非ステロイド性抗炎症薬

感染症はどれか。

  1. 白内障
  2. 心筋梗塞
  3. ラムゼイハント症候群
  4. 痛風

「54歳の男性。数日前から左耳に痛みがあり、しばらくしてから外耳道に水疱が出現した。同側の表情筋の麻痺と聴力の低下を伴っている。」最も考えられる疾患はどれか。

  1. ベル麻痺
  2. 脳幹梗塞
  3. 聴神経腫瘍
  4. ラムゼイハント症候群

「49歳の男性。左耳痛で始まり、その後に外耳道、耳介周辺に水疱がみられ、同側の顔面が麻痺した。」最も考えられる疾患はどれか。

  1. 耳下腺腫瘍
  2. ベル麻痺
  3. 三叉神経麻痺
  4. ラムゼイハント症候群

顔面神経ブロック

  • 顔面神経ブロック
    • 運動神経をブロックする
    • 顔面痙攣の治療に有効
  • 星状神経節ブロック
    • 顔面神経麻痺に有効

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