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東洋医学

国家試験対策~蔵象論~

2024-03-12

臓腑の分類

心包実質臓器
精気の貯蔵
生命活動の中枢
小腸大腸膀胱三焦中空器官
水穀の運搬と消化
奇恒の腑女子胞形態は腑、機能は臓に似ている

五臓の生理機能と特徴

将軍の官疏泄
蔵血
精神活動
昇発・条達
君主の官主血
蔵神
全身の陽気を主る
血脈面色
倉廩の官運化
営を蔵し後天の本
昇清
津液を作り出す
統血
肌肉
相傅の官呼吸・気
宣発・粛降
百脈を朝ず
皮毛
作強の官
精を蔵し原気を作り出す
納気
心包臣使の官心を守る
心に代わって邪気を受ける

腑の生理

中正の官決断を主る
胆汁を蔵する
第10胸椎に付着(胆兪)
寄恒の腑の1つ
小腸受盛の官清濁の分別を主る
第1仙椎に付着(小腸兪)
倉廩の官
水穀の海
水穀の受納・腐熟を主る
第12胸椎に付着(胃兪)
大腸伝導の官糟粕の転送
第4腰椎に付着(大腸兪)
膀胱州都の官貯尿と排尿
第2仙椎に付着(膀胱兪)
三焦決瀆の官気血津液の調整
体温調節
水液運行の通路
第1腰椎に付着(三焦兪)

肝の病証

  • 共通症状:抑うつ・イライラ・怒りっぽい
  • 肝が病んでいるとき:頭頂部•眼•脇部に症状が現れやすい
  • 乳房部・少腹部・陰部にも現れやすい
  • 肝経の走行部にあたる

実証

肝鬱気滞:肝の症状+気滞の症状

  • 疏泄失調
  • 肝経走行部の脹痛:胸脇•乳房•少腹部の脹痛
  • 情志失調:精神抑鬱・イライラ・易怒
  • 衝任失調:月経異常

肝火上炎:肝の症状+実熱の症状

  • 肝に実熱がたまっている状態
  • 頭痛・眼の充血・耳鳴り・難聴・口渇・身熱・顔面紅潮・小便黄

虚証

肝血虚:肝の症状+血虚の症状

  • 眼や爪、筋に異常がおこる、
  • 月経異常
  • 筋:しびれ・震え・ピクツキ
  • 眼:眼の乾き・眼のカスミ
  • 爪:爪の血色が淡

肝陰虚:肝の症状+陰虚の症状

  • 肝の陰液が不足した病証
  • 滋潤機能の低下

本虚表実証

肝陽上亢:肝火上炎+肝陰虚・腎陰虚

  • 眼の充血・めまい・頭痛・耳鳴り・ほてり・のぼせ・腰膝酸軟

心の病症

  • 共通症状:動悸(心悸)・息切れ
  • 心が病んでいるとき:不眠・多夢・健忘・心悸・心煩・心痛
  • 心悸の有無、不眠、よく夢をみる、胸悶感の有無、精神状態、健忘、心痛、舌、上肢内側の痛み•しびれ、顔色、汗
  • 手の少陰心経の走行に関係している

実証

心火亢盛:心の症状+実熱の症状

  • 体内で実熱が強くなり、心に影響して神志面に異常が起こる病証
  • 病位は心、病態は実熱
  • 病態情報:口渇・身熱・顔面紅潮・舌質紅・舌苔黄・脈数有力
  • 病位情報:心悸・心煩・不眠・尿赤

心血瘀阻:心の症状+血瘀の症状

  • 病態情報:刺痛、固定痛、舌質紫暗、脈濇
  • 病位情報:心悸、息が詰まる、胸部の刺痛
  • 夜に刺痛が起こりやすい

虚証

心気虚:心の症状+気虚の症状

  • 心の機能が減退した病症
  • 病位は心、病態は気虚
  • 病態情報:息切れ・倦怠感・無力感・脈弱
  • 病位情報:心悸

心陽虚:心の症状+陽虚の症状

  • 心陽不足により温煦機能が低下し、虚寒現象が現れる病証
  • 病態情報:寒がり・四肢の冷え・息切れ・無力感・脈弱
  • 病位情報:心悸・心痛

心血虚:心の症状+血虚の症状

  • 血不足により心が血の濡養をうけられなくなっておこる病証
  • 病位は心、病態は血虚
  • 病態情報:顔色萎黄・めまい・舌質淡・脈細
  • 病位情報(神志異常):心悸・不眠・健忘

心陰虚:心の症状+陰虚の症状

  • 心の陰液不足により心神失養となり、心志を主る機能が減退して起こる病証
  • 病位は心、病態は陰虚
  • 病態情報:五心煩熱・盗汗・舌質紅・脈細数
  • 病位情報:心悸・不眠・健忘

脾の病症

  • 共通症状:食欲不振・倦怠・腹脹・大便異常
  • 運化失調:食欲不振、下痢、浮腫
  • 気血生成不足による気虚、血虚
  • 湿の停滞、痰飲の形成
  • 昇清失調:めまい・下痢・内臓下垂
  • 統血低下:血便・血尿・不正出血
  • 腹部の症状:四肢・肌肉の症状・味覚の変化・唇の症状・思慮過度

本虚表実証

脾虚湿盛:脾気虚+痰湿の病状

  • 脾の運化機能の低下により、す水液が停滞して湿となり、湿が脾胃に停滞して起こる病証
  • 病位が脾、病態は気虚、湿の停滞
  • 病態情報:息切れ・倦怠・無力感・脈緩
  • 湿:舌苔厚膩、浮腫、下痢
  • 病位情報:腹脹、下痢、食欲不振

虚証

脾気虚:脾の症状+気虚の症状

  • 運化機能の低下、気血生成機能の低下を特徴とする病証
  • 病位は脾、病態は気虚
  • 病態情報:息切れ・倦怠・無力感・舌苔薄膩・脈濡
  • 病位情報:食少・食後の腹脹・下痢

脾陽虚:脾の症状+陽虚の症状

  • 脾陽不足により温煦機能が低下し、虚寒現象が現れる病証
  • 病態情報:寒がり・四肢の冷え・息切れ・無力感・脈細弱
  • 病位情報:腹脹・食欲不振・腹痛・喜温喜按・大便溏薄・完穀不化

肺の病証

  • 共通症状:咳嗽・喘息
  • 主気•呼吸の障害
  • 肺失宣降:呼吸異常・咳嗽・喘息
  • 宗気不足:息切れ・呼吸無力
  • 宣発粛降の失調:呼吸異常
  • 通調水道の失調:浮腫・尿少・痰飲
  • 百脈を朝める機能の失調:咳嗽、心悸
  • 皮毛、鼻、涕、憂悲と関連する症状

実証

風寒犯肺:肺の症状+風寒表証の症状

  • 病態情報:頭痛・悪寒・発熱・汗・脈浮緊
  • 病位情報:咳嗽・痰は希薄で白・鼻閉・水様鼻汁・鼻声・喉の痒み

風熱犯肺:肺の症状+風熱表証の症状

  • 病態情報:発熱・軽度の悪風・脈浮数
  • 病位情報:咳嗽・痰は粘性で黄・鼻閉・咽頭部の紅潮と痛み・黄色の鼻汁

痰湿阻肺:肺の症状+痰湿の症状

  • 痰湿によって肺失宣降となって起こる病証
  • 病位は肺、病態は痰湿による実
  • 病態情報:多痰・痰は白く粘性・舌苔白膩・脈滑
  • 病位情報:咳嗽・胸悶・痰が出ると咳嗽は軽減

(虚証)

肺気虚:肺の症状+気虚の症状

  • 肺の機能が減退した病証であり、衛外不固と津液の輸送機能の失調が現れる
  • 病位は肺、病態は気虚
  • 病態情報:息切れ・倦怠・脈弱
  • 病位情報:気不足・呼吸機能低下(無力な咳)
  • 通調水道の失調:浮腫・痰飲
  • 衛外不固:易感冒・自汗

肺陰虚:肺の症状+陰虚の症状

  • 肺の陰液が損傷し・虚熱が内生し・肺失清粛となって起こる病症
  • 病位は肺、病態は陰虚
  • 病態情報:五心煩熱・盗汗・舌質紅・脈細数
  • 病位情報:乾いた咳・咽頭の乾き

腎の病証

  • 共通症状:腰がだるい・尿の異常・性機能低下
  • 蔵精不足:発育障害・生殖機能減退・めまい・健忘・足腰の軟弱化
  • 主水障害:浮腫・尿少・夜間尿・痰飲
  • 納気障害:呼吸障害、吸気困難
  • 耳・歯・髪・腰・二陰と関連する症状

虚証

腎精不足:腎の症状+精虚の症状

  • 発育不良・生殖機能減退・老化が起こる
  • 病位は腎、病態は精虚
  • 病位情報:腰のだるさ・耳鳴り・尺脈弱
  • 発育が遅い・骨格の軟弱化・陽萎・不妊・性欲減退・閉経・難聴・脱毛、歯の動揺、健忘

腎気虚:腎の症状+気虚の症状

  • (腎気不固):腎の症状+気虚の症状+固摂失調の症状
  • 封蔵、固摂機能が弱まり、精関不固または膀胱失約が起こる病症
  • 病位は腎、病態は気虚による固摂減退
  • 病位情報:腰がだるく痛む
  • 病態情報:倦怠・精神疲労・失禁・遺尿・滑精・早泄・流産・早産
  • (腎不納気):腎の症状+気虚の症状+納気失調
  • 納気が弱くなり・喘息・息切れ・呼吸困難などが起こる病症
  • 病位は腎、病態は気虚による納気減退
  • 病態情報:腰がだるく痛む
  • 病態情報:息切れ・動くと増悪・喘息・呼多吸少

腎陽虚(命門火衰):腎の症状+陽虚の症状

  • 温煦機能、気化機能、生殖機能が低下し、虚寒現象が現れる病証
  • 病位は腎、病態は陽虚•虚寒
  • 病態情報:寒がり、四肢の冷え・脈弱
  • 病位情報:腰のだるさ・痛み・冷え・浮腫・陽萎・不妊

腎陰虚:腎の症状+陰虚の症状

  • 腎の陰液が不足した病証
  • 病位は腎、病態は陰虚•虚熱
  • 病態情報:五心煩熱・盗汗・舌質紅・舌苔少・脈細数
  • 病位情報:腰膝のだるさ

精血髄の不足:めまい・耳鳴り

生殖器の影響:遺精・早泄・不妊症・流産・早産

二便の影響:小便黄・大便結

ポイント

  • 五臓の生理は必ず出題される
  • 五行の色体表と関連させて覚える
  • 五臓の証の中で肝と腎の証がよく出題される
  • 肝証:自律神経や情動の病証、高血圧などの症状にあたり、うつ・イライラ・胸脇苦満などを主証とする
  • 心証:循環器系や心臓病、不眠症、不整脈などの症状を主証とする
  • 脾証:消化器系や栄養吸収などの病証との関係が深く、食欲不振・腹部膨満感・大便異常(下痢と便秘)などを主証とする
  • 肺証:呼吸器系の病証、咳や喘息などを主証とする
  • 腎証:ホルモン系や生殖器系、発育などの関係が深く、尿の異常、生殖能力の異常、耳鳴りおよび発育障害などを主証とする

国家試験過去問

第29回-97

五臓とそれが蔵すものの組合せで正しいのはどれか。

  1. 肝 ─── 精
  2. 脾 ─── 営
  3. 心 ─── 血
  4. 腎 ─── 魂

第17回-93

臓腑とその生理作用について正しい組合せはどれか。

  1. 胃 ───── 糟粕を伝化する。
  2. 胆 ───── 清濁を分別する。
  3. 心包 ──── 血を蔵す。
  4. 肺 ───── 治節を主る。

第22回-93

臓腑とその作用との組合せで正しいのはどれか。

  1. 膀胱 ──── 糟粕を伝化する。
  2. 大腸 ──── 清濁を分別する。
  3. 脾 ───── 昇清を主る。
  4. 肝 ───── 納気を主る。

第10回-97

臓腑とその生理作用との組合せで正しいのはどれか。

  1. 心 ─── 血を蔵す。
  2. 胆 ─── 営を蔵す。
  3. 肝 ─── 神を蔵す。
  4. 腎 ─── 精を蔵す。

第28回-93

五臓と生理作用の組合せで正しいのはどれか。

  1. 肝 ─── 封蔵
  2. 脾 ─── 昇清
  3. 心 ─── 蔵血
  4. 腎 ─── 治節

第23回-91

臓腑の働きと五華の組合せで正しいのはどれか。

  1. 神を蔵する ――― 毛
  2. 血を蔵する ――― 面色
  3. 営を蔵する ――― 唇
  4. 精を蔵する ――― 爪

第12回-101

臓腑と開竅部との組合わせで正しいのはどれか。

  1. 脾 ─── 耳
  2. 肝 ─── 口唇
  3. 腎 ─── 目
  4. 心 ─── 舌

第11回-101

五臓とその役割りとの組合せで正しいのはどれか。

  1. 腎 ─── 中正の官
  2. 脾 ─── 伝導の官
  3. 心 ─── 臣使の官
  4. 肺 ─── 相傅の官

第14回-106

五臓とその症状との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 肺 ─── 体臭が生臭い。
  2. 肝 ─── 汗をよくかく。
  3. 脾 ─── 肌肉がやせる。
  4. 心 ─── 顔色が赤い。

第11回-102

五臓の生理機能について誤っている記述はどれか。

  1. 脾は運化を主る。
  2. 心は血脈を主る。
  3. 肺は統血を主る。
  4. 肝は筋を主る。

第15回-95

臓腑について誤っている組合せはどれか。

  1. 胆 ─── 作強の官である。
  2. 胃 ─── 腐熟を主る。
  3. 肺 ─── 水道を主る。
  4. 腎 ─── 二陰に開竅する。

第16回-101

五臓の病証で誤っている組合せはどれか。

  1. 肺 ─── 陽萎
  2. 心 ─── 譫語
  3. 腎 ─── 五更泄瀉
  4. 脾 ─── 脱肛

第15回-99

臓腑と病因との組み合わせで誤っているのはどれか。

  1. 心 ─── 炎天下で農作業をした。
  2. 脾 ─── 受験のためにイライラした。
  3. 腎 ─── 不審者に追いかけられた。
  4. 肝 ─── 扇風機をかけたまま眠った。

第24回-96

病証と症状の組合せで正しいのはどれか。

  1. 肝血虚 ――― 目の充血
  2. 心陽虚 ――― 盗汗
  3. 脾気虚 ――― 内臓下垂
  4. 肺陰虚 ――― 壮熱

第1回-97

誤っているのはどれか。

  1. 胆は州都の官である。
  2. 大腸は伝導の官である。
  3. 小腸は受盛の官である。
  4. 胃は水穀の海である。

第1回-102

誤っているのはどれか。

  1. 憂は肺を傷る。
  2. 恐は肝を傷る。
  3. 思は脾を傷る。
  4. 喜は心を傷る。

肝の問題

11回-103

肝について正しいのはどれか。

  1. 魂を蔵す。
  2. 体温調節を行う。
  3. 第5胸椎に付着する。
  4. 鼻に開竅する。

第4回-100

肝の臓の生理作用はどれか。

  1. 運化を主る。
  2. 神を蔵す。
  3. 納気を主る。
  4. 血を蔵す。

第2回-101

魂を蔵し、判断力や計画性などの精神活動を支配する臓腑はどれか。

第6回-100

疏泄を主る臓はどれか。

第4回-102

肝の病証に含まれるのはどれか。

  1. 下痢
  2. 頭痛
  3. 喘鳴
  4. 動悸

第6回-106

肝の病証に属するのはどれか。

  1. 頻尿
  2. 手足の冷え
  3. のどのつかえ
  4. 息切れ

第12回-106

次の文で示す病証に関係する臓はどれか。 「手足の筋のひきつれ、季肋部痛、めまいや目の乾燥がある。」

第30回-96

気機を上昇させる特性をもつ五志に損傷されやすい臓の症状はどれか。

  1. 不整脈
  2. 歯のぐらつき
  3. 目のかすみ
  4. 皮膚の乾燥

第14回-103

四肢のふるえとめまいとが共にみられる病証はどれか。

  1. 肝血虚
  2. 肺陰虚
  3. 腎陽虚
  4. 脾血虚

心の問題

第8回-98

神を蔵し君主の官といわれるのはどれか。

第14回-98

心について正しいのはどれか。

  1. 決断を主る。
  2. 営を蔵する。
  3. 君主の官である。
  4. 四肢を主る。

第1回-100

心の臓の生理・病理について誤っているのはどれか。

  1. 心は舌に開竅する。
  2. 心は神を蔵す。
  3. 心は血脈をつかさどる。
  4. 心は疏泄をつかさどる。

第5回-102

心を傷る七情はどれか。

  1. 憂い
  2. 怒り
  3. 喜び
  4. 悲しみ

第6回-105

心の病証に属さないのはどれか。

  1. 言語障害
  2. 不眠
  3. 難聴
  4. 健忘

第17回-99

四肢の冷え、胸痛、畏寒を示す病証はどれか。

  1. 腎陰虚
  2. 心陽虚
  3. 脾陽虚
  4. 肝陰虚

第18回-95

次の文で示す患者の病証として適切なのはどれか。 「38歳の男性。半年前の失職以来、不安と不眠がある。起立時のめまいと軽度の動悸とを訴えている。」

  1. 脾陽虚証
  2. 肝陰虚証
  3. 腎気虚証
  4. 心血虚証

第22回-99

心気虚、心陽虚に共通する症状はどれか。

  1. 回転性めまい
  2. 無汗
  3. 四肢の冷え
  4. 心悸

第27回-100

心火亢盛証でみられないのはどれか。

  1. 舌尖紅
  2. 口渇
  3. 結脈
  4. 不眠

脾の問題

第27回-94

気血を化生する臓はどれか。

第4回-99

営(栄)気を蔵するのはどれか。

第13回-102

昇清を主るのはどれか。

第21回-96

脾の生理機能はどれか。

  1. 精を蔵す。
  2. 液は汗である。
  3. 目に開竅する。
  4. 運化を主る。

第3回-100

脾の生理作用で正しい記述はどれか。

  1. 肌肉を主る。
  2. 飲食物を清と濁に分ける。
  3. 目に開竅する。
  4. 血を蔵す。

第14回-96

臓腑とその付着部で正しい組合せはどれか。

  1. 胃 ─── 第9胸椎
  2. 胆 ─── 第12胸椎
  3. 肝 ─── 第10胸椎
  4. 脾 ─── 第11胸椎

第22回-94

中焦の生理機能と関係の深いのはどれか。

第5回-101

脾虚の症状はどれか。

  1. 筋けいれん
  2. 咳嗽
  3. 健忘
  4. 内臓下垂

第8回-103

脾の病証でみられる症状はどれか。

  1. 性欲減退
  2. 胸脇苦満
  3. 腹部膨満感
  4. 心悸亢進

第10回-101

脾の病証として適切でないのはどれか。

  1. 性欲減退
  2. 消化不良
  3. 全身倦怠感
  4. 腹部膨満感

第12回-107

次の文で示す是動病の経脈はどれか。 「食するともどし、胃部が痛み、腹が張る。よくおくびし、放屁すればすっきりする。全身が重く感じる。」

  1. 胃経
  2. 肺経
  3. 大腸経
  4. 脾経

第16回-95

腹痛、喜按、畏寒、四肢の冷えがみられる脾の病証はどれか。

  1. 脾胃湿熱
  2. 脾陰虚
  3. 脾陽虚
  4. 脾気虚

第18回-96

脾の病証でみられないのはどれか。

  1. 崩漏
  2. 咽喉の閉塞感
  3. 全身倦怠感
  4. 軟便

第19回-94

脾虚の症状はどれか。

  1. 陽萎
  2. 軟便下痢
  3. 咳嗽
  4. 目のかすみ

第27回-101

次の文で示す患者の治療方針で最も適切なのはどれか。 「27歳の女性。月経過多に悩む。食欲不振で大便溏薄、臍部に力がなく、四肢が冷える。面色委黄。」

  1. 腎精を補う
  2. 脾気を補う
  3. 痰湿を除く
  4. 胃熱を除く

肺の問題

第25回-92

水の上源といわれる臓腑はどれか。

  1. 膀胱

第9回-97

肺の生理作用はどれか。

  1. 統血
  2. 納気
  3. 疏泄
  4. 宣散

第16回-97

鼻に開竅する臓の作用で正しいのはどれか。

  1. 納気を主る。
  2. 昇清を主る。
  3. 清濁を分ける。
  4. 治節を主る。

第29回-92

陽中の陰の臓が剋する臓の生理作用はどれか。

  1. 疏泄を主る。
  2. 運化を主る。
  3. 水を主る。
  4. 血を主る。

第30回-93

気血を化生する臓が剋する臓について正しいのはどれか。

  1. 耳に開竅する。
  2. 発汗を調節する。
  3. 血を主る。
  4. 魂を蔵する。

第13回-100

肺の臓について正しいのはどれか。

  1. 統血を主る。
  2. 口唇に開竅する。
  3. 作強の官である。
  4. 第3胸椎に付く。

第18回-93

肺の生理作用で誤っているのはどれか。

  1. 皮毛を主る。
  2. 宣発を主る。
  3. 納気を主る。
  4. 気を主る。

第7回-101

肺の病証でみられるのはどれか。

  1. 腰痛
  2. 耳鳴り
  3. 不眠
  4. 咳嗽

第21回-102

肺の病症でみられるのはどれか。

  1. 臓腑が下垂する。
  2. よくため息が出る。
  3. 暑くなくても汗が出る。
  4. 腹痛のない下痢が起こる。

第15回-101

肺の病証にみられないのはどれか。

  1. 梅核気
  2. 無汗
  3. 湿疹
  4. 短気

第31回-95

肺が外邪の侵襲を防ぎ、臓腑を保護することを示すのはどれか。

  1. 粛降
  2. 華蓋
  3. 嬌臓
  4. 宣発

腎の問題

第24回-92

五神の志を蔵すのはどれか。

第6回-97

腎の臓の作用で正しいのはどれか。

  1. 筋を主る。
  2. 運化を主る。
  3. 精を蔵す。
  4. 血脈を主る。

第1回-99

臓腑の生理作用のうち骨と髄の生長発育に関係し、耳と二陰に開竅するのはどれか。

第3回-103

精を蔵すのはどれか。

第2回-100

腎について正しい記述はどれか。

  1. 骨を主る。
  2. 第3腰椎に付く。
  3. 将軍の官である。
  4. 神を蔵する。

第16回-96

呼吸に関与しているのはどれか。

第7回-99

腎が主るのはどれか。

  1. 疏泄
  2. 宣散
  3. 血脈
  4. 納気

条達作用をもつ臓腑と相生関係にある臓腑の作用はどれか。

  1. 陰陽の根本
  2. 気血の源
  3. 水の上源
  4. 水穀の海

第4回-103

次の文で示す患者の病証はどれか。 「顔に精気が感じられず、いつも腰がだるいという。小腹部は力がなくフワフワしている。最近、耳が聞こえにくくなった。」

  1. 脾の病証
  2. 心の病証
  3. 腎の病証
  4. 肝の病証

第24回-95

腎陽虚証の症状はどれか。

  1. 口渇
  2. 浮腫
  3. 不眠
  4. 煩熱

第11回-106

腎の症状として誤っているのはどれか。

  1. 耳鳴り
  2. 性欲減退
  3. 四肢の冷え
  4. 目の充血

第3回-99

腎の症状はどれか。

  1. 難聴
  2. 血便
  3. 脇痛
  4. 胸痛

第30回-99

次の文で示す患者の病証の病理で正しいのはどれか。 「82歳の男性。半年前に誤嚥性肺炎で1か月間入院した。退院後から腰の痛み、耳鳴り、手足のほてりが出現し寝汗をかくようになった。」

  1. 運化の失調
  2. 肝火の上炎
  3. 疏泄の失調
  4. 腎陰の不足

第9回-101

次の病証を示す臓腑はどれか。 「発育の遅れ、難聴、不眠、内臓下垂」

腑の問題

第12回-102

臓腑と生理作用との組合わせで正しいのはどれか。

  1. 腎 ───── 統血
  2. 胆 ───── 水穀の受納
  3. 小腸 ──── 清濁の分別
  4. 肺 ───── 運化

第7回-98

臓腑について正しい組合せはどれか。

  1. 肺 ───── 作強の官
  2. 胆 ───── 中正の官
  3. 心 ───── 将軍の官
  4. 小腸 ──── 伝導の官

第15回-96

飲食物の伝化・排泄に直接関与しないのはどれか。

  1. 三焦
  2. 小腸

第27回-92

臓腑と生理作用の組合せで正しいのはどれか。

  1. 胆 ―――― 腐熟
  2. 大腸 ――― 化物
  3. 胃 ―――― 降濁
  4. 小腸 ――― 受納

胆の問題

第29回-96

決断を主る臓腑と表裏関係にある臓腑の生理作用はどれか。

  1. 気を主る。
  2. 血流量を調節する。
  3. 全身の陽気を主る。
  4. 水分代謝を調節する。

第6回-98

胆の腑の作用で正しいのはどれか。

  1. 決断を主る。
  2. 津液の生成を主る。
  3. 栄養の吸収を主る。
  4. 大便の排泄を主る。

第21回-97

胆と表裏関係にある臓の生理作用はどれか。

  1. 血を蔵す。
  2. 気を主る。
  3. 水を主る。
  4. 腐熟を主る。

小腸の問題

第14回-97

小腸について誤っているのはどれか。

  1. 中焦に属する。
  2. 清濁を分ける。
  3. 闌門で大腸に連なる。
  4. 受盛の官である。

胃の問題

第14回-102

胃熱による症状はどれか。

  1. 消穀善飢
  2. 五更泄瀉
  3. 梅核気
  4. 心下痞

小腸の問題

第31回-96

降濁作用の補助を受けている作用はどれか。

  1. 疏泄
  2. 化物
  3. 粛降
  4. 伝化

第15回-102

次の文で示す臓腑の病証はどれか。 「食後の腹脹、下痢、腹鳴がある。」

  1. 小腸
  2. 膀胱
  3. 三焦

第30回-94

全身の陽気を主る臓腑と表裏関係にある臓腑の生理作用はどれか。

  1. 治節
  2. 降濁
  3. 納気
  4. 受盛

三焦の問題

第13回-103

三焦について正しいのはどれか。

  1. 第12胸椎に付着する。
  2. 気血津液を調整する。
  3. 納気を主る。
  4. 伝導の官である。

第15回-97

三焦について誤っているのはどれか。

  1. 体温を調節する。
  2. 体液を心へ運搬する。
  3. 衛気を全身にめぐらせる。
  4. 皮膚に潤いを与える。

奇恒の腑の問題

第11回-100

奇恒の腑に属するのはどれか。

  1. 大腸
  2. 小腸

第1回-101

奇恒の腑に属するのはどれか。

  1. 心包・三焦
  2. 脾・胃
  3. 肝・腎
  4. 脳・子宮

第17回-95

奇恒の腑に属するのはどれか。

第7回-104

奇恒の腑でないのはどれか。

  1. 女子胞
  2. 三焦

第22回-95

奇恒の腑はどれか。

第28回-92

六腑に属する奇恒の腑が、剋する腑の生理作用はどれか。

  1. 昇清を主る。
  2. 決断を主る。
  3. 受納を主る
  4. 貯尿を主る。

病証の問題

第31回-101

五心煩熱や盗汗がみられるのはどれか。

  1. 心肝火旺
  2. 心脾両虚
  3. 心腎不交
  4. 肝脾不和

第23回-98

次の文で示す患者の病証で適切なのはどれか。 「16歳の男子。試験前になると食欲不振、腹部膨満感が起こる。腹鳴や腹痛を伴う下痢を頻発する。」

  1. 肝腎の陰虚
  2. 肝脾の不調
  3. 脾腎の陽虚
  4. 脾胃の湿熱

第26回-97

病証と病因の組合せで正しいのはどれか。

  1. 腎陰虚 ―――― 腎気虚が進行し気の温煦作用が低下したもの
  2. 心火亢盛 ――― 心陰が亢進したもの
  3. 肝胆湿熱 ――― 肝血虚が胆火に波及したもの
  4. 脾胃湿熱 ――― 湿が脾胃に長く影響し化熱したもの

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