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東洋医学

~経絡論~

十二経脈病症

足厥陰肝経

  • 疝気(陰嚢)、下腹部膨満感(女)
  • 遺尿、尿閉
  • 腰痛、季肋部の腫れ
  • 嘔吐、下痢、喉の渇き
  • 顔色がすすけて青黒い

肝経の経脈病証の症状はどれか。

  1. 後頭部の痛み
  2. 喉の痛み
  3. 腋の腫れ
  4. 陰嚢の痛み

次の文で示す経絡病証はどれか。 「腰が痛み、季肋部が張って苦しく、顔色は青黒い。」

  1. 小腸経
  2. 三焦経
  3. 脾経
  4. 肝経

経脈病証で「顔がすすけて黒く、腰が痛く、陰嚢が腫れて痛み、小便が出ない。」のはどれか。

  1. 足の少陰経脈病証
  2. 足の少陽経脈病証
  3. 足の厥陰経脈病証
  4. 足の太陽経脈病証

次の文で示す症例の経脈病証はどれか。 「65歳の男性。2週間前から腰痛で、前かがみや仰向けができない。最近は下腹部が痛み、季肋部が腫れ、喉が渇き、下痢をする。」

  1. 足の厥陰経
  2. 足の太陰経
  3. 足の少陽経
  4. 足の陽明経

手少陰心経

  • 心臓部痛、上肢前面内側の痛み
  • 手掌のほてりと痛み
  • 喉の渇き
  • 脇の痛み

次の文で示す経絡病証について適切なのはどれか。 「のどが渇き、側胸部が痛む。上肢の前面内側がしびれて痛み、手掌が熱をもって痛む。」

  1. 小腸経
  2. 三焦経
  3. 肺経
  4. 心経

足太陰脾経

  • 前胸部、心下部、腋下の圧迫感
  • 下肢内側の腫れ痛み
  • 母趾の麻痺
  • 腹部膨満感
  • 下痢、嘔吐
  • 全身の倦怠感

脾経の経脈病証について正しい記述はどれか。

  1. 睾丸が腫れる。
  2. 心窩部が痛む。
  3. 耳鳴りがする。
  4. 口が苦い。

経脈病証で前胸部、心下部、腋下部の圧迫感、下肢内側の腫れや痛みがみられるのはどれか。

  1. 少陽胆経病証
  2. 陽明胃経病証
  3. 厥陰肝経病証
  4. 太陰脾経病証

次の文で示す経脈病証はどれか。 「心煩、心下痛、舌の強ばり、舌痛、鼠径部や膝の腫痛や冷え。」

  1. 手の少陰経
  2. 足の太陰経
  3. 手の陽明経
  4. 足の太陽経

次の文で示す病証を呈する経絡はどれか。 「前胸部から心下部への圧迫感、腹部膨満感があり、下肢内側の腫れと痛み、足の母指の麻痺がある。」

  1. 足の陽明胃経
  2. 足の太陽膀胱経
  3. 足の少陽胆経
  4. 足の太陰脾経

次の文で示す経脈の病証はどれか。 「65歳の女性。3週間前から全身の倦怠感がある。胸が苦しくて、みぞおちの痛みがあり、腹の膨満感がある。下肢内側に腫れを認め、足の母指が動かしにくい。」

  1. 肝経
  2. 脾経
  3. 心経
  4. 腎経

手太陰肺経

  • 上肢前面外側の痛み
  • 手掌のほてり
  • 喘咳、息切れ、胸苦しさ、胸の熱感

次の文で示す経絡病証はどれか。 「咳が出て胸苦しく、胸に熱感があり息切れし、手掌がほてる。」

  1. 腎経
  2. 心経
  3. 肺経
  4. 脾経

次の文で示す病証に関係する経絡はどれか。 「咳、喘鳴、胸が脹り満ちた感じがあり、上肢の内側に沿った冷えと痛みがある。」

  1. 手の厥陰心包経
  2. 手の太陰肺経
  3. 手の少陰心経
  4. 手の少陽三焦経

足少陰腎経

  • 腰部•大腿内側の痛み、冷え、しびれ
  • 足底のほてり
  • 口腔内、咽頭部の炎症
  • 空腹感はあるが食欲がない
  • 顔色が黒ずむ
  • 呼吸が苦しく咳き込む
  • 血痰
  • 立ちくらみ
  • 寝るのを好んで起きたがらない
  • 心配性でビクビクする

腎経の経脈病証の所見として適切でないのはどれか。

  1. 血痰
  2. 立ちくらみ
  3. 季肋部のつかえ
  4. 足底のほてり

次の病証を示す経絡はどれか。 「顔色は黒く、喘鳴や立ちくらみがあり、よく恐れる。」

  1. 心経
  2. 肺経
  3. 腎経
  4. 肝経

次の病証を示す経絡はどれか。 「空腹でも食欲がなく膝から下が冷える。腰痛があって臥すことを好む。」

  1. 足の陽明胃経
  2. 足の少陰腎経
  3. 足の太陰脾経
  4. 足の少陽胆経

次の文で示す症状はどの経絡病証か。 「空腹感はあるが食欲はなく、顔色は黒ずみ、呼吸が苦しくせき込む。」

  1. 足の太陰脾経
  2. 足の少陰腎経
  3. 手の太陰肺経
  4. 足の厥陰肝経

足の経脈病証と痛みの部位の組合せで正しいのはどれか。

  1. 陽明経病証 ――― 大腿外側
  2. 太陰経病証 ――― 大腿前外側
  3. 少陰経病証 ――― 大腿内側
  4. 少陽経病証 ――― 大腿後面

手厥陰心包経

  • 心臓部痛、脇の腫れ、上肢のひきつり、手掌のほてり、季肋部のつかえ
  • 胸苦しさ、顔色が赤い、精神不安定

次の文で示す経脈病証はどれか。 「上肢がひきつり、手掌のほてりがある。胸苦しく、精神的に不安定である。」

  1. 心包経
  2. 三焦経
  3. 心経
  4. 肺経

次の文で示す症状を訴えるのはどの経絡の病証か。 「腋窩部の腫れ、上肢のひきつれ、手掌のほてり及び季肋部のつかえ。」

  1. 手の少陽三焦経
  2. 手の太陽小腸経
  3. 手の厥陰心包経
  4. 手の陽明大腸経

足少陽胆経

  • 目尻、側頭部、顎関節、鎖骨上窩、体幹外側、下肢外側の痛み
  • 第4趾の麻痺
  • 寝返りが打てない
  • 足外反しほてる
  • 口苦、よくため息をつく、顔色がくすむ、カサカサして艶がない
  • 頸部のリンパ節結核

次の文で示す経脈病証はどれか。 「口が苦い、缺盆の部分と腋下が腫れ、膝の外側が痛む。」

  1. 胃経
  2. 胆経  
  3. 腎経
  4. 脾経

喉の腫れ、鼻出血および下の歯の痛みを呈する経脈病証はどれか。

  1. 三焦経
  2. 膀胱経
  3. 大腸経
  4. 胆経

手太陽小腸経

  • 頚の腫れ、後ろを振り返るとこができない
  • 肩、上腕の激しい痛み
  • 頚、肩、上肢の後面の痛み
  • のど、顎の腫れ痛み、難聴

次の文で示す病証に関係する経絡はどれか。 「頸が腫れ、肩から上腕後内側を経て小指にいたる部位の激しい痛み、難聴がある。」

  1. 手の太陽小腸経
  2. 手の太陰肺経
  3. 手の少陰心経
  4. 手の陽明大腸経

朝起きたら下顎が腫れ、頸が回りにくくなった。この病証の経脈はどれか。

  1. 大腸経
  2. 胃経
  3. 三焦経
  4. 小腸経

次の文で示す経脈病証はどれか。 「首が腫れ、後ろを振り返ることができない。難聴があり、上肢後面内側が痛む。」

  1. 手の太陽小腸経
  2. 手の少陰心経
  3. 手の陽明大腸経
  4. 手の太陰肺経

経脈病証で難聴が起こるのはどれか。

  1. 手の陽明経
  2. 足の少陰経
  3. 手の太陽経
  4. 足の厥陰経

小腸経の経脈病証でみられるのはどれか。

  1. 頻尿
  2. 腰の痛み
  3. 腹部膨満感
  4. 下顎の腫れ

足陽明胃経

  • 顔面の麻痺、前頸部の腫れ
  • 前胸部、腹部、ソケイ部、下肢前面、足背の痛み
  • 躁状態、うつ状態
  • 鼻出血
  • 消化吸収の異常

次の文で示す経脈病証はどれか。 「顔面の麻痺、下腿前面外側と足背の痛み。」

  1. 胆経
  2. 胃経
  3. 肝経
  4. 大腸経

手陽明大腸経

  • 喉の腫れ、痛み
  • 上肢外側の痛み
  • 示指の痛み
  • 歯の痛み、鼻出血

喉の腫れ、鼻出血および下顎歯の痛みはどの経絡病証か。

  1. 足の少陽胆経
  2. 手の太陰肺経
  3. 足の太陽膀胱経
  4. 手の陽明大腸経

次の文で示す経絡病証について適切なのはどれか。 「歯痛、鼻出血、のどの痛み、上肢外側の痛み。」

  1. 胆経
  2. 肺経
  3. 大腸経
  4. 肝経

経脈病証で、喉に症状があり、外側前腕皮神経の支配領域に痛みがあるのはどれか。

  1. 手の太陽経
  2. 手の少陽経
  3. 手の陽明経
  4. 手の少陰経

経脈病証で「前頸部が腫れ、口がゆがみ口すぼめができず、うつ傾向にある」のはどれか。

  1. 足の少陽経病証
  2. 手の少陰経病証
  3. 手の太陰経病証
  4. 足の陽明経病証

足太陽膀胱経

  • 頭頂部、後頭部痛
  • 太幹後面、下肢後面の痛み
  • 第5趾の麻痺
  • 脊柱の痛み
  • 目の痛み
  • 鼻出血
  • 痔、おこり、精神異常

次の文で示す経絡病証について適切なのはどれか。 「目の痛みが強く、頭痛もある。背中は張って腰は折れんばかりに痛み、下腿後面の筋がひきつれる。」

  1. 膀胱経
  2. 胆経
  3. 腎経
  4. 肝経

「55歳の女性。1か月前から大腿部・下腿部の後側にだるい痛みがあり、その部位を押さえると痛みは和らぎ、気持ちが良い。」 本症例の経脈病証はどれか。

  1. 膀胱経
  2. 肝経
  3. 胆経
  4. 腎経

経脈病証で咽喉の症状がみられないのはどれか。

  1. 手の陽明経脈
  2. 足の陽明経脈
  3. 足の太陽経脈
  4. 手の太陽経脈

足の太陽膀胱経の病証はどれか。

  1. 側頭部・体幹外側・下肢外側の痛み、顔色のくすみ
  2. 腰部・大腿・下腿内側の痛み、顔色の黒ずみ
  3. 前頭部・後頭部・脊柱の痛み、精神異常
  4. 前胸部・腹部・鼠径部の痛み、顔面の麻痺

足の太陽経の経脈病証でみられるのはどれか。

  1. 下肢外側のほてり
  2. 季肋部の腫れ
  3. 腓腹筋の痛み
  4. 腹部膨満感

手少陽三焦経

  • 耳後~肩上部~上肢後面の痛み
  • 第4指の麻痺
  • 目尻からの頬の痛み
  • 難聴
  • 咽頭、喉頭の炎症

次の文で示す経脈病証はどれか。 「耳鳴りがして音が聞こえにくい。目尻から頬にかけて痛み、発汗を呈する。」

  1. 胆経
  2. 小腸経
  3. 腎経
  4. 三焦経

次の文で示す経絡病証で適切なのはどれか。 「難聴、耳鳴り、のどの腫れ、上肢の後側から第4指に沿った痛み。」

  1. 心経
  2. 三焦経
  3. 肺経
  4. 胃経

次の文で示す経絡病証はどれか。 「咽頭・喉頭に炎症があり、耳鳴りがする。汗をよくかき薬指がしびれる。」

  1. 心包経
  2. 三焦経
  3. 大腸経
  4. 小腸経

次の文で示す経脈の病証はどれか。 「48歳の女性。発汗、喉の腫れがあり、耳が聞こえにくく、耳鳴りが続く。」

  1. 足の少陰経
  2. 手の太陽経
  3. 手の少陽経
  4. 足の陽明経

経脈病証で「顔がくすみ、皮膚がかさかさして艶がない。口が苦く、よくため息をつく。痛みで寝返りが打てない。」のはどれか。

  1. 手の太陽経病証
  2. 手の太陰経病証
  3. 足の厥陰経病証
  4. 足の少陽経病証

次の文で示す経脈の病証はどれか。 「48歳の女性。発汗、目尻から頬の痛みがあり、耳鳴りが続き耳が聞こえにくい。」

  1. 足の陽明経
  2. j手の太陽経
  3. 足の少陰経
  4. 手の少陽経

奇経八脈病症

  • 督脈
    • 背骨がこわばり、頭痛、足の冷え、痛み
    • 下腹部から胸まで突き上げる痛み、心臓部痛
    • むくみ、水腫、遺尿、不妊(女)
  • 任脈
    • 疝気(男)、帯下、月経異常(女)
    • 腹部皮膚の痛み、かゆみ
  • 衝脈
    • 逆気(悪心、嘔吐、めまい、頭痛)して下痢
  • 帯脈
    • 腹がはり、腰は水中に座っているときのように冷えたりフワフワ座りが悪い
  • 陽蹻脈
    • 陰が緩んで陽がひきつる(下肢内側の麻痺、前半身が緩み後半身がひきつる)
    • 目が痛む
  • 陰蹻脈
    • 陽が緩んで陰がひきつる(下肢外側の麻痺、後半身が緩み前半身がひきつる)
  • 陽維脈
    • 寒熱に苦しむ
  • 陰維脈
    • 心臓部痛に苦しむ

経絡について誤っている記述はどれか。

  1. 経脈は奇経八脈、十二経別をも含んでいる。
  2. 経絡は経脈、絡脈、孫絡で構成される。
  3. 十二経脈は三陰三陽に分類される。
  4. 奇形八脈は表裏関係を有する。

経絡病証で背骨のこわばり、頭痛の症状を呈するのはどれか。

  1. 帯脈
  2. 督脈
  3. 衝脈
  4. 任脈

陽経の気血を調節するのはどれか。

  1. 任脈
  2. 督脈
  3. 衝脈
  4. 帯脈

任脈病証に含まれるのはどれか。

  1. 関節腫脹
  2. 手足の麻痺
  3. 頭痛
  4. 月経異常

次の文で示す奇経八脈病証はどれか。 「腹がはり、腰は弛緩して、力が入らず、水の中に座っているような無力と寒気を覚える。」

  1. 任脈
  2. 督脈
  3. 衝脈
  4. 帯脈

陽蹻脈病証の症状はどれか。

  1. 目の痛み
  2. 月経異常
  3. 排尿障害
  4. 下痢

下肢と体幹の両側の陰陽を調節し、下肢の陰経と陽経の協調に関与するのはどれか。

  1. 陽維脈
  2. 陽蹻脈
  3. 督脈
  4. 帯脈

経筋

  • 足の三陰
    • 足に起こり、陰器に結ぶ
  • 足の三陽
    • 足に起こり、頬のあたりに結ぶ
  • 手の三陰
    • 手に起こり、心下のあたりに結ぶ
    • 手の三陽
      • 手に起こり、側頭部に結ぶ

心下付近に結ぶ経筋はどれか。

  1. 手の三陰
  2. 手の三陽
  3. 足の三陽
  4. 足の三陰

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