loader image

東洋医学

~蔵象論~

六臓六腑

臓腑
六臓心包
六腑小腸大腸膀胱三焦
形状働き正常な状態病態
五臓精気で満ちる生理物質の化生と貯蔵
精神活動
貯蔵される生理物質が常に充足虚症
六腑中腔器官飲食物の消化•吸収•排泄滞ることなく円滑に流れる実症
将軍の官
中正のか
君主の官
小腸受盛の官
脾•胃倉廩の官
相傅の官
大腸伝導の官
作強の官
膀胱州都の官
心包臣使の官
三焦決瀆の官
  • 五臓の付着する椎骨
    • 肺:第3胸椎
    • 心:第5胸椎
    • 肝:第9胸椎
    • 脾:第11胸椎
    • 腎:第2腰椎

誤っているのはどれか。

  1. 小腸は受盛の官である。
  2. 大腸は伝導の官である。
  3. 胃は水穀の海である。
  4. 胆は州都の官である。

誤っているのはどれか。

  • 憂は肺を傷る。
  • 思は脾を傷る。
  • 喜は心を傷る。
  • 恐は肝を傷る。

臓腑について正しい記述はどれか。

  1. 奇恒の腑は伝化の腑ともいう。
  2. 肝は水分の吸収の働きをもつ。
  3. 六腑は実質器官である。
  4. 五臓は精気を内に蔵している。

臓腑について正しい組合せはどれか。

  1. 肺 ───── 作強の官
  2. 小腸 ──── 伝導の官
  3. 胆 ───── 中正の官
  4. 心 ───── 将軍の官

臓腑について誤っている組合せはどれか。

  1. 胃 ─── 腐熟を主る。
  2. 肺 ─── 水道を主る。
  3. 胆 ─── 作強の官である。
  4. 腎 ─── 二陰に開竅する。

臓腑の表裏関係で誤っているのはどれか。

  1. 肝と胆
  2. 腎と膀胱
  3. 脾と胃
  4. 肺と小腸

臓腑の表裏関係で正しいのはどれか。

  1. 肝と胃
  2. 肺と大腸
  3. 腎と小腸
  4. 心と胆

表裏関係で正しい組合せはどれか。

  1. 脾 ─── 小腸
  2. 肝 ─── 膀胱
  3. 肺 ─── 大腸
  4. 心 ─── 三焦

五臓の病証で誤っている組合せはどれか。

  1. 肺 ─── 陽萎
  2. 心 ─── 譫語
  3. 脾 ─── 脱肛
  4. 腎 ─── 五更泄瀉

臓腑の表裏関係で誤っているのはどれか。

  1. 心と小腸
  2. 脾と胃
  3. 腎と膀胱
  4. 肺と胆

臓腑の表裏関係で誤っているのはどれか。

  1. 心と小腸
  2. 腎と膀胱
  3. 脾と大腸
  4. 肝と胆

臓腑と生理作用の組合せで正しいのはどれか。

  1. 小腸 ――― 受納
  2. 胆 ―――― 腐熟
  3. 大腸 ――― 化物
  4. 胃 ―――― 降濁

臓腑とその作用との組合せで正しいのはどれか。

  1. 膀胱 ──── 糟粕を伝化する。
  2. 脾 ───── 昇清を主る。
  3. 肝 ───── 納気を主る。
  4. 大腸 ──── 清濁を分別する。

六臓六腑に属するのはどれか。

  1. 三焦
  2. 女子胞

六腑に属するのはどれか。

  1. 心包
  2. 三焦

六腑に属さないのはどれか。

  1. 大腸
  2. 心包
  3. 膀胱

五臓について誤っている記述はどれか。

  1. 心は血脈を主る。
  2. 肺は水道を通調する。
  3. 肝は精を蔵する。
  4. 腎は二陰に開竅する。

五臓に関する組合せで正しいのはどれか。

  1. 耳 ――― 統血を主る
  2. 口 ――― 発育を主る
  3. 目 ――― 疏泄を主る
  4. 鼻 ――― 血脈を主る

五臓の生理機能について誤っている記述はどれか。

  1. 腎は統血を主る。
  2. 肝は疏泄を主る。
  3. 肺は皮毛を主る。
  4. 心は血脈を主る。

五臓と生理作用の組合せで正しいのはどれか。

  1. 脾 ─── 昇清
  2. 肝 ─── 封蔵
  3. 心 ─── 蔵血
  4. 腎 ─── 治節

五臓とその機能との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 脾 ─── 運化
  2. 肝 ─── 統血
  3. 腎 ─── 納気
  4. 肺 ─── 宣散

五臓とその働きの組合せで正しいのはどれか。

  1. 心 ――― 蔵精
  2. 肝 ――― 蔵血
  3. 肺 ――― 納気
  4. 腎 ――― 統血

五臓とそれが蔵すものの組合せで正しいのはどれか。

  1. 腎 ─── 魂
  2. 肝 ─── 精
  3. 心 ─── 血
  4. 脾 ─── 営

病証と病因の組合せで正しいのはどれか。

  1. 心火亢盛 ――― 心陰が亢進したもの
  2. 脾胃湿熱 ――― 湿が脾胃に長く影響し化熱したもの
  3. 肝胆湿熱 ――― 肝血虚が胆火に波及したもの
  4. 腎陰虚 ―――― 腎気虚が進行し気の温煦作用が低下したもの

病証と症状の組合せで正しいのはどれか。

  1. 脾気虚 ――― 内臓下垂
  2. 肝血虚 ――― 目の充血
  3. 心陽虚 ――― 盗汗
  4. 肺陰虚 ――― 壮熱

臓腑の働きと五華の組合せで正しいのはどれか。

  1. 精を蔵する ――― 爪
  2. 神を蔵する ――― 毛
  3. 血を蔵する ――― 面色
  4. 営を蔵する ――― 唇

臓腑とその生理作用について正しい組合せはどれか。

  1. 胃 ───── 糟粕を伝化する。
  2. 心包 ──── 血を蔵す。
  3. 肺 ───── 治節を主る。
  4. 胆 ───── 清濁を分別する。

臓腑の付着位置とその臓腑の機能の組合せで正しいのはどれか。

  1. 第12胸椎 ―― 腐熟を主る
  2. 第9胸椎 ――― 運化を主る
  3. 第3胸椎 ――― 納気を主る
  4. 第1仙椎 ――― 貯尿を主る

臓腑と病因との組み合わせで誤っているのはどれか。

  1. 脾 ─── 受験のためにイライラした。
  2. 腎 ─── 不審者に追いかけられた。
  3. 肝 ─── 扇風機をかけたまま眠った。
  4. 心 ─── 炎天下で農作業をした。

五臓とその症状との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 肺 ─── 体臭が生臭い。
  2. 脾 ─── 肌肉がやせる。
  3. 肝 ─── 汗をよくかく。
  4. 心 ─── 顔色が赤い。

臓腑と生理作用との組合わせで正しいのはどれか。

  1. 腎 ───── 統血
  2. 胆 ───── 水穀の受納
  3. 小腸 ──── 清濁の分別
  4. 肺 ───── 運化

臓腑と開竅部との組合わせで正しいのはどれか。

  1. 肝 ─── 口唇
  2. 脾 ─── 耳
  3. 腎 ─── 目
  4. 心 ─── 舌

五臓の生理機能について誤っている記述はどれか。

  1. 肺は統血を主る。
  2. 脾は運化を主る。
  3. 肝は筋を主る。
  4. 心は血脈を主る。

臓腑とその生理作用との組合せで正しいのはどれか。

  1. 胆 ─── 営を蔵す。
  2. 心 ─── 血を蔵す。
  3. 肝 ─── 神を蔵す。
  4. 腎 ─── 精を蔵す。

五邪について正しい組合せはどれか。

  1. 寒邪 ─── 心
  2. 暑邪 ─── 腎
  3. 湿邪 ─── 肺
  4. 風邪 ─── 肝

五臓とその役割りとの組合せで正しいのはどれか。

  1. 脾 ─── 伝導の官
  2. 腎 ─── 中正の官
  3. 心 ─── 臣使の官
  4. 肺 ─── 相傅の官

  • 生理作用
    • 疏泄
      • 気機の調節
        • 気滞
        • 血瘀
        • 痰湿
      • 情志の調節
        • 疏泄太過:急躁(イライラ)、怒りっぽい
        • 疏泄不及:抑うつ、気分落ち込み
      • 脾胃の調節
        • 消化吸収の低下
      • 月経の調節
        • 月経不順
        • 月経異常
      • 蔵血
        • 血の貯蔵
        • 血流量を調節
  • 生理特性
    • 昇発:気機を上昇、発散
    • 条達:生理物質を隅々まで行き渡らせる
  • 関連領域
五官
五液
五体
五華
五神
五志
五味

気の流れを順調にするのはどれか。

  1. 納気
  2. 粛降
  3. 統血
  4. 疏泄

肝について正しいのはどれか。

  1. 魂を蔵す。
  2. 体温調節を行う。
  3. 第5胸椎に付着する。
  4. 鼻に開竅する。

肝の臓について誤っているのはどれか。

  1. 筋を主る。
  2. 血を蔵す。
  3. 昇清を主る。
  4. 疏泄を主る。

疏泄を主る臓はどれか。

筋や目に関係する臓はどれか。

魂を宿し血を蔵するのはどれか。

魂を蔵し、判断力や計画性などの精神活動を支配する臓腑はどれか。

気機を上昇させる特性をもつ五志に損傷されやすい臓の症状はどれか。

  1. 歯のぐらつき
  2. 不整脈
  3. 目のかすみ
  4. 皮膚の乾燥

肝の臓の生理作用はどれか。

  1. 血を蔵す。
  2. 運化を主る。
  3. 神を蔵す。
  4. 納気を主る。

腎と相生関係にある臓の生理作用はどれか。

  1. 昇清
  2. 疏泄
  3. 統血
  4. 納気

肝が蔵する物質の生理作用でないのはどれか。

  1. 髪に潤いを与える。
  2. 神の機能を維持する。 
  3. 循環を促進する。
  4. 組織を栄養する。

陽中の陰の臓が剋する臓の生理作用はどれか。

  1. 疏泄を主る。
  2. 水を主る。
  3. 血を主る。
  4. 運化を主る。

胆と表裏関係にある臓の生理作用はどれか。

  1. 腐熟を主る。
  2. 気を主る。
  3. 水を主る。
  4. 血を蔵す。

疏泄の失調により起こりやすくなるのはどの臓腑の病変か。

肝の病証に属するのはどれか。

  1. のどのつかえ
  2. 手足の冷え
  3. 頻尿
  4. 息切れ

肝の病証に含まれるのはどれか。

  1. 動悸
  2. 喘鳴
  3. 下痢
  4. 頭痛

四肢のふるえとめまいとが共にみられる病証はどれか。

  1. 脾血虚
  2. 肺陰虚
  3. 肝血虚
  4. 腎陽虚

次の文で示す症状はどの臓腑の病か。 「顔色は青く、酸味を好み、目がかすみ、夜間にふくらはぎがつる。」

次の文で示す病証に関係する臓はどれか。 「手足の筋のひきつれ、季肋部痛、めまいや目の乾燥がある。」

肝陽の上亢によるのはどれか。

  1. 小腹急結
  2. 顔面紅潮
  3. 胖大舌
  4. 吃逆

肝血虚証でみられる症状はどれか。

  1. 腰がだるい。
  2. 目が乾燥する。
  3. 皮下出血がある。
  4. 手足が冷える。

次の文で示す患者の病証で適切なのはどれか。 「16歳の男子。試験前になると食欲不振、腹部膨満感が起こる。腹鳴や腹痛を伴う下痢を頻発する。」

  1. 肝脾の不調
  2. 脾腎の陽虚
  3. 脾胃の湿熱
  4. 肝腎の陰虚

  • 主血
    • 血を送り出す機能
    • 血液循環の原動力
    • 心悸、怔忡、不整脈
  • 神志を主る
    • 生命活動を維持
    • 精神活動を主宰
    • 不安、不眠、多夢、健忘
  • 全身の陽気を主る
    • 心の陽気は全身を温煦する
    • 臓腑を統括する
五官
五液
五体血脈
五華面色
五神
五志
五味

第5胸椎に付着する臓腑はどれか。

  1. 小腸
  2. 膀胱

心について正しいのはどれか。

  1. 決断を主る。
  2. 営を蔵する。
  3. 四肢を主る。
  4. 君主の官である。

神を蔵し君主の官といわれるのはどれか。

心の臓の作用で正しいのはどれか。

  1. 血を蔵す。
  2. 運化を主る。
  3. 神を蔵す。
  4. 皮毛を主る。

心の臓の生理・病理について誤っているのはどれか。

  1. 心は血脈をつかさどる。
  2. 心は舌に開竅する。
  3. 心は疏泄をつかさどる。
  4. 心は神を蔵す。

心を傷る七情はどれか。

  1. 喜び
  2. 悲しみ
  3. 憂い
  4. 怒り

舌に開竅する臓が蔵すのはどれか。

舌に開竅する臓はどれか。

決断を主る臓腑と表裏関係にある臓腑の生理作用はどれか。

  1. 気を主る。
  2. 全身の陽気を主る。
  3. 血流量を調節する。
  4. 水分代謝を調節する。

清濁を分ける腑と表裏関係にある臓の生理作用はどれか。

  1. 納気を主る。
  2. 運化を主る。
  3. 疏泄を主る。
  4. 血脈を主る。

心の病証に属さないのはどれか。

  1. 健忘
  2. 難聴
  3. 言語障害
  4. 不眠

四肢の冷え、胸痛、畏寒を示す病証はどれか。

  1. 心陽虚
  2. 肝陰虚
  3. 脾陽虚
  4. 腎陰虚

心気虚、心陽虚に共通する症状はどれか。

  1. 心悸
  2. 無汗
  3. 回転性めまい
  4. 四肢の冷え

五心煩熱や盗汗がみられるのはどれか。

  1. 心脾両虚
  2. 心腎不交
  3. 心肝火旺
  4. 肝脾不和

心火亢盛証でみられないのはどれか。

  1. 結脈
  2. 口渇
  3. 舌尖紅
  4. 不眠

次の文で示す患者の病証として適切なのはどれか。 「38歳の男性。半年前の失職以来、不安と不眠がある。起立時のめまいと軽度の動悸とを訴えている。」

  1. 脾陽虚証
  2. 心血虚証
  3. 肝陰虚証
  4. 腎気虚証

  • 運化
    • 飲食物を水穀の精微に変化させる→気血生成の源
    • 水穀の精微や津液を心や肺に運ぶ
    • 運化失調→水液が体内に停滞し痰湿発生→生痰の源
    • 食欲不振
    • 気血津液の不足
    • 軟便、下痢
    • 浮腫
  • 統血
    • 気の固摂作用により血が脈中から漏れ出るのを防ぐ
    • 皮下出血
    • 崩漏
    • 血便、血尿
  • 昇清
五官
五液
五体肌肉
五華
五神
五志
五味

脾は何番目の胸椎に付くか。

  1. 第5
  2. 第3
  3. 第9
  4. 第11

脾について誤っているのはどれか。

  1. 精神活動の中心である。
  2. 肌肉を主る。
  3. 水穀の精微を吸収する。
  4. 血を脈内に留める。

脾の臓に関与しないのはどれか。

  1. 肌肉
  2. 統血
  3. 運化
  4. 血脈

営(栄)気を蔵するのはどれか。

気血を化生する臓はどれか。

考え過ぎると傷つきやすい臓はどれか。

五行の土に属する臓腑について正しいのはどれか。

  1. 降濁作用
  2. 第3胸椎に付着
  3. 奇恒の腑
  4. 作強の官

昇清を主るのはどれか。

脾の生理機能はどれか。

  1. 運化を主る。
  2. 目に開竅する。
  3. 精を蔵す。
  4. 液は汗である。

脾の生理作用で正しいのはどれか。

  1. 血を蔵す。
  2. 肌肉を主る。
  3. 目に開竅する。
  4. 飲食物の清濁を分ける。

中焦の生理機能と関係の深いのはどれか。

脾の生理作用で正しい記述はどれか。

  1. 肌肉を主る。
  2. 目に開竅する。
  3. 血を蔵す。
  4. 飲食物を清と濁に分ける。

腎を剋する臓の生理作用はどれか。

  1. 血を蔵す。
  2. 気を主る。
  3. 精を蔵す。
  4. 統血を主る。

腐熟を主る臓腑と表裏関係にある臓腑の生理作用はどれか。

  1. 津液を全身に散布する。
  2. 精が漏れ出ることを防ぐ。
  3. 全身の気機を調節する。
  4. 水穀の精微を心に送る。

脾の運化作用の失調による症状で最も適切なのはどれか。

  1. 胃下垂
  2. 軟便
  3. 月経過多
  4. 皮下出血

運化作用の失調で起こるのはどれか。

  1. 難聴
  2. 食欲減退
  3. 目のかすみ
  4. 発汗異常

脾の病証として適切でないのはどれか。

  1. 全身倦怠感
  2. 腹部膨満感
  3. 性欲減退
  4. 消化不良

脾の病証でみられないのはどれか。

  1. 全身倦怠感
  2. 咽喉の閉塞感
  3. 崩漏
  4. 軟便

脾の病証でみられる症状はどれか。

  1. 性欲減退
  2. 腹部膨満感
  3. 胸脇苦満
  4. 心悸亢進

脾虚の症状はどれか。

  1. 健忘
  2. 咳嗽
  3. 内臓下垂
  4. 筋けいれん

腹痛、喜按、畏寒、四肢の冷えがみられる脾の病証はどれか。

  1. 脾胃湿熱
  2. 脾陰虚
  3. 脾陽虚
  4. 脾気虚

次の文で示す是動病の経脈はどれか。 「食するともどし、胃部が痛み、腹が張る。よくおくびし、放屁すればすっきりする。全身が重く感じる。」

  1. 大腸経
  2. 肺経
  3. 脾経
  4. 胃経

脾虚の症状はどれか。

  1. 陽萎
  2. 咳嗽
  3. 軟便下痢
  4. 目のかすみ

次の文で示す患者の病証はどれか。 「25歳の女性。1か月前から食事制限による減量を始めたところ、疲れやすくなり、手足がだるく、冷えるようになった。」

  1. 脾陽虚
  2. 肺気虚
  3. 肝気鬱結
  4. 腎陰虚

次の文で示す患者の治療方針で最も適切なのはどれか。 「27歳の女性。月経過多に悩む。食欲不振で大便溏薄、臍部に力がなく、四肢が冷える。面色委黄。」

  1. 胃熱を除く
  2. 脾気を補う
  3. 腎精を補う
  4. 痰湿を除く

次の文で示す患者の病証として適切なのはどれか。 「40歳の男性。食欲がなく、食べると腹が張り、便は軟らかい。四肢が冷えて疲れやすい。」

  1. 心血虚証
  2. 脾陽虚証
  3. 肺気虚証
  4. 肝陰虚証

脾虚による内湿が熱化して生じた病証として最も適切なのはどれか。

  1. 肝胆湿熱
  2. 脾陰虚
  3. 心火亢盛
  4. 腎陰虚

  • 宣発
    • 気や津液を上へ外へ輸布
    • 呼気により濁気を体外に排出
  • 粛降
    • 気や津液を下へ内へ輸布
    • 吸気により清気を取り込む
  • 主気
    • 呼吸を主る
    • 一身の気を主る
  • 通調水道
    • 津液を腎まで輸送する
  • 水の上源
    • 人体上部の水分代謝を主る
  • 百脈を朝ずる
    • すべての血は一旦肺に集めてから全身を巡って再び肺に戻る
  • 治節
    • 呼吸や血、津液の運行が整えられる
  • 華蓋
    • 肺は人体の一番上にある
  • 嬌臓
    • 外界の影響を受けやすい
五官
五液
五体
五華
五神
五志
五味

第3胸椎に付着する臓腑の作用はどれか。

  1. 治節
  2. 水穀の受納
  3. 糟粕の伝化
  4. 納気

肺の臓について正しいのはどれか。

  1. 作強の官である。
  2. 第3胸椎に付く。
  3. 口唇に開竅する。
  4. 統血を主る。

治節を主るのはどれか。

津液の宣散、粛降を主るのはどれか。

鼻と皮膚に関係する臓はどれか。

水の上源といわれる臓腑はどれか。

  1. 膀胱

肺が外邪の侵襲を防ぎ、臓腑を保護することを示すのはどれか。

  1. 宣発
  2. 嬌臓
  3. 粛降
  4. 華蓋

鼻に開竅する臓の作用で正しいのはどれか。

  1. 清濁を分ける。
  2. 納気を主る。
  3. 昇清を主る。
  4. 治節を主る。

肺の生理作用はどれか。

  1. 納気作用
  2. 昇清作用
  3. 疏泄作用
  4. 宣発(宣散)作用

肺の生理作用はどれか。

  1. 疏泄
  2. 納気
  3. 統血
  4. 宣散

肺の生理作用はどれか。

  1. 疏泄
  2. 統血
  3. 宣散
  4. 運化

肺の生理作用で誤っているのはどれか。

  1. 気を主る。
  2. 納気を主る。
  3. 宣発を主る。
  4. 皮毛を主る。

心が剋する臓の生理作用はどれか。

  1. 神明を主る。
  2. 治節を主る。
  3. 発育を主る。
  4. 統血を主る。

心を剋する臓の生理作用はどれか。

  1. 治節
  2. 運化
  3. 統血
  4. 納気

心と相剋関係にある臓の生理作用はどれか。

  1. 昇清
  2. 疏泄
  3. 降濁
  4. 粛降

疏泄を主る臓を剋する関係にある臓の生理作用はどれか。

  1. 宣発を主る。
  2. 運化を主る。
  3. 納気を主る。
  4. 神志を主る。

納気の失調で最も起こりやすい症状はどれか。

  1. 太息
  2. 噯気
  3. 喘息
  4. 吃逆

宣発作用の失調で起こる病証はどれか。

  1. 便秘
  2. 自汗
  3. 目のかすみ
  4. 食欲不振

肺の病証にみられないのはどれか。

  1. 梅核気
  2. 短気
  3. 無汗
  4. 湿疹

肺の病証でみられるのはどれか。

  1. 咳嗽
  2. 腰痛
  3. 不眠
  4. 耳鳴り

肺の病症でみられるのはどれか。

  1. よくため息が出る。
  2. 暑くなくても汗が出る。
  3. 腹痛のない下痢が起こる。
  4. 臓腑が下垂する。

  • 蔵精
    • 精を蔵する
    • 生命活動を調節
  • 主水
    • 水分代謝を調節
  • 納気
    • 肺の吸気を補助して深く吸い込み気を納める
  • 封蔵
    • 生理物質を漏らさず貯える
  • 陰陽の根本
    • 気、血、津液、精すべての化成に関与
  • 腎陰
    • 血、津液による滋潤作用
  • 腎陽
    • 原気による推動作用、温煦作用
五官耳、二陰
五液
五体骨、髄
五華
五神
五志恐、驚
五味

腎について正しい記述はどれか。

  1. 将軍の官である。
  2. 骨を主る。
  3. 神を蔵する。
  4. 第3腰椎に付く。

呼吸に関与しているのはどれか。

先天の原気を宿すのはどれか。

腎が開竅するのはどれか。

腎の臓の働きでないのはどれか。

  1. 水分代謝
  2. 成長
  3. 消化
  4. 性機能

納気を主る臓が開竅する部位はどれか。

臓腑の生理作用のうち骨と髄の生長発育に関係し、耳と二陰に開竅するのはどれか。

腎が主るのはどれか。

  1. 納気
  2. 宣散
  3. 疏泄
  4. 血脈

精を蔵すのはどれか。

気血を化生する臓が剋する臓について正しいのはどれか。

  1. 魂を蔵する。
  2. 耳に開竅する。
  3. 血を主る。
  4. 発汗を調節する。

五神の志を蔵すのはどれか。

耳と骨とに関係する臓はどれか。

次の病証を示す臓腑はどれか。 「発育の遅れ、難聴、不眠、内臓下垂」

条達作用をもつ臓腑と相生関係にある臓腑の作用はどれか。

  1. 陰陽の根本
  2. 水穀の海
  3. 水の上源
  4. 気血の源

腎の臓の作用で正しいのはどれか。

  1. 精を蔵す。
  2. 運化を主る。
  3. 血脈を主る。
  4. 筋を主る。

腎の症状はどれか。

  1. 胸痛
  2. 血便
  3. 脇痛
  4. 難聴

腎の症状として誤っているのはどれか。

  1. 耳鳴り
  2. 性欲減退
  3. 四肢の冷え
  4. 目の充血

「神明を主る」の失調による症状で最も適切なのはどれか。

  1. 倦怠感
  2. 浮腫
  3. 健忘
  4. 息切れ

次の文で示す患者の病証はどれか。 「顔に精気が感じられず、いつも腰がだるいという。小腹部は力がなくフワフワしている。最近、耳が聞こえにくくなった。」

  1. 心の病証
  2. 腎の病証
  3. 脾の病証
  4. 肝の病証

腎陽虚証の症状はどれか。

  1. 不眠
  2. 口渇
  3. 煩熱
  4. 浮腫

次の文で示す患者の病証の病理で正しいのはどれか。 「82歳の男性。半年前に誤嚥性肺炎で1か月間入院した。退院後から腰の痛み、耳鳴り、手足のほてりが出現し寝汗をかくようになった。」

  1. 腎陰の不足
  2. 運化の失調
  3. 肝火の上炎
  4. 疏泄の失調

奇恒

    • 髄を貯蔵し、肢体を支える役割
    • 脳と骨を滋養する
    • 生命活動を主宰し、精神活動および感覚や運動を主る
    • 元神の府
    • 生理物質の運行と情報の伝達
    • 精気を蔵する
  • 女子胞
    • 肝、腎および衝脈、任脈、督脈と密接な関係

奇恒の腑に属するのはどれか。

  1. 小腸
  2. 大腸

奇恒の腑はどれか。

奇恒の腑に属するのはどれか。

奇恒の腑に属するのはどれか。

  1. 肝・腎
  2. 脾・胃
  3. 脳・子宮
  4. 心包・三焦

奇恒の腑でないのはどれか。

  1. 女子胞
  2. 三焦

  • 胆汁の貯蔵と排泄
    • 口苦
    • 黄疸
  • 決断を主る
    • 優柔不断
    • おどおど
    • びくびく

胆について誤っているのはどれか。

  1. 奇恒の腑である。
  2. 君主の官である。
  3. 決断を主る。
  4. 第10胸椎に付着する。

決断を主る臓腑はどれか。

決断の精神作用を有するのはどれか。

胆の腑の作用で正しいのはどれか。

  1. 決断を主る。
  2. 大便の排泄を主る。
  3. 津液の生成を主る。
  4. 栄養の吸収を主る。

飲食物の伝化・排泄に直接関与しないのはどれか。

  1. 小腸
  2. 三焦

小腸

  • 受盛
    • 胃から送られてくる消化物を受け入れる
  • 化物
    • 水穀を清微と糟粕に変化させる
  • 清濁の秘別
    • 胃からの水穀を消化し、清(水穀の精微)と濁(糟粕)に分ける

小腸の働きで正しいのはどれか。

  1. 水穀の気を全身に巡らせる。
  2. 決断や勇気を主る。
  3. 糟粕を水分と固形分に分ける。
  4. 水分を体外に排泄する。

小腸について誤っているのはどれか。

  1. 清濁を分ける。
  2. 闌門で大腸に連なる。
  3. 受盛の官である。
  4. 中焦に属する。

全身の陽気を主る臓腑と表裏関係にある臓腑の生理作用はどれか。

  1. 納気
  2. 降濁
  3. 治節
  4. 受盛

心と表裏関係にある腑の生理作用はどれか。

  1. 清濁の分別
  2. 糟粕の伝化
  3. 水穀の受納
  4. 胆汁の貯蔵

次の文で示す臓腑の病証はどれか。 「食後の腹脹、下痢、腹鳴がある。」

  1. 膀胱
  2. 三焦
  3. 小腸

  • 受納
    • 飲食物を納める
    • 水穀の海
  • 腐熟
    • 飲食物を消化する
  • 降濁
    • 消化物を小腸•大腸に降ろす
  • 喜湿悪燥
    • 胃は旺盛で熱化しやすいため、十分な潤いが必要

胃の生理作用で正しいのはどれか。

  1. 体内の水路を調える。
  2. 水液を吸収する。
  3. 栄養素を全身に供給する。
  4. 食物の受納を行う。

統血を主る臓と表裏関係にある腑の生理作用はどれか。

  1. 糟粕の伝化
  2. 胆汁の貯蔵
  3. 清濁の泌別
  4. 水穀の受納

六腑に属する奇恒の腑が、剋する腑の生理作用はどれか。

  1. 昇清を主る。
  2. 受納を主る。
  3. 貯尿を主る。
  4. 決断を主る。

胃熱による症状はどれか。

  1. 心下痞
  2. 五更泄瀉
  3. 消穀善飢
  4. 梅核気

大腸

  • 糟粕の伝化
    • 糟粕を糞便へ変化させ、肛門から排出

大腸について正しいのはどれか。

  1. 糟粕の伝化
  2. 納気作用
  3. 第10胸椎に付着
  4. 清濁の分別

胆を剋する腑の生理作用はどれか。

  1. 清濁の分別
  2. 津液の輸布
  3. 水穀の受納
  4. 糟粕の伝化

第3胸椎に付着する臓と表裏関係にある腑の生理作用はどれか。

  1. 糟粕の伝化
  2. 水穀の受納
  3. 清濁の分別
  4. 胆汁の貯蔵

降濁作用の補助を受けている作用はどれか。

  1. 疏泄
  2. 粛降
  3. 伝化
  4. 化物

三焦

  • 気の通路
    • 原気は三焦を通って各臓腑に運ばれる
    • 三焦の気化作用
  • 津液の通路

三焦気化について正しいのはどれか。

  1. 臓腑機能の亢進
  2. 血液循環の促進
  3. 生体の防御作用
  4. 体内の水分量調節

三焦について正しいのはどれか。

  1. 第12胸椎に付着する。
  2. 納気を主る。
  3. 伝導の官である。
  4. 気血津液を調整する。

三焦について誤っているのはどれか。

  1. 体液を心へ運搬する。
  2. 体温を調節する。
  3. 衛気を全身にめぐらせる。
  4. 皮膚に潤いを与える。

「名のみありて、形なし」と記されている臓腑はどれか。

  1. 三焦
  2. 大腸

三焦の働きで最も適切なのはどれか。

  1. 水道を通調する。
  2. 水気を膀胱へ送る。
  3. 気血津液を全身にめぐらす。
  4. 大便を体外に排出する。

-東洋医学