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手作りカニューレバンドの作り方【マジックテープタイプ完全解説】サイズの測り方・材料選びのこだわりポイント

2024-08-08

Kagaya(鍼灸師・看護師)

訪問看護・医療的ケア児支援の現場から、リアルなケアグッズ情報を発信。

カニューレバンドは大きすぎても小さすぎても使い物になりません。その人のサイズにぴったり合って、はじめて安全なケアアイテムになります。

この記事では、訪問看護師・鍼灸師として医療的ケア児の支援現場に関わり、実際にカニューレバンドの商品化も経験したKagaya流・マジックテープタイプの作り方を、写真付きで丁寧に解説します。

🌟 マジックテープタイプはサイズが命|測り方の基本

紐タイプであれば多少サイズが合わなくても紐の長さで調整できますが、マジックテープタイプはピッタリのサイズで作らないと機能しません。

大きすぎるとカニューレがズレやすくなり、小さすぎると首への圧迫・皮膚トラブルの原因に。試作品でも必ず実際に使う方のサイズを正確に測ってから作りましょう。

📐 サイズの測り方と生地の計算式

  • 生地の長さ:首回り(カニューレ端から端)+ 縫い代2cm
  • 生地の幅:(必要な幅×2)+(必要な幅×4)+ 縫い代2cm

📌 例:首回り23cm・幅2cmのバンドの場合 → 長さ25cm × 幅14cmの生地が必要

🌟 材料選びのポイント

🧵 生地の選び方

肌に直接触れるものだからこそ、肌ざわり・吸水性・耐久性が選ぶ基準になります。ダブルガーゼやシーチングなど、やわらかくて通気性の良い素材がおすすめ。夏場は接触冷感素材も選択肢に入ります。

ダイソーでも手頃なハギレが手に入りますが、品質にこだわるなら「リアルファブリック」できらぼしオリジナル生地で作るのも良いですね。

🪡 マジックテープの選び方

ダイソー・セリアでも購入できますが、100均のマジックテープはゴワゴワして硬め。オス面のフックが皮膚に触れると傷になる可能性があります。首元という繊細な部位に使うものだからこそ、素材にはこだわりましょう。

フルパ 極薄やわらか面ファスナー 厚さ1mm|幅2.5cm × 2m(白)

厚さわずか1mm。オス面のフックがほとんど感じられないほど柔らかく、皮膚への刺激が最小限。ベビー服・ドール服にも使われる低刺激タイプ。カニューレバンドに最適。

  • ザラザラテープ(オス):長さ7cm × 幅0.5cm
  • やわらかテープ(メス):長さ7cm × 幅1cm

🔘 スナップボタンの選び方

スナップボタンはなるべく目立たず・皮膚に当たらないものを選ぶのが鉄則。透明で平たい4mmサイズを試しましたが、4mmは少し小さすぎる印象でした。

極小 透明スナップボタン 4mm 100ペアセット

ドール服・ベビー服向けの極小透明スナップ。プラスチック製で皮膚への刺激が少なく、目立ちにくい。4mmは小さめなので、もう少し大きいサイズ(6〜8mm)も検討を。

🌟 作り方ステップ解説(写真付き)

カニューレバンド マジックテープ 作り方 ミシン

三つ折り構造を採用した縫い目が表に出ないKagaya流の作り方を、11ステップで解説します。

両端を1cmずつアイロンで折る

生地の左右の端を1cmずつ内側に折り、アイロンでしっかり押さえます。これが最終的な端処理になり、ほつれを防ぎます。

三つ折にしてアイロン

下側を完成バンド幅に合わせて三つ折りにし、アイロンで折り目をしっかりつけます。この三つ折り構造が縫い目を隠すための重要なポイントです。

💡 三つ折りにする分、生地が多く必要になりますが、バンドに適度な厚みと強度が生まれます。

マジックテープの位置確認

三つ折りを一度開き、端から1cmのところにマジックテープ(メス・やわらかい方)を置いて縫い付け位置に印をつけます。

マジックテープ(メス)を縫い付ける

三つ折りを開いた状態で、マジックテープのメス面(やわらかい・ループ側)をミシンで縫い付けます。返し縫いをしっかり入れて固定しましょう。

⚠️ 肌に直接当たる可能性があるのはメス面。やわらかい素材を選んでいれば安心です。

折り方の工程

縫い終えたら、下側は先ほどつけた印の通りに折り戻します。上側は下側に合わさるよう折り、アイロンで形を整えます。

三つ折りと半分折りの工程

下側は三つ折りの状態に、上側はその上に重なるよう半分に折ります。このときマジックテープのメス面がバンド内側(皮膚側)に来るよう確認してください。

マジックテープ(オス)を差し込む

折り畳んだ端の中にマジックテープのオス面(ザラザラ・フック側)を1cmほど差し込みます。

⚠️ オス面は皮膚に触れると傷になる可能性があります。内側に完全に隠れるよう差し込むのがポイント。

端ミシンで固定

マジックテープを差し込んだ端を端ミシン+返し縫いで固定。マジックテープを留める部分は特に力がかかるため、丁寧に縫いましょう。

三つ折り端を縫う

三つ折り部分の端もミシンで縫い、全体の形を固定します。

半分に折って端ミシン

全体を半分に折った状態で端ミシンをかけ、バンドの形を整えます。この段階でバンドらしい仕上がりになります。

スナップボタンをつけて完成

バンドの角4か所に透明スナップボタンを取り付けて完成。裏側からはマジックテープの縫い目が見えない、きれいな仕上がりになります。

✨ スナップボタンは目立たない小さめのものを選ぶと、見た目がすっきりします。

🌟 Kagaya流こだわりポイント

① 縫い目が見えない「三つ折り構造」

作り方を2パターン試した結果、縫い目が表に出ない三つ折り方式を採用しています。

縫い目なし(三つ折り)

✅ 採用版:縫い目が見えない

縫い目あり(旧バージョン)

旧バージョン:縫い目が表に出る

きれいな仕上がり

✅ 採用版の仕上がり

マジックテープの縫い目が丸見え

旧版:縫い目が丸見えで不均一

三つ折りにする分、使用する生地は少し多くなりますが、バンド部分に適度な厚みが出てしっかりした仕上がりに。縫い目が表に出ないことで清潔感のある見た目になります。

② マジックテープは「柔らかさ」最優先

強力なマジックテープは外れにくくて安全ですが、オス面が硬いと皮膚を傷つける可能性があります。強度よりも柔らかさを優先し、肌に優しい素材を選ぶことがKagaya流のこだわりです。

③ スナップボタンは「目立たない・皮膚に当たらない」を基準に

おしゃれなスナップボタンもありますが、2cm幅のバンドに縫い付けられるサイズには限りがあります。簡易式のものは皮膚に当たる可能性もあるため、透明で平たく、小さいものを選びました。

  • 三つ折り構造で縫い目を隠し、美しい仕上がりに
  • マジックテープは柔らかさ優先——皮膚への刺激を最小限に
  • スナップボタンは透明・平たい小サイズを選択
  • 生地はダブルガーゼ・シーチングなど肌触りの良いものを

🌟 材料費・販売価格の考え方

手作りカニューレバンドを販売するとき、材料費と技術代のバランスが悩みどころです。

材料100均の場合こだわり素材の場合
ハギレ¥110(4枚分程度)¥300〜500程度
マジックテープ¥110¥300〜600程度
糸・スナップ等¥110¥200〜400程度
合計(3本分)約¥330(税込)約¥800〜1,500程度

1時間あれば3本以上作れるため、技術代をどう設定するかが販売価格の鍵になります。材料にこだわるほど原価は上がりますが、品質と安全性への信頼につながります。

  • 100均素材でも3本¥1,500前後なら技術代として成立する
  • こだわり素材なら品質を訴求して¥2,000〜3,000も可能
  • サイズオーダー対応にすると差別化・単価UPにつながる
  • 「誰も作ってくれない」困りごとに応えるものだから、価値は十分にある

🌟 まとめ

マジックテープタイプは必ず実寸を測ってから制作。大きすぎ・小さすぎは安全性に直結する

100均の硬いテープより、薄くて柔らかいものが皮膚への負担が少なく安全

縫い目を隠す三つ折り方式で、商品としても通用する仕上がりに

透明で平たいプラスチック製が皮膚への刺激が少なくおすすめ

材料はダイソー・セリアでも揃いますが、肌に触れるものだからこそ素材の質が使い心地と安全性を左右します。数ミリ単位のこだわりが、使う方の快適さと安心につながります。

「市販のカニューレバンドが合わない」「オリジナルで作りたい」という方は、ぜひKagaya流の作り方を参考にしてみてください。

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※ 本記事に記載されている手作りケアグッズの作り方・素材選びは、Kagaya個人の経験に基づく情報提供を目的としたものです。医療的ケアに使用する際は、必ず担当医・訪問看護師にご相談のうえ、ご自身の責任においてご判断ください。商品リンクはアフィリエイトリンクを含みます。

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