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仕事のこと

鍼灸師が活躍できる場所を考えてみた

社会あはき学という授業で、鍼灸師が関われる介護サービスについてなどグループワークをしました。

2018年には鍼灸師も機能訓練指導員になれる要件が追加されました。

ただし、なぜか鍼灸師だけ機能訓練指導員がいるところで、6ヶ月の実務経験が求められています。

そんな機能訓練指導員はデイサービスを開所するときに必要な人員基準の項目になっています。

デイサービスは、介護福祉士と看護師と鍼灸師の資格を持った人が3人と集まれば開所することができます。

鍼灸院のとなりでデイサービスを開所するところもあるみたいです。

大手のデイサービスより特色のある個人が運営するデイサービスのほうが良いなと、Kagaya個人は思っています。

そんな鍼灸師の活躍の場が増えてきてています。

従来のように、どこかの鍼灸院で雇われるという働き方では、低賃金のままです。

自分で鍼灸師として生き残る方法を考えなくてはいけません。

そんな、鍼灸師として活躍できる場所を考えてみました。

年収1千万クラスの鍼灸師は治療の他に何かを売らないと難しいらしいです。

美容と鍼灸

美容業界では美顔鍼として女性に人気で、銀座価格だと2万とか3万とか獲れる世界です。

儲けようと思わなければ、1人施術しただけで1日の仕事が終わります。

接客を丁寧にして、適当に顔に鍼をして、高級そうな美容液を塗っとけば、お客様は満足するのだから。。

そんな美容と鍼灸ですが、高齢者や病気の患者さんにも需要はあるらしいです。

高齢になると人に会わなくなってくるため、何となく小汚なくなってきます。

お化粧をするだけでも、小綺麗になり活力が出てきます。

美容鍼でさらに肌艶がよくなり若返ります。

病気の患者さんも顔色が悪く人に会いたくなくなります。

顔色がよくなるだけで、人に会いたいと思う活力が出てきます。

高齢施設や病院などの施設訪問で美容鍼を提供するのもいいと思います。

銀座価格ではさすがに利用する人はいないと思いますが。。

美容室と一緒にお店を開いたら、髪毛に関する鍼灸もできますね。

婦人科(産科)と鍼灸

婦人科疾患や不妊治療にも鍼灸師は活躍しているみたいです。

探せば、婦人科や産科で鍼灸師を雇っている病院はあるかもしれませんが、給料は安い気がします。

2022年4月から不妊治療が保険適応になりました。

その不妊治療の中に鍼灸治療の保険適応はないですが、不妊治療に鍼灸を取り入れている人も増えてきています。

鍼灸院を開業して、婦人科疾患や不妊治療専門にするのもいいかもしれません。

そして、不妊治療で生まれた子どもにも鍼灸を受けさせたいと思う、親御さんもいるので、小児鍼灸も習得すれば、親子で通ってくれるはずです。

助産師が新たな治療の幅を広げるために、鍼灸師を目指す人もいます。

精神科と鍼灸

鍼灸治療はメンタルにも効果的です。

鍼灸治療を始め、アロマや瞑想などのリラクゼーション、カイロプラクティックなどの整体といった代替え医療との組み合わせることで、治療効果を高めることができます。

うつ病などの精神疾患は薬物療法やカウンセリング療法だけで改善するのは難しいです。

鍼灸治療などの代替え医療を取り入れた、自然豊かな療養所やリトリート施設経営も良いかもしれません。

温泉療法の湯治施設みたいな所?

同じ疾患の方同士のコミュニティサロンとして、鍼灸カフェみたいなのもいいですね。

スポーツと鍼灸

一番興味がなく、よくわかならない分野ですが、スポーツトレーナーやインストラクターとして活躍したいと思っている人もいるでしょう。

プロのスポーツ選手はなりたくてもなれない人が多いですが、選手の身体のメンテナンスができる人になることは可能だと思います。

スポーツ選手専門の鍼灸院だけでなく、スポーツジムやフィットネスクラブを開業することもできます。

リハビリと鍼灸

リハビリ職である理学療法士、作業療法士、言語聴覚士も鍼灸師を目指す人が増えてきているようです。

鍼灸で身体をほぐしてからリハビリを行うと効果は高いです。

重症心身障害児(者)は筋緊張が強いので、まず身体ほぐしから始まりますが、リハビリ時間にも限りがあります。

やっと身体がほぐれたと思っても、リハビリの時間がなくなり、なかなか訓練までにはたどり着かないこともあります。

Kagayaはリハビリ分野を主に介入していこうと思っています。

鍼灸は拘縮改善にすごく効果があります。

拘縮で手が開かず、手が洗えず臭っていることがあります。

手の拘縮を改善することによって、手がしっかり洗えるようになります。

呼吸筋を弛ませることで、呼吸が楽になったり、排痰がしやすくなったりすることができます。

パーキンソン病やALSの進行性の病気も治したりすることはできないけれど、進行を遅らせることはできます。

鍼灸師がいる整形外科も増えてきています。

リハビリ病院や自分でリハビリ専門治療院を開設したり、デイサービスやグループホームなどの施設訪問でも活躍できます。

まとめ

食べていけないから鍼灸師はやめたほうがいいという人もいますが、やり方や次第では医療従事者のなかで一番稼ぐことができる資格だと思います。

医師でさえ開業医であれば話は違いますが、病院で働いている限り、仕事量の割にはたいして稼ぐことはできません。

給料が低いといわれる介護福祉士だって、自分でヘルパーステーションを開業し、上手く経営できれば、雇われて看護師より稼ぐことができます。

自分の持っている資格を十分に活用できれば、どんな資格でも生き残って、食べていける仕事になります。

食べていけないといっている人は、何か勘違いして、数年働いただけで儲からないと判断しただけ、その業界で生き残ろうと考えていない人が言っているだけです。

1、2年働いただけの人間に何がわかるかっていう話です。

年収1千万クラスを目指すなら、そもそも医療従事者系の資格を目指すべきではないです。

昔ながらのやり方では生き残ってはいけません。

鍼灸と組み合わせたサービス提供で、色々な場所で活躍することができます。

まだまだ高齢社会は続くので、高齢者の心を掴む介護業界や福祉業界では、ますます需要はあります。

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