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広告 西洋医学

国家試験対策~リハビリテーション~

リハビリテーションの概要

身体障がいの種類

肢体不自由
障がい者数が最も多い
上肢・下肢・体幹・非進行性脳原性運動機能障害
内部障害
増加率が最も多い
心機能障害・腎機能障害・呼吸機能障害・膀胱または直腸機能障害・小腸機能障害・ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害・肝機能障害
視覚障害
聴覚または平衡機能障害
音声、言語機能または咀嚼機能障害

18歳以上の在宅身体障がい者で最も多い原因疾患:脳血管疾患

国際生活機能分類(ICF)

分類内容否定的側面治療原則
心身機能身体系の生理機能機能障害機能障害自体の治療
合併症治療
身体構造身体の解剖的な器官・肢体とその構成部分著しい変化や喪失などの心身機能や身体構造上の問題≪脳卒中≫
脳内血腫除去手術
麻痺手の回復訓練

≪脊髄損傷≫
脊椎圧迫除去
つまみ動作確立
褥瘡治療
活動課題や行為の個人による遂行活動の制限残存機能による代償
装具
義肢

≪脳卒中≫
利き手交換
下肢装具


≪脊髄損傷≫
残存機能の強化
下肢装具
車椅子訓練
参加生活・人生場面への関わり参加の制限環境の改善
機会均等
復職

≪脳卒中≫
家屋内手すり設置
障がい年金の受給
デイケアサービス

≪脊髄損傷≫
家屋の風呂・トイレ改修
歩道の段差をなくす
高校・大学への進学
車椅子マラソンの参加

ADL

  • 食事
  • 移動
  • 入浴
  • 起居
  • 更衣
  • 整容
  • 排泄
  • ADL評価
    • バーセル指数:ADLのみ
    • FIM:ADL+認知項目
  • セルフケア:起居・移動以外

リハビリテーションの対象疾患

脳卒中・脳外傷⇒脊髄損傷⇒切断⇒リウマチ⇒脳性まひ⇒神経筋疾患

リハビリテーション

  • 医学的リハビリテーション:廃用症候群の予防、二次合併症の予防
  • 教育的リハビリテーション:特別支援教育
  • 職業的リハビリテーション:保護雇用、職業訓練
  • 社会的リハビリテーション:訪問介護サービス、施設入所支援、公共施設のバリアフリー

国家試験過去問

第4回-89

障害と対応との組合せで正しいのはどれか。

  1. 機能・形態障害 ─── 家屋改造指導
  2. 機能・形態障害 ─── ADL訓練
  3. 能力低下 ────── 装具の処方
  4. 能力低下 ────── 麻痺肢の筋力回復訓練

第5回-89

障害とそのアプローチとの組合せで誤っているのはどれか。

  1. 機能障害 ──── 合併症の予防
  2. 社会的不利 ─── 家屋改造
  3. 能力低下 ──── 利き手交換訓練
  4. 機能障害 ──── 装具による歩行訓練

第7回-89

障害のうち能力低下への対応で誤っているのはどれか。

  1. ADL訓練
  2. 家屋改造
  3. 車椅子処方
  4. 利き手交換

第8回-89

社会的不利について正しい記述はどれか。

  1. 段差があり車椅子で公園に入れない。
  2. 一人で服を着替えることができない。
  3. 車椅子の操作ができない。
  4. 麻痺のため手が動かない。

第12回-89

IL運動(自立生活運動)の思想で正しいのはどれか。

  1. 身の回りのことで他人の助けを借りてはならない。
  2. 障害者の自己決定には責任と義務を伴う。
  3. 障害者だけが住む施設内で生活する。
  4. 職業を身につけることを最高の目標とする。

19回-84

IL運動(自立生活運動)の思想で正しいのはどれか。

  1. 家族から経済的援助を受ける
  2. 自己決定権を尊重する
  3. 障害者施設に入所する
  4. 日常生活で介助を受けない

第18回-85

国際生活機能分類(ICF)について正しい記述はどれか。

  1. 各構成要素の因果関係は両方向性である。
  2. 対象を障害者に限定して作成された分類法である。
  3. 生活機能とは日常生活動作のことである。
  4. 個人因子とは健康状態のことである。

第22回-84

国際生活機能分類(ICF)の構成要素で「参加」に該当するのはどれか。

  1. 屋内手すりの設置
  2. 麻痺手の回復訓練
  3. 短下肢装具の作製
  4. 残存筋の強化

第26回-82

ICFの「活動」に該当するのはどれか。

  1. 復学
  2. 障害年金受給
  3. 家屋改修
  4. 義足作製

第27回-73

障害モデルとして用いられているのはどれか。

  1. MMT
  2. QOL
  3. ICF
  4. ADL

第6回-89

内部障害に含まれないのはどれか。

  1. 腎障害
  2. 聴覚障害
  3. 呼吸器障害
  4. 循環器障害

第9回-89

内部障害はどれか。

  1. 膀胱直腸障害
  2. 肢体不自由
  3. 聴覚言語障害
  4. 視覚障害

第16回-84

内部障害に含まれるのはどれか。

  1. そしゃく機能障害
  2. 小腸機能障害
  3. 脊髄機能障害
  4. 高次脳機能障害

第11回-89

身体障害者手帳の交付が最も多いのはどれか。

  1. 内部障害
  2. 視覚障害
  3. 聴覚・言語障害
  4. 肢体不自由

第21回-84

身体障害者手帳の種類と原因疾患の組合せで正しいのはどれか。

  1. そしゃく機能障害 ─── 筋萎縮性側索硬化症
  2. 平衡機能障害 ───── 変形性膝関節症
  3. 肢体不自由 ────── ベル麻痺
  4. 内部障害 ─────── パーキンソン病

第15回-84

我が国で身体障害者手帳の対象とならない病態はどれか。

  1. 失語症
  2. 片麻痺
  3. 慢性腎不全
  4. 記憶障害

第20回-84

身体障害者手帳の交付対象でないのはどれか。

  1. そしゃく・嚥下機能障害
  2. 平衡機能障害
  3. じん臓機能障害
  4. 高次脳機能障害

第18回-84

身体障害者の分類で割合が増加しているのはどれか。

  1. 内部障害
  2. 肢体不自由
  3. 視覚障害
  4. 聴覚・言語障害

第14回-87

成人の身体障害者について正しい記述はどれか。

  1. 肢体不自由障害者の割合が最も高い。
  2. 嚥下障害は聴覚・言語障害に分類される。
  3. 糖尿病は内部障害者として分類される。
  4. 最近では視覚障害者の増加率が最も高い。

第3回-90

コルセットの作製に関与しない職種はどれか。

  1. 臨床工学技士
  2. 作業療法士
  3. 理学療法士
  4. 義肢装具士

第14回-88

介護支援専門員の業務内容で正しいのはどれか。

  1. 介護度の認定
  2. 訪問介護の実施
  3. 居宅療養管理指導
  4. ケアプランの策定

第18回-86

医学的リハビリテーションチームを構成するメンバーでないのはどれか。

  1. ホームヘルパー
  2. 臨床心理士
  3. 理学療法士
  4. ソーシャルワーカー

第26回-86

医学的リハビリテーションで、在宅復帰への対応として積極的に推し進めるべきことはどれか。

  1. 廃用症候群の予防
  2. 麻痺の改善
  3. 職業訓練
  4. 障害受容への援助

第30回-71

社会的リハビリテーションに該当するのはどれか。

  1. 職業訓練
  2. 二次的合併症の予防
  3. 特別支援教育
  4. 施設入所支援

第19回-85

在宅ケアとして利用されるのはどれか。

  1. 脳卒中ケアユニット
  2. 重度心身障害児病棟
  3. 通所リハビリテーション施設
  4. 回復期リハビリテーション病棟

第31回-71

リハビリテーションに重点が置かれている施設はどれか。

  1. ケアハウス
  2. 特別養護老人ホーム
  3. グループホーム
  4. 介護老人保健施設

第29回-71

介護保険制度による在宅ケアはどれか。

  1. 就労移行支援
  2. 通所リハビリテーション
  3. 地域定着支援
  4. 共同生活援助

第30回-72

リハビリテーション医療チームのうち、退院後在宅での施設利用を調整する職種はどれか。

  1. 義肢装具士
  2. 医療ソーシャルワーカー
  3. 作業療法士
  4. 看護師

障害の評価

  • 関節可動域測定は、他動運動で行う
  • 徒手筋力テスト:筋力評価
  • 内田ークレペリンテスト:数字の連続計算をして成績変化みる検査
  • バーセルインデックス:基本的日常生活動作の評価法の1つ
  • アシュワーススケール:頸縮評価委
  • サルコペニア:筋力低下が起こること

徒手筋力テスト(MMT)

筋力状態膝関節伸展(大腿四頭筋)肩関節伸展大殿筋中殿筋
正常腹臥位側臥位
ある程度の抵抗を加えても、なお重力に抗して正常可動域いっぱいに動く腹臥位側臥位
抵抗を加えなければ重力に抗して正常可動域いっぱいに動く腹臥位側臥位
重力を除けば正常可動域いっぱいに動く側臥位側臥位
筋の収縮はみられるが、関節運動は起こらない仰臥位
筋の収縮はまったく認められない仰臥位

国家試験過去問

第1回-89

運動障害の評価法で正しいのはどれか。

  1. 足関節の基本肢位を90°とするのは誤りである。
  2. ブルンストロームのステージは末梢性麻痺に対する評価段階である。
  3. 長谷川式スケールは関節可動域の評価法である。
  4. 徒手筋力テストは4段階評価法である。

第3回-91

関節運動が重力に抗して全可動域にわたり可能となる最小の筋力はどれか。

  1. 筋力4
  2. 筋力3
  3. 筋力2
  4. 筋力1

第13回-90

徒手筋力テストにおいて、重力に逆らうことはできないが、重力がなければ動かせる筋肉のグレードはどれか。

  1. MMT2
  2. MMT4
  3. MMT3
  4. MMT1

第14回-89

大腿四頭筋の徒手筋力テストの際、被検者を側臥位で評価しなければならない筋力はどれか。

  1. MMT2
  2. MMT0
  3. MMT3
  4. MMT5

第17回-84

徒手筋力テストで筋の収縮はみられるが、関節運動は起こらないのはどれか。

  1. MMT4
  2. MMT1
  3. MMT3
  4. MMT2

第25回-81

中殿筋のMMTについて正しい組合わせはどれか。

  1. MMT2 ――― 重力に抗して股関節外転を保持できる。
  2. MMT3 ――― 中等度の抵抗に抗して股関節外転を保持できる。
  3. MMT4 ――― 高度の抵抗に抗して股関節外転を保持できる。
  4. MMT1 ――― 中殿筋に筋収縮がみられる。

第28回-74

徒手筋力テストで正しいのはどれか。

  1. MMT1では筋収縮が全く認められない。
  2. MMT4は筋力正常である。
  3. MMT2では筋収縮はみられるが関節運動は起こらない。
  4. MMT3では抵抗を加えなければ重力に抗して正常可動域いっぱいに動く。

第1回-61

外転運動で正しいのはどれか。

  1. 膝関節を伸展させる運動
  2. 足部を外側方に屈曲する運動
  3. 手部を背側方に向ける運動
  4. 肩関節で上肢を正中線から側方に挙げる運動

第6回-90

弛緩性麻痺の評価で適切でないのはどれか。

  1. 日常生活動作テスト
  2. 徒手筋力テスト
  3. 四肢周径の測定
  4. ブルンストロームのステージ

第7回-63

関節可動域検査の原則で誤っているのはどれか。

  1. 測定には角度計を用いる。
  2. 健側と患側とを測定する。
  3. 自動的可動域で表示する。
  4. 直立したときの関節の肢位を基本とする。

第8回-92

関節可動域測定で誤っている記述はどれか。

  1. 股関節の外転は大腿中央線を移動軸とする。
  2. 膝の屈曲は大腿骨と腓骨との角度を測る。
  3. 手関節の屈曲は橈骨と第5中手骨との角度を測る。
  4. 肩の屈曲は肩峰を通る床への垂直線を基本軸とする。

第21回-85

関節可動域測定法について正しい記述はどれか。

  1. 自動運動で測定する際はその旨を明記する。
  2. 基本肢位を90度として表示する。
  3. 10度単位で測定する。
  4. 筋の短縮をみるには多関節筋を弛緩させる。

第7回-92

日常生活動作として適切でないのはどれか。

  1. 買物
  2. 更衣
  3. 食事
  4. 歩行

第10回-63

股関節の運動方向でないのはどれか。

  1. 回内
  2. 伸展
  3. 外旋
  4. 屈曲

第10回-89

関節運動で伸展40°が可能な関節はどれか。

  1. 股関節
  2. 肩関節
  3. 膝関節
  4. 肘関節

第10回-91

廃用症候群に含まれないのはどれか。

  1. 褥瘡
  2. 筋萎縮
  3. 麻痺
  4. 関節拘縮

第11回-62

手関節の運動方向に含まれないのはどれか。

  1. 回内
  2. 橈屈
  3. 伸展
  4. 屈曲

第12回-90

改訂長谷川式簡易知能スケールの質問内容で誤っているのはどれか。

  1. 数字の逆唱
  2. 年齢
  3. 言葉の記憶
  4. 漢字の読み

第14回-90

ADLに分類されるのはどれか。

  1. 買い物
  2. バス乗車
  3. 整容
  4. 自動車運転

第15回-85

次の運動の中で関節可動域の角度が最大なのはどれか。

  1. 股関節外転
  2. 膝関節伸展
  3. 肩関節伸展(後方挙上)
  4. 手関節屈曲(掌屈)

第16回-86

関節可動域の測定基本肢位について誤っている組合せはどれか。

  1. 肘関節屈曲 ─── 前腕回内位
  2. 前腕回内 ―――― 肘関節90度屈曲位
  3. 肩関節外旋 ─── 肘関節90度屈曲位
  4. 手関節橈屈 ─── 前腕回内位

第16回-87

日常生活動作の評価法の1つであるバーセル・インデックスの評価項目に含まれないのはどれか。

  1. コミュニケーション
  2. トイレ動作
  3. 入浴
  4. 移乗

第17回-88

高次脳機能障害はどれか。

  1. 意識障害
  2. 半側空間無視
  3. 食欲亢進
  4. 不眠

第18回-89

下肢のブルンストロームステージで「共同運動がわずかに出現し、痙性が出始める。」のはどれか。

  1. ステージⅢ
  2. ステージⅠ
  3. ステージⅣ
  4. ステージⅡ

第19回-86

高次脳機能障害とその症状との組合せで正しいのはどれか。

  1. 失行 ─────── 集中力の低下
  2. 半側空間失認 ─── 片側の見落とし
  3. 失語症 ────── 書字が小さくなる
  4. 相貌失認 ───── 簡単な手指の模倣ができない

第22回-86

ADL評価のFIMにおいて正しいのはどれか。

  1. 総点は100点である。
  2. 各項目の点数は0点から10点である。
  3. 書字の項目がある。
  4. 認知項目がある。

第26回-87

サルコペニアで必ず減少するのはどれか。

  1. 循環血流量
  2. 骨格筋量
  3. 脂肪量
  4. 骨密度

第27回-74

FIMに含まれる運動項目はどれか。

  1. 調理
  2. 買い物
  3. 洗濯
  4. 食事

第29回-73

原発性サルコペニアの発症要因はどれか。

  1. 悪性腫瘍
  2. 低栄養
  3. 廃用性萎縮
  4. 加齢

第31回-73

FIMの運動項目のうちセルフケアに該当するのはどれか。

  1. 料理
  2. 書字
  3. 整容
  4. 排便管理

第31回-76

脳卒中に対するブルンストロームステージで「共同運動がわずかに出現し、痙縮が出始める段階」はどれか。

  1. ステージⅥ
  2. ステージⅡ
  3. ステージI
  4. ステージⅣ

医学的リハビリテーションの概要

回復過程

時期特徴
急性期ベッドサイド
早期離床が目標
拝痰訓練
回復期訓練室、リハビリ室
入浴動作訓練
階段昇降訓練
生活期在宅、施設
職業前訓練

急性期のリハビリテーション

  • 良肢位の保持
  • 体位変換⇒2~3時間おき
  • 他動的関節可動域訓練
  • 早期座位訓練

深部熱に分類されるもの

  • 超短波⇒体内金属禁忌
  • 極超短波⇒体内金属禁忌
  • 超音波

リハビリテーションチーム

  • 医師:各種療法や義肢装具の処方
  • 看護師
  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • 言語聴覚士
  • 義肢装具士
  • 医療ソーシャルワーカー

疾患と適応装具

  • 正中神経麻痺:対立装具(短対立装具)
  • 尺骨神経麻痺:ナックルベンダー
  • 橈骨神経麻痺:トーマススプリント
  • 腋窩神経麻痺:肩外転装具
  • 頸骨神経麻痺:短下肢装具
  • 総腓骨神経麻痺:短下肢装具
  • 脳梗塞:短下肢装具
  • 躁卒中による下垂足:靴ベラ短下肢装具
  • 変形性膝関節症:足底装具
  • 腰椎椎間板ヘルニア:軟性コルセット

国家試験過去問

第1回-91

筋収縮について誤っているのはどれか。

  1. 等尺性収縮とは張力を発生するが筋肉の長さは変わらないこと。
  2. 等張性収縮とは筋肉の長さの変化に応じて張力が等しく発生すること。
  3. 遠心性収縮とは張力発生の一方で筋肉の長さが長くなること。
  4. 求心性収縮とは張力を発生しながら筋肉の長さが短くなること。

第1回-92

誤っているのはどれか。

  1. 紫外線療法は紫外線の化学作用を利用している。
  2. 水治療法は水の温度、浮力、抵抗などを利用する療法である。
  3. 超音波療法は一種の温熱療法である。
  4. 低周波療法は低周波の温熱作用を利用している。

第2回-91

運動療法について正しい記述はどれか。

  1. 松葉杖は片麻痺の歩行訓練に適している。
  2. 等尺性運動は等張性運動より筋力増強効果が大きい。
  3. 運動によって肺活量は増加しない。
  4. フレンケル体操は慢性関節リウマチのための体操である。

第2回-92

言語障害について誤っている組合せはどれか。

  1. 感覚性失語症 ─── ウエルニッケの中枢
  2. 失語症 ────── 左側大脳半球損傷
  3. 運動性失語症 ─── ブローカの中枢
  4. 構音障害 ───── 体性感覚野

第4回-67

物理療法について誤っている記述はどれか。

  1. 水治療法は運動療法に応用される。
  2. 間欠牽引は骨折の治療に用いられる。
  3. 低周波療法は鎮痛に用いられる。
  4. 温熱療法を行う際には知覚障害に注意する。

第4回-92

運動療法について誤っているのはどれか。

  1. フレンケル体操:協調性訓練
  2. ボバース法:神経筋再教育
  3. デローム法:筋力増強訓練
  4. ブルンストローム法:関節可動域訓練

第4回-93

失語症について誤っている記述はどれか。

  1. 言語訓練の内容は失語症の種類により異なる。
  2. 言語訓練には家族の協力をも求める。
  3. 大脳の劣位半球障害で起こる。
  4. 運動性失語は発生器官が正常でも起こる。

第5回-90

筋収縮について正しい記述はどれか。

  1. 等張性収縮はギプス固定中の関節の運動に適している。
  2. 等張性収縮は等尺性収縮より循環器系へ負担がかかる。
  3. 等尺性収縮は遠心性収縮と求心性収縮とに分けられる。
  4. 等張性収縮は等尺性収縮より筋持久力の増大効果がある。

第10回-93

末梢神経麻痺と装具との組合せで適切でないのはどれか。

  1. 尺骨神経麻痺 ──── ナックルベンダー
  2. 正中神経麻痺 ──── 短対立副子
  3. 脛骨神経麻痺 ──── 長下肢装具
  4. 総腓骨神経麻痺 ─── 短下肢装具

第10回-94

温熱療法の効果で誤っているのはどれか。

  1. 血液循環の改善
  2. 痛みの軽減
  3. 新陳代謝の抑制
  4. 痙性の抑制

第11回-57

ペースメーカーを装着した患者に禁忌となるのはどれか。

  1. 低周波鍼通電
  2. マッサージ
  3. 指圧

第11回-90

種々の手段を用い、応用動作の向上や社会適応能力の回復を目的として行われるのはどれか。

  1. 作業療法
  2. 理学療法
  3. ソーシャルワーク
  4. 心理療法

第12回-96

神経麻痺と装具との組合わせで正しいのはどれか。

  1. 正中神経麻痺 ──── 長対立副子
  2. 大腿神経麻痺 ──── 短下肢装具
  3. 尺骨神経麻痺 ──── コックアップスプリント
  4. 総腓骨神経麻痺 ─── PTB免荷装具

第13回-92

下肢の筋緊張が増強しないのはどれか。

  1. 頚髄不全麻痺
  2. 痙直型脳性麻痺
  3. パーキンソン病
  4. 腰椎椎間板ヘルニア

第13回-93

病態と装具との組合せで正しいのはどれか。

  1. 外反母趾 ───── 長下肢装具
  2. 脳卒中片麻痺 ─── PTB装具
  3. 正中神経麻痺 ─── コックアップスプリント
  4. 腰椎圧迫骨折 ─── 体幹装具

第14回-63

低エネルギーレーザー療法の目的でないのはどれか。

  1. 疼痛の緩和
  2. 光凝固作用
  3. 炎症の軽減
  4. 創傷治癒促進

第15回-87

痙縮の理学療法として有効でないのはどれか。

  1. 温熱療法
  2. 拮抗筋の収縮
  3. 痙縮筋の筋力増強
  4. 痙縮筋の持続伸張(ストレッチ)

第15回-88

短下肢装具が用いられるのはどれか。

  1. 総腓骨神経麻痺
  2. 変形性膝関節症 下
  3. 腿切断
  4. 閉塞性動脈硬化症

第15回-90

ウェルニッケ失語で正しいのはどれか。

  1. 見当識障害
  2. 麻痺性構音障害
  3. 流暢な発話
  4. 聴覚の異常

第19回-87

義手の構造とパーツとの組合せで正しいのはどれか。

  1. 装飾義手 ──── ケーブル
  2. 筋電義手 ──── ハーネス
  3. 作業用義手 ─── ハンマー
  4. 能動義手 ──── 電動ハンド

第20回-87

嚥下機能障害に対するスクリーニングとして用いられる検査はどれか。

  1. 胸部単純エックス線検査
  2. 水飲みテスト
  3. 嚥下造影検査
  4. 血清CRP

第20回-88

深部組織への温熱効果が最も高い物理療法はどれか。

  1. 紫外線療法
  2. 赤外線療法
  3. 低周波療法
  4. 超音波療法

第23回-81

温熱療法はどれか。

  1. 低周波電気療法
  2. 紫外線療法
  3. 極低温法
  4. 極超短波療法

第24回-81

標準失語症検査においてブローカ失語の正解率が最も低い項目はどれか。

  1. 聴く
  2. 復唱
  3. 話す
  4. 読む

第25回-82

車いすのタイプで、起立性低血圧発作のある場合に用いるのはどれか。

  1. スポーツタイプ
  2. リクライニングタイプ
  3. スタンダードタイプ
  4. トラベラータイプ

第25回-85

体内力源式上腕義手について正しいのはどれか。

  1. 力源は患側の肩の力を利用する。
  2. ケーブルによって力が伝達される。
  3. 操作の練習は主に理学療法士によって行われる。
  4. 手先具を動かす場合は肘継ぎ手の固定を解除する。

第25回-88

短対立装具の適応となるのはどれか。

  1. 腋窩神経麻痺
  2. 尺骨神経麻痺
  3. 橈骨神経麻痺
  4. 正中神経麻痺

第26回-83

腰痛体操はどれか。

  1. クラップ体操
  2. マッケンジー体操
  3. バージャー体操
  4. フレンケル体操

第28回-85

前腕義手のうち能動義手の特徴はどれか。

  1. ケーブルでフックを開閉する。
  2. 四辺形ソケットを用いる。
  3. 装飾が主な目的である。
  4. モーターで動作をコントロールする。

第29回-74

失語症の分類で、自分の考えていることを言語でうまく表現できず、発話が非流暢的で、復唱も障害されるのはどれか。

  1. 運動性失語
  2. 伝導失語
  3. 感覚性失語
  4. 全失語

第30回-78

下腿義足のうち膝蓋靱帯で体重を支持し、懸垂をカフベルトで行うのはどれか。

  1. 在来式
  2. KBM式
  3. PTB式
  4. ライナー式

第31回-74

リハビリテーション治療に携わる職種と内容の組合せで正しいのはどれか。

  1. 義肢装具士 ――― 義足での歩行訓練
  2. 作業療法士 ――― 利き手交換訓練
  3. 理学療法士 ――― 嚥下訓練
  4. 看護師 ――――― 食事用自助具の作製

運動学

歩行終期

  • 立脚期
    • 1サイクルの60%
    •  踵接地⇒足底接地⇒立脚中期(全足接地、反対膝屈曲)⇒踏切期(踵離れ、足尖離地)
  • 遊脚期
    • 1サイクル40%
    • 加速期⇒遊脚中期⇒減速期
  • 二重支持期(同時着地時期)
    • 1サイクル15~25%
    • 速度増しで短縮
  • 歩隔:一側の踵と他足の踵との間の距離

重心線と歩行時の重心軌道

  • 耳⇒C1,C7,T10,L5⇒仙椎の前方⇒股関節後方(大転子の中心)⇒膝関節の前方を通る⇒踵と中足骨頭の間に落ちる
  • 骨盤の傾き:歩行時遊脚側の骨盤が下がる
  • 骨盤の左右移動:立脚側に移動
  • 骨盤の回旋:遊脚側が前方に回旋
  • 歩行時の膝屈曲:立脚中期(15度)
  • 足関節と膝関節の関係:踵接地から踏切にかけて足関節に対して膝は伸展⇒屈曲⇒伸展⇒屈曲

国家試験過去問

第5回-92

正しい立位のとき重心線が通る身体部位で誤っているのはどれか。

  1. 外果
  2. 外果
  3. 大転子
  4. 肩峰
  5. 膝関節後面

第6回-91

正常立位姿勢のとき矢状面で人体の重心線が通過する部位として誤っているのはどれか。

  1. 膝関節の前方
  2. 第2仙椎の少し前方
  3. 股関節の前方
  4. 乳様突起付近

第20回-89

上肢の屈筋共同運動で正しい組合せはどれか。

  1. 肘関節 ─── 屈曲
  2. 肩関節 ─── 内旋
  3. 前腕 ──── 回内
  4. 肩甲帯 ─── 下制

第25回-83

一生続く姿勢反射はどれか。

  1. パラシュート反射
  2. 非対称性緊張性頸反射
  3. 自動歩行
  4. モロー反射

第2回-90

手の内在筋はどれか。

  1. 虫様筋
  2. 指伸筋
  3. 浅指屈筋
  4. 深指屈筋

第8回-90

股関節について誤っている記述はどれか。

  1. 正常の頸体角は約120~130度である。
  2. ハムストリングスは屈曲に作用する。
  3. 屈曲角度は膝の伸展時より屈曲時の方が大きい。
  4. 大腿骨頭の約2/3は寛骨臼の中にある。

第9回-90

手根管を通過しないのはどれか。

  1. 深指屈筋腱
  2. 浅指屈筋腱
  3. 正中神経
  4. 尺骨神経

第10回-90

肩の腱板を形成しない筋はどれか。

  1. 棘上筋
  2. 小円筋
  3. 大円筋
  4. 肩甲下筋

第10回-96

トーマステストの目的はどれか。

  1. 腰部神経根圧迫の有無
  2. 腸腰筋拘縮の有無
  3. 背筋の緊張の有無
  4. ハムストリングス短縮の有無

第16回-88

膝関節で誤っている記述はどれか。

  1. 伸展運動の最終時期に、大腿骨に対して脛骨は外旋する。
  2. 外側側副靭帯は膝関節の外反を防ぐ。
  3. 屈伸運動では、ころがり運動と滑り運動を伴う。
  4. 前十字靭帯は大腿骨に対する脛骨の前方移動を防ぐ。

第17回-85

足の内側縦アーチを構成する骨で誤っているのはどれか。

  1. 第1中足骨
  2. 踵骨
  3. 立方骨
  4. 舟状骨

第17回-86

肩関節の外転運動で誤っている記述はどれか。

  1. 腱板は上腕骨頭を肩甲骨関節窩に保持、安定させる。
  2. 肩甲骨と肩甲上腕関節の動きの割合はおよそ2対1である。
  3. 肩甲骨は上方回旋する。
  4. 鎖骨が同時に動く。

第19回-88

肩甲上腕リズムで正しいのはどれか。

  1. 肩甲骨上方回旋60度 ・ 肩関節外転30度
  2. 肩甲骨上方回旋30度 ・ 肩関節外転60度
  3. 肩甲骨上方回旋15度 ・ 肩関節外転75度
  4. 肩甲骨上方回旋75度 ・ 肩関節外転15度

第22回-88

強制呼気に作用する筋で正しいのはどれか。

  1. 大胸筋
  2. 内肋間筋
  3. 横隔膜
  4. 胸鎖乳突筋

第23回-82

膝関節について正しいのはどれか。

  1. 前十字靭帯は脛骨の前方移動を制限する。
  2. 最大屈曲位では固定される。
  3. 大腿二頭筋を内側ハムストリングスと呼ぶ内側側副靭帯は伸展位でゆるむ。

第27回-81

呼吸補助筋はどれか。

  1. 頭板状筋
  2. 三角筋
  3. 大菱形筋
  4. 胸鎖乳突筋

第30回-75

スプーンを持ってスープを口に運ぶ際、前腕と手関節の運動方向の組合せで最も適切なのはどれか。

  1. 前腕回内 ――― 手関節伸展
  2. 前腕回外 ――― 手関節屈曲
  3. 前腕回外 ――― 手関節伸展
  4. 前腕回内 ――― 手関節屈曲

第31回-75

肩関節の回旋運動について正しいのはどれか。

  1. 棘下筋は内旋に働く。
  2. 小円筋は内旋に働く。
  3. 大胸筋は外旋に働く。
  4. 肩甲下筋は内旋に働く。

第1回-90

正常歩行の周期について誤っているのはどれか。

  1. 立脚期と遊脚期の時間的割合は6対4である。
  2. 立脚中期には全体重が一方の足にかかる。
  3. 両足が遊脚期になる時がある。
  4. 歩行周期には立脚期と遊脚期とがある。

第4回-90

歩行周期の遊脚相に含まれるのはどれか。

  1. 踏み切り
  2. 踵接地
  3. 足底接地
  4. 加速期

第6回-92

歩行について誤っている記述はどれか。

  1. 二重支持期がない場合は走行となる。
  2. 1サイクルは2歩に相当する。
  3. 重心の軌跡はサインカーブを描く。
  4. バランスの悪い人は歩隔が狭くなる。

第7回-91

効率の良い歩き方の特徴はどれか。

  1. 重心は水平に移動する。
  2. 骨盤は回旋しない。
  3. 骨盤は左右に移動する。
  4. 立脚中期で膝関節は屈曲しない。

第8回-91

正常歩行において遊脚期に活動がみられない筋はどれか。

  1. ヒラメ筋
  2. 腸腰筋
  3. 前脛骨筋
  4. 大腿四頭筋

第9回-91

正常歩行周期について誤っている記述はどれか。

  1. 立脚期と遊脚期の比率は6対4である。
  2. 重心が最も低くなるのは立脚中期である。
  3. 一側の膝関節は屈曲と伸展をそれぞれ2回行う。
  4. 骨盤の回旋は重心の上下動を小さくする。

第11回-92

歩行時の重心移動を滑らかにする身体の仕組みで誤っている記述はどれか。

  1. 骨盤が立脚側に側方移動する。
  2. 立脚中期に膝関節が屈曲する。
  3. 遊脚側の骨盤が前方に回旋する。
  4. 遊脚側の骨盤が挙上する。

第12回-91

正常歩行の立脚中期から後期にかけて強く収縮する筋はどれか。

  1. ハムストリングス
  2. 下腿三頭筋
  3. 前脛骨筋
  4. 大腿四頭筋

第13回-60

通常の平地歩行における歩行周期で立脚相の占める割合はどれか。

  1. 20%
  2. 60%
  3. 40%
  4. 80%

第16回-89

正常歩行周期において二重支持期の割合として正しいのはどれか。

  1. 60%
  2. 5%
  3. 40%
  4. 20%

第17回-87

歩幅が一定のまま歩行率(ケイデンス)が増加したときの正しい記述はどれか。

  1. 歩隔が小さくなる。
  2. 歩行周期における二重支持期の割合は変化しない。
  3. 1歩行周期の時間が長くなる。
  4. 歩行速度が上がる。

第24回-82

正常歩行について正しいのはどれか。

  1. 一側の踵接地からつま先離れまでを1歩という。
  2. 歩行速度が遅くなると二重支持期は短くなる。
  3. 一側の踵と他側のつま先との間の距離を歩隔という。
  4. 1歩行周期に一側の膝関節は2回屈曲する。

第28回-82

正常歩行のサイクルで正しいのはどれか。

  1. 二重支持期は40%である。
  2. 遊脚相が立脚相より時間が長い。
  3. 立脚相で膝関節は1回屈曲する。
  4. 立脚中期に全足接地をする。

第3回-92

異常歩行について正しい記述はどれか。

  1. 疼痛性跛行では患側の立脚相の時間が長くなる。
  2. 小きざみ歩行は筋ジストロフィー症にみられる。
  3. 脚長差が3cm以内であれば異常は目立たない。
  4. 脳卒中片麻痺では足の内側から接地する。

第4回-91

異常歩行と原因との組合せで誤っているのはどれか。

  1. アヒル歩行 ──── 筋ジストロフィー
  2. こきざみ歩行 ─── パーキンソン病
  3. 酩酊歩行 ───── 小脳疾患
  4. 鶏歩 ─────── 股関節脱臼

第5回-93

トレンデレンブルグ歩行の原因となる筋はどれか。

  1. 大腿四頭筋
  2. 前脛骨筋
  3. 大殿筋
  4. 中殿筋

第21回-88

異常歩行とその原因疾患との組合せで正しいのはどれか。

  1. トレンデレンブルグ歩行 ─── 変形性膝関節症
  2. 痙性歩行 ────────── ギラン・バレー症候群
  3. 小刻み歩行 ───────── パーキンソン病
  4. 失調性歩行 ───────── 脊髄損傷

第22回-85

小脳性失調の所見として正しいのはどれか。

  1. はさみ脚歩行
  2. 構音障害
  3. ロンベルグ徴候陽性
  4. 羽ばたき振戦

第30回-73

疾患と異常歩行の組合せで正しいのはどれか。

  1. パーキンソン病 ―――― 酩酊歩行
  2. 腰部脊柱管狭窄症 ――― 間欠跛行
  3. 脊髄小脳変性症 ―――― 分回し歩行
  4. 脳卒中片麻痺 ――――― 小刻み歩行

脳卒中のリハビリテーション

ブルンストロームリカバリーステージ

麻痺筋が協調的な動きをするかを目安とした評価方法

ステージ運動麻痺
随意運動はみられない弛緩性
共同運動がわずかに出現、連動反応が誘発される痙性(出始める)
随意的な共同運動として関節運動が可能痙性(高度)
共同運動パターンが崩れ、分離運動が可能痙性(軽度)
分離運動が上手になる痙性(軽度)
分離運動が自由に行える消失

肩手症候群

  • 反射性交感神経障害の一種
  • 肩から手の疼痛、筋委縮、手指の腫脹
  • 疼痛のない範囲で多動運動、自動運動、星状神経節ブロック、弾性包帯、水治療

国家試験過去問

第1回-94

脳血管障害で誤っているのはどれか。

  1. 拘縮の予防または治療のために関節可動域訓練が必要である。
  2. 知覚および視覚に障害のない失認症がある。
  3. 失語症は発声器官の麻痺による。
  4. 弛緩性麻痺に始まり次第に痙性麻痺になることが多い。

第2回-93

脳卒中後片麻痺について正しい記述はどれか。

  1. 関節可動域訓練によって肩関節の亜脱臼が起こりやすい。
  2. 痙性の出現によって内反尖足が起こる。
  3. 麻痺の程度と排尿障害の程度とは無関係である。
  4. 片麻痺からは骨粗しょう症にならない。

第3回-93

脳卒中後遺症について正しい記述はどれか。

  1. 麻痺側肩関節に亜脱臼が起こる。
  2. 発症初期から強い痙性麻痺が起こる。
  3. 左片麻痺に失語症が起こる。
  4. 右片麻痺に失認症が起こる。

第3回-94

脳卒中患者の背臥位における良肢位保持について正しい記述はどれか。

  1. 股関節は内旋外旋中間位とする。
  2. マットレスは柔らかいものとする。
  3. 足関節は底屈位とする。
  4. 肩甲帯を後方に引く。

第5回-91

脳卒中患者の動作について正しい記述はどれか。

  1. 衣服を脱ぐときは健側から行う。
  2. 階段は健側から降りる。
  3. ベッドから起きるときは患側を下にして行う。
  4. ベッドからの移乗では車椅子を患側に置く。

第5回-95

脳卒中患者の合併症はどれか。

  1. 肩手症候群
  2. 視床痛
  3. けいれん
  4. 失語症

第6回-93

脳卒中の障害で誤っている記述はどれか。

  1. 多発性梗塞は痴呆の原因となる。
  2. 嚥下障害は肺炎の原因となる。
  3. 肩手症候群は上肢痛の原因となる。
  4. 舌、口唇の麻痺は失語症の原因となる。

第7回-93

脳卒中の回復に関して誤っている記述はどれか。

  1. 上肢の回復予後は一般に悪い。
  2. ホームプログラムは機能維持に有用である。
  3. ブルンストロームのステージに従って回復する。
  4. 発症後6か月ごろから回復が著明となる。

第8回-93

脳卒中片麻痺患者のリハビリテーションについて誤っている記述はどれか。

  1. 弛緩性麻痺の期間が長いと到達レベルは低い。
  2. 家屋の構造を知る必要がある。
  3. 発症後6か月で完結させる。
  4. 介助の軽減は目的の一つとなる。

第9回-92

片麻痺の理学療法で正しい記述はどれか。

  1. マット上で膝立ち訓練を行う。
  2. 浴槽へは患側下肢から入る。
  3. 杖歩行では杖の次に健側下肢を前に出す。
  4. 立位保持は膝の過伸展を利用する。

第10回-95

脳卒中急性期の背臥位での良肢位として誤っているのはどれか。

  1. 股関節を内外旋中間位にする。
  2. 患側肩甲帯を前に出す。
  3. 両骨盤を水平にする。
  4. 枕を高めにする。

第11回-94

脳卒中による右片麻痺患者にみられる症状で誤っているのはどれか。

  1. 両眼での右側視野の欠損
  2. 右上下肢の知覚障害
  3. 失語症
  4. 左半側空間失認

第12回-92

脳卒中のリハビリテーションで正しい記述はどれか。

  1. 意識障害が強い患者では関節可動域訓練は禁忌である。
  2. 坐位が安定していなくても歩行訓練を開始する。
  3. 歩行が自立していなくてもセルフケア訓練を開始する。
  4. 下肢麻痺が共同運動レベルでは装具歩行ができない。

第13回-61

良肢位で誤っているのはどれか。

  1. 膝関節伸展0度
  2. 手関節伸展(背屈)10度
  3. 肘関節屈曲90度
  4. 足関節屈曲(底屈)10度

第13回-93

病態と装具との組合せで正しいのはどれか。

  1. 腰椎圧迫骨折 ─── 体幹装具
  2. 脳卒中片麻痺 ─── PTB装具
  3. 正中神経麻痺 ─── コックアップスプリント
  4. 外反母趾 ───── 長下肢装具

第14回-91

長期臥床でみられやすい拘縮として誤っているのはどれか。

  1. 足関節屈曲(底屈)
  2. 股関節屈曲
  3. 肩関節屈曲
  4. 膝関節屈曲

第16回-85

脳梗塞において運動負荷が禁忌となるのはどれか。

  1. 上室性期外収縮
  2. 収縮期血圧150mmHg
  3. 安静時心拍数90/分
  4. 拡張期血圧120mmHg

第17回-89

脳卒中片麻痺患者への歩行指導について正しい記述はどれか。

  1. 見守り歩行では介助者は患者の健側に位置する。
  2. 歩行訓練開始時に歩行器を使用させる。
  3. 感覚障害が強い患者にはプラスチック製短下肢装具を使用させる。
  4. 3動作歩行では杖をついた後は患側下肢を前に出させる。

第18回-88

脳卒中片麻痺患者に用いる装具はどれか。

  1. 腰椎装具
  2. 股関節装具
  3. 免荷装具
  4. 短下肢装具

第19回-89

脳卒中のリハビリテーションで、国際障害分類(ICIDH)で定義された能力低下に対して行うのはどれか。

  1. 関節可動域訓練
  2. 持久性訓練
  3. 利き手変換訓練
  4. 麻痺側促通訓練

第19回-90

脳卒中急性期における良肢位で正しいのはどれか。

  1. 肩関節外転
  2. 手関節掌屈
  3. 手指伸展
  4. 足関節底屈

第20回-90

肩手症候群の症状で最も適切なのはどれか。

  1. 手掌のしびれ
  2. 手背の腫脹
  3. 肩関節亜脱臼
  4. 手指末端の壊死

脳卒中片麻痺患者に用いる装具はどれか。

  1. 金属支柱付膝装具
  2. 股関節外転装具
  3. 靴べら式短下肢装具
  4. PTB式免荷装具

第21回-89

脳卒中片麻痺患者の対応で適切な記述はどれか。

  1. 麻痺側の肩関節亜脱臼は徒手的整復を行う。
  2. 患側の可動域訓練では素早く関節を動かす。
  3. 杖の高さは床から臍部の高さまでとする。
  4. 利き手が完全麻痺の場合は利き手交換訓練を行う。

第22回-87

片麻痺患者が使う自走式車いすで両手駆動から変更すべき構造はどれか。

  1. 麻痺側のブレーキレバーを短くする。
  2. 背もたれの高さを低くする。
  3. 座面の高さを低くする。
  4. 駆動輪の直径を小さくする。

第22回-89

脳卒中のリハビリテーション中に起こる骨折の特徴で正しいのはどれか。

  1. 失語症の合併で起こりやすい。
  2. 抗血栓剤の内服で起こりやすい。
  3. 健側下肢が多い。
  4. 半側空間無視の合併で起こりやすい。

第23回-83

脳卒中の左大脳半球損傷でよくみられる障害はどれか。

  1. 球麻痺
  2. 左半側空間無視
  3. 失語症
  4. 左片麻痺

第24回-83

脳卒中の肩手症候群に対するリハビリテーションで正しいのはどれか。

  1. 頸椎牽引が有効である。
  2. 温熱療法は禁忌である。
  3. 関節可動域訓練は禁忌である。
  4. 星状神経節ブロックが有効である。

第25回-84

右大脳半球の脳卒中でよくみられるのはどれか。

  1. 球麻痺
  2. 失語症
  3. 右片麻痺
  4. 左半側空間無視

第26回-85

疾患と装具の組合せで誤っているのはどれか。

  1. 脳梗塞 ――――――――― 短下肢装具
  2. 腰椎椎間板へルニア ――― 軟性コルセット
  3. 総腓骨神経麻痺 ――――― 長下肢装具
  4. 変形性膝関節症 ――――― 足底装具

第27回-82

球麻痺の原因となる病巣はどれか。

  1. 前頭葉
  2. 海馬
  3. 小脳半球
  4. 延髄

第28回-73

脳卒中の急性期リハビリテーションについて正しいのはどれか。

  1. ベッド上でのポジショニングは必要ない。
  2. 神経症状の増悪がある場合には動作を伴う訓練は行わない。
  3. 起立性低血圧に対する配慮は必要ない。
  4. 歩行訓練で長下肢装具を用いることはない。

第28回-83

脳卒中片麻痺患者の動作について正しいのはどれか。

  1. ベッドでの起き上がりは患側を下にする。
  2. 階段は患側から上がる。
  3. 衣服を着るときは健側から行う。
  4. 歩行時には杖を健側で持つ。

第30回-76

脳卒中片麻痺患者の生活期に最も多く使用されている装具はどれか。

  1. 長下肢装具
  2. 膝関節装具
  3. 短下肢装具
  4. 体幹装具

第30回-83

「65歳の男性。左片麻痺と意識障害を生じた。頭部CT検査にて右被殻出血と診断され、保存的治療を受けた。リハビリテーションの評価において視覚の見落としが著明であった。」 本患者の高次脳機能障害はどれか。

  1. 記憶障害
  2. 失行
  3. 遂行機能障害
  4. 注意障害

第30回-84

「65歳の男性。左片麻痺と意識障害を生じた。頭部CT検査にて右被殻出血と診断され、保存的治療を受けた。リハビリテーションの評価において視覚の見落としが著明であった。」 適切な対応はどれか。

  1. メモをとるように勧める。
  2. 周囲の人が動作を促す。
  3. 同時に複数の課題をさせない。
  4. 段差に気を付けるように指導する。

第31回-83

「68歳の女性。右利き。右片麻痺を生じ病院に救急搬送された。MRI検査にて左中大脳動脈領域の脳梗塞と診断され、保存的治療を受けた。」 本患者の症状で最もみられるのはどれか。

  1. 注意障害
  2. 失語症
  3. 失調症
  4. 左半側空間無視

第31回-84

「68歳の女性。右利き。右片麻痺を生じ病院に救急搬送された。MRI検査にて左中大脳動脈領域の脳梗塞と診断され、保存的治療を受けた。」 重度の片麻痺が続いた場合に行うADL訓練として最も適切なのはどれか。

  1. 箸を使った食事動作
  2. 利き手交換
  3. 両上肢での更衣
  4. 両手での洗顔

脊髄損傷のリハビリテーション

損傷機能レベル

損傷高位獲得される運動可能な動作到達ADL車椅子
C3以上(頸)屈曲・回旋
(肩甲骨)挙上
全介助
自発呼吸消失⇒人工呼吸器必要
マウススティックによる意思伝達が可能
C4横隔膜)呼吸
肩をすくめる動作
全介助
装具使用での食事動作(一部)
頸部コントロール可能
顎操作による電動車いす操作
電動
C5(肩)屈曲・伸展・外転
(肘)屈曲
BFO(PSBなど)と自助具による食事介助
整容動作の一部
BFOによる上肢動作電動
C6(手)背屈機能的把持副子によるつまみ動作
更衣動作・寝返り動作
座位保持・排泄・自動車運転可能
肘ロックでの移乗動作(トランスファーボード使用)
ノブ付き
滑り止め付き
C7(肘)伸展
(手)掌屈
(指)伸展
ADL自立レベル
プッシュアップ
応用移乗動作可能
臀部挙上による体位変換可能
段差・坂道での車椅子駆動可能
体幹安定
移乗動作自立
スタンダード
C8(指)屈曲弱いつまみ・握り動作車椅子でADL自立スタンダード
Th1上肢正常自由な車椅子動作スタンダード
Th12(骨盤)挙上長下肢装具と松葉杖にて歩行可能
強力な腹筋による車椅子操作
大振り歩行
スタンダード
L3(股)屈曲
(膝)伸展
短下肢装具

BFO装具

国家試験過去問

第11回-95

頸髄損傷急性期にみられない症状はどれか。

  1. 発汗障害
  2. 弛緩性運動麻痺
  3. 腸閉塞
  4. 反射性排尿

第14回-92

頸髄損傷の症状で誤っているのはどれか。

  1. 観念運動失行
  2. 起立性低血圧
  3. 関節異所性骨化
  4. 体温調節障害

第9回-94

頸髄損傷患者の障害でないのはどれか。

  1. 失禁
  2. 肺活量低下
  3. 四肢麻痺
  4. 嚥下障害

第31回-77

第5頸髄節残存の頸髄損傷患者に可能な動作はどれか。

  1. 手関節背屈
  2. 肩関節外転
  3. 手指屈曲
  4. 肘関節伸展

第7回-95

C6損傷(第7頸髄節以下の損傷)の患者ができない動作はどれか。

  1. 起立動作
  2. 寝返り動作
  3. 坐位保持
  4. 移乗動作

第20回-91

第6頸髄レベルの脊髄損傷患者の合併症とその対応との組合せで正しいのはどれか。

  1. 自律神経過反射 ─── 下肢挙上
  2. うつ熱 ─────── 解熱剤投与
  3. 尿路感染 ────── 間欠導尿
  4. 殿部褥瘡 ────── プッシュアップ

第4回-94

第6頚髄節まで機能残存の脊髄損傷患者が可能な動作で誤っているのはどれか。

  1. 肘の屈曲
  2. 手指の屈曲
  3. 肩の外転
  4. 手関節の背屈

第23回-84

第6頸髄節残存の頸髄損傷患者が行えるADLはどれか。

  1. プッシュアップを用いた座位移動
  2. 両松葉杖使用での大振り歩行
  3. 機能的把持装具を用いたつまみ動作
  4. スプリングバランサーを用いた食事動作

第29回-77

C6完全麻痺の脊髄損傷患者が目標とするADLとして正しいのはどれか。

  1. 坂道での車椅子駆動の自立
  2. 移乗動作の自立
  3. 環境制御装置の利用
  4. 人工呼吸器からの離脱

第24回-84

第7頸髄節残存の脊髄損傷後に生じる合併症とその対応の組合せで最も適切なのはどれか。

  1. 殿部褥瘡 ―――――― プッシュアップ
  2. 排尿障害 ―――――― 持続留置カテーテル
  3. 自律神経過反射 ――― 下肢弾性ストッキング
  4. 起立性低血圧 ―――― 座位保持

第27回-83

C7完全麻痺の脊髄損傷者が目標とするADLとして正しいのはどれか。

  1. 人工呼吸器からの離脱
  2. 歩行の獲得
  3. BFOによる食事動作の自立
  4. 車椅子駆動の自立

第17回-90

胸髄レベルの脊髄損傷完全麻痺患者について正しい記述はどれか。

  1. 下肢の筋緊張が低下する。
  2. 横隔膜麻痺がある。
  3. 移動には電動車いすが必要である。
  4. 排便障害がみられる。

第3回-95

上位胸髄の脊髄損傷患者の訓練として適切でないのはどれか。

  1. 四点歩行
  2. プッシュアップ
  3. キャスター上げ
  4. 移乗動作

第2回-95

脊髄損傷について誤っている記述はどれか。

  1. 褥瘡の予防が必要である。
  2. プッシュアップ訓練が必要である。
  3. 頸髄損傷では大振り歩行訓練が必要である。
  4. 尿路管理が必要である。

脊髄損傷完全麻痺について正しい組合せはどれか。 (はき第13回-94)

  • 第3頚髄レベル ─── 人工呼吸器
  • 第7頚髄レベル ─── 電動車いす
  • 第12胸髄レベル ─── 短下肢装具
  • 第3胸髄レベル ─── 長下肢装具

第22回-90

脊髄損傷患者に生じる自律神経過反射で正しいのはどれか。

  1. 損傷部位以下の反射が消失する。
  2. 起立性低血圧を生じる。
  3. 尿の膀胱内貯留が誘因となる。
  4. 腰髄損傷患者に生じる。

第12回-94

脊髄損傷による膀胱直腸障害でないのはどれか。

  1. 失禁
  2. 無尿
  3. 尿閉
  4. 便秘

第6回-94

脊髄損傷患者の排尿について誤っている記述はどれか。

  1. 持続カテーテル管理を第一目標とする。
  2. 脊髄排尿中枢は仙髄にある。
  3. 弛緩性膀胱では用手圧迫により行う。
  4. 残尿は尿路感染の原因となる。

第8回-94

脊髄損傷の理学療法で誤っているのはどれか。

  1. 下位腰髄損傷では実用的な歩行を目指す。
  2. 1日2回の体位変換を行う。
  3. 呼吸訓練を行う。
  4. 褥瘡予防にプッシュアップを行う。

第1回-96

脊髄損傷患者の訓練で正しいのはどれか。

  1. 腰髄損傷では歩行訓練ができる。
  2. 頸髄損傷ではベッドと車椅子との移乗動作は無理である。
  3. 自動車の運転は勧められない。
  4. 起立時に血圧があがりやすいので注意する。

第21回-90

脊髄損傷による完全対麻痺患者に対する社会復帰支援で正しいのはどれか。

  1. 電動車いすでの屋外移動
  2. 入浴サービスの手配
  3. 自動車運転免許の取得
  4. 下肢装具での実用歩行

第26回-84

脊髄損傷において、肘の伸展によるプッシュアップが可能となる脊髄節残存高位はどれか。

  1. C5
  2. C4
  3. C6
  4. C7

第28回-84

脊髄損傷の損傷レベルとkey muscle(主たる残存筋)の組合せで正しいのはどれか。

  1. C5 ─── 上腕三頭筋
  2. L3 ─── 腸腰筋
  3. C8 ─── 深指屈筋
  4. L4 ─── 下腿三頭筋

第29回-85

「75歳の男性。脚立から落下し、手足が動かなくなった。非骨傷性脊髄損傷と診断され入院した。肘関節の屈曲は可能、手関節の伸展と屈曲および肘関節の伸展は不能であった。」 本患者の脊髄節残存高位はどれか。

  1. C7
  2. C5
  3. C6
  4. C8

第29回-86

「75歳の男性。脚立から落下し、手足が動かなくなった。非骨傷性脊髄損傷と診断され入院した。肘関節の屈曲は可能、手関節の伸展と屈曲および肘関節の伸展は不能であった。」 退院時には屋内歩行が可能となったが、箸がうまく使えなかった。退院の準備として正しいのはどれか。

  1. 食事に対する自助具の作製
  2. 長下肢装具の作製
  3. 歩行ロボットの導入
  4. 意思伝達装置の導入

第30回-77

脊髄損傷患者に生じる自律神経過反射について正しいのはどれか。

  1. 血圧上昇にはまず降圧薬を投与する。
  2. 便秘が原因となる。
  3. 腰髄損傷患者にみられる。
  4. 頻脈を生じる。

切断のリハビリテーション

義手・義足

切断義肢特徴
上腕切断上腕義手能動義手のコントロールは肩の屈曲・伸展動作により行う
前腕切断前腕義手上肢切断で最も多い
両手動作が可能
義手
  • 装飾義手:ゴム、ビニール、シリコン製で装飾が主な目的
  • 能動義手:上肢帯、体幹の動きを利用し、ケーブルを介して継手、手先具を操作する
  • 作業用義手:手先具として鎌、ハンマーを取り付ける
  • 筋電義手:表在筋電位を感知し、本人の意思で動く手を再現する
切断義肢特徴
股切断カナダ式切股義足
大腿切断大腿義足 吸着式四辺形ソケット術後の浮腫が大きく、筋の萎縮も起こりやすい
膝切断膝義足断端荷重ができる
下腿切断PTB下腿義足最も多い
サイム切断サイム義足断端荷重が用意
義足
  • 単軸足:足関節の底背屈が可能
  • 多軸足:底背屈の動きに内外反や回旋の動きが加わったもの
  • エネルギー蓄積型足部:踵接地のときに踏み込みエネルギーを蓄えておき、踵離れの時に放出する
  • 下腿義足:膝蓋靱帯で体重を支持し懸垂をカフベルトで行うPTB式が一般的
  • 大腿義足:体重を座骨で支持する四辺形ソケットが一般的
  • 断端訓練
    • 断端圧迫⇒弾性包帯
    • 関節可動域訓練
    • 幻肢の運動

国家試験過去問

第3回-96

大腿切断について誤っている記述はどれか。

  1. 閉塞性動脈硬化症が原因となる。
  2. 幻肢感覚は日常生活動作の障害となる。
  3. 断端浮腫は義足装着の障害となる。
  4. 実用的義足歩行が可能である。

第16回-90

大腿切断後の指導で正しいのはどれか。

  1. 背臥位で断端の下に枕を置く
  2. 車いす乗車の励行
  3. 腹臥位励行
  4. 股関節の外転位保持

第7回-94

下肢の切断について誤っている記述はどれか。

  1. 幻肢は失われた部位が残っている感覚である。
  2. 拘縮の予防に腹臥位をとらせる。
  3. 断端浮腫に対して弾性包帯をまく。
  4. 循環障害に起因する切断は減少している。

第12回-95

下肢切断と起こりやすい関節拘縮との組み合わせで誤っているのはどれか。

  1. リスフラン関節離断 ─── 足関節屈曲拘縮
  2. サイム切断 ─────── 膝関節伸展拘縮
  3. 大腿切断 ──────── 股関節屈曲拘縮
  4. 下腿切断 ──────── 膝関節屈曲拘縮

第18回-90

患肢で荷重するときに義足を必要とする切断部位はどれか。

  1. 大腿切断
  2. サイム切断
  3. 中足骨切断
  4. 膝関節離断

活動性が高い下腿切断患者に適した義足の足継手はどれか。

  1. エネルギー蓄積型足
  2. 固定足
  3. 単軸足
  4. 多軸足

第24回-85

我が国において1990年以降の下肢切断の原因として最も多いのはどれか。

  1. 外傷
  2. 骨肉腫
  3. 糖尿病性壊疽
  4. 骨髄炎

第27回-84

血管障害による下腿切断について正しいのはどれか。

  1. 早期からの断端圧迫は禁忌である。
  2. 糖尿病性足部壊疽は原因となる
  3. 非切断側の血流障害を評価する必要はない。
  4. 切断直後に幻肢痛を生じる。

第31回-78

幻肢について正しいのはどれか。

  1. 幻肢は時間経過とともにその範囲が広がる。
  2. 幻肢痛は消炎鎮痛剤の投与で改善する。
  3. 幻肢痛は心理的な要因も関連している
  4. 幻肢の頻度は上肢切断に比べて下肢切断で高い。

第19回-87

義手の構造とパーツとの組合せで正しいのはどれか。

  1. 装飾義手 ──── ケーブル
  2. 能動義手 ──── 電動ハンド
  3. 作業用義手 ─── ハンマー
  4. 筋電義手 ──── ハーネス

小児のリハビリテーション

脳性まひの分類

分類割合障害部位特徴
痙直型約75~85%錐体路系の障害痙性麻痺
はさみ足歩行・後弓反張
アテトーゼ型約20%大脳基底核・視床の障害特有の不随意運動

永続的な運動障害

発達過程

4か月首がすわる・あやすと笑う・ガラガラをつかむ
7か月お座りができる・手を伸ばして物をつかむ
10か月つかまり立ちができる・パラシュート反応
12か月歩き始める

国家試験過去問

第25回-86

脳性麻痺の定義について正しいのはどれか。

  1. 進行性病変に基づく。
  2. 永続的な運動障害である。
  3. 症状は生後4週以内に発現する。
  4. 脊髄病変も関与する。

第6回-95

脳性麻痺について正しい記述はどれか。

  1. 感覚障害は伴わない。
  2. 障害は1歳ころまで現れてこない。
  3. 知的能力と機能障害とは一致しない。
  4. 呼吸障害は伴わない。

第9回-93

脳性麻痺について正しい記述はどれか。

  1. 弛緩型は抗重力姿勢が保てない。
  2. 失調型は平衡機能が保たれる。
  3. アテトーゼ型は不随意運動がみられない。
  4. 痙直型は腱反射が低下する。

第28回-86

脳性麻痺について正しいのはどれか。

  1. 早期診断は容易である。
  2. 診断が確定してから介入する。
  3. 運動発達は自然に任せる。
  4. 家族への保育指導を行う。

第21回-91

脳性麻痺について正しい記述はどれか。

  1. 脊髄病変が関与する。
  2. 運動の永続的障害である。
  3. 生後4か月以降に生じる。
  4. 進行性病変である。

第29回-78

脳性麻痺について正しいのはどれか。

  1. 生下時より骨変形をきたしている。
  2. 麻痺が進行することはない。
  3. 自閉症を合併することが多い。
  4. 原因に進行性の疾患が含まれる。

第30回-79

脳性麻痺について正しいのはどれか。

  1. 脳の病変は進行性である。
  2. 病型ではアテトーゼ型が最も多い。
  3. 成長に応じた療育が重要である。
  4. 出生時の一過性の運動障害も含まれる。

第1回-95

脳性麻痺で誤っているのはどれか。

  1. 四肢麻痺であるから訓練が難しい。
  2. けいれんのコントロールが大切である。
  3. 単なる運動麻痺ではなく運動発達障害の要素が多い。
  4. 最初は筋緊張が低く次第に異常筋緊張を示すことが多い。

第2回-94

脳性麻痺について誤っている記述はどれか。

  1. 訓練法としてボバース法、ボイタ法などがある。
  2. けいれん発作のコントロールが必要である。
  3. 精神発達遅滞と麻痺の程度とは無関係である。
  4. 訓練は学齢期から開始する。

第11回-93

脳性麻痺について誤っている組合せはどれか。

  1. 痙直型 ────── 腱反射亢進
  2. 強剛型 ────── 関節拘縮
  3. 弛緩型 ────── 抗重力姿勢保持困難
  4. アテトーゼ型 ─── 鉛管現象

第15回-91

脳性麻痺でみられにくいのはどれか。

  1. 嚥下困難
  2. 尿閉
  3. 言語性発達遅延
  4. けいれん

第14回-93

脳性麻痺の病型として誤っているのはどれか。 (はき)

  1. 感覚障害型
  2. アテトーゼ型
  3. 痙直型
  4. 運動失調型

第23回-85

小児疾患と障害の組合せで正しいのはどれか。

  1. ポリオ ―――――――――――― 球麻痺
  2. 進行性筋ジストロフィー症 ――― 両麻痺
  3. ダウン症 ――――――――――― 片麻痺
  4. 二分脊椎 ――――――――――― 対麻痺

第27回-85

痙性麻痺がある脳性麻痺患者に対してよく行われる治療はどれか。

  1. 向精神薬投与
  2. ボツリヌス療法
  3. 頸椎除圧固定術
  4. 人工膝関節置換術

第20回-86

正常な6ヶ月児で可能な動作はどれか。

  1. ひとり歩きをする。
  2. ビー玉をつまむ。
  3. 手放しで立つ。
  4. おもちゃをつかむ。

第31回-79

痙直型脳性麻痺児の特徴的な下肢変形はどれか。

  1. 股関節伸展
  2. 股関節外転
  3. 足関節底屈
  4. 足関節背屈

呼吸器•循環器疾患のリハビリテーション

努力呼吸

  • 吸気
    • 胸鎖乳突筋
    • 前斜角筋
    • 中斜角筋
    • 後斜角筋
  • 呼気
  • 内肋間筋
  • 腹直筋
  • 内腹斜筋
  • 外腹斜筋
  • 腹横筋

国家試験過去問

第2回-89

慢性閉塞性肺疾患の訓練法として誤っているのはどれか。

  1. 全身調整運動
  2. 排痰訓練
  3. 腹式呼吸
  4. 口ひろげ呼吸

第5回-94

慢性閉塞性肺疾患の理学療法で誤っているのはどれか。

  1. 体位排痰
  2. 胸式呼吸
  3. リラクセーション
  4. 歩行訓練

第7回-96

慢性閉塞性肺疾患のリハビリテーションで適切でないのはどれか。

  1. 口すぼめ呼吸訓練
  2. 気道の清浄化
  3. 胸郭のストレッチ
  4. 呼吸補助筋を使った呼吸

第10回-92

慢性閉塞性肺疾患に対する肺理学療法で誤っているのはどれか。

  1. 横隔膜を使った呼吸
  2. ゆっくりとした呼吸
  3. 呼吸補助筋を使った呼吸
  4. 深い呼吸

第11回-96

慢性閉塞性肺疾患に対する理学療法の目的で誤っているのはどれか。

  1. 残気量の増大
  2. 換気量の増大
  3. 気道分泌物の排出
  4. 1秒率の増大

第13回-95

慢性閉塞性肺疾患のリハビリテーション内容で誤っているのはどれか。

  1. リラクゼーション
  2. 速い呼吸パターン指導
  3. 四肢・体幹の筋力強化
  4. 口すぼめ呼吸

第23回-86

慢性閉塞性肺疾患患者に対する在宅での自主訓練で最も適切なのはどれか。

  1. スクイージング
  2. 口すぼめ呼吸
  3. バイブレーション
  4. "叩打法

第26回-81

筋萎縮性側索硬化症患者における人工呼吸器装着後のリハビリテーションで適切なのはどれか。

  1. 起き上がり訓練
  2. 更衣訓練
  3. 排痰訓練
  4. 歩行訓練

呼吸理学療法と目的の組合せで正しいのはどれか。

  1. 口すぼめ呼吸 ──────── 咳嗽機能強化
  2. 体位ドレナージ ─────── 吸気機能強化
  3. 胸郭モビライゼーション ─── 虚脱した気道の拡張
  4. 腹式呼吸訓練 ──────── 一回換気量増大

第29回-79

COPDの呼吸筋トレーニングはどれか。

  1. リラクゼーションを行う。
  2. スクイージングを行う。
  3. エルゴメータで訓練を行う。
  4. 水の入ったビンを吹く。

第30回-80

ヒュー・ジョーンズの分類で「息切れのために外出ができない」のはどれか。

  1. Ⅱ度
  2. Ⅳ度
  3. Ⅰ度
  4. Ⅴ度

第31回-80

疾患と換気障害の組合せで正しいのはどれか。

  1. 高位頸髄損傷 ――― 閉塞性換気障害
  2. 気管支喘息 ――― 拘束性換気障害
  3. 筋ジストロフィー ――― 閉塞性換気障害
  4. 肺線維症 ――― 拘束性換気障害

第2回-96

心疾患の運動負荷試験について誤っている記述はどれか。

  1. 負荷が過大になれば心電図異常が出現しやすい。 
  2. 自転車エルゴメーターは運動量をワット単位で表示できる。
  3. トレッドミルはベルトの傾斜やスピードを変化させる。
  4. マスター2階段法は段差を次第に高くする。

第8回-96

心疾患における運動強度の指標として適切でないのはどれか。

  1. 6分間歩行テスト
  2. メッツ(METS)
  3. 脈拍数
  4. 血圧

第24回-86

急性心筋梗塞後のリハビリテーションについて最も適切なのはどれか。

  1. 6週間プログラムで行う。
  2. 外来では行わない。
  3. 最大酸素摂取量での心拍数まで行う。
  4. 負荷試験をしながら進める。

第25回-87

心臓リハビリテーションの適応となるのはどれか。

  1. 高度な大動脈弁狭窄
  2. 冠動脈バイパス術後
  3. うっ血性心不全(NYHA Ⅳ度)
  4. 急性大動脈解離

第27回-86

心臓リハビリテーションにおける運動負荷試験の中止基準として正しいのはどれか。

  1. 息切れ
  2. 疲労
  3. 筋肉痛
  4. チアノーゼ

骨関節疾患

コッドマン体操

  • 1kg
  • 片側ずつ前屈位 腕は下垂
  • 身体を揺らす
  • 前後左右に円を描くように揺らす

マッケンジー体操

  • 腰を反る方向へ動かす

変形性膝関節症

国家試験過去問

第4回-96

変形性膝関節症について誤っている記述はどれか。

  1. 大腿四頭筋の萎縮が起こる。
  2. 膝の外反変形を生じやすい。
  3. 肥満は進行を助長する。
  4. 関節組織の退行変性による。

第9回-96

変形性膝関節症について誤っている記述はどれか。

  1. 大腿四頭筋の徒手抵抗運動を行う。
  2. 側方不安定性には装具を用いる。
  3. 肥満は悪化要因になる。
  4. 進行すると外反変形を生じやすい。

第24回-87

変形性股関節症に対する運動療法で最も適切なのはどれか。

  1. トランポリン
  2. 水中歩行
  3. ジョギング
  4. 階段昇降

第27回-87

変形性膝関節症に対する運動療法で最も適切なのはどれか。

  1. 階段昇降
  2. 水中歩行
  3. ジョギング
  4. 自転車エルゴメーター

第30回-81

変形性膝関節症に対するリハビリテーションで最も適切なのはどれか。

  1. 寒冷療法
  2. 自助具の使用
  3. 階段昇降訓練
  4. 下肢等尺性筋力訓練

腰痛

国家試験過去問

第6回-96

腰痛の治療について誤っている記述はどれか。

  1. 間欠牽引はマッサージ効果を期待する。
  2. 軟性コルセットは腹圧を高め症状を軽減する。
  3. 運動療法により姿勢の改善を図る。
  4. ウイリアムス体操は腰椎の伸展訓練である。

第14回-94

腰痛患者のリハビリテーションで誤っているのはどれか。

  1. 膝と股関節を軽く屈曲して寝るように指導する。
  2. 股関節のストレッチ体操を指導する。
  3. 物を持ち上げる際には中腰姿勢をとるように指導する。
  4. 腹筋の筋力増強訓練をする。

第26回-83

腰痛体操はどれか。

  1. マッケンジー体操
  2. クラップ体操
  3. バージャー体操
  4. フレンケル体操

第17回-91

大腿骨頸部骨折に対する人工骨頭置換手術前後のリハビリテーションで正しい記述はどれか。

  1. 座位が安定してから歩行訓練を開始する。
  2. 手術創が癒合し抜糸してから座位を開始する。
  3. 術後1か月は患肢の荷重を禁止する。
  4. 手術前は両下肢の自動運動を禁止する。

第13回-96

大腿骨頸部骨折で手術直後に行わないのはどれか。

  1. 創部へのホットパック
  2. ベッド上での体位交換
  3. 両下肢の関節可動域訓練
  4. 車いす座位訓練

第28回-88

大腿骨頸部骨折について正しいのはどれか。

  1. 交通事故による受傷が最も多い。
  2. 寝たきりの原因となることが多い。
  3. 安静期間をおいて手術を行うことが推奨される。
  4. 術後8週以降で荷重訓練を開始することが多い。

第13回-92

下肢の筋緊張が増強しないのはどれか。

  1. 腰椎椎間板ヘルニア
  2. パーキンソン病
  3. 痙直型脳性麻痺
  4. 頚髄不全麻痺

関節リウマチ

国家試験過去問

第4回-95

慢性関節リウマチで正しい記述はどれか。

  1. 進行しても関節強直は起こさない。
  2. 内臓病変を伴わない。
  3. 手指の尺側偏位を起こしやすい。
  4. 関節炎は大関節に起こりやすい。

第29回-81

関節リウマチに特徴的なのはどれか。

  1. 反張膝
  2. 環軸関節亜脱臼
  3. 内反尖足
  4. 下垂手

第31回-81

関節リウマチによる関節変形の組合せで正しいのはどれか。

  1. 頸椎 ―――― 環軸関節亜脱臼
  2. 足部 ―――― 内反足
  3. 膝 ――――― 反張膝
  4. 手関節 ――― 背側脱臼

第26回-88)

ステージⅠの関節リウマチの非活動期に行うリハビリテーションで最も適切なのはどれか。

  1. 関節の安静
  2. 軽い自動運動
  3. コッドマン体操
  4. 筋力強化訓練

第15回-86

関節リウマチ患者の筋力増強法として最も適切なのはどれか。

  1. 等尺性筋収縮訓練
  2. 等運動性訓練
  3. 遠心性筋収縮訓練
  4. 求心性筋収縮訓練

第1回-93

慢性関節リウマチの理学療法で正しいのはどれか。

  1. 筋力強化は行わない。
  2. スプリントを使う場合は自動運動を終日禁じる。
  3. 慢性期には変形予防が必要である。
  4. 急性増悪期にも安静は不要である。

第9回-95

慢性関節リウマチの理学療法で適切でない記述はどれか。

  1. 筋力維持増強訓練は他動運動を中心に行う。
  2. 疼痛を軽減する目的でホットパックを用いる。
  3. 全身訓練により呼吸運動の維持を図る。
  4. 関節可動域訓練は愛護的に行う。

第11回-91

関節リウマチのリハビリテーションで誤っている記述はどれか。

  1. 運動時痛を伴う間は関節の安静を保つ。
  2. 疼痛を軽減する目的で温熱療法を併用する。
  3. 関節可動域訓練は可動範囲いっぱいに動かす。
  4. 筋力強化は等尺性運動を基本とする。

第23回-87

関節リウマチ患者によく用いる自助具はどれか。

  1. 筆談ボード
  2. ユニバーサルカフ
  3. トランスファーボード
  4. リーチャー

神経疾患のリハビリテーション

末梢神経障害

神経障害

障がい神経変形適応装具特徴
正中神経猿手対立副子母指球の萎縮
示指・中指の屈曲障害
母指の対立障害
尺骨神経鷲手ナックルペンダ―型副子小指・骨間筋・虫様筋の萎縮
MP関節過伸展
PIP・DIP屈曲
環指と小指の屈曲障害
橈骨神経下垂手コックアップスプリント
トーマススプリント
手背屈の障害
回外運動の障害
手背の知覚障害・発汗障害
総腓骨神経下垂足短下肢装具腓骨頭部での圧迫障害が多い
麻痺の場合、鶏歩がみられる

国家試験過去問

第5回-96

末梢神経損傷で誤っている記述はどれか。

  1. 損傷軸索の再生時にチネル徴候がみられる。
  2. 神経伝導速度検査で異常を示す。
  3. 支配領域の発汗障害をきたす。
  4. ニューラプラキシアは神経の完全切断である。

第8回-95

末梢神経損傷におけるリハビリテーションとその目的との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 関節可動域訓練 ─── 拘縮の予防
  2. 自助具の使用 ──── 筋力の強化
  3. 装具の装着 ───── 変形の予防
  4. 自動介助運動 ──── 筋の再教育

第10回-93

末梢神経麻痺と装具との組合せで適切でないのはどれか。

  1. 総腓骨神経麻痺 ─── 短下肢装具
  2. 脛骨神経麻痺 ──── 長下肢装具
  3. 正中神経麻痺 ──── 短対立副子
  4. 尺骨神経麻痺 ──── ナックルベンダー

第12回-96

神経麻痺と装具との組合わせで正しいのはどれか。

  1. 尺骨神経麻痺 ──── コックアップスプリント
  2. 正中神経麻痺 ──── 長対立副子
  3. 総腓骨神経麻痺 ─── PTB免荷装具
  4. 大腿神経麻痺 ──── 短下肢装具

第13回-93

病態と装具との組合せで正しいのはどれか。

  1. 外反母趾 ───── 長下肢装具
  2. 腰椎圧迫骨折 ─── 体幹装具 
  3. 正中神経麻痺 ─── コックアップスプリント
  4. 脳卒中片麻痺 ─── PTB装具

第15回-88

短下肢装具が用いられるのはどれか。

  1. 閉塞性動脈硬化症
  2. 変形性膝関節症
  3. 下腿切断
  4. 総腓骨神経麻痺

第16回-91

橈骨神経麻痺に伴う症状として誤っているのはどれか。

  1. 手背の知覚障害
  2. 手背の発汗障害
  3. 下垂手
  4. 母指球筋の萎縮

第18回-91

四肢の末梢神経麻痺のリハビリテーションで行わないのはどれか。

  1. 関節可動域訓練
  2. 温熱療法
  3. 低周波治療
  4. 装具療法

第18回-91

末梢神経障害と装具との組合せで正しいのはどれか。

  1. 脛骨神経麻痺 ─── 長下肢装具
  2. 尺骨神経麻痺 ─── トーマススプリント
  3. 正中神経麻痺 ─── 対立装具
  4. 橈骨神経麻痺 ─── ナックルベンダー

第23回-88

重症の筋萎縮性側索硬化症のリハビリテーションとして最も必要なのはどれか。

  1. 低出力レーザーによる温熱療法
  2. 意思伝達装置によるコミュニケーション訓練
  3. ペグボードによる巧緻動作訓練
  4. バランスボードによるバランス訓練

第25回-88

短対立装具の適応となるのはどれか。

  1. 正中神経麻痺
  2. 尺骨神経麻痺
  3. 腋窩神経麻痺
  4. 橈骨神経麻痺

筋萎縮性側索硬化症患者における人工呼吸器装着後のリハビリテーションで適切なのはどれか。

  1. 歩行訓練
  2. 更衣訓練
  3. 排痰訓練
  4. 起き上がり訓練

第26回-85

疾患と装具の組合せで誤っているのはどれか。

  1. 変形性膝関節症 ――――― 足底装具
  2. 総腓骨神経麻痺 ――――― 長下肢装具
  3. 腰椎椎間板へルニア ――― 軟性コルセット 
  4. 脳梗塞 ――――――――― 短下肢装具

第30回-74

手関節背屈装具の適応となるのはどれか。

  1. 筋皮神経麻痺
  2. 尺骨神経麻痺
  3. 正中神経麻痺
  4. 橈骨神経麻痺

パーキンソン病

ホ―エン・ヤールの重症度分類

症状は片側に限局日常生活に問題なし
症状は両側性あるいは体幹日常生活に問題なし
姿勢反射の障害
ADLは自立、能力低下は軽度ないし中等度
重症の能力低下
1人で立ち、歩けるが、ADLは無能の状態
寝たきり、または車いす生活

第4回-91

異常歩行と原因との組合せで誤っているのはどれか。

  1. こきざみ歩行 ─── パーキンソン病
  2. アヒル歩行 ──── 筋ジストロフィー
  3. 酩酊歩行 ───── 小脳疾患
  4. 鶏歩 ─────── 股関節脱臼

下肢の筋緊張が増強しないのはどれか。

  1. パーキンソン病
  2. 頚髄不全麻痺
  3. 痙直型脳性麻痺
  4. 腰椎椎間板ヘルニア

第21回-88

異常歩行とその原因疾患との組合せで正しいのはどれか。

  1. トレンデレンブルグ歩行 ─── 変形性膝関節症
  2. 痙性歩行 ────────── ギラン・バレー症候群
  3. 失調性歩行 ───────── 脊髄損傷
  4. 小刻み歩行 ───────── パーキンソン病

第24回-88

パーキンソン病のヤール分類とリハビリテーションの組合せで最も適切なのはどれか。

  1. ステージⅣ ――― 電動車椅子操作訓練
  2. ステージⅢ ――― 立位バランス訓練
  3. ステージⅠ ――― 歩行訓練
  4. ステージⅡ ――― 立ち上がり動作訓練

第27回-88

パーキンソン病の歩行障害に対する訓練で最も有効なのはどれか。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      

  1. 松葉杖を用いた歩行訓練
  2. つぎ足歩行訓練
  3. 両長下肢装具を用いた歩行訓練
  4. メトロノームによるリズム歩行訓練

第29回-82

パーキンソン病患者の理学療法でメトロノームを用いて改善が期待されるのはどれか。

  1. 振戦
  2. 書字障害
  3. 小刻み歩行
  4. 構音障害

第30回-82

パーキンソン病の症状で正しいのはどれか。

  1. 前傾前屈姿勢
  2. ミオクロニー発作
  3. 下垂足
  4. 大殿筋歩行

第31回-82

パーキンソン病において、立ち直り反射の障害やバランスの不安定性がある重症度でのリハビリテーション治療で最も適切なのはどれか。

  1. 自助具の導入
  2. 線またぎ訓練
  3. 呼吸訓練
  4. 体位変換

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