細胞
第8回-15
細胞について誤っている組合せはどれか。
- 核 ────── ミトコンドリア
- 卵子 ───── X染色体
- 生殖細胞 ─── 減数分裂
- 細胞質 ──── 細胞小器官
細胞膜について
- 細胞膜:リン脂質二重層、半透性、イオンに対して選択的透過性
第9回-34
細胞膜について正しい記述はどれか。
- 糖脂質分子が規則正しく配列している。
- 脂質に溶けやすい物質ほど細胞膜を通りにくい。
- イオンに対して選択的な透過性をもつ。
- 蛋白質分子の二重層膜からなる。
第6回-34
細胞膜の構成成分はどれか。
- リボ核酸
- 乳酸
- 無機リン酸
- リン脂質
細胞小器官について
- 細胞質:細胞小器官+細胞質基質+細胞骨格
- 細胞小器官の種類
- ミトコンドリア:ATP合成
- 粗面小胞体:表面のリボソームでタンパク質をつくる、RNA
- 滑面小胞体:リボソームがついていない小胞体
- ゴルジ装置:物質運搬
- リソソーム(ライソソーム):不要な物質を分解処理する、加水分解酵素を多く含む
- 中心体:DNAを含む
第29回-24
不要な物質を分解処理する細胞小器官はどれか。
- リソソーム
- 粗面小胞体
- ミトコンドリア
- ゴルジ装置
第3回-34
分解酵素を含む細胞小器官はどれか。
- 中心体
- 小胞体
- リソソーム
- ミトコンドリア
第21回-31
細胞小器官とその働きとの組合せで正しいのはどれか。
- 中心体 ───── 物質運搬
- ゴルジ装置 ─── 細胞分裂
- リボソーム ─── 蛋白質合成
- リソソーム ─── 遺伝情報伝達
核とDNAについて
- 核:核膜+核小体(RNA)+染色質(DNA)
- 核:DNAを含有
- DNA(デオキシリボース):遺伝情報、二重らせん、アデニン・グアニン・チミン・シトシン
- RNA(リボ核酸):チミンの代わりにウラシル
第2回-34
DNAについて正しい記述はどれか。
- 1本のラセン構造である。
- 小胞体にある。
- 遺伝情報をもつ。
- 2種類の塩基で構成される。
第30回-24
DNAについて誤っているのはどれか。
- 二重らせん構造である。
- 遺伝情報をもつ。
- 塩基は3種類である。
- 染色体に含まれる。
第14回-33
RNAを構成する塩基でないのはどれか。
- チミン
- グアニン
- シトシン
- アデニン
第22回-31
RNAが多く含まれる細胞小器官はどれか。
- 粗面小胞体
- ゴルジ装置
- リソソーム
- ミトコンドリア
染色体と分裂
- 染色体:46個
- 常染色体:44個
- 性染色体:2個
- 性別
- 男性:XY
- 女性:XX
- 精子:XかY
- 卵子:Xのみ
- 分裂
- 減数分裂:生殖細胞
- 有糸分裂:体細胞
- 前期:核膜・核小体は消失し、染色体が形成される。2対の中心体がそれぞれの両極に移動し紡錘糸の形成を始める
- 中期:染色体は赤道面に配列し、紡錘糸がそれぞれに付着する
- 後期:2個の娘染色体が形成され、両極に移動する
- 終期:娘染色体は再び染色質に変わり、核小体が出現する
第4回-15
ヒトの染色体について正しい記述はどれか。
- 精子はX染色体を2個もつ。
- 常染色体の数は46個である。
- 精子は24個の染色体をもつ。
- 性染色体の数は2個である。
第15回-15
受精卵が両親からほぼ同量ずつ受けとるのはどれか。
- 小胞体
- 染色体
- リボソーム
- ミトコンドリア
第11回-16
有糸分裂で各々の染色体から分かれた2個の娘染色体が両極に移動する時期はどれか。
- 後期
- 終期
- 中期
- 前期
第16回-16
細胞の有糸分裂において、染色体が赤道面に配列するのはいつか。
- 後期
- 前期
- 終期
- 中期
第31回-15
細胞分裂時に消失するのはどれか。
- ミトコンドリア
- 核膜
- 染色体
- 中心体
膜輸送
- 受動輸送と能動輸送がある
- 受動輸送
- 物質の濃度差、電位差を駆動力とする
- 単純拡散・促通拡散・ろ過・浸透
- ATPは使わない
- 能動輸送
- ATPを利用して濃度勾配や電位勾配に逆らって輸送する
- 食作用:細胞膜の一部が小胞を形成し、大きな物質を細胞内に取り込む輸送方式
第25回-16
膜輸送について正しいのはどれか。
- 能動輸送では担体蛋白質を介して物質が細胞に取り込まれる。
- 食作用では細胞膜が物質を包み込んで細胞内に取り込む。
- 単純拡散では濃度勾配に逆らって物質が細胞膜を通過する。
- 促通拡散ではATP分解で生じたエネルギーを利用する。
体液
体液
- 体液分布
- 体液:体重の60%
- 細胞内液:40%、陽イオン=カリウムイオンを多く含む、陰イオン=リン酸水素イオン
- 細胞外液:20%(間質液:15%・血漿:5%)、陽イオン=ナトリウムイオンを多く含む(海水に似たイオン構成)、陰イオン=塩化物イオン
- 間質液(組織液):細胞の間にある15%
- 血漿:血液中の水分5%
- 体液pH7.35~7.45
- 体液の浸透圧は290mOsm/Lに保たれる
- 物質移動
- 拡散:濃度の高い方から低い方へ溶質(イオンなど)が移動すること
- 浸透:濃度の低い方から高い方へ溶媒(水など)が移動すること
- ろ過:
- 能動輸送:ナトリウムポンプ
- 膜動輸送:食作用、飲作用、開口放出
第10回-34
健康成人の体液について誤っている記述はどれか。
- 細胞内液にはカリウムイオンが多い。
- 細胞内液は間質液と血漿に区分される。
- 体液は体重の約60%を占める。
- 細胞外液にはナトリウムイオンが多い。
第16回-31
正常な体液について正しい記述はどれか。
- pHは約6.0である。
- 体液量は体重の約15%である。
- 体液の浸透圧は約290mOsm/ℓである。
- 細胞内液量は体重の約5%である。
第3回-35
細胞外液について正しい記述はどれか。
- 体重の約5%を占める。
- 海水と似たイオン構成である。
- 細胞内液よりカリウムが多い。
- 細胞内液より蛋白質が多い。
第25回-27
細胞外液について正しいのはどれか。
- 細胞内液よりも浸透圧が高い。
- 体重の60%を占める。
- 最も多く含まれる陽イオンはナトリウムイオンである。
- 間質液と血漿の蛋白質濃度は等しい。
第7回-35
細胞内液について正しいのはどれか。
- 血漿と同じ組成である。
- 細胞外液に比べ量が少ない。
- 細胞外液に比べ蛋白質が多い。
- 体重の約15%を占める。
第1回-34
半透膜を介して水が溶質濃度の低い側から高い側へ移動する現象はどれか。
- 能動輸送
- 拡散
- 浸透
- ろ過
第5回-44
ナトリウムポンプで正しいのはどれか。
- 能動的輸送
- 圧勾配による輸送
- 濃度勾配による輸送
- 拡散による輸送
第8回-34
細胞膜を介した物質の移動で浸透にあたる記述はどれか。
- エネルギーを使って移動する。
- 小分子のものが移動する。
- 水の分子が溶質濃度の高い方に移動する。
- 溶質分子が濃度勾配に沿って移動する。
組織
上皮組織
上皮組織
- 単層扁平上皮:物質が移動しやすいように薄くて平たい、血管内皮・リンパ管・肺胞・腹膜
- 重層扁平上皮:外部の刺激から守るため2層以上重なっている、皮膚・口腔・食堂
- 単層立方上皮:エネルギーを使って物質を移動させるところ、甲状腺の濾胞上皮・腎尿細管上皮
- 単層円柱上皮:物質を分泌・吸収するところ、胃・小腸
- 多列線毛上皮:物質を移動させるところ、鼻腔・気管
- 移行上皮:体液をためるところ、腎盂・腎杯・尿管・膀胱
第13回-15
最も伸縮性の高い上皮はどれか。
- 単層円柱上皮
- 重層扁平上皮
- 移行上皮
- 単層扁平上皮
第22回-15
腹膜を形成する上皮で正しいのはどれか。
- 扁平上皮
- 線毛上皮
- 移行上皮
- 円柱上皮
第24回-16
気管内面にみられるのはどれか。
- 多列線毛上皮
- 単層立方上皮
- 移行上皮っk
- 単層扁平上皮
結合組織
結合組織
- 線維性結合組織:細胞成分+細胞間質
- 線維:膠原繊維・細網線維・弾性繊維
- 細胞
- 線維細胞:膠原繊維や弾性繊維をつくる
- 大食細胞(マクロファージ):異物を食べる
- 肥満細胞:アレルギー反応に関わる
- 形質細胞:抗体をつくる
- 脂肪細胞:中性脂肪を蓄えている
- 軟骨組織
- 硝子軟骨:関節軟骨・肋軟骨・気管軟骨
- 弾性軟骨:耳介軟骨・鼻軟骨・咽頭蓋軟骨
- 線維軟骨:椎間円板・恥骨結合・膝関節半月
- 骨組織:骨基質・骨細胞
- 血液とリンパ
- 血球:赤血球・白血球・血小板
第18回-15
結合組織の細胞について正しい記述はどれか。
- 形質細胞はTリンパ球から分化した細胞である。
- 脂肪細胞の細胞質はコレステロールで占められる。
- 肥満細胞の細胞質は大量の中性脂肪で占められる。
- 大食細胞の細胞質には大量のリソソームが含まれる。
第13回-22
弾性軟骨はどれか。
- 気管軟骨
- 喉頭蓋軟骨
- 甲状軟骨
- 輪状軟骨
筋組織
筋組織
- 筋組織:筋原線維はアクチンとミオシンからなる
- 横紋筋:横紋あり
- 骨格筋:多核・随意筋・運動神経支配
- 心筋:単核・不随意筋・自律神経支配
- 平滑筋:横紋なし・単核・不随意筋・自律神経支配
- 横紋筋:横紋あり
第3回-15
骨格筋細胞の形態の特徴について誤っている記述はどれか。
- 紡錘形を呈する。
- 多数の核を有する。
- 長さは数cmに達する。
- 横紋構造を有する。
第12回-15
横紋筋線維でできているのはどれか。
- 幽門括約筋
- 尿道括約筋
- 瞳孔括約筋
- 膀胱収縮筋
神経組織
神経組織
- 神経組織:神経細胞(ニューロン)+神経膠細胞(グリア細胞)
- 神経細胞(ニューロン):細胞体・軸索・樹状突起
- 神経膠細胞(グリア細胞)
- 中枢神経系
- 星状膠細胞:血液脳関門の形成に関与
- 希突起膠細胞:中枢神経系の髄鞘形成
- 小膠細胞:異物などの除去(食作用)
- 上衣細胞:脳室の内面を覆う
- 末梢神経系
- 外套細胞:神経節細胞の支持と栄養
- シュワン細胞:抹消神経系の髄鞘形成
- 中枢神経系
第7回-15
神経組織の構成に関与しない細胞はどれか。
- シュワン細胞
- クッペル星細胞
- グリア細胞
- ニューロン
第10回-15
末梢神経の髄鞘形成に関与するのはどれか。
- シュワン細胞
- 神経膠細胞
- 神経細胞
- 外套細胞
第5回-28
髄鞘を形成する細胞はどれか。
- プルキンエ細胞
- 線維芽細胞
- 星状膠細胞
- シュワン細胞
第13回-16
血液脳関門の形成に関与するのはどれか。
- 星状膠細胞
- 希突起膠細胞
- 上衣細胞
- 小膠細胞
第21回-15
神経膠細胞で中枢神経の髄鞘形成に関与するのはどれか。
- 小膠細胞
- 上衣細胞
- 希突起膠細胞
- 星状膠細胞
浮腫
浮腫
- 浮腫(水腫):細胞外液の中の間質液の量が過剰に増えること
- 血管内静水圧の上昇:静水圧が上昇すると血漿の流出が増加
- 正常:組織液の量は血管内静水圧による血管から流出
- 全身:心不全・腎障害
- 局所:深部静脈血栓症・麻痺
- 血管透過性の亢進:炎症などにより血管のすき間が広がり、水分や物質の移動が亢進
- 正常:血管透過性による流出のしやすさ
- 全身:アナフィラキシー
- 局所:局所炎症・局所性のアレルギー・熱傷
- 血漿膠質浸透圧の低下:アルブミン減少で膠質浸透圧が低下すると、血漿の流出が増加する
- 正常:血漿膠質浸透圧による血管への吸収
- 全身:ネフローゼ症候群・肝硬変・低栄養
- リンパ管の閉塞:リンパ管が腫瘍などで閉塞し、リンパ管への流入が低下すると、組織液が増加する
- 正常:リンパ管への流入などの要因がかかわり正常に保たれる
- 局所:悪性腫瘍・リンパ節郭清後
- 血管内静水圧の上昇:静水圧が上昇すると血漿の流出が増加
- 症状:体重増加・むくみ
第2回-58
浮腫の原因となる病態はどれか。
- 低蛋白血症
- 低カリウム血症
- 高脂血症
- 高尿酸血症
第26回-54
浮腫をきたすのはどれか。
- 副甲状腺機能低下症
- 高コレステロール血症
- 非アルコール性脂肪肝
- うっ血性心不全
第4回-59
浮腫の原因でないのはどれか。
- 静脈圧の上昇
- 血漿浸透圧の低下
- 腎のナトリウム再吸収の増加
- バソプレシンの分泌低下
第23回-40
水腫の原因はどれか。
- 毛細血管静水圧の低下
- 毛細血管透過性の低下
- 血漿膠質浸透圧の低下
- 血液凝固能の低下
第3回-63
浮腫と原因との組合せで正しいのはどれか。
- 粘液水腫---腎機能低下
- 肝性浮腫---低蛋白血症
- 腎性浮腫---副腎機能低下
- 心性浮腫---静脈圧低下
第10回-60
浮腫について誤っている組合せはどれか。
- 心臓性浮腫---朝方に増強
- 腎性浮腫---顔面から出現
- 肝性浮腫---腹水を伴う
- 栄養性浮腫---全身に出現
第18回-32
血漿の膠質浸透圧の維持に必要な蛋白質はどれか。
- トロンビン
- フィブリン
- アルブミン
- グロブリン
第22回-53
血漿膠質浸透圧低下による浮腫がみられるのはどれか。
- うっ血性心不全
- 肝硬変
- 癌性胸膜炎
- フィラリア症
第15回-137
「20歳の男性。急に下腿に著明な浮腫が出現した。労作時呼吸困難はなく、肝機能は正常。高度蛋白尿と高脂血症を認めた。」この文で示す患者の浮腫の機序として適切なのはどれか。
- 膠質浸透圧低下
- 心拍出量減少
- 門脈圧亢進
- 静脈圧上昇
脱水
脱水
- 脱水:身体に水分が不足している状態
- 高張性脱水:水が欠乏して起こる
- 低張性脱水:ナトリウムが欠乏して起こる
- 等張性脱水:水とナトリウムが同じくらい欠乏して起こる
第24回-71
脱水を起こしやすいのはどれか。
- 腸閉塞
- 大腸ポリープ
- 胃下垂
- 食道憩室
第16回-67
腎前性急性腎不全の病因はどれか。
- 脱水
- ミオグロビン尿症
- 尿管結石
- 糸球体腎炎
第20回-80
「78歳の女性。大腿骨頸部骨折の術後3日間ベッド上安静であったが、突然胸痛、呼吸困難が出現した。胸部単純エックス線写真でうっ血所見はなく、肺野の透過性増大がみられた。血性クレアチニンキナーゼ値は正常、D-ダイマー値上昇が認められた。」本疾患の危険因子として最も重要なのはどれか。
- 脱水
- 貧血
- 運動
- 徐脈
腫瘍
腫瘍
- 腫瘍とは細胞が無秩序に増殖したもの
- 良性腫瘍と悪性腫瘍(ガンと肉腫)に分けられる
- 上皮性腫瘍:扁平上皮・腺上皮・移行上皮などに由来する腫瘍、蜂窩状を示す
- 良性:乳頭腫・腺腫
- 悪性(悪性上皮性腫瘍:ガン):扁平上皮ガン・腺ガン・移行上皮ガン
- 非上皮性腫瘍:結合組織・筋・造血組織・神経・血管内皮・骨・軟骨などに由来
- 良性:線維腫・脂肪腫・筋腫・血管腫・骨腫・神経鞘腫
- 悪性(悪性非上皮性腫瘍:肉腫):骨肉腫・線維肉腫・平滑筋肉腫・脂肪肉腫・白血病・悪性リンパ腫
良性腫瘍 | 悪性腫瘍 | |
増殖形式 | 膨張性 | 浸潤性 |
増殖速度 | 遅い | 速い |
境界 | 明瞭 | 不明瞭 |
分化度 | 高分化(成熟)型 | 低分化(未熟)型 |
異型性 | 弱い | 強い |
核分裂 | 少ない | 多い |
悪液質 | ない | 起こす |
転移 | しない | する |
再発 | 少ない | 多い |
予後 | 良い | 悪い |
- 腫瘍の影響
- 局所:圧迫・管腔閉塞・組織破壊・細胞感染・出血
- 全身:悪液質・壊死物質による発熱・免疫異常・内分泌異常
第2回-55
腫瘍について正しい記述はどれか。
- 非上皮性腫瘍は蜂巣構造を示す。
- 上皮性腫瘍は実質と間質との境界が不鮮明である。
- 悪性腫瘍は異型性が強い。
- 良性腫瘍は浸潤性に発育する。
第3回-54
腫瘍について正しい記述はどれか。
- 線維腫は悪性非上皮性腫瘍である。
- 乳頭腫は良性非上皮性腫瘍である。
- 血管肉腫は悪性上皮性腫瘍である。
- 腺腫は良性上皮性腫瘍である。
第11回-56
組織学的悪性度の評価で重要性が最も低いのはどれか。
- 成熟度
- 間質量
- 核分裂像
- 核異型
第4回-55
腫瘍に属さないのはどれか。
- 腺腫
- カルチノイド
- 肉芽腫
- ホジキン病
第18回-51
腫瘍の良性・悪性を判定するための所見として適切でないのはどれか。
- 腫瘍病変境界の性状
- 転移の有無
- 核分裂像の頻度
- 蜂窩状構造の有無
第1回-56
悪性腫瘍について正しいのはどれか。
- 増殖が遅い。
- 転移する。
- 膨張性発育をする。
- 異型性が弱い。
第14回-53
悪性腫瘍細胞の特徴として誤っている記述はどれか。
- 核分裂像が多い。
- 細胞質に対する核の面積比(N/C比)が小さい。
- 極性を欠く。
- 核小体が明瞭である。
第15回-51
悪性腫瘍の特徴として誤っているのはどれか。
- 浸潤性発育を示す。
- 境界が明瞭である。
- 転移を起こす。
- 出血壊死を伴う。
第25回-44
上皮性腫瘍はどれか。
- 乳頭腫
- 線維腫
- 膠芽腫
- 白血病
第5回-56
上皮内癌が発生する部位はどれか。
- 胃
- 結腸
- 胆嚢
- 子宮腟部
第1回-55
非上皮性腫瘍に属するのはどれか。
- 乳頭腫
- 腺腫
- 腺癌
- 線維腫
第26回-44
生命予後が良好なのはどれか。
- 線維腫
- 中皮腫
- 膠芽腫
- 白血病
第26回-55
骨腫瘍で予後が悪いのはどれか。
- 軟骨肉腫
- 内軟骨腫
- 外骨腫
- 類骨腫
第15回-67
骨肉腫について誤っている記述はどれか。
- 骨原性の悪性腫瘍では最も多い。
- 中年以後の発症が多い。
- 膝周囲の発症が多い。
- 疼痛・腫脹・発赤がみられる。
第26回-61
中皮腫と関連するのはどれか。
- 塩蔵食品
- アルコール
- アスベスト
- アセトアルデヒド
第8回-56
腫瘍の間質について誤っている記述はどれか。
- 肝細胞癌の間質は毛細血管からなる。
- 硬性癌には膠原線維が多い。
- 肉腫では腫瘍細胞と間質の境界が明瞭である。
- 浸潤性発育を示すのは悪性腫瘍である。
第12回-56
腫瘍の壊死によって引き起こされる病態はどれか。
- 発熱
- 悪液質
- 免疫異常
- 内分泌異常
- 上皮性腫瘍:扁平上皮・腺上皮・移行上皮などに由来する腫瘍、蜂窩状を示す
- 乳頭腫:皮膚や咽頭の扁平上皮、膀胱の移行上皮、大腸の円柱上皮
- 腺腫:胃腸・乳腺・卵巣・唾液腺
- 嚢胞腺腫:卵巣に多発
- 扁平上皮癌:皮膚・口腔(舌)・咽頭・食道・子宮頸部に好発、癌真珠
- 腺癌:胃・大腸・結腸・膵臓・気管支・肺・甲状腺・腎臓・子宮体部・乳腺・卵巣
- 移行上皮癌:膀胱・尿管に好発
- 非上皮性腫瘍:結合組織・筋・造血組織・神経・血管内皮・骨・軟骨などに由来
- 線維腫・脂肪腫・筋腫・血管腫・骨腫・神経鞘腫
- 骨肉腫・線維肉腫
第22回-49
扁平上皮癌が好発するのはどれか。
- 食道
- 胃
- 小腸
- 大腸
第27回-44
扁平上皮癌が最も発生しやすいのはどれか。
- 舌
- 胃
- 胆嚢
- 膵臓
第28回-44
腺癌の発生頻度が最も高いのはどれか。
- 皮膚
- 舌
- 子宮頸部
- 膵臓
第7回-55
腺癌の好発部位として誤っているのはどれか。
- 肺
- 胃
- 結腸
- 子宮腟部
第32回-64
原発性悪性骨腫瘍で最も頻度が高いのはどれか。
- 骨肉腫
- 軟骨肉腫
- ユーイング肉腫
- 脊索腫
第5回-55
腫瘍とその好発部位との組合せで正しいのはどれか。
- 嚢胞腺腫---卵巣
- 乳頭腫---肝臓
- 扁平上皮癌---大腸
- 腺癌---膀胱
第6回-55
腫瘍とその好発部位との組合せで誤っているのはどれか。
- 乳頭腫---膀胱
- 腺腫---大腸
- 横紋筋腫---子宮
- 脂肪腫---皮下組織
第4回-56
ウイルスが原因となる腫瘍はどれか。
- ウィルムス腫瘍
- 成人T細胞白血病
- 移行上皮癌
- ユーイング肉腫
第9回-56
ウイルスが関与しない腫瘍はどれか。
- 腎癌
- 肝細胞癌
- 成人T細胞白血病
- バーキットリンパ腫
ガンの原因
- ガンの性差
- 男性:肺癌や食道癌
- 女性:甲状腺がん・胆のうがん
- 死亡率が最も高いガン
- 男性:肺癌
- 女性:大腸癌
- 癌ウイルス
- EBウイルス:バーキットリンパ腫、鼻咽頭癌
- HTLウイルス:成人T細胞白血病
- 肝炎ウイルス:肝癌
- アデノウイルス:網膜芽腫
- ヒトパピローマウイルス:子宮頸癌
第17回-51
男性よりも女性に多い癌はどれか。
- 膵臓癌
- 胆嚢癌
- 肝臓癌
- 食道癌
第29回-38
男性に比べて女性に高頻度に発生するのはどれか。
- 膵癌
- 食道癌
- 大腸癌
- 甲状腺癌
第31回-38
2019年の我が国におけるがん死亡統計で男性死亡数が最も多いのはどれか。
- 肺がん
- 肝臓がん
- 膵臓がん
- 大腸がん
第19回-51
我が国における最近のがん死亡統計について正しい記述はどれか。
- 男性死亡者数は肝がんが最も多い。
- 女性死亡者数は乳がんが最も多い。
- 肺がん死亡者数は増加している。
- 大腸がん死亡者数は減少している。
第10回-4
喫煙が危険因子となる疾患はどれか。
- 結腸癌
- 食道癌
- 乳癌
- 白血病
第11回-7
発がん性の強いのはどれか。
- 生野菜
- 煮魚
- コーヒー
- タバコ
第13回-56
発がん因子として適切でないのはどれか。
- 赤外線
- ダイオキシン
- アスベスト
- EBウイルス
第12回-7
病原微生物が関与する癌はどれか。
- 食道癌
- 肺癌
- 乳癌
- 肝細胞癌
第11回-79
疾患と危険因子との組合せで正しいのはどれか。
- 肝細胞癌---ウイルス感染
- 喉頭癌---細菌感染
- 大腸癌---高繊維食摂取
- 肺癌---飲酒
第32回-38
腫瘍と発がんに関連する微生物の組合せで誤っているのはどれか。
- 子宮頸癌---HPV
- 肝細胞癌---サイトメガロウイルス
- バーキットリンパ腫---EBウイルス
- 胃癌---ヘリコバクター・ピロリ
第20回-9
がんと危険因子との組み合わせで正しいのはどれか。
- 胃がん---高蛋白食
- 乳がん---授乳
- 子宮頸がん---ヒトパピローマウイルス
- 肺がん---肥満
前癌病変・側癌病変
- 前癌病変
- 口腔がん:白板症
- 胃癌:胃における異型増殖、腸上皮化生
- 子宮頸癌:子宮頸部における異形成
- 側癌病変:ガン化とは直接関係ない病変
- 胃癌:胃潰瘍
- 乳がん:乳腺症
- 肝癌:肝硬変(B型・C型肝炎ウイルスによる肝硬変は除く)
第20回-51
癌と前癌病変との組合せで正しいのはどれか。
- 子宮頸癌---子宮頸部異形成
- 胃癌---胃潰瘍
- 乳癌---乳腺症
- 前立腺癌---前立腺肥大
第30回-38
癌と前癌病変の組合せで正しいのはどれか。
- 乳癌---乳腺症
- 口腔癌---白板症
- 子宮体癌---子宮筋腫
- 前立腺癌---前立腺肥大
転移
- 転移の経路
- リンパ行性:原発巣に属するリンパ節が主
- 血行性:血液の方向に従って運ばれ形成される、門脈を含む静脈系が主となり肺や肝臓が転移の好発部位
- 門脈域の癌:肝
- 上下大静脈の癌:肺
- 胃癌:肝
- 肝癌:肺
- 肺癌:脳
- 転移しにくい臓器:心臓・筋・脾臓
- 体腔内性:遠隔部位に散布される、胸腔・腹腔
- TNM分類:ガンの進行度合いを現す指標としての病期分類
- T:原発腫瘍の大きさ
- N:リンパ節転移の有無
- M:遠隔臓器への転移の有無
- ガンの診断に用いられる病理検査は組織診と細胞診
第24回-44
癌が最も転移しやすい臓器はどれか。
- 心臓
- 脾臓
- 肝臓
- 腎臓
第23回-43
癌の病期分類の決定に必要な項目はどれか。
- 悪液質
- 腫瘍マーカー
- 組織型
- リンパ節転移
腫瘍マーカー
大腸癌 | CEA・CA-19-9 |
肝癌 | PIVKA-Ⅱ・α-フェトプロテイン(AFP) |
膵癌 | CEA・CA-19-9 |
前立腺癌 | PSA |
胃癌 | STN |
卵巣癌・子宮頸癌 | CA125 |
肺癌・食道癌 | SCC |
第16回-51
腫瘍マーカーはどれか。
- αフェトプロテイン
- 組織適合抗原
- ヒスタミン
- シクロオキシゲナーゼ
第20回-65
癌と腫瘍マーカーとの組合せで正しいのはどれか。
- 大腸癌---CEA
- 子宮体癌---SCC
- 胃癌---CYFRA
- 乳癌---AFP
第29回-43
疾患と腫瘍マーカーの組合せで最も適切なのはどれか。
- 肝臓癌---CA125
- 胃癌---AFP
- 前立腺癌---PSA
- 卵巣癌---SCC抗原
第23回-44
癌と腫瘍マーカーの組合せで最も適切なのはどれか。
- 肝細胞癌---HCG
- 胃癌---CEA
- 食道癌---CA19-9
- 肺癌---PSA
第18回-78
「60歳の男性。軽度呼吸困難で来院。腹部膨隆と女性化乳房とがみられ、上部消化管内視鏡検査で食道・胃静脈瘤を認める。血液検査で血小板と白血球に減少が認められ、C型肝炎ウイルス陽性であった。」この疾患に合併する悪性腫瘍の早期発見に有用な腫瘍マーカーはどれか。
- AFP
- CEA
- CA19-9
- PSA
第28回-76
929 次の文で示す症例について、問いに答えよ。「35歳の女性看護師。皮膚の黄染、全身倦怠感にて受診。針刺しの既往がある。肝炎ウイルスマーカーでは、HCV抗体陽性、HCV-RNA陽性で、他は陰性であった。」本疾患に合併する悪性腫瘍で上昇する腫瘍マーカーはどれか。
- CA125
- SCC
- CEA
- AFP