まず、あなたはなんで転職を考えているのですか?
「サービス残業ばかりで疲れる」
「休みがもらえない」
「お給料が少なすぎる」
「上司の言うことがキツい」
「この職場では自分の成長を感じられない」
などなど、辞めたいと思う理由は人それぞれだと思います。
なぜ、今の職場を辞めたいのかを考えるところから転職の準備が始まります。
Kagayaの転職は自分の適性職場を知るためでもあるかなと今では思っています。
今の職場を辞めたい理由を考える
辞めたい理由をしっかり考えることは、のちに退職希望を上司に報告するときの引き止めにあわないようにするためです。
「退職相談」では必ず引き止めにあいます。
辞めると決めたときは「退職の意思表示」をするのです。
常に「辞めたい、辞めたい」と言っていた先輩看護師がいました。ずっと退職を認めてもらえませんでした。
本当に辞めたい看護師は意思が強いので、素知らぬ顔で静かにとっとと辞めていきました。
きっと、この先輩看護師は「何となく辞めたい病」の人だったんだろうなと思います。
上司も管理職になるほどのキャリアを持っているのでバカではありません。
部下のウソぐらい見抜く洞察力はあります。
辞めたい理由を素直にすべて話す必要はありませんが、ウソは見抜かれます。
もし辞めたい理由が労働環境問題であるのであれば、
オスカル様と一緒に労働条件について確かめてみると良いです。
職場のロッカーにポスターを貼っておくと何かの効果があるかもしれませんよ(ハラスメント心当たりのある人に?)。
次なる職場探し
求人情報による情報収集
Kagayaは重症心身障がい児(者)か脊髄損傷の看護がしたかったのでそこをブレずに自分がやってみたいこと気になる働き方、やりたくないことはしっかりとスジを通して今まで職場探しをしてきました。
色々な職場を経験して「病院スケジュールに合わせた働き方はしたくない」「夜勤はやりたくない」「一日中、建物の中で働きたくない」「集団で働きたくない」「事務作業はムリ」などなど。
結論「訪問看護ステーション」で働くことでした。
そして、雇用形態は常勤より非常勤が楽です(ボーナスはストレス代です‼。
ハローワークや日本看護協会の「eナースセンター」で仕事を探すのも良いですが、Kagayaの探し方が悪いのか思うような求人が見つからなかったので、転職サイトで情報収集をしていました。
転職サイトを通すと面接すらできない職場もあります。
Kagayaは情報収集のためのみに利用していました。
職場の情報は転職サイトによってわかる内容がちょっとずつ違うので複数登録しておくのがおススメです。
*Kagayaの登録している転職サイト
- 看護roo:求人だけではなく転職サポートが充実していて良いです。
- スーパーナース:単発バイトや短期派遣の求人もあります。
- ナースパワー:日本初の看護師専門の転職サイトです。
気になる職場のホームページを見る
転職サイトで見つけた気になる職場のホームページの求人募集を見ます。
気になる職場が求人募集されているか確認します。
転職サイトを通すと「現在募集していない」と返事がくる場合があるからです。
ホームページから職場の雰囲気が感じられたり、職場が運営しているブログを読むことができたりするので、ホームページはチェックです。
履歴書を持って見学に行く
求人募集に見学可と記載されていることがあったり、職場の方から見学に来てくださいと言われたりします。
面接をする前に施設見学をしておくと良いです。
施設見学に行くときは履歴書も一緒に持っていくと、そのまま面接になることもあります。
常勤の場合は偉い感じの人も一緒に面接する場合が多いですが、非常勤の場合は看護師部長と世間話をしながら即採用の場合もあります。
見学した職場が気に入れば、その場で履歴書を提出すると何回も行かなくてすみます。
面接した場合には必ず現職場の退職状況がどこまで進んでいるのか、いつぐらいに退職できるかをしっかりと伝えましょう。
正直に答えて採用が見送られたのなら、ご縁がなかったとあきらめましょう。
お互いの都合というものがあるので仕方がありません。
円満退職に向けて退職交渉
ジプシーナースなので何回も退職交渉してきました。
何回やっても緊張します。
テストと同じです。
どのタイミングでどのように伝えればいいか考えてシミュレーションしないといけません。
Kagayaは定期的に行われる面談日に口頭で意思表示をしたり普通の勤務日に退職願いを提出したりしました。
退職の意思を伝える
退職希望を伝えるのは、法律上では退職日の2週間前(14日)に職場へ申告すれば退職することはできます(直属の上司でなくてもよいです)。
しかし、看護業界で14日前に「退職しま~す」と言って退職されては周りの人が困ります。
その職場で「非常識な人」として語り継がれしまいます。
職場の就労規則を確認して、退職希望日の3~5ヶ月くらい前に伝えるのが良いです。
Kagayaは大体、半年前くらいに伝えていました。
退職日までに業務の引継ぎを行う
具体的な退職日が決まれば、あとはその日を迎えるを指折り数えながら過ごします。
早めに周囲に知らせる必要がある職場とギリギリまで知らせる必要のない職場があります。
業務の引き継ぎも業務も上司と相談しながら行ってください。
退職届を提出する
退職日2週間くらい前から退職届などの事務職から必要書類の提出を求められて来ます。
指示にしたがって必要書類を提出してください。
社会保険に関する手続きなど、次の職場にスムーズに転職できるようにしてくれます。
退職交渉に失敗したけど辞めたい方は?
絶対におススメはできないし、円満退職できないことを覚悟してください。
看護業界は広いようで狭いです。
後々に自分にとって不利になることもあります。
よく考えて、それでも辞めたい方は実行してください。
強行突破で辞める
直属の上司に退職の意思を伝えなくても、職場の事務職に伝えれば良いのです。
退職届を郵送しても良いのです。
法律上では退職日の14日前に職場へ申告すれば退職できます。
つまり、退職届を提出してから14日待てば退職です。
14日以上年休がある人は退職届けを出した次の日から職場に行かなくてもいいのです。
ただし、離職票や返却物がある場合は、自分でどうするのか、職場に伝える必用があります。
無いと色々な手続きがめんどうなことになります。
少しでも職場の人にお世話になったと感じるのであれば、絶対に止めた方がいい退職方法です。
退職代行サービスを利用する
退職は何万もお金を払わなくても退職できます。
しかし、辞めたあとの離職票や返却物はどうするのかは自分で解決しないといけません。
しかし、退職代行サービスを利用すると伝えてほしいことを業者がすべて職場に伝えてくれるらしいです。
円満退職にはなりませんが、強行突破で自分で辞めるよりは、退職代行サービスを利用する方が、手続きに必要な色々な書類も手元に届くので利用するのもいいかもしれません。
今はこんなにも退職代行サービス会社があるんですね。
とても需要が高いサービスらしいです。
まとめ
職場を辞めるときは円満退職が理想です。
職場がブラックでない限り上手に退職交渉すれば円満退職はできます。
しかし労働環境が問題で辞めたいと考えている方は、まずは問題となる労働環境について、話し合いで解決できるのであれば転職しない方が良いです。
転職するということは労力がいる行為です。
転職に失敗しないようにどんなに準備していても、実際に働いてみないと職場の雰囲気など、わからないこともあります。
転職にはリスクを伴うこともあります。
まずは転職する前に今の職場でできることを考えてから準備をしていくと良いです。
そんなKagayaは、転職した次の日には、次の転職を考え情報収集しています。