このブログを読もうとしている人は転職サイトの利用って実際はどうなの?と疑問に思っていることと思います。
看護師の転職活動には
- ハローワーク
- eナースセンター(日本看護協会)
- 転職サイト
- 友人・知人の紹介
- 直接応募
5つの方法があります。
今回は、その中の転職サイト利用について話したいと思います。
転職サイトの仕組みについて
転職サイトは転職を成功させるために、あなたの希望に沿った求人を紹介し、選考を通過できるためのサポート、内定後の調整などを行ってくれるのが、ハローワークやeナースセンター(日本看護協会)との違いです。
転職を希望している看護師は当然、無料で利用できます。
なぜ無料で利用できるかというと、転職サイトのエージェントが紹介した看護師が就職すると、就職先の病院や施設から報酬を受け取るシステムになっているからです。
その成果報酬は、就職した看護師の年収の2~3割です。
つまり、年収500万円の看護師が就職すると100~150万円を就職先の病院や施設から支払われることになります。
就職先から100~150万円で買われたと思うと、なんか切ない…。
転職サイトは登録した方がいいの?
利用するしないに関わらず、複数の転職サイトには登録した方が良いです。
転職を成功させるためには情報収集が重要となります。
ハローワークや日本看護協会の「eナースセンター」で探すのも良いですが、情報量が圧倒的に多いのは転職サイトです。
転職サイトの主なサービスとして
- 非公開を含む求人紹介
- 履歴書の添削
- 面接日程の調整
- 面接対策
- 雇用条件の交渉
- 転職後のフォロー
が無料で利用できます。
履歴書作成が苦手ない人は履歴書の書き方のコツを教えてくれます。
1人での面接が不安な人は一緒に面接にも来てくれます。
転職先との交渉が苦手な人は代わりに交渉してくれます。
どこまでのサービスを利用したいかは、あなた自身が決めていいのです。
Kagayaは情報収集目的で転職サイトに複数登録しています。
【体験談】実際に転職サイトを利用すると…
転職サイトに登録すると数分後に電話がかかってきます。
怖いぐらい早いです。
気になる求人を詳しく知りたいから登録したのに、看護師経歴や希望施設などヒアリングしてきます。
「とっとと知りたい情報教えろや」と思いますが、聞いてもいない施設を勧めてきたりしてきます。
気になる求人について尋ねると「現在募集しているのか確認します」と一度、電話は切れます。
しばらくすると電話はかかってきて「現在は募集していないとのことです」と言われ、別の希望していない職場を紹介してきます。
とにかく、希望していない職場を紹介されうっとおしいです。
そして疑問です。
なぜ、募集していないはずなのに色々な転職サイトの求人検索に引っかかるのか?
そこで直接、求人元に連絡することにしました。
連絡してみると、なんと求人募集しているとのことでした。
つまり転職サイトを通すと面接すらできない職場もあるということがわかりました。
大きな病院ではなく、立ち上がったばかりの訪問看護ステーションです。
採用者側の気持ち
毎年、看護師国家試験に合格して5万5000人以上の新人看護師が誕生しています。
毎年それだけの看護師が誕生するのだから、本来は飽和状態のはずです。
しかし現実は、なぜかずっと看護師不足です。
看護師はどこへ行ってしまうのでしょうか?
そんな採用者側も人材探しには苦労しています。
採用者側の看護師人材探しには
- ハローワーク
- ナースセンター
- 転職サイト
- 在職者の友人、知人の紹介
- 自社募集
- 看護学校の紹介
の6つの方法があります。
実習生を受け入れるような大きな病院は看護学校とのつながりも強く、人材探しには苦労していません。
また、有名な専門病院や人気の病院も看護師の方からやってくるので苦労していません。
人材探しで苦労しているのは、介護施設や訪問看護ステーションなど小さなところです。
一人退職してしまうと、次の人を探すのは大変です。
人件費もそれほど掛けることができません。
無料の求人サイトや転職サイトに掲載依頼は出します。
看護師の能力も、超急性期のバリバリ働いているキャリアは求めていません。
一通りのことができる看護師で十分なのです。
そこが、転職サイトを利用すると不利になると言われるところです。
転職サイトを通して「募集をしていない」といわれ、直接応募では募集しているといわれた職場には無事に就職できました。
小さな事業所なので、普通に外部との電話には出ることもあります。
転職サイトから連絡来た場合は「募集していない」というおたっしでした。
報酬料を払いたくないと思う職場がある一方で、高い報酬料を払ってでもバリバリのキャリアがある看護師がほしいという職場もあります。
野良で来た看護師より転職サイトを通して来た看護師の方が質が良いとの考えです。
看護師の人件費にどれだけかけられるかは、その職場しだいということです。
結局、転職サイトは利用した方がいいの?使用しない方がいいの?
転職サイトを使用するもしないも選択するのはあなたです。
あなたが希望する職場によって転職サイトを利用すると、有的になることもあるし不利になることもあります。
転職サイトを通して不採用になった場合、直接応募で採用されることもあります。
結局のところは、あなたの利用しだいです。
まとめ
事業所が小さく人件費にあまりお金をかけたくないという職場もあります。
その一方で、婚カツのマッチングアプリと同じように、採用者側も転職サイトで優秀な人材を探したいと思っている職場もあります。
転職希望者も採用者側もそれぞれの目的に合わせて転職サイトを利用しています。
転職サイトを利用したからといって、就職に不利になることはありません。
就職は結婚と同じです。
お互いに合う合わないはあります。
いい職場に転職できて良かった❗
いい人材に来てもらえることができて良かった❗
と、双方が思えるのが一番の転職が成功したいえるでしょう。
メリット、デメリットに思うことは人それぞれです。
良い職場に巡り合えるよう、転職活動の一つの選択肢として、転職サイトを利用していくのもいいと思います。