昨今、低賃金・長時間労働・雇用形態による待遇差別など、さまざまな労働環境問題が浮上しました。
国もこの問題を解決すべく、2019年4月より「働き方改革関連法」が順次施行しています。
詳しくは厚生労働省ホームページ
パンフレット
働き方改革~一億総活躍社会に実現に向けて
働き方改革関連法に関するハンドブック(時間外労働の上限規制等について)
など、労働に関する法律がわかりやすく説明してあるパンフレットがたくさんあります(もし、今の働きき方に疑問がある場合は読んでみると良いかもしれませんよ)。
そんな社会の流れから「副業」や「起業」を推奨している傾向が強くなってきています。
看護師も「起業」する時代です。
看護学校卒業後、生涯一つの職場に尽くすことは素晴らしいことだと思います。
だけど「どんにな頑張ってもお給料に反映されない」「忙しすぎて自分の理想の看護ができない」「人間関係がギスギスして安心して働けない」などの理由で、転職を繰り返したり看護業界から離れてしまったりする看護師もたくさんいます。
そんな人に雇われストレスと戦い続けたkagayaも鍼灸師として独立することを決めました。
自分の理想的な職場は自分で作ることが最大の働き方改革です‼️
看護師の給与事情
看護師の平均収入
厚生労働省が発表した「令和3年賃金構造基本統計調査」によると2021年の看護師の平均年収は498.6万円となっており、ここ数年のデータによると看護師の平均収入は増加傾向にあります。
そこから所得税や社会保険料などが引かれるため手取り年収は360~390万円程度となります。
月収手取りでいうと25~27万円程度が看護師の給与の相場になります。
看護師給与の内訳
基本給
給与の基本の部分になります。
職場の給与規定により基本給の決め方が違います。
各種手当
基本給では充足できない部分を補う給与項目です。
大抵ボーナスは基本給をもと算定されます。
基本給が低く、各種手当分が高いところはボーナスが少ないということです。
給与内訳はよく確認した方が良いです。 通勤手当や住宅手当、資格手当などはここに含まれます。
時間外勤務給
法定労働時間(週40時間、1日8時間)を超えて就労した場合、給与の25%増しの給与を支払うことが労働基準法で定められています。
残業手当や夜勤手当はここに含まれます。
ボーナス(賞与)
一般的にボーナス(賞与)とは、夏と冬に給与とは別に支給されることが多いと思います。
しかし、ボーナス(賞与)は経営者側からすれば法的に支払い義務はないのです。
つまり正社員でもボーナスがないこともあるのです。
「ボーナス(賞与)がない代わりに月給が高い場合」「一律ボーナス1万円」「業績が良ければ支払う」「完全ボーナスなし」など経営者の考え方によって変わってきます。
ボーナス貰えるのは当たり前と思わず、よく確認してみてください。
看護師の年収600万を目指した働き方とは?
では実際、年収600万を目指したを働き方とはどのようなものでしょうか?
- 正職員で勤続20年以上
- 中間管理職以上の役職に就く
- 夜勤専従で働く
- 非常勤のダブルワーク
- 単発バイトをする
正職員で勤続年数20年以上
終身雇用の考え方がだんだん薄れ、転職するのが当たり前の昨今ですが、看護師業界はまだまだ年功序列の終身雇用の考え方が強いです。
看護学校を卒業した20歳代前半の新人看護師が、コツコツを働き続けベテラン看護師となる40歳代頃には年収600万に到達するでしょう。
勤続年数が上がることにより基本給が上がってきます。
基本給が上がるとボーナスも上がることが多いです。
そのため、新人の頃は給与が少なくても、きちんと年月を積み重ねれば確実に年収600万になります。
中間管理職以上の役職に就く
看護部長や看護師長レベルの管理職になることで役職手当が付き収入が高くなります。
経営やマネジメントが得意な人ならいいですが、現場で率先して看護をやりたい人には向いてないと思います。
管理職は職員の勤務管理、運営管理、患者さんからのクレーム対応などとてもストレスの多い役職だと思います。
Kagayaは目指そうと思ったこともないです。
中間管理職に抜擢されることもないけど。。
夜勤専従で働く
夜勤専従の求人を見ると、だいたい正職員だと月給40万以上、非正規職員だと1勤務3万以上の看護師募集を見つけることができます。
給与は確かにいい。
夜間だから患者さんも寝ていてそれほどやることがないかもしれない。
Kagayaも一度、夜勤専従のバイトをしたことありますが、身体がついていかないです。
人間、夜は寝るものです。
大切な何かをすり減らしているような感じで長くは続けられないです。
夜勤が得意な人は夜勤専従で働いでみるのもいいかもしれません。
フリーランスで働く
一か所にとどまらず、給与のいい派遣ナース。
正職員に比べて面倒な仕事も少ないし、人間関係に縛られることもないです。
自分のペースで自由に働くことができます。
ただし職場によって雰囲気や暗黙のルール的なものがあるので、それなりの経験年数と臨機応変に対応できる人でないと難しいと思います、逆にそれがストレスになるかも。。
単発バイトをする
働いている職場が副業を認められているのであれば、単発バイトをするのもいいかもしれません。
かなり高い時給で働くことができます。
Kagayaも単発バイトを経験してましが、時給が高いのに要求されていると仕事内容は難しくはないので、看護師として経験年数が少ない方は良いかもしれません。
あとは、自分の体力との相談です。
看護師求人検索は設立25周年のナースパワー 【看護のお仕事派遣】アラフォー・ジプシーナースで日勤のみでも年収600万以上は可能です
看護師の給与が高いと言われるゆえんは、夜勤をしているからです。日勤のみだとかなり給与は下がります。
では、どうしたら日勤のみで、しかも勤続年数少ないKagayaが年収600万を稼いだの?という疑問が出てくるでしょう。
それは訪問看護ステーションで働くことです。ステーションによって時給制のところもあれば1ケアいくらといいうところもあります。
メリット・デメリットがそれぞれありますが、そこで何事業所かに所属して働くことです。
Kagayaは非正規職員として時給制の訪問看護ステーションで週4日働いて、週2日は1ケアの訪問看護ステーションで働きました。
勤続年数はない日勤のみの看護師が年収600万ということは、自分の時間を削って働くということです。
自分らしいちょうどいい働き方
正職員で働き続けるメリットが見つからない
以前のKagayaは正職員で働くことが、待遇が安定して良いことだと思っていました。
しかし正職員である以上、やりたくない仕事もやらなくてはいけません。
嫌な人とも協力して働かなくてはいけません。
それがストレスでしょうがない。
Kagayaにとって最低限必要な待遇として考えたとき「社会保険に加入できればいい」でした。
社会保障は非正規職員でも加入条件を満たしていれば入れます。
給与は時給換算したときに正職員の時より高いところを探せばいい‼
ボーナスはストレス代‼
退職金は期待してない‼
そう考えたときに正職員で働き続けるメリットが見つからないです。
むしろデメリットしかないです。
なので、とっとと正職員辞めました。
もう看護師として正職員で働くことはないだろうと思います。
時給2000円のパートでも正社員と同じ時間の働き方
時給2000円のパートでも正職員と同じだけの時間を働けば、それなりに生活はできます。
ボーナスは出ないけれど、ストレスが軽減された分、ムダ遣いがなくなります。
貯金も普通にできるし、家や車のローンも払うことができます。
正職員に課せられている仕事がない分、気持ち的にも楽です。
正職員で働いていたときは、とにかく体調がすぐれず病院通いをしていました。
パート勤務にしてからは体調は改善傾向です。
看護師を続けながら鍼灸師として独立する
開業権のある鍼灸師は一人でも働くことができます。
Kagayaは自分のペースで一人で働きたいのです。
だけど、一人で独立するということは社会保険に加入できなくなってしまいます。
国民年金と国民健康保険だけでは心もとない。
独立すると言いつつ社会保険の恩恵にはあやかりたいのです。
そこで考えた働き方として社会保険加入条件(週20時間看護師として働くこと)を満たしつつ鍼灸師として働くことです。
鍼灸師として十分に生活できるまでは子の働き方をする予定です。
まとめ
いかがでしたか?
あなたはいくら給与を稼げば満足ですか?どれくらいお金があれば生活できますか?
看護師が年収600万を稼ぐことは可能です。
しかし、それはかなりの体力と経験、努力が必要となります。
心身が疲弊します。
そこまでして年収600万必要ですか?
看護師としての働き方はさまざまあります。
病院勤務だけが看護師の働く場ではありません。
看護師の中には長時間働くことが好きな人や夜勤が好きな人もいます。
人それぞれ満足度が違います。
Kagayaの働き方改革として鍼灸師で独立することを考えました。
潜在看護師や何とか看護師を続けれいるけど看護師を辞めたいと考えている看護師のみなさんも、自分らしい理想的な働き方改革を考えてみませんか?