少し前までの看護学校では高校卒業したばかりの学生がほとんどですが、現在は社会人学生も増えてきています。
医療従事者資格の中でも一番学費が安い看護学校。
少子化で定員割れしている学校が多い中、看護学校の受験者数は学校にもよりますが大体2~3倍程度と人気の看護学校。
入学するのも少し大変ですが、入学してからはもっと大変な看護学校。
そんな看護学校に入学しようと考えている、高校3年生の皆さん、一度社会に出た社会人の皆さん、家庭に入った主婦の皆さんにKagayaが看護学校入学試験対策で行ったことを参考にしていただけたらと思います。
看護師を目指す前に考えること
なぜ看護師になりたいのですか?
看護師としてどんな働き方がしたいですか?
あなたは本当に看護師になりたいですか?
Kagayaは服装学科の大学を出ていますが確実に就職できるとは限りませんでした。
確実に就職できる医療従事者になろうと大学3年生の時に思いました。
当時、Kagayaの中では医療従事者と言えば医者と看護師しかありませんでした。
当然、医大に入れるお金も頭もありません‼
…というワケで看護師を目指しましたが、初めての看護実習で職業選択を間違えたと思いました。
医療従事者には理学療法士や作業療法士といったセラピストがいるということを知りました。
そして、柔道整復師やあんまマッサージ師、鍼灸師といった職業があることも知りました。
それでも看護学校に入ってしまったので、ちゃんと地獄の実習を乗り越え、国家試験に合格して看護師の資格を取りました。
中学校の時にキライな先生が勧めていた『13歳のハローワーク』をちゃん読んで、どんな職業があるのかをしっかり勉強しておけば良かったと思いました。
公式ホームページもあります。
色々な職業が紹介されているので読んでいておもしろいです。
職業について勉強してそれでも看護師になりと思うのであれば、看護師を目指す動機をしっかりと考えることです。
入学試験で問われることはもちろんのこと、看護師を続けていくためにも必要なことなので、よく考えておくことだ大事です。
そして、看護師になるためには看護学校に入学できなければ何も始まりません。
看護学校入学を目指して計画を立てていきましょう‼
受験生の行動計画
Kagayaは一度、大学を卒業しています。
大学生の就職活動は大体、3年生の5~6月くらいから始まります。当時は100社面接しても採用されるかどうかわからない時代。
…ということで、方向転換して確実に就職できる最強の資格「看護師免許」取得を目指しました。
看護学校入学しようと思った動機付けを考えておく‼
看護学校の情報収集
看護師になるためには看護学校に入学して、国家試験を受験して試験に合格した人が看護師の資格を取得することができます。
看護師の資格取得ルートにはいくつかありますが、一番スタンダードなルートを説明します。
看護学校には「看護大学」「看護短期大学」「看護専門学校」があります。
看護学校はだんだんと学費が高くなっていますが、それでもまだ、医療従事者資格の中でもかなり安いです。だけどKagayaは大学に通ったので、学費がありません。
看護大学という選択肢はなかったです。
Kagayaが学校選びでポイントとしたのは
- 学費が安いところ
- 家から近いところ
の2点です。
よく「学校の設備が新しい」とか「国家試験合格率が高い」とか「授業内容が充実している」とか学校側は学校側の学生集めでアピールしていますが、どこの学校もそんなに変わりません。
あと入学してわかったことですが、実習先がどこになるのかもチェックポイントです。
学校によってはかなり遠い場所で実習をすることになるからです。
看護学校の見つける
図書館に行って「学校ガイド」を見る
→「学校ガイドブック」には全国の看護師養成所が載っているため、どんな地域にどんな学校があるのか大まかに見つけることができます。
学校のホームページを見る
→気になる学校を「学校ガイドブック」で見つけたら、その学校のホームページを見ます。本には書かれていない情報があるのでチェックします。
学校説明会に参加する
→より学校の雰囲気を感じることができます。
気になることはその場で質問もできますし、在学生との交流で詳しい話が聞けるかもしれません。
あと特に見た方がいいのはトイレをチェックすることです。
古くても掃除されてキレイになところはしっかりした学校です。
Kagayaのいた看護学校は学生が掃除をしてました。
志望する学校決める
学校を決めるには自分の譲れないポイントで探すと良いです。
面接で必ず質問される項目です。
どんな理由でもそれが自分の譲れないとことであれば、相手を納得させることができます。
なのでKagayaの譲れない「学費が安いこと」「家から近いこと」をその学校でなければいけない理由をしっかり説明していきます。
見栄を張った返答は相手にも伝わります。
…ということで見つけたのが
第一志望
東京都立き北多摩看護学校
→東京都中で都立学校はとにかく学費が安い。
3年間の学費合わせても大学の前期の学費分くらいの安さかな?下り電車で比較的人が少なく、駅からも近いので通いやすいところがポイント。
第二志望
国立病院機構西埼玉中央病院附属看護学校
→元国立の看護学校です。
現在は国立病院機構が運営しています。
なぜか都立より国立の方が学費が高いです。
こちらも下り電車で比較的人が少なく、電車に乗っている時間も短い。
でも、駅から15分くらい歩きました。
どちらも通学時間が1時間程度で通いやすいためこの2校の受験することにしました。
受験勉強方法
今は色々な入学試験方法があります。
自分はどの入試方法を受けるかにより受験対策は変わってきます。
当時のKagayaは、社会人経験がなかったので当然、社会人入試は受けられません。
もちろん高校生でもないので推薦入試も除外です。
そうなると、必然的に一般入試しかありません。
試験内容は筆記+面接です。
筆記試験対策
筆記試験科目は学校によって違いますが、大体「国語」「数学」「英語」です。
この筆記問題レベルはそれほど高くはありません。
中学生~高校1年生レベルです。
Kagayaは中高校の勉強が大嫌いで授業中は落書きして遊んでいたのでほとんど聞いていませんでした(とりあえず、授業聞いてますよ~風に装って)。
なので、ほとんど忘れているので中学生の問題集から勉強を始めました。
中学生の勉強内容を振り返ってか、希望する看護学校の過去問に挑戦します。
国家試験は必ず4択もしくは5択のマークシートと決まっていますが、入学試験は学校によって問題形式が違います。
問題形式を事前に把握する必要があります。
入学試験は「落とすため」の試験です。
同じ受験生の中で、いかに自分が高得点を取らなくてはいけないかということです。
だけど試験会場にいる人はライバルではありますが将来のご学友でもあります。
あまり殺気立たず、日ごろの努力を試験にぶつけるだけです。
面接試験対策
面接対策は対策本を読んで、質問されそうなことは自分の言葉に変えます。
よく対策本にはマニュアル的な返答が書かれていますが、あれを丸暗記しても覚えられません。
気持ちが入らないし自分の言葉じゃないからです。
学校はあなたが「どういう人物」で「どういうことをしてきたのか?」「入学して勉強についていくためにはどんな努力をしていくのか?」を知りたいのです。
本のマニュアル回答なんか試験官は飽き飽きして聞きたくないです。
疲れるだけだもの。
だって、何十人の人の話を聞かないといけないんだもの。
自分が試験官の気持ちになって考えて。
そんなマニュアル回答聞かされたら「記憶力は良いのね~。だから何?」と言いたいです。
なので面接では自分という人間をアピールする気持ちで受けてください。
…といってもかなり緊張します。
Kagayaも偉そうなこと言って第一志望は落ちています。
小さい子供がいる主婦の方にちょっとしたポイント
小さい子供がいる方は必ずバック体制がどうなっているか聞かれます。
それは勉強や実習がしっかりできるがどうかの確認的な質問です。
「子供の体調不良などで代わりに見てくれる人がいるのか?」「家族の協力体制はどうなのか?」「思わぬことが起きたらどう対処していくのか?」など細かく聞かれることがあります。
学校としては勉強や実習に影響が出るような環境での入学は困るのです。
その辺のことをしっかり対策して答えられる必要があります。
日時を守ること
あとは期日を守って願書を提出します。
意外と皆さん願書を出すのが遅いなと感じました。
願書を提出した順番で受験番号が決まります。
Kagayaは願書提出受付初日の午後に出しに行きました。
期限ギリギリだと色々と予期せぬ事態が起こるかもしれないので、できるだけ願書受付初日が良いです。
受験当日も慌てないように早めの行動です‼️
体調管理
当たり前のことだけど、これがなかなか難しいです。
なぜか日本の受験シーズンは1月、2月が多いです。看護師国家試験も2月です。
雪は降る可能性があるし、コロナやインフルエンザが一番流行る時期でもあるし「試験する前からふるいにかけているのか?」というぐらいに悪条件な時期に行われます。
どんなに成績がよくてもその日に体調を崩しては意味がありません。
受験は受けなければ受かりません。
日々の体調管理に気をつけることは、これからの看護師人生には必須なことになります。
まとめ
看護師は人の命に関わる仕事です。
生半可な気持ちでは務まりません。
その看護師を養成する学校は当然、厳しいものになります。
それなりの試験対策をしなくては入学試験には合格できません。
まず、心構えが大切です。
看護学校入学試験対策として
- 学校の情報収集
- 志望校決め
- 受験対策勉強
- 期限厳守
- 体調管理
を計画的に行っていくことが大切です。
では、看護学校を受験しようとしている方は、ぜひ参考にしてがんばってください。