開業するには経営方法を学ぶ必要がありますが、集客する方法も学ぶ必要があります。
鍼灸院の集客にはチラシを配ったりSNSで1情報を発信したりする方法があります。
医療保険を適応するのであれば、ケアマネや医療機関などに営業をしたりします。
地域密着型の鍼灸院を目指すのであれば、鍼灸院を知ってもらうために地域活動やイベントに積極的に参加したりします。
Kagayaは障がい児を専門にした鍼灸院を作る予定です。
障がい児分野は放課後等デイサービスが乱立するぐらい需要はあります。
訪問看護も障がい児専門は少ないのでかなり少ないので需要は高いです。
障がい分野は需要が高いです。
しかし、放課後等デイサービスや訪問看護は公費負担があるので、実費がかからないか数千円で利用できます。
障がい分野の公的なサービスは他にもありますが、安く利用できるサービスに対抗して、自費負担でも利用したいと思ってもらえる付加価値をつけて勝負しないとです。
広告の制限について
法律の話になりますが鍼灸師が開業するときには、開業したことを他に宣伝する必要があります。
しかし鍼灸師には宣伝する内容に法律的に制限があるのです。。
あはき法により業務またはこれらの施設所に関して、理由を問わず、次に掲げる事項以外は広告をしてはならないことになっています。
- 施術者である旨並びに施術者の氏名及び住所
- 免許に関する業務の種類
- 施術所の名称、電話番号及び所在の場所を表示する事項
- 施術日又は施術時間
- その他厚生労働省大臣が指定する事項
施術者の技能、施術方法又は経歴に関する事項は記載することはできません。
※「その他厚生労働大臣が指定する事項」については
- 小児鍼
- 医療保険療養費支給申請ができる旨(申請については医師の同意が必要な旨を明示する場合に限る)
- 予約に基づく施術の実施
- 休日又は夜間における施術の実施
- 出張による施術の実施
- 駐車設備に関する事項
具体的に広告を作成するとこんな感じです。
宇宙をイメージして適当に作成してみましたが、かなりセンスがないですね。。
どういう手技を使ってこういう効果が期待できるということは、広告には載せてはいけないのです。
確かに訪問看護やクリニックの広告を見ても「こんな治療をしてこんな効果が出ました」なんていう宣伝を見たことはないです。
「○○療法を活用して看護をしてます」なんて、わざわざ記載しなくても利用者さんは来ますしね。。
インターネットの活用
広告には載せてはいけない項目がたくさんあります。
そこで、自分の活動をアピールするのにホームページやSNSなどネット情報を活用する方法があります。
広告から誘導する方法とキーワードで検索してもらう方法があります。
よっぽど興味があれば広告からホームページなどを見ようと思いますが、わざわざ見ようとは思わないでしょう。
課金をすると検索上位に上がるらしいですが。。
Kagayaの場合は、専門性が高く、限られた人にしか需要がないため、それほど宣伝に力を入れなくても「病院」という太いパイプさえ手に入れば、トコロテン式に患者さんが来てくれるはずです。
ホームページ作り
•••とは言ってもネットを活用した活動アピールをしないわけにはいかないかなと思います。
ネット界で名前がないことは存在しないことと同じだそうです。
どんな鍼灸師がどんな施術をするのか、来院するのをためらうことがあるので、安心感を与えるためにもホームページは必要なツールです。
ネット活用でもホームページだけでなく、TwitterやInstagramといったSNSがあります。
自分が一番管理しやすい方法を取り入れるのがいいと教わったので、ホームページにブログを載せることにしようと考えています。
こんな感じに「療育鍼灸院 きらぼし(仮)」の仮設ホームページを作成してみました。
とにかく、センスがないのとBloggerで作成するのは難しい。。
ケアマネ営業について
鍼灸院経営について、ケアマネ営業は必須だというコンサルタントがいます。
保険適応の訪問鍼灸であれば、ケアマネ営業も集客の1つかもしれません。
しかし、相当ご贔屓にしているケアマネでなければ紹介は少ないと思います。
まず「利用者さんが鍼灸を望むかどうか」です。
訪問マッサージであればまだ、需要はありますが、鍼灸を望む患者さんがどれだけいるのか?
患者さんが望まない限り、ケアマネから鍼灸を提案することはありません。
紹介したくても紹介する患者さんがいなければ意味がありません。
ケアマネ営業するのは時間のムダだと思います。
ケアマネ営業を推奨するコンサルタントには、ついていかない方が良いと思います。
ケアマネのことを何も知らない人だと思います。
そんな時間あるなら病院や訪問看護ステーションに営業した方が、まだ実りがあるような気がします。
口コミについて
ネットの口コミは当てになりませんが、知り合いの口コミは信用できます。
地域密着型のかかりつけ鍼灸院であれば、知り合いの口コミだけで十分かもしれません。
敢えて、ネットに情報を載せていない鍼灸院もあります。
ネットに載せると「冷やかし」や「一見さん」が増えるからだそうです。
地域密着型であれば、遠くまで情報を発信する必要もないので、ネットを活用しないという考えもありかも知れないです。
地域活動に積極的に参加したり、自治体が運営する健康セミナー的な講師などをしたりして鍼灸院の知名度を地域にアピールすれば口コミで患者さんが来てくれるらしいです。
まとめ
鍼灸院や整骨院などは開業しても3年以上続けられる人は少ないといわれています。
何でもそうですが、しっかりと作戦を立てれば利用者さんは来てくれます。
Kagayaの鍼灸院は障がい児を専門とした治療院にする予定です。
専門性が高いため、「自費治療でも診てほしい」と需要があれば遠くからでも患者さんは来てくれるはずです。
かなり利用者ターゲットを絞って、完全予約制にするので「冷やかし」や「一見さん」も来ないです。
一度、初診としてきた利用者さんはリピーターになるので、病院と同じようなシステムにすれば、新規獲得にそこまで力を入れなくてもいいかなと思います。
ただ、いくら知人からの口コミであっても、どういう人柄なのか、どういう治療をするのかわからないと不安です。
安心感を与えるためにもホームページとブログは活用していこうと思います。