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東洋医学

鍼灸学生の東洋医学概論まとめノート~陰陽の生理と病証~

2022-11-05

私たちの生活に浸透している、西洋医学とは少し考え方と働きが違うので、理解するのが難しいです。

そして漢字ばかりで言葉の意味から理解しないとです。

言葉の意味の陰陽の生理と病症についてまとめました。

陰陽の生理

陰陽の生理における言葉の意味

  • 血・津液・静(陰):滋潤作用と寧静作用
  • :温煦作用と推動作用
  • 陰虚:陰の機能が低下した状態
  • 陰盛:身体を冷やす力(陰)が旺盛になった状態
  • 陽虚:陽の機能が低下した状態
  • 陽盛:身体を温める力(陽)が旺盛になった状態
  • 滋潤作用:滋養・潤い
  • 寧静作用:身体の動きを促進する力が過剰になりすぎないようにする
  • 温煦作用:身体を温める
  • 推動作用:成長・臓腑の生理活動、物質を動かす
  • :身体にとって必要な精気が不足した状態実:邪気が旺盛な状態、整理物質が停滞した状態
  • :病の本質的な病態標:結果として表に現れる症状

陰陽の病証

陰虚の症状:冷やせないことにより、部分的な熱っぽさを感じる

  • 虚熱
  • 熱症状は部分的
  • ほてり・のぼせ・手足心熱・盗汗・頬部紅潮・消痩
  • 舌質紅・舌苔少・脈細数

陰盛の症状:余分な寒が身体にあることにより、明確な寒症状(冷え)を感じる

  • 気虚+冷え
  • 気虚症状:自汗・精神疲労・倦怠感・食欲不振・息切れ・脈弱
  • 寒症症状:寒がり・四肢の冷え・顔面蒼白・腹痛・下痢・小便清長

陽虚の症状:温められないことにより、寒症状(冷え)を感じる

  • 実寒
  • 寒がり・四肢の冷え・顔面蒼白・疼痛・下痢・小便清長

陽盛の症状:余分な熱が身体にあることにより、明確な熱症状を感じる

  • 実熱
  • 熱症状は広範囲
  • 身熱・顔面紅潮・口渇・冷飲を好む・多言・小便短赤・便秘
  • 舌質紅・舌苔黄・脈数有力

陰証と陽証について

 
顔色明るい(紅潮) 黄疸時は明るい黄色暗い(黒ずむ・紫暗色) 黄疸時は暗黄色
舌の色明るい赤青・紫がかった赤
尿色濃い淡い
腫脹の色赤く腫れる表皮の色は不変or青色 紫色のような暗色
腫脹の質適度な硬度非常に硬いor非常に軟らかい
腫脹の形高く盛り上がる平らor下陥する
浮腫の質指で押しても元に戻る指で押すとくぼんだままになる
話し声力がある 多く話す力が弱い 話をするのが億劫
痛み患部を押すと増悪患部を押したりさすったりすると軽減
脈診力がある 速い 力が弱い 遅い
急性・慢性急性疾患慢性疾患
陰陽の病理

参考文献

鍼灸学校に入学する前に購入して読んだ本です。

漢字や言葉の意味が分からず読むのが大変でした。

だけど学校に入学し東洋医学概論を学ぶことにより、少し読めるようになりました。

授業の内容がわかりやすくまとめられていることがわかりました。

本当に表紙にある「システマチックな考え方を講義形式でかんたんマスター」になっていました。

上記2冊はオールカラーでとても読みやすいです。

「東洋医学とは何か」と独学で東洋医学を学ぼうと考えている人の入門書としてわかりやすいです。

もちろん、鍼灸師学生の授業の参考書としても役に立ちます。

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