人にはそれぞれ得意な感覚というものがあります。
その得意な感覚を使うと、とても効率よく勉強することができます。
学校の先生によってわかりやすい授業とわかりにくい授業があると思います。
わかりにくい授業として
- 黒板の板書ばかりしている
- 教科書をひたすら音読している
- 先生が一方的に話すだけ
- 図や表がない
わかりにくいだけじゃなく、かなりつまらない授業‼
つまらない授業に限って、寝ていると怒る先生‼
じゃあ、寝かせない授業をやってくれと思います。
先生は教えるプロです。
なるべくわかりやすく、皆が理解できるように授業内容を工夫してほしいものです。
だけど、授業を受けている人はそれぞれなので、同じ授業を聞いたからといって、みんなが同じように理解したとは限らないのです。
自分だけなんでわからないんだろうとか悩んだことありませんか?
それは、自分の優位感覚と先生の優位感覚が合っていないのかもしれませんね。
今回は得意な感覚を使った勉強法についてまとめていきます。
優位感覚別勉強法を知ることによって効率よく勉強できると思います‼
感覚優位とは
優位感覚とはNLP(神経言語プログラミング)の代表的な考え方です。
その人が得意とする感覚や使いやすい感覚があります。
人の感覚には視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚があります。
その感覚を視覚・聴覚・体感覚(触覚と嗅覚と味覚を合わせる)の3つに分けて、どの感覚がよく使われているのかを調べて、コミュニケーションに生かそうというプログラムです。
そして、さらに発展させて「視覚優位」「聴覚優位」「体感覚優位」「言語感覚優位」の4つの学習スタイルに分類があります。
NLPは心理学の1つで、元々PTSDなどの精神的な治療に使われていました。
今ではコーチングやスポーツ、講演者などの間で幅広く活用されています。
4つの優位感覚の特徴と学習方法
カンタンに4つの優位感覚の特徴特徴をまとめてみました。
視覚優位
- 気持ちがあちこちに飛ぶことが特徴
- 騒音に気持ちを乱される度合いが低い
- 言葉で教えるのは困難
- 身なりはきちんとしていて、整理整頓を心掛けている
- 絵や図で全体像をとらえるのが得意なので、スライド・イラスト・チャート・フラッシュカードなど図を使うと良い
- 資料を読んだり、ノートをまとめるときは蛍光ペンで色をつけると良い
- 色分けやチャートづくり、図や絵を描くと効果的
- 解剖や生理学などを覚えるときは、イメージが頭に浮かぶようにすると効果的
- 言葉での指示がなかなか覚えられないので、紙に書いてもらうようにする
- 何でもメモを取るようにすると良い
聴覚優位
- 騒音があるところでは集中できない
- 独り言をよく言う
- 言葉で伝えられたことをそのまま繰り返すことが簡単にできる
- ステップごとに手順をふんで順番に記憶するのが得意
- 声の調子や言葉に反応しやすい
- 聞いて学習することが得意
- 音声を聞いたり、発話・音読すると良い
- 勉強するときは静かな環境で行うと良い
- 講義に参加するなどが効果的
- 言葉の意味などは人と話しながら覚えると良い
体感覚優位
- 具体的に感触のあるものや体の触れ合いに反応しやすい
- パーソナルスペースが狭い
- 実験やロールプレーイングなど体験して覚えるのが効果的
- 何かを覚えるときには、指でなぞるなど体を動かした方が記憶の効果が上がる
- 暗記するときは体を動かした方が覚えやすい
- パソコンで打ち込む、書くなどすると良い
- 疲れやすいため、こまめに休憩をとることも効果に影響するタイプ
言語感覚優位
- 頭の中でいろいろと考えている時間が多い
- 頭の中でいろいろ試している
- 意味が通るかどうかにこだわる
- プロセスやシステム、構造、順番などに価値を置く
- リストを好む
- 物事についてじっくり考えることを望むので、自発的に動くことはほとんどない
- 理論性を重視した話し方をし、長く複雑な文章も話すことができる
- 学んだことを誰かと話し合うことで、より理解を深めることができる
- 文章を書いて、発表する機会があると学習の動機になる
- 勉強するときは既成のことよりも自分なりのまとめ方をして、物事によっては記憶の方法が異なる場合が多いタイプ
- 他のことと関連付けながら記憶することが効果的に覚えられる
感覚優位テスト
簡易テストではありますが、自分はどの感覚優位で勉強しているのかがわかります。
それぞれチェックしてみてください。
まとめ
例として経絡経穴の「手の太陰肺経」を覚えるときにそれぞれの具体例をに上げていきます。
*視覚優位の人
カラフルにイラストや図を用いてノートにまとめると良いです!
*聴覚優位の人
音声で聞き流したり音読したりすると覚えやすいです!
*体感覚優位の人
自分や他人の身体を触りながら覚えると良いです!
*言語感覚優位の人
自分でまとめたものを人にプレゼンすると覚えやすいです!
最後に
皆さんはいかがでしょうか?
ちなみにKagayaは言語感覚優位でした。
15年くらい前は体感覚優位でしたが。。
優位感覚は変化していくものです。
優位感覚を意識しながら、効率のいい勉強スタイルをみつけて、看護学生・鍼灸学生の皆さん一緒に国家試験合格を目指しましょう!
以上、優位感覚についての話でした。
日々の勉強方法に役立てていただけると嬉しいと思います。