感覚統合トレーニングで
「感じる力」を育む
服のタグが気になる、じっとしていられない、力加減がわからない。
それは「わがまま」じゃなく、感覚の整理のしかたに関係していることがあります。
- 感覚統合ってどういうこと?
- 東洋医学ではどう捉える?
- おうちでできるセルフケア5選
- きらぼしのケアについて

こんにちは。
プライマリ・ケアサポート きらぼし、鍼灸師・看護師のKagayaです。
今回は「感覚統合トレーニング」についてご紹介します。
療育の現場ではよく耳にする言葉ですが、「実際にどうやって家庭で取り入れれば?」と悩まれる方も多いですよね。
支援者としての視点、そして東洋医学の考え方も交えながら、お子さんの「感じる力」を育む第一歩をわかりやすくお伝えします。
🌟 感覚統合ってなに?
感覚統合とは、視覚・聴覚・触覚・前庭感覚(バランス)・固有受容感覚(身体の位置感覚)など、複数の感覚を脳で整理・統合して、適切に反応する力のことです。
📌 こんな様子、思い当たりませんか?
- 服のタグや素材が気になって集中できない(触覚過敏)
- 動き回っていないと落ち着かない(前庭感覚の調整が未熟なことがある)
- 手元を見ないと字が書きにくい(固有感覚が弱いことがある)
これらは単なる「わがまま」や「性格」ではなく、脳の感覚処理の課題から来ていることがあります。
医療の代替ではなく、生活支援として関わる視点で一緒に考えてみましょう。
🌟 セルフチェック:こんな様子ありませんか?
以下の項目、最近のお子さんの様子と照らし合わせてみてください。
- 抱っこや肌着の素材をよく嫌がる
- 高い場所を怖がらない、またはやたら登りたがる
- 手足をよくぶつける、力加減がわかりにくそう
- 音や光に敏感でパニックになることがある
- 文字や絵を書くとき、姿勢が崩れやすい
- 人混みや賑やかな場所でぐったりしやすい
- 食感・食べ物の素材にこだわりが強い
- 感覚を求めるように体を動かしたり揺らしたりする
ひとつでも当てはまるものがあれば、おうちでのケアを取り入れるヒントになることがあります。
🌟 東洋医学からみた感覚の課題
東洋医学では、感覚の問題を「身体全体のバランスの乱れ」として捉えます。ツボや食養生、睡眠リズムなどを通して整えていくのが、東洋医学的なアプローチです。
感覚過敏が気になるとき
肝(かん)の高ぶりが関係していることがあります。イライラ・興奮・目の疲れを感じやすいお子さんに多く見られる傾向があります。
感覚鈍麻・反応が薄いとき
気虚・腎虚(エネルギーの不足)が背景にあることがあります。発達ゆっくりなお子さんや、疲れやすいお子さんに見られることがあります。
バランスが不安定・フワフワするとき
脾気虚・肝血不足によって、身体の軸が定まりにくくなっていることがあります。落ち着きのなさや転びやすさと関係していることも。
ツボ刺激としては、耳ツボの「神門」「交感」や、足裏の「湧泉(ゆうせん)」などが、神経を落ち着かせる働きに関わるとされています。
強い刺激は不要で、優しくなでる・温めるだけで十分です。
🌟 Kagaya式:おうちでできる感覚刺激ケア
特別な道具がなくてもできるものが中心です。お子さんの反応を見ながら、楽しそうなものから試してみてください。
🎈前庭感覚を整える:バランスボールでゆらゆら
バランスボールに座ってゆっくり揺れる。体幹を使いながら、前庭感覚に心地よい刺激を与えやすい方法です。
💪固有受容感覚を使う:重さで身体を感じる
重たいクッションを抱える、全身で押し相撲をするなど、「圧」の感覚を使う遊びは身体の輪郭を感じやすくします。
🤲触覚を整える:やさしいタッチ
柔らかいタオルやブラシで手足をゆっくりなでる。触覚過敏があるお子さんは、先に自分でタオルを持ってもらうと受け入れやすくなることがあります。
💡視覚を落ち着かせる:光の環境を整える
間接照明や優しいランプで光の刺激を和らげる。スヌーズレン環境に近い「光と揺れ」は、神経系を落ち着けるのに役立つことがあります。
🌿ツボ刺激:耳と足裏から整える
耳ツボの「神門」(耳の上の三角部分)を親指と人差し指で軽くつまんでほぐす。足裏の「湧泉」(土踏まず上部)をやさしく圧迫するだけでも、神経系に働きかけやすいとされています。
🌟 生活の中でできる環境調整
- 洋服は縫い目なし・柔らか素材を選ぶだけで過ごしやすさが変わることがある
- 活動の前後に「重さの運動」(クッション抱え、押し相撲)を入れると切り替えが楽になることがある
- 賑やかな場所の後はクールダウン時間を意識的に設ける
- 就寝前にタッチケアを日課にすると、眠りに入りやすくなる傾向がある
- 感覚の「得意・苦手」を記録しておくと、支援者との共有もしやすくなる
🌟 こんなときは医療機関へ
⚠️ 受診の目安
- 感覚過敏が強く、日常生活や登校に支障をきたしている
- 自傷行為(頭を打つ・皮膚を傷つけるなど)が見られる
- 強い不安・抑うつ・睡眠障害が続いている
- 身体の発達に関して医師の診断が必要と感じる場合
きらぼしは医療の代替ではなく、生活支援として関わる事業です。専門医療が必要な状況は、かかりつけ医や専門機関へのご相談をお勧めします。
🌟 きらぼしのサービスと料金
感覚の課題は、生活のリズムや身体の状態と深くつながっています。きらぼしでは、お子さんの感覚特性に合わせて、訪問の場で一緒に考えます。
💫 はりきゅうケア
スポット 75〜90分 10,000円
定期サポート:月2回 18,000円 / 月4回 36,000円
体の緊張・呼吸・眠りをやさしく整えます
🌿 くらしの動きサポート
スポット 75〜90分 8,000円
定期サポート:月2回 14,000円 / 月4回 28,000円
生活動作・姿勢・介助の工夫を一緒に考えます
📖 家族のための整理相談
45分 5,000円 / 75分 8,000円
対面・オンライン対応|「どこに相談すればいい?」迷いの段階からOKです
🏡 対面相談:チェレステガーデン「まちの保健室」
毎週木曜日開催。お気軽にお立ち寄りください。
🏡 対面相談:チェレステガーデン「まちの保健室」
毎週木曜日開催。お気軽にお立ち寄りください。
まずは状況を整理してみませんか?
申し込みではなく、「ちょっと話してみる」入口として使ってください。
感覚の困りごと、日常のしんどさ、どんなことでもOKです。
相談は申し込みではなく、整理の入口として使ってください。
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※きらぼしの支援は医療行為を目的としたものではありません。
診断・治療・緊急対応が必要な場合は、医療機関へご相談ください。

