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広告 ジプシーナースの日常

訪問看護ステーションの選び方|法人の違いでここまで変わる!看護師のためのリアル体験談

こんにちは。

プライマリ・ケアサポート きらぼし、鍼灸師・看護師のKagayaです。

訪問看護の仕事に興味はあるけれど、「どこに就職したらいいのか分からない」と悩んでいませんか?

実は、訪問看護ステーションの「母体(運営法人)」によって、働き方や雰囲気が大きく変わるということをご存じでしょうか?

Kagaya自身もこれまで複数のステーションで働いてきましたが、同じ訪問看護という業務内容でも、法人の方針や文化によってここまで違うのか!と驚くことばかりでした。

「求人票にはいいことが書いてあるけど、実際の職場はどうなんだろう…」
そんな不安を感じている方に向けて、Kagayaの実体験をもとに、法人ごとの違いや選び方のコツをわかりやすくお伝えします。

🌟法人ごとに違う!訪問看護ステーションの雰囲気

訪問看護ステーションには、大病院グループが運営する大規模なところから、地域の個人事業主が立ち上げた小規模なステーションまで、実にさまざまな「母体(法人)」があります。

そしてこの「法人の違い」こそが、働く環境や雰囲気、ルール、スタッフ間の関係性に大きな影響を与えています。

求人票だけではなかなか見えてこない部分ですが、働き始めてから「こんなはずじゃなかった…」とならないよう、事前に知っておくことはとても大切です。

以下に、Kagayaが実際に働いたり見聞きした法人種別ごとの雰囲気と特徴をまとめました。

転職や就職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

法人種別雰囲気の特徴メリットデメリット
医療法人(病院母体)病院文化が色濃く、体制はしっかりしている医師との連携が円滑/マニュアルや教育体制が整っている柔軟性に欠ける/上下関係が厳しめ
社会福祉法人穏やかで優しい雰囲気/高齢者施設と連携が多い福祉視点の看護ができる/看取りケアに強い医療処置が少なく、スキルが偏る可能性あり
株式会社効率重視/成果・数字に敏感給与が高め/キャリアアップ制度が明確ノルマがきつい場合も/離職率が高め
NPO法人地域密着型/スタッフの志が高い利用者との信頼関係を築きやすい/自由度が高い制度や事務体制が未整備で疲弊しやすい
個人・小規模法人アットホーム/家族のような雰囲気働き方の融通が利きやすい/子育て・介護と両立しやすい人間関係が密すぎて合わないとつらい

🌟Kagayaの体験談|法人によって変わる看護のかたち

Kagayaはこれまで、社会福祉法人・小規模NPO法人・株式会社系など、さまざまな訪問看護ステーションで勤務してきました。

また、医療法人(病院母体)のステーションでも働いた経験があります。

病院母体のステーションでは、マニュアルや記録の整備が徹底されていて、最初はとても安心して働けました。

ただ、その一方で「ルール通りに動くこと」が強く求められ、個別性の高い看護や柔軟な提案が難しい場面もありました。

少し息苦しさを感じたのが正直なところです。

NPO法人のステーションでは、「地域の中でその人の人生を支える」という理念に共感して働くスタッフが多く、とても温かい雰囲気でした。

利用者さんとも深い信頼関係を築けることが多く、やりがいのある場面がたくさんありました

ただし、事務体制やシステムが未整備で、現場スタッフがカバーしきれない部分も多く、バックヤードの負担を強く感じることもありました。

株式会社系のステーションでは、「訪問件数」や「生産性」などの成果が重視される空気があり、プレッシャーを感じる場面もありました。

ですが、その分評価制度や昇給の仕組みがしっかりしていて、頑張った分だけ認められるという点では、モチベーションにつながる環境でした。

このように、訪問看護は「どの法人が運営しているか」によって、働き方や人間関係、やりがいの感じ方まで大きく変わるとKagayaは実感しています。

だからこそ、「自分の看護観」や「大切にしたい働き方」に合う法人を選ぶことが、本当に大事なんです。

🌟法人ごとの向き・不向きチェック!

訪問看護ステーションを選ぶうえで大切なのは、「自分がどんな看護をしたいか」「どんな働き方が心地いいか」を明確にすることです。

どの法人にもメリット・デメリットはありますが、自分の価値観に合っているかどうかが何より大事。

以下に、それぞれの法人に向いている方のタイプをざっくりまとめました。ぜひ今のあなたの気持ちと照らし合わせてみてくださいね。

  • 医療法人:
    ✔ 安定した体制の中で働きたい
    ✔ 教育制度やマニュアルが整っている環境で学びたい
    ✔ 病棟に近い医療的な感覚を持ちたい
  • 株式会社:
    ✔ しっかり稼ぎたい・昇進したい
    ✔ 成果が評価される仕組みでモチベーションを保ちたい
    ✔ キャリアアップを目指したい
  • 社会福祉法人:
    ✔ 穏やかな空気の中で働きたい
    ✔ 看取りや高齢者ケアに丁寧に関わりたい
    ✔ 医療処置よりも福祉的な視点を大切にしたい
  • NPO法人:
    ✔ 地域に根ざした看護がしたい
    ✔ 利用者さんとの関係性を大切にしたい
    ✔ 少人数のチームで温かく働きたい
  • 個人・小規模法人:
    ✔ 子育てや介護と両立しながら働きたい
    ✔ 時間や働き方に柔軟性が欲しい
    ✔ 家族のようなアットホームな職場が好き

🌟求人票では分からない「本当の雰囲気」を知る方法

法人ごとの違いを理解することはとても大事ですが、本当に重要なのは、そのステーションが「実際にどんな現場か」ということ。

求人票やホームページの印象だけでは、人間関係や現場の空気感までは分かりません

どこも“良さそう”に見えてしまうのが正直なところです。

だからこそ、Kagayaが実際にやってきて「これ大事!」と思った方法を、以下にまとめました。

  • 職場見学を申し込む
    → 雰囲気やスタッフの表情、整理整頓など、現場でしか感じられない情報がたくさんあります。
  • 知人や元職員に話を聞く
    → SNSや口コミ、紹介でリアルな声を集めてみましょう。勤務年数が長いスタッフが多いところは意外と穴場かも。
  • 転職支援サイトを活用する
    → 求人票には載っていない非公開情報内部の雰囲気をアドバイザーが教えてくれることもあります(しかも無料)。

Kagaya自身も、実は転職サイト経由で「実際に働いていた人の声」を聞いて、不安が解消されたことがありました。

自分だけで情報を集めようとせず、プロの力を借りるのも賢い選択です。

🌟まとめ|法人のカラーはあなたの働き方に直結する

訪問看護は、病院よりも自由度が高く、自分らしく働ける場面が多い一方で、「どんな法人が運営しているか」で働きやすさは大きく変わります

Kagaya自身、これまで複数の訪問看護ステーションで働いてきましたが、看護のスタイル、人間関係、報酬、やりがい…すべてが法人によってまったく違いました。

だからこそ、「ここが良さそう」よりも「ここは自分に合っているか?」という視点で職場を選ぶことがとても大切だと実感しています。

自分の価値観やライフスタイルに合った職場を選べば、無理なく長く、安心して、自分らしい看護ができるはずです。

この記事が、あなたの訪問看護という働き方を考えるきっかけやヒントになれば嬉しいです。

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