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西洋医学

臨床医学~下肢の神経~

仙骨神経叢

  • 第4~5腰神経根第1~4仙髄神経根の前枝が吻合したもの
  • 梨状筋の前面に位置し、上殿神経下殿神経陰部神経坐骨神経後大腿皮神経に分岐して、骨盤部および下肢に分布する

下肢帯の筋と支配神経の組み合わせで正しいのはどれか。

  1. 大殿筋---下殿神経
  2. 梨状筋---上殿神経
  3. 腸骨筋---閉鎖神経
  4. 大腿方形筋---大腿神経

筋と支配神経との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 大殿筋---上殿神経
  2. 大腿四頭筋---大腿神経
  3. 長内転筋---閉鎖神経
  4. 大腿二頭筋---坐骨神経

神経叢と神経との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 頸神経叢---横隔神経
  2. 腰神経叢---坐骨神経
  3. 腕神経叢---腋窩神経
  4. 仙骨神経叢---陰部神経

神経叢と分枝する神経との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 頸神経叢---横隔神経
  2. 腕神経叢---正中神経
  3. 腰神経叢---坐骨神経
  4. 仙骨神経叢---上殿神経

神経痛と痛みの部位との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 三叉神経痛---舌
  2. 正中神経痛---手掌
  3. 肋間神経痛---側胸部
  4. 坐骨神経痛---大腿前面

仙骨神経叢から分枝する神経はどれか。

  1. 外側大腿皮神経
  2. 大腿神経
  3. 閉鎖神経
  4. 坐骨神経

仙骨神経叢から出るのはどれか。

  1. 腸骨下腹神経
  2. 閉鎖神経
  3. 陰部神経
  4. 大腿神経

下肢の筋で仙骨神経叢から起こる神経に支配されるのはどれか。

  1. 薄筋
  2. 恥骨筋
  3. 腸腰筋
  4. 中殿筋

神経叢で副交感神経線維を含むのはどれか。

  1. 頸神経叢
  2. 腕神経叢
  3. 腰神経叢
  4. 仙骨神経叢

上殿神経

  • 大坐骨孔を通って、梨状筋上(梨状筋上孔)から骨盤腔を出る
  • 中殿筋小殿筋大腿筋膜張筋の運動を支配する
  • 中殿筋小殿筋の弛緩性麻痺により、トレンデレンブルグ歩行(弾性墜下性跛行)

梨状筋上孔を通るのはどれか。

  1. 下殿神経
  2. 陰部神経
  3. 上殿神経
  4. 坐骨神経

異常歩行とその原因となる筋に対する局所治療穴との組合せで正しいのはどれか。

  • 鶏歩---三陰交
  • はさみ脚歩行---陽陵泉
  • 分回し歩行---足三里
  • トレンデレンブルグ歩行---居髎

下殿神経

  • 大坐骨孔を通って、梨状筋下(梨状筋下孔)から骨盤腔を出る
  • 大殿筋の運動を支配する

下殿神経に支配される筋はどれか。

  1. 大殿筋
  2. 中殿筋
  3. 小殿筋
  4. 大腿筋膜張筋

下殿神経支配の筋はどれか。

  1. 梨状筋
  2. 小殿筋
  3. 中殿筋
  4. 大殿筋

下肢帯の筋で下殿神経に支配されるのはどれか。

  1. 大殿筋
  2. 中殿筋
  3. 梨状筋
  4. 内閉鎖筋

腰神経叢の分枝でないのはどれか。

  1. 大腿神経
  2. 陰部大腿神経
  3. 閉鎖神経
  4. 下殿神経

陰部神経

  • 大坐骨孔から梨状筋下孔を通って、骨盤外に出たあと、坐骨棘をまわり小坐骨孔をとおって会陰部にいたる
  • 会陰、外陰部の皮膚感覚を支配する
  • 外肛門括約筋外尿道括約筋の運動を支配する
  • 外肛門括約筋外尿道括約筋随意的に収縮させることで、便や排尿を抑止することができる
  • 外肛門括約筋や外尿道括約筋を随意的に弛緩させて排便や排尿する
  • 前立腺疾患や泌尿生殖器疾患の手術で傷害される
  • 施術部位は上後腸骨棘と坐骨結節下端内側を結ぶ線上の中点

脊髄神経の走路について正しい記述はどれか。

  1. 大腿神経は血管裂孔を通る。
  2. 閉鎖神経は筋裂孔を通る。
  3. 陰部神経は小坐骨孔を通る。
  4. 坐骨神経は梨状筋上孔を通る。

意識的に排便を抑えるのはどれか。

  1. 陰部神経の興奮
  2. 下腹神経の抑制
  3. 横隔神経の興奮
  4. 骨盤神経の興奮

排尿時に起こるのはどれか。

  1. 下腹神経活動が亢進する。
  2. 外尿道括約筋が収縮する。
  3. 膀胱壁の平滑筋が弛緩する。
  4. 陰部神経活動が低下する。

排尿反射について誤っている記述はどれか。

  1. 中枢は脳幹にある。
  2. 求心路は骨盤神経である。
  3. 蓄尿時に陰部神経の活動は低下する。
  4. 排尿時に下腹神経の活動は低下する。

「74歳の男性。農業に従事。主訴は頻尿と会陰部の不快感。10年前から尿が出始めるま
でに時間がかかるようになった。就寝後、排尿のため2回は覚醒する。PSA値は正常範囲内である。会陰部の不快感が増強している。血尿、尿混濁は認めず、排尿痛はない。」会陰部の症状緩和を目的に陰部神経への鍼施術を行う場合、刺鍼部位の目安となる体表
点で最も適切なのはどれか。

  • 上後腸骨棘と坐骨結節下端内側を結ぶ線上の中点
  • 大転子と上後腸骨棘を結ぶ線の中点から直角下方3cmの点
  • 大転子と坐骨結節を結ぶ線上の内側3分の1の点
  • 大転子と仙尾関節を結ぶ線上の外側3分の1の点

坐骨神経

  • 人体最大の抹消神経
  • 大坐骨孔を横切る梨状筋(仙骨に起始して大転子に終わる)の下、梨状筋下孔大転子仙腸関節または上後腸骨棘の中央)より骨盤腔を出る
  • 臀部では坐骨結節と大転子との間を下行し、臀部下縁の承扶穴の深部をとおる
  • 大腿後面では足太陽膀胱経の流注に沿って(殷門穴)、大腿二頭筋とともに垂直に下り、大腿屈筋群に枝を出す
  • 膝窩上方の浮郄穴の深部で総腓骨神経脛骨神経にわかれ、膝窩から下腿、足部にまで分布する
  • 大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋、大内転筋の運動を支配する

坐骨神経が通る孔はどれか。

  1. 棘孔
  2. 梨状筋下孔
  3. 閉鎖孔
  4. 筋裂孔

坐骨神経の枝とその支配筋との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 腓腹神経---ヒラメ筋
  2. 深腓骨神経---前脛骨筋
  3. 外側足底神経---母指内転筋
  4. 内側足底神経---母指外転筋

坐骨神経の走行上にある経穴はどれか。

  • 血海
  • 梁丘
  • 犢鼻
  • 殷門

大腿動脈について誤っている記述はどれか。

  1. 外腸骨動脈の続きである。
  2. 鼠径靱帯の下をくぐり、大腿の前面に出る。
  3. 坐骨神経に伴い大腿後面を下行する。
  4. 内転筋裂孔を出て膝窩動脈に続く。

坐骨神経痛

  • 腰背部から臀部大腿後面膝窩踵からつま先にかけてあらわれる放散痛
  • 根性坐骨神経痛(L4-S3)
    • 腰椎変形性脊椎症(変形性腰椎症)
    • 腰椎分離すべり症(脊椎分離すべり症)
    • 脊柱管狭窄症
    • 脊柱側弯症
  • 絞扼性神経障害
    • 梨状筋症候群
  • その他
    • 脊椎や脊髄の腫瘍
    • 帯状疱疹(帯状疱疹後神経痛)
  • 持続性の灼熱痛、刺す痛み、鈍痛
  • 骨格筋の運動障害(MMTで評価)
    • 筋緊張低下
    • 筋力低下
    • 脱力
    • 筋萎縮
  • 梨状筋下孔(大転子と仙腸関節の中央)、殷門穴(大腿後面中央)、委中穴(膝窩)にワレー圧痛点
  • アキレス腱反射の深部腱反射の減弱、消失
  • 痛みを回避するため、歩行時に膝関節を少し屈曲している
  • 坐骨神経伸展テスト
    • L5神経根またはS1神経根の障害
    • 梨状筋症候群などの坐骨神経の絞扼性神経障害
  • ラセーグ徴候
    • 髄膜刺激症状でも陽性
  • 下肢伸展挙上テスト
  • ブラガード徴候
  • フリップ徴候
    • 腰痛、坐骨神経痛の詐病の検査法として用いる
  • ボンネットテスト
    • ラセーグ徴候の増強法
    • 梨状筋症候群のテスト法
  • 痛みの評価
    • VAS
    • ニューメリカルレイティングスケール
  • 硬膜外ブロック

坐骨神経痛をきたしにくい疾患はどれか。

  1. 悪性腫瘍の骨転移
  2. 腰椎椎間板ヘルニア
  3. 帯状疱疹
  4. 閉塞性動脈硬化症

坐骨神経痛の原因として最も多い椎間板ヘルニアの高位はどれか。

  • 第10胸椎〜第11胸椎間
  • 第11胸椎〜第1腰椎間
  • 第2腰椎〜第3腰椎間
  • 第4腰椎〜第5腰椎間

坐骨神経痛の原因として最も多いのはどれか。

  • L1-L2椎間板ヘルニア
  • L2-L3椎間板ヘルニア
  • L3-L4椎間板ヘルニア
  • L4-L5椎間板ヘルニア

根性坐骨神経痛の治療法として適切でないのはどれか。

  • ワレー圧点の圧迫法
  • 神経の経路に沿った揉揑法
  • 腰部の牽引法
  • 中殿筋の運動法

根性坐骨神経痛で罹患神経を対象とした刺鍼部位として適切でないのはどれか。

  • 膝窩中央部
  • 梨状筋下孔部
  • 第5腰椎棘突起の直側
  • 第2腰椎棘突起の直側

坐骨神経痛の治療点で正しいのはどれか。

  • マックバーネー点
  • ワレー圧点
  • ボアス圧点
  • エルブ点

坐骨神経痛の局所施術でワレー圧痛点に相当する経穴はどれか。

  • 梁丘
  • 通里
  • 不容
  • 殷門

仰臥位で坐骨神経伸展法を行う場合、適切なのはどれか。

  • 踵を持って牽引する。
  • 膝を伸ばしたまま挙上する。
  • 膝を曲げたまま胸に押しつける。
  • 膝を曲げ、外方の床面へ押し下げる。

硬膜外ブロックがよい適応である神経痛はどれか。

  1. 三叉神経痛
  2. 舌咽神経痛
  3. 後頭神経痛
  4. 坐骨神経痛

疾患と治療法との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 癌性疼痛---くも膜下フェノールブロック
  2. 坐骨神経痛---星状神経節ブロック
  3. 五十肩---肩甲上神経ブロック
  4. 三叉神経痛---上顎神経ブロック

急な腰痛とともに排尿障害や下肢後面の激痛がある場合、施術対象となる経脈はどれか。

  • 足の少陰経
  • 足の厥陰経
  • 足の少陽経
  • 足の太陽経

「60歳の男性。200m程の歩行で左大腿後側から下腿外側にかけて痛む。ケンプ徴候陽性。第5趾に触覚の鈍麻がみられる。」この症例について、症状のある部位の流注を踏まえて施術する場合、最も適切な経脈はどれか。

  • 胃経
  • 膀胱経
  • 脾経
  • 腎経

次の文で示す患者について、罹患局所への施術部位として適切なのはどれか。「20歳の女性。殿部から下腿後側にかけて放散痛がある。股関節・膝関節屈曲位で他動的に股関節を内転・内旋すると症状が出現する。」

  • 上前腸骨棘と上後腸骨棘との中央
  • 上後腸骨棘と大転子との中央
  • 上前腸骨棘と大転子との中央
  • 坐骨結節と尾骨先端との中央

次の文で示す症例に対して局所施術を行う部位として最も適切なのはどれか。「60歳の女性。主訴は左殿部から下肢後面の疼痛。長時間歩くと殿部から下肢後面にかけて痛みを自覚する。K-ボンネットテスト陽性、ラセーグテスト陰性、下肢の知覚異常はな
い。」

  • 下後腸骨棘と大転子頂点の中央部
  • 仙尾連結と大転子頂点の中央部
  • 尾骨先端と大転子頂点の中央部
  • 坐骨結節と大転子頂点との中央

次の文で示す症例に対し、局所治療点として最も適切なのはどれか。「55歳の女性。1週間前に長距離の歩行をした後から右殿部痛を自覚した。K・ボンネットテスト陽性。」

  • 上後腸骨棘と大転子頂点の中点
  • 仙骨裂孔と大転子頂点を結ぶ線の外3分の2の点
  • 仙骨角と大転子頂点の中点
  • 尾骨先端と大転子頂点の中点

次の文で示す症例に対して神経を介した治療部位として最も適切なのはどれか。「52歳の女性。1年前に子宮癌で摘出手術を受けた。転移はない。会陰部の痛みとともに、尿失禁も起こるようになった。」

  • 上後腸骨棘と大転子頂点の中点の下方4cmの点
  • 上後腸骨棘と坐骨結節下端内側を結ぶ線の上から50〜60%の点
  • 仙骨角と大転子頂点の中点
  • 尾骨先端と大転子頂点の中点

K・ボンネットテスト陽性患者への病態説明として適切なのはどれか。

  • 股関節が加齢のため変形しています。
  • 腰の椎間板が飛び出して神経を圧迫しています。
  • 硬くなったお尻の筋肉が坐骨神経を締め付けています。
  • 太ももの前側の筋肉が緊張して股関節の動きが悪くなっています。

ラセーグテスト陽性の場合、徒手による神経伸展法の対象となる神経はどれか。

  • 上殿神経
  • 下殿神経
  • 大腿神経
  • 坐骨神経

神経伸展テストはどれか。

  1. マクマレーテスト
  2. ラセーグテスト
  3. ライトテスト
  4. スパーリングテスト

理学的検査所見と罹患局所への施術部位との組合せで適切なのはどれか。

  • ヤーガソンテスト陽性---頸部
  • マクマレーテスト陽性---上腕部
  • ラセーグテスト陽性---腰部
  • アレンテスト陽性---膝部

理学検査所見と局所施術部位との組合せで正しいのはどれか。

  • ペインフルアークサイン陽性---頸部
  • トムゼンテスト陽性---肩関節部
  • ラセーグテスト陽性---腰部
  • ニュートンテスト陽性---膝関節部

大坐骨孔部に圧痛を認め、坐骨神経痛を呈する症例で陽性となる可能性が最も高いのはどれか。

  • パトリックテスト
  • K-ボンネットテスト
  • トーマステスト
  • ニュートンテスト

詐病が疑われる腰痛患者に対して、坐位で膝を他動的に伸展させるのはどれか。

  • ケンプ徴候
  • サギング徴候
  • フリップ徴候
  • ブラガードテスト

「30歳の男性。2か月前より右腰部から下腿後面・足底にかけて痛む。間欠跛行はない。右SLRテスト陽性。足背動脈の拍動は触知可能。」この文で示す患者について、徒手による神経伸展法を行う場合、対象となる罹患神経はどれか。

  • 大腿神経
  • 坐骨神経
  • 上殿神経
  • 下殿神経

上後腸骨棘と大転子近位端を結んだ線の中点から垂直下方に1〜2横指下がったところを局所刺鍼点とすべき疾患で、陽性となる徒手検査法として最も適切なのはどれか。

  • エリーテスト
  • パトリックテスト
  • フライバーグテスト
  • ボンネットテスト

「60歳の男性。200m程の歩行で左大腿後側から下腿外側にかけて痛む。ケンプ徴候陽性。第5趾に触覚の鈍麻がみられる。」この症例について、痛みを評価する方法として最も適切なのはどれか。

  • ROM
  • CMI
  • MMT
  • VAS

米粒大の透熱灸が適切なのはどれか。

  • ベル麻痺の患部
  • 皮膚の炎症部
  • 便秘を訴える妊婦の腹部
  • 坐骨神経痛の圧痛部

腰椎椎間板ヘルニアで正しい記述はどれか。

  1. 中年以降の男性に好発する。
  2. 坐骨神経痛が頻発する。
  3. 第3〜4腰椎間で最も多い。
  4. 知覚障害は出現しない。

椎間板ヘルニアによる根性坐骨神経痛の治療で適切でないのはどれか。

  • 腰椎外側部に揉揑法を行う。
  • 腰部にホットパックを行う。
  • 腰椎の牽引を行う。
  • 大腿前面の神経伸展法を行う。

腰椎椎間板ヘルニアによる下腿外側の痛みに対し、母指圧迫を行う局所治療穴として適切なのはどれか。

  • 承筋
  • 陽陵泉
  • 地機
  • 膝関

梨状筋症候群

  • 坐骨神経の絞扼性神経障害
  • 長時間の歩行、中腰姿勢の維持、スポーツがきっかけとして発症
  • 梨状筋部(秩辺穴)に筋緊張と圧痛
  • 腰部の前屈時に症状悪化
  • 下肢内旋すると症状増悪
  • 下肢外旋で症状軽快
  • ボンネットテスト
  • Kボンネットテスト
  • フライバーグテスト
  • 坐骨神経ブロックが有効

梨状筋症候群の病態に対する治療法で適切なのはどれか。

  • 腰椎の矯正法
  • 殿部の持続圧迫法
  • 大腿部前面の神経伸展法
  • フレンケル体操

梨状筋症候群の絞扼部位に対する施術部はどれか。

  • 大転子直上
  • 坐骨結節直下
  • 大転子と仙腸関節との中央
  • 大腿後側の中央

梨状筋への施術の必要性を示す理学検査所見はどれか。

  • FNSテスト陽性
  • K-ボンネットテスト陽性
  • トーマステスト陽性
  • パトリックテスト陽性

次の文で示す患者の病態に対し、罹患局所への治療部位として適切なのはどれか「左殿部から大腿後外側に痛みが放散する。下肢伸展挙上テスト陽性。ボンネットテスト陽性。」

  • 腰三角部
  • 腰方形筋外縁部
  • L4〜L5椎間関節部
  • 梨状筋部

次の文で示す患者の病態に対し、罹患部へ局所治療を行う場合、適切な筋はどれか。「20歳の男性。ハードルの選手。練習中に右臀部に痛みを感じるようになった。股関節の他動的な内旋によって痛みは増強する。」

  • 大腿方形筋
  • 大腿筋膜張筋
  • 中殿筋
  • 梨状筋

次の文で示す患者の罹患局所に対する施術部位として最も適切なのはどれか。「28歳の男性。半年前から左殿部から下腿後面にかけての放散痛がある。間欠破行はみられず、エックス線検査では腰椎の異常所見は認めない。K-ボンネットテスト陽性、ケンプ徴候
陰性。」

  • 脊柱起立筋部
  • 中殿筋部
  • 梨状筋部
  • 下腿三頭筋部

「22歳の女性。ハードルの陸上選手。右殿部から下肢にかけて放散痛がある。仙骨外側縁から大転子にかけて筋の緊張と圧痛がみられる。」病態の確認を目的に行う徒手検査で最も適切なのはどれか。

  • ニュートンテスト
  • トーマステスト
  • パトリックテスト
  • K-ボンネットテスト

「22歳の女性。ハードルの陸上選手。右殿部から下肢にかけて放散痛がある。仙骨外側縁から大転子にかけて筋の緊張と圧痛がみられる。」罹患筋への局所施術を行う場合、対象となるのはどれか。

  • 中殿筋
  • 梨状筋
  • 内閉鎖筋
  • 大内転筋

次の文で示す患者の罹患筋で最も適切なのはどれか。「55歳の男性。左殿部から下肢後面にかけて痛み、しびれがある。以前に下位腰椎の椎間板ヘルニアを発症したことがあり、手術により完治した。秩辺付近に圧痛を認める。K-ボンネットテスト陽性。」

  • 梨状筋
  • 大殿筋
  • 大腿方形筋
  • 大腿筋膜張筋

絞扼部への治療穴として照海穴が最も適切なのはどれか。

  • 腓腹神経絞扼神経障害
  • ギヨン管症候群
  • 足根管症候群
  • モートン病

次の文で示す症例の罹患筋として最も適切なのはどれか。「58歳の男性。右殿部から下肢後面にかけて痛みやしびれがある。SLRテストは陰性、K・ボンネットテストとフライバーグテストは陽性。」

  • 大殿筋
  • 中殿筋
  • 梨状筋
  • 大腿方形筋

脛骨神経

  • 坐骨神経は膝窩上方の浮郄穴の深部で脛骨神経総腓骨神経に分かれる
  • 膝窩では膝窩動静脈の外側にそって下行
  • 下腿後側ではヒラメ筋の深部を後脛骨動脈にそって下行
  • 内踝の後方をとおって足根管を抜けて内側足底神経と外側足底神経とにわかれ足底にいたる
  • 下腿後面足底の皮膚感覚を支配する

脛骨神経について正しいのはどれか。

  • 腰神経叢の枝である。
  • 梨状筋上孔を通る。
  • 大腿二頭筋短頭を支配する。
  • 膝窩中央を通る。

足の屈筋支帯を通過しない腱はどれか。

  • 長指屈筋腱
  • 前脛骨筋腱
  • 後脛骨筋腱
  • 長母指屈筋腱

筋とその作用との組合せで正しいのはどれか。

  • 僧帽筋---肩関節の外転
  • 上腕筋---前腕の回外
  • 縫工筋---股関節の伸展
  • 後脛骨筋---足関節の屈曲

足関節の内反に働く筋はどれか。

  • 後脛骨筋
  • 長指伸筋
  • 第三腓骨筋
  • 長腓骨筋

足の変形と原因となる筋との組合せで正しいのはどれか。

  • 槌指---長指伸筋
  • 外反母趾---長母指伸筋
  • 尖足---短腓骨筋
  • 内反足---後脛骨筋

神経麻痺とその症状との組合せで誤っているのはどれか。

  • 正中神経---猿手
  • 橈骨神経---下垂手
  • 尺骨神経---鷲手
  • 脛骨神経---下垂足

腱が足根管を通らないのはどれか。

  • 長母指屈筋
  • 長指屈筋
  • 後脛骨筋
  • 下腿三頭筋

脛骨神経の枝はどれか。

  • 伏在神経
  • 深緋骨神経
  • 外側足底神経
  • 内側足背皮神経

経穴とその部位にある筋の支配神経の組合せで正しいのはどれか。

  • 孔最---尺骨神経
  • 支正---正中神経
  • 三陰交---脛骨神経
  • 陽陵泉---深腓骨神経

経穴とその部位にある筋の支配神経の組合せで正しいのはどれか。

  • 偏歴---尺骨神経
  • 会宗---正中神経
  • 合陽---脛骨神経
  • 足三里---浅腓骨神経

経穴とその部にある筋の支配神経の組合せで正しいのはどれか。

  • 温溜---尺骨神経
  • 外関---正中神経
  • 三陰交---脛骨神経
  • 足三里---浅腓骨神経

脛骨神経麻痺

脛骨神経麻痺

  • 下腿三頭筋(腓腹筋、ヒラメ筋)、後脛骨筋、長趾屈筋、長母趾屈筋の弛緩性麻痺
  • 足底部の感覚障害
  • 階段昇降が困難
  • つま先立ち不能
  • アキレス腱反射減弱、消失
  • 足関節が背屈位で拘縮
  • 踵足(鉤足、鈎足)
  • 麻痺筋の筋力維持、回復
  • 拮抗筋の緊張緩和(拮抗筋のストレッチ)
  • 短下肢装具(足関節0°保持)

次の文で示す末梢神経麻痺に対し、施術対象となる罹患筋はどれか。「足関節の底屈(屈曲)ができず、階段昇降が困難である。」

  • 下腿三頭筋
  • 前脛骨筋
  • 長母指伸筋
  • 長腓骨筋

末梢神経麻痺と装具との組合せで適切でないのはどれか。

  • 正中神経麻痺---短対立副子
  • 尺骨神経麻痺---ナックルベンダー
  • 総腓骨神経麻痺---短下肢装具
  • 脛骨神経麻痺---長下肢装具

神経麻痺と罹患局所への治療穴との組合せで誤っているのはどれか。

  • 橈骨神経麻痺---温溜
  • 尺骨神経麻痺---神門
  • 総腓骨神経麻痺---浮郄
  • 脛骨神経麻痺---懸鐘

脛骨神経麻痺の治療で麻痺筋への施術部位として適切なのはどれか。

  • 腓腹筋部
  • 長短腓骨筋部
  • 長母指伸筋部
  • 前脛骨筋部

次の文で示す麻痺に対し、施術対象となる罹患筋はどれか。「足関節の屈曲が困難となり、爪先立ちができない。」

  • 前脛骨筋
  • 長指伸筋
  • 腓腹筋
  • 短腓骨筋

鈎足を呈する運動麻痺に対し、罹患筋への局所治療穴として適切なのはどれか。

  • 承山
  • 条口
  • 陽交
  • 血海

右腓腹筋の緊張が亢進しているとき、右承山に刺鍼したところ筋緊張が軽減した。関与したと考えられるのはどれか。

  • 相反抑制
  • 屈曲反射
  • 自原抑制
  • 伸張反射

足根管症候群

足根管症候群

  • 足根管(太溪穴から照海穴)における脛骨神経の絞扼性神経障害
  • 足底の感覚障害疼痛
  • 足根管を叩打するとティネル徴候みられる

紋扼性神経障害と局所治療穴との組み合わせで正しいのはどれか。

  • 梨状筋症候群---膀胱兪
  • 足根管症候群---太渓
  • 肘部管症候群---曲沢
  • 手根管症候群---陽渓

次の文で示す患者の罹患神経を対象として刺鍼する場合、適切な局所治療穴はどれか。「50歳の男性。右足底全体に痛みと焼けるようなピリピリした感覚がある。足背に症状はみられない。夜間痛があり、ティネル徴候陽性。」

  • 浮郄
  • 委中
  • 陽陵泉
  • 足三里

前脛骨筋上にある経穴はどれか。

  • 陰陵泉
  • 三陰交
  • 足三里

前脛骨筋上にある経穴はどれか。

  • 足三里
  • 地機
  • 光明
  • 蠡溝

足三里穴に分布する神経はどれか。

  • 伏在神経
  • 深腓骨神経
  • 浅腓骨神経
  • 脛骨神経

陽陵泉穴はどの筋肉上に取穴するか。

  • 腓腹筋
  • 長腓骨筋
  • 前脛骨筋
  • 後脛骨筋

腓骨神経

総腓骨神経

  • 腓骨頭下方陽陵泉穴)をとおっる
  • 浅腓骨神経深腓骨神経に分かれる
  • 総腓骨神経は大腿二頭筋短頭の収縮下腿外側の皮膚感覚をつかさどる
  • 浅腓骨神経
    • 下腿前外側を走行し、足少陽胆経の流注に沿う
    • 長腓骨筋陽陵泉光明)、短腓骨筋懸鐘)の収縮を支配する
    • 外側コンパートメント
    • 足背部の皮膚感覚をつかさどる
  • 深腓骨神経
    • 下腿前面を下行し、足陽明胃経の流注に沿う
    • 前脛骨筋(足三里、上巨虚、下巨虚、条口)、長•短母趾伸筋の収縮を支配する
    • 足背部では足背動脈に伴行する
    • 前方コンパートメント
    • 足背の母趾外側第2趾内側(行間)の皮膚感覚をつかさどる

深腓骨神経の固有支配領域にある経穴はどれか。

  • 申脈
  • 公孫
  • 地五会
  • 行間

総腓骨神経の枝に支配されている筋はどれか。

  • 半腱様筋
  • 半膜様筋
  • 前脛骨筋
  • 後脛骨筋

深腓骨神経に支配される筋はどれか。

  • 前脛骨筋
  • 腓腹筋
  • ヒラメ筋
  • 長腓骨筋

下腿の筋で足部を外反させるのはどれか。

  • 長母指屈筋
  • 後脛骨筋
  • 前脛骨筋
  • 長腓骨筋

足を外反させる筋はどれか。
1.前脛骨筋
2.長腓骨筋
3.長指屈筋
4.長母指伸筋

足の内反に関与するのはどれか。

  • 第三腓骨筋
  • 前脛骨筋
  • 長指伸筋
  • 腓腹筋

関節運動とその主動作筋との組合せで誤っているのはどれか。

  • 膝関節伸展---大腿四頭筋
  • 股関節外転---中殿筋
  • 肩関節外転---三角筋
  • 足関節屈曲---前脛骨筋

下肢の動脈と伴行する神経の組合せで正しいのはどれか。

  • 大腿動脈---閉鎖神経
  • 膝窩動脈---伏在神経
  • 腓骨動脈---脛骨神経
  • 足背動脈---深腓骨神経

前脛骨筋上を通る経絡はどれか。

  • 胆経
  • 胃経
  • 肝経
  • 脾経

光明について正しい記述はどれか。

  • 外果尖の上方3寸に取る。
  • 原穴である。
  • 所属経脈は下肢を上行している。
  • 浅腓骨神経の支配領域にある。

腓骨神経麻痺

  • ギプス固定など腓骨頭部の圧迫が多い
  • 前脛骨筋長母趾伸筋長趾伸筋などの弛緩性麻痺
  • 下腿外側から足背の感覚障害
  • 足の背屈不能
  • 足趾の背屈不能
  • 下垂足
  • 鶏歩
  • 尖足
  • 前脛骨筋の麻痺筋の筋力維持、回復
  • 拮抗筋の緊張緩和
  • 下肢装具

総腓骨神経麻痺で正しい症状はどれか。

  • 足関節の伸展ができない。
  • 知覚異常はない。
  • 足の指の背屈はできる。
  • 鈎足になる。

総腓骨神経麻痺について正しい記述はどれか。

  • 足底の感覚障害を生じる。
  • 足関節部の圧迫によって発症する。
  • 足関節の背屈運動が障害される。
  • 足趾の底屈運動が障害される。

鶏歩を示すのはどれか。

  • 腓骨神経麻痺
  • 進行性筋ジストロフィー症
  • 片麻痺
  • パーキンソン病

鶏歩に関係する神経はどれか。

  • 大腿神経
  • 脛骨神経
  • 腓腹神経
  • 総腓骨神経

鶏歩がみられるのはどれか。

  • パーキンソン病
  • 筋ジストロフィー症
  • 膝前十字靱帯損傷
  • 総腓骨神経麻痺

異常歩行と原因の組合せで誤っているのはどれか。

  • 酩酊歩行---小脳疾患
  • 小刻み歩行---パーキンソン病
  • アヒル歩行---筋ジストロフィー
  • 鶏歩---股関節脱臼

腓骨神経麻痺の治療方針と治療法との組合せで誤っているのはどれか。

  • 尖足予防---足関節90度固定
  • 前脛骨筋の筋力回復---足関節伸展(背屈)運動
  • 総腓骨神経刺激---陽陵泉の低周波通電
  • 後脛骨筋の緊張除去---下腿内側の揉揑

短下肢装具が用いられるのはどれか。

  • 下腿切断
  • 変形性膝関節症
  • 総腓骨神経麻痺
  • 閉塞性動脈硬化症

疾患と装具の組み合わせで間違っているのはどれか。

  • 変形性膝関節症---足底装具
  • 腰椎椎間板ヘルニア---軟性コルセット
  • 脳梗塞---短下肢装具
  • 総腓骨神経麻痺---長下肢装具

片麻痺により尖足がみられる患者に対して、筋緊張緩和を目的に施術する場合、最も適切な筋はどれか。

  • 膝窩筋
  • 前脛骨筋
  • 第三腓骨筋
  • 下腿三頭筋

深腓骨神経麻痺に対し、筋力強化運動を行う場合、正しいのはどれか。

  • 膝関節屈曲
  • 膝関節伸展
  • 足関節屈曲
  • 足関節伸展

徴候と疾患との組合せで正しいのはどれか。

  • ティネル徴候陽性---総腓骨神経麻痺
  • ペインフルアーク徴候陽性---胸郭出口症候群
  • トレンデレンブルグ徴候陽性---腰椎椎間板ヘルニア
  • アリス徴候陽性---変形性膝関節症

脱臼の部位と損傷神経の組合せで正しいのはどれか。

  • 肩関節脱臼---肩甲上神経
  • 膝関節脱臼---総腓骨神経
  • 橈骨頭脱臼---橈骨神経
  • 股関節脱臼---大腿神経

次の文で示す麻痺で施術する筋はどれか。「足関節の背屈ができず、足を高くあげて歩く。」

  • 大腿四頭筋
  • 前脛骨筋
  • 腓腹筋
  • 短腓骨筋

下垂足を呈する不全麻痺に対して上巨虚穴と条口穴に鍼通電療法を行った場合、目的とする筋に鍼が刺入されていることを確認する足関節の動きはどれか。

  • 外反・屈曲(底屈)
  • 外反・伸展(背屈)
  • 内反・屈曲(底屈)
  • 内反・伸展(背屈)

下垂足に対し、罹患筋への局所施術で対象となるのはどれか。

  • 前脛骨筋
  • 長母指屈筋
  • 腓腹筋
  • 足底筋

腓骨頭骨折によるギプス固定後、足関節を背屈することが困難となった患者に対して施術対象となる罹患筋はどれか。

  • 前脛骨筋
  • 長腓骨筋
  • 腓腹筋
  • 長指屈筋

前脛骨筋に対して経皮的通電療法を行う場合、通電されていることが確認できる足関節の動きはどれか。

  • 底屈かつ外がえし
  • 底屈かつ内がえし
  • 背屈かつ外がえし
  • 背屈かつ内がえし

次の文で示す患者に対し、施術対象となる罹患筋はどれか。「50歳の女性。右のつま先が敷居や布団につまずきやすくなった。右膝を高く上げて歩く。」

  • 中殿筋
  • 大腿四頭筋
  • 前脛骨筋
  • 後脛骨筋

足関節の伸展(背屈)と内がえしが困難となる場合、施術対象となる罹患筋はどれか。

  • 前脛骨筋
  • 短指伸筋
  • 腓腹筋
  • 長腓骨筋

腓骨神経麻痺の治療目的で誤っているのはどれか。

  • 尖足を予防するため足関節を0゜に保持する。
  • 前脛骨筋の筋力を回復させる。
  • 下腿三頭筋の循環を促進する。
  • 後脛骨筋の過緊張を除去する。

次の文で示す症例の障害神経として最も適切なのはどれか。「23歳の男性。空手の練習中に下腿前面を強打した後、強い腫脹と疼痛が起こった。第1足趾と第2足趾の背側の知覚障害が現れ、足関節の背屈ができなくなった。」

  • 深腓骨神経
  • 浅腓骨神経
  • 腓腹神経
  • 脛骨神経

次の文で示す患者に対して筋力の回復を図るのに最も適切なのはどれか。「70歳の女性。最近、歩行時に平坦な場所でもつま先が引っかかるようになった。室内でスリッパを履いていると脱げそうになり、階段を降りる時には怖くなる。」

  • 大腿四頭筋
  • 大腿二頭筋
  • 下腿三頭筋
  • 前脛骨筋

五兪穴の榮穴が深腓骨神経の分布領域にあるのはどれか。

  • 肝経
  • 脾経
  • 腎経
  • 胆経

次の文で示す神経麻痺で、麻痺神経に対する治療穴として正しいのはどれか。「足関節は底屈し、内反もある。歩行は鶏歩となる。」

  • 髀関
  • 陽陵泉
  • 承筋
  • 湧泉

次の文で示す運動麻痺に対し、罹患神経の刺激を目的とした適切な治療穴はどれか。「足関節の屈曲(底屈)と足指の屈曲が困難。」

  • 外丘
  • 足三里
  • 陰陵泉
  • 承山

経穴と筋の組み合わせで正しいのはどれか。

  • 足三里---長指屈筋
  • 血海---外側広筋
  • 飛揚---前脛骨筋
  • 光明---長腓骨筋

下肢の末梢神経領域の痛みと局所治療穴との組合せで正しいのはどれか。

  • 伏在神経---承扶
  • 外側大腿皮神経---豊隆
  • 閉鎖神経---足三里
  • 総腓骨神経---陽陵泉

末梢性神経麻痺の治療で、障害部位とその部位を流注する経絡との組合せで正しいのはどれか。

  • 橈骨神経麻痺---心包経
  • 尺骨神経麻痺---肺経
  • 総腓骨神経麻痺---胆経
  • 脛骨神経麻痺---胃経

次の文で示す症状を起こす罹患神経に対し、施術対象となる経絡はどれか。「ヒラメ筋、後脛骨筋、長母指屈筋の麻痺のために歩行困難をきたしている。」

  • 足の陽明胃経
  • 足の太陽膀胱経
  • 足の少陽胆経
  • 足の厥陰肝経

神経麻痺による下垂足の麻痺筋に施術を行う場合、対象となる経絡はどれか。

  • 腎経
  • 膀胱経
  • 脾経
  • 胃経

鶏歩を呈する患者に対する麻痺筋への低周波鍼通電療法を行う部位で適切なのはどれか。

  • 足三里と豊隆
  • 伏兎と梁丘
  • 漏谷と三陰交
  • 合陽と承山

足関節の屈曲(底屈)ができない運動麻痺に対し、拮抗筋の緊張緩和を目的とした局所治療穴はどれか。

  • 承山
  • 飛陽
  • 陰陵泉
  • 足三里

次の文で示す異常歩行に対して筋萎縮の予防を目的に低周波鍼通電療法を行う場合、治療穴の組合せとして適切なのはどれか。「つま先が上がりにくく、膝を高く上げた後、つま先から接地するように歩く。」

  • 伏兎---陰市
  • 委中---承山
  • 地機---三陰交
  • 足三里---下巨虚

コンパートメント症候群

  • 筋を他動的に伸張すると疼痛が誘発される
  • 前方コンパートメント
    • 前脛骨筋、長母趾伸筋、長趾伸筋
    • 深腓骨神経
    • 他動的に足趾を低屈させたときに痛みがでる
    • 解溪、豊隆、下巨虚
  • 外側コンパートメント
    • 長•短腓骨筋
    • 浅腓骨神経
    • 他動的に足関節を内反させたときに痛みがでる
    • 懸鐘、外丘
  • 浅後方コンパートメント
    • 腓腹筋、ヒラメ筋、足底筋
    • 脛骨神経
    • 他動的に足関節を背屈させたときに痛みがでる
    • 承筋
  • 深後方コンパートメント
    • 後脛骨筋、長母趾屈筋、長趾屈筋
    • 脛骨神経
    • 他動的に足趾を背屈させたときに痛みがでる
    • 三陰交、漏谷

下腿の慢性コンパートメント症候群の他動運動と患部への刺鍼部位との組合せで誤っているのはどれか。

  • 母指の屈曲時痛---解谿
  • 母指の伸展時痛---太衝
  • 内がえし時痛---懸鐘
  • 足関節の伸展(背屈)時痛---承筋

次の文で示す症例に対する罹患筋への局所治療穴として適切なのはどれか。「17歳の男子。陸上部で長距離走をしている。ランニングを開始すると下腿前方に痛みと腫れが出るが、数十分の安静で症状が消失する。近医で前方コンパートメント症候群と言われ
た。」

  • 小腸の下合穴
  • 膀胱の下合穴
  • 三焦の下合穴
  • 胆の下合穴

前方コンパートメント症候群の罹患筋はどれか。

  • 長腓骨筋
  • 長母趾屈筋
  • 長趾伸筋
  • 足底筋

下腿コンパートメント症候群と障害される神経の組合せで最も適切なのはどれか。

  • 前方コンパートメント---脛骨神経
  • 外側コンパートメント---浅腓骨神経
  • 浅後方コンパートメント---伏在神経
  • 深後方コンパートメント---深腓骨神経

下腿コンパートメント症候群と障害される筋の組合せで正しいのはどれか。

  • 前方コンパートメント---短腓骨筋
  • 外方コンパートメント---長指伸筋
  • 浅後方コンパートメント---後脛骨筋
  • 深後方コンパートメント---長指屈筋

下腿の慢性コンパートメント障害で障害部位と局所治療穴との組合せで正しいのはどれか。

  • 前方コンパートメント---外丘
  • 外側コンパートメント---豊隆
  • 浅後方コンパートメント---漏谷
  • 深後方コンパートメント---三陰交

下腿の区画と筋の組み合わせで正しいのはどれか。

  • 前区画---長指屈筋
  • 外側区画---後脛骨筋
  • 深後区画---長腓骨筋
  • 浅後区画---ヒラメ筋

-西洋医学