パーキンソン病
運動症状
- 安静時振戦
- 片側性
- 明らかな左右差
- 随意運動時に消失する
- 丸薬丸め様振戦
- 固縮(強剛)
- 左右対称にトーヌスが亢進
- 鉛管現象
- 歯車現象
- 動作緩慢(無動、寡動)
- リズム形成障害
- すくみ現象
- 仮面様願望
- 姿勢反射障害
- すくみ足歩行
- 前傾前屈姿勢
- 前方突進現象
- 小刻み歩行
- 突進歩行
非運動性症状
- 自律神経症状
- 便秘
- 排尿障害
- 起立性低血圧
- 認知症
- 中脳黒質から大脳基底核の線条体でドパミン不足でおこる
- 錐体外路障害
- 筋萎縮はおこらない
- 運動麻痺はおこらない
- 深部腱反射は正常
- バビンスキー反射などの病的反射は出現しない
- 感覚は正常
パーキンソン病の病因に関与するのはどれか。
- コルチゾール
- セロトニン
- インスリン
- ドパミン
パーキンソン病の徴候はどれか。
- 痙性麻痺
- 筋萎縮
- 振戦
- 感覚障害
パーキンソン病の振戦が最も起こりやすいのはどれか。
- じっとしているとき
- 何か物を取ろうとするとき
- 字を書くとき
- からだの前で手を保持するとき
パーキンソン病でよくみられるのはどれか。
- 痙性麻痺
- アテトーゼ
- 見当識障害
- 突進現象
パーキンソン病でみられやすい症状はどれか。
- 痙縮
- 振戦
- 喘鳴
- 尿閉
パーキンソン病の症状で正しいのはどれか。
- 固縮
- 弛緩性麻痺
- 温痛覚低下
- 運動失調
パーキンソン病の症状で正しいのはどれか。
- 下垂足
- 前傾前屈姿勢
- 大殿筋歩行
- ミオクロニー発作
パーキンソン病の症候で正しいのはどれか。
- 痙縮
- 対麻痺
- けいれん
- 仮面様顔貌
パーキンソン病にみられる症状はどれか。
- 痙縮
- 企図振戦
- 鉛管現象
- 折りたたみナイフ現象
パーキンソン病でよくみられるのはどれか。
- 反張膝
- 分回し歩行
- 小刻み歩行
- 膝折れ
脳血管性パーキンソニズムの特徴について正しいのはどれか。
- 手指振戦
- 前傾前屈姿勢
- 歯車様筋強剛
- 歩行障害
パーキンソン病の非運動症状として適切なのはどれか。
- 視力障害
- 失語症
- 起立性低血圧
- 乏尿
パーキンソン病で振戦が最も起こりやすいのはどれか。
- 字を書くとき
- じっとしているとき
- 何か物を取ろうとするとき
- からだの前で手を保持するとき
パーキンソン病について誤っている記述はどれか。
- 50~60歳代で初発する。
- 手指振戦は通常左右同時に出現する。
- 進行すると前傾前屈姿勢となる。
- 種々の自律神経症状がみられる。
パーキンソン病の症状で誤っているのはどれか。
- 振戦
- 感覚障害
- 無動
- 仮面様顔貌
パーキンソン病の症状でないのはどれか。
- 筋強剛(固縮)
- 振戦
- 無動
- 難聴
パーキンソン病の症状で誤っているのはどれか。
- 振戦
- 片麻痺
- すくみ足
- 仮面様顔貌
パーキンソン病について誤っている記述はどれか。
- 脳内ドパミンが減少する。
- 無動がみられる。
- こきざみ歩行がみられる。
- 錐体路疾患である。
パーキンソン病にみられる運動障害で適切でないのはどれか。
- 折りたたみナイフ現象
- リズム形成障害
- すくみ現象
- 運動の切り換え困難
パーキンソン病に対する治療で適切でないのはどれか。
- 上下肢の関節運動
- 筋のストレッチング
- バランス訓練
- 筋力増強訓練
異常歩行について正しい組合せはどれか。
- 分回し歩行---小脳性失調
- 小きざみ歩行---パーキンソン病
- はさみ足歩行---進行性筋ジストロフィー症
- トレンデレンブルグ歩行---脊髄損傷
歩行異常と疾患との組合わせで正しいのはどれか。
- 動揺性歩行---多発性神経炎
- 痙性歩行---筋ジストロフィー症
- 鶏歩---胸髄部脊髄腫瘍
- 突進現象---パーキンソン病
歩行異常と疾患の組合せで正しいのはどれか。
- 間欠跛行---小脳変性症
- 失調性歩行---多発筋炎
- 突進歩行---パーキンソン病
- 痙性歩行---筋ジストロフィー
異常歩行とその原因疾患との組合せで正しいのはどれか。
- 小刻み歩行---パーキンソン病
- トレンデレンブルグ歩行---変形性膝関節症
- 失調性歩行---脊髄損傷
- 痙性歩行---ギラン・バレー症候群
視診所見と疾患の組合せで正しいのはどれか。
- マン・ウェルニッケ肢位---クッシング症候群
- 眼球突出---マルファン症候群
- 満月様顔貌---バセドウ病
- 仮面様顔貌---パーキンソン病
疾患と症状との組合せで誤っているのはどれか。
- ウィルソン病---羽ばたき振戦
- 脊髄空洞症---感覚解離
- 筋萎縮性側索硬化症---筋力低下
- パーキンソン病---視力障害
歩容と疾患との組合せで誤っているのはどれか。
- 疼痛性跛行---変形性股関節症
- 間欠跛行---閉塞性動脈硬化症
- 失調性歩行---パーキンソン病
- アヒル歩行---先天性股関節脱臼
疾患と歩行との組み合わせで正しいのはどれか。
- 脳血管障害---大また歩行
- 小脳性失調---トレンデレンブルグ歩行
- パーキンソン病---すくみ足歩行
- 筋ジストロフィ---よろめき歩行
疾患と視診所見の組合せで誤っているのはどれか。
- 帯状疱疹---胸背部の発赤・水疱
- 肝硬変---眼球結膜の黄染
- パーキンソン病---水牛様肩
- バセドウ病---眼球突出
顔貌と疾患との組合せで誤っているのはどれか。
- 無欲性顔貌---うつ病
- ヒポクラテス顔貌---癌末期
- 仮面様顔貌---神経症
- 満月様顔貌---クッシング症候群
振戦を主訴とする疾患はどれか。
- 進行性球麻痺
- 脳梗塞
- パーキンソン病
- ギラン・バレー症候群
静止時振戦が特徴的にみられるのはどれか。
- パーキンソン病
- 甲状腺機能亢進症
- 多発性硬化症
- アルコール中毒
突進歩行がみられるのはどれか。
- パーキンソン病
- 先天性股関節脱臼
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 進行性筋ジストロフィー
悪液質でみられないのはどれか。
- るいそう
- 皮膚の乾燥・弛緩
- 仮面様顔貌
- 眼窩・頬のくぼみ
副腎皮質ホルモンの長期投与と関係ないのはどれか。
- 胃潰瘍
- 糖尿病
- 精神症状
- 仮面様顔貌
症候性パーキンソニズムの原因とならないのはどれか。
- 脳炎
- 一酸化炭素中毒
- 脳血管障害
- ギラン・バレー症候群
異常歩行で誤っているのはどれか。
- 痙性麻痺では内反尖足になりやすい。
- 失調性歩行では両足を広げる傾向がある。
- 片麻痺では分まわし歩行が見られる。
- パーキンソン症候群では歩幅が大きい。
パーキンソン病尺度
- ヤール分類
- ステージⅠ
- パーキンソニズムが身体の一側性のみにみられる状態
- ステージⅡ
- 両側にパーキンソニズムがみられる状態
- ステージⅢ
- 姿勢反射障害が加わった状態
- ステージⅣ
- 日常動作に部分的な介助が必要になった状態
- ステージⅤ
- 日常生活の全てに介助が必要な状態
- ステージⅠ
リハビリテーション
- リハビリテーションは薬が効いている時に行うことが効果的
- 関節可動域訓練
- 前傾前屈姿勢や無動•寡動の改善
- 固縮した筋のストレッチ
- 固縮した筋の緊張緩和
- 立位バランス訓練
- 姿勢反射障害の改善
- 有酸素運動
- 体力維持
- 歩行訓練
- 線またぎ訓練
- メトロノームでリズムをとりながら足踏み
パーキンソン病のヤール分類とリハビリテーションの組合せで最も適切なのはどれか。
- ステージⅠ---歩行訓練
- ステージⅡ---立ち上がり動作訓練
- ステージⅢ---立位バランス訓練
- ステージⅣ---電動車椅子操作訓練
パーキンソン病患者に対する歩行訓練で最も有効なのはどれか。
- できるだけ速く歩く。
- 方向転換を繰り返す。
- 止まってから歩く動作を繰り返す。
- 横に引いた線をまたぎながら歩く。
パーキンソン病のリハビリテーションについて正しいのはどれか。
- 末期には無効である。
- 寒冷療法が有効である。
- 筋力訓練は無効である。
- 薬が効いているときに行う。
パーキンソン病の歩行障害に対する訓練で最も有効なのはどれか。
- つぎ足歩行訓練
- 松葉杖を用いた歩行訓練
- 両長下肢装具を用いた歩行訓練
- メトロノームによるリズム歩行訓練
パーキンソン病患者の理学療法でメトロノームを用いて改善が期待されるのはどれか。
- 小刻み歩行
- 構音障害
- 書字障害
- 振戦
パーキンソン病において、立ち直り反射の障害やバランスの不安定性がある重症度でのリハビリテーション治療で最も適切なのはどれか。
- 呼吸訓練
- 線またぎ訓練
- 体位変換
- 自助具の導入
次の文で示す症例に対する歩行介助で最も適切なのはどれか。「58歳の男性。2年前から右手の振戦が出現、後に動作が緩慢になってきた。急に狭くなる場所では足が前に出ない。」
- 静かに見守る。
- 積極的に会話する。
- 速いテンポの音楽を流す。
- メトロノームでリズムをとる。
次の文で示す患者について、「65歳の男性。主訴は動作緩慢と振戦で上肢に歯車様固縮がみられる。不眠、抑うつ、便秘を伴い、舌質はやや淡白、脈状は細弱を呈する。」本症例でみられる異常歩行はどれか。
- 痙性歩行
- トレンデレンブルグ歩行
- 小刻み歩行
- 失調性歩行
次の文で示す症例について、身体診察でみられる可能性が最も高いのはどれか。「65歳の男性。3年ほど前から手のふるえが出現し、徐々に進行している。また動作が緩慢となり、すくみ足もみられ、顔の表情も乏しくなっている。便秘もある。」
- 歯車現象
- 足底部の知覚鈍麻
- バビンスキー反射陽性
- アキレス腱反射亢進
次の文で示す症例で、肩甲骨の位置異常改善を目的に施術する場合、最も適切な筋はどれか。「68歳の男性。パーキンソン病と診断されている。姿勢は前かがみになり、肩甲骨の外転・下制がみられる。」
- 小円筋
- 大円筋
- 小胸筋
- 大胸筋
次の文で示す症例でみられるのはどれか。「70歳の女性。数年前から動作緩慢になり、現在は丸薬丸め運動も出現してきた。」
- 無汗症
- 歯車現象
- ガワーズ徴候
- ホフマン反射陽性
「70歳の男性。右手足がふるえ、動作が緩慢となり受診した。顔面は無表情で、立位では前かがみであった。認知症はない。」本症例の主な障害部位はどれか。
- 大脳皮質
- 視床
- 小脳
- 黒質
「70歳の男性。右手足がふるえ、動作が緩慢となり受診した。顔面は無表情で、立位では前かがみであった。認知症はない。」本疾患にみられる身体所見はどれか。
- 固縮
- 強直
- 痙縮
- けいれん
「63歳の男性。手のふるえ、歩行困難、歯車様の筋強剛がみられる。」本患者の特徴的な手のふるえはどれか。
- コップをつかもうとするときのふるえ
- ゆっくりと踊るようなふるえ
- 丸薬を丸めるような手指のふるえ
- 細かい指先のふるえ
「78歳の男性。手がふるえ、動作が緩慢で、表情がなく、前かがみになりやすく、筋肉がこわばる。」本症例でみられる症状と所見の組合せで正しいのはどれか。
- 手がふるえる---企図振戦
- 表情がない---満月様顔貌
- 前かがみになる---起坐位
- 筋肉がこわばる---固縮
「78歳の男性。手がふるえ、動作が緩慢で、表情がなく、前かがみになりやすく、筋肉がこわばる。」本症例の原因で適切なのはどれか。
- 錐体路障害
- 炎症性脱髄
- ドパミン欠乏
- アセチルコリン受容体障害
「80歳の男性。1年前から夜間に人や子どもが見え、本当に人がいるように話しかけることもある。半年前から次第に動作が鈍くなってきた。最近は物忘れも出現している。」本症例で動作が鈍くなってきた原因として正しいのはどれか。
- 下肢筋力の低下
- 歩行失行
- パーキンソニズム
- 深部感覚障害
「60歳の女性。数年前から左手の振戦を生じ、次第にすくみ足、寡動を認めるようになり、近医にて診断を受け、投薬が開始された。」最もよくみられる症候はどれか。
- 仮面様顔貌
- 測定障害
- 眼瞼下垂
- 痙縮
「60歳の女性。数年前から左手の振戦を生じ、次第にすくみ足、寡動を認めるようになり、近医にて診断を受け、投薬が開始された。」歩行障害に対するリハビリテーションとして最も適切なのはどれか。
- 歩行速度を上げるように指示する。
- メトロノームを用いた訓練を行う。
- 継ぎ足歩行をさせる。
- 坂道での訓練を行う。