
こんにちは~。
プライマリ・ケアサポート きらぼし、鍼灸師・看護師のKagayaです。
Kagayaが「看護師×鍼灸師」という立場で、何を強みとして、どんなケアを提供しているのかについてお話しします。
鍼灸院、整体、リラクゼーションサロン、マッサージ。
街を歩けば、身体を整える場所はたくさんあります。
その中で「結局、どこがどう違うの?」「自分や家族の状態に合っているのはどこ?」「医療に行くほどではないけれど、このままでいいのか不安」そんなふうに迷っている方も多いのではないでしょうか?
特に、障がいのある方や慢性的な不調を抱える方の場合、症状がはっきり言葉にできなかったり、検査では異常が出なかったりすることも少なくありません。
「どこに相談すればいいのかわからない」「たらい回しにされてしまった」「様子を見ましょうと言われたまま、何年も経ってしまった」看護師として医療の現場に立ち、
鍼灸師として身体に触れる仕事を続けてきた中で、Kagayaはこうした声を何度も聞いてきました。
そして同時に「病名がつく前」「治療の対象にならないグレーな状態」「生活の中で少しずつ崩れていく身体」そういった部分を支える場所が、圧倒的に足りていないことも感じてきました。
このブログは、鍼灸の効果を一方的に伝えるためのものではありません。
また「絶対にこの方法が正しい」と主張するためのものでもありません。
看護師×鍼灸師という立場だからこそ見えてきた、医療と生活のあいだにあるケアの考え方。
治療と回復のあいだをどう支えていくのか?
その視点を、できるだけわかりやすく、必要としている方に届く言葉でまとめています。
障がいのある方やそのご家族、日常的にケアを担っている方、そして「病気ではないけれど、元気でもない」と感じている方に向けた内容です。
「ここなら相談してもいいかもしれない」「今の自分の状態を整理するヒントがほしい」そんな方にとって、少し立ち止まれる場所になれば嬉しく思います。
🌟 障がいに特化したケアを行う理由
きらぼしでは、障がいのある方へのケアを大きな柱のひとつとしています。
それは「障がいに特化した治療ができるから」ではありません。
むしろ、障がいのある方の身体やこころの不調が、あまりにも既存の枠組みでは説明しきれないことを、現場で何度も目にしてきたからです。
障がいのある方の不調は「○○という病名があるから」「この症状が出ているから」という単純な因果関係で語れるものではありません。
・自律神経の乱れ
・筋緊張や拘縮
・感覚過敏や不安感
・睡眠リズムの乱れ
・言葉にならない不快感や違和感
こうした要素が複雑に絡み合い、日によって、時間によって、環境によって姿を変えます。
そのため、本人だけでなく、支える家族や支援者も「何が正解なのかわからない状態」に陥りやすいのが現実です。
医療の現場では、数値や検査結果、診断名が重視されます。
それ自体はとても大切なことですが、障がいのある方の不調は、検査に映らない部分にこそ大きな負担が隠れていることも少なくありません。
看護師として医療現場に立ち続け、鍼灸師として実際に身体に触れてきた中で、Kagayaは次第に「症状だけを見るケア」の限界を感じるようになりました。
同じ診断名がついていても、同じ年齢であっても、生活環境、感覚特性、緊張の入り方はまったく違います。
にもかかわらず、「この疾患だからこの対応」「この症状だからこの治療」という枠組みだけで関わろうとすると、どうしてもズレが生じてしまいます。
きらぼしが大切にしているのは、障がい=特別な存在として切り分けることではありません。
その人は、日々の生活を送り、疲れ、緊張し、回復し、また次の日を迎える、一人の生活者です。
どんな姿勢で過ごしているのか?
どんな刺激が負担になっているのか?
どんな場面で力が入り、どんな瞬間に緩むのか?
そうした「生活の中の身体」を丸ごと見ていくことが、結果として自律神経の安定や、拘縮の緩和、メンタルの落ち着きにつながっていくと考えています。
障がいに特化したケアとは、特別な技術を使うことではありません。特別扱いしない視点を持ち続けることだと、Kagayaは感じています。
きらぼしは「治す場所」ではなく、「安心して整えていく場所」として、障がいのある方と、その周囲を支えるケアを続けています。
🌟 自律神経症状・拘縮・メンタル不調への考え方
きらぼしで多く相談を受けるのが、いわゆる「原因がはっきりしない不調」です。
- 理由のはっきりしない体調不良
- 常に力が抜けない、緊張し続けている身体
- 慢性的な拘縮や、動かしにくさ、痛み
- 不安感、落ち込み、イライラといった感情の揺らぎ
これらの症状は、決して「気のせい」でも、「我慢が足りない」わけでもありません。
また、本人の性格や努力の問題でもありません。
多くの場合、その背景には自律神経のバランスの崩れがあります。
自律神経は、呼吸・循環・消化・体温調整・睡眠など、生命を維持するための働きを無意識のうちにコントロールしています。
この自律神経が乱れると、身体は常に「緊張モード」から抜けにくくなります。
リラックスしようとしても、休もうとしても、無意識に力が入り続けてしまう状態です。
緊張が続くと、まず筋肉が硬くなります。
次に呼吸が浅くなり、酸素の取り込みが減ります。
さらに感覚は過敏になり、音や光、人の気配にも強く反応するようになります。
この状態が長く続くことで、拘縮や慢性的な痛みが起こりやすくなり、「うまく動かせない」「疲れやすい」「休んでも回復しない」といった感覚が積み重なっていきます。
身体が常に緊張している状態では、こころも影響を受けます。
不安感が強くなったり、理由もなく落ち込んだり、イライラが増えたりするのは、自然な反応です。
そのため、きらぼしでは、自律神経症状・拘縮・メンタル不調を別々の問題として捉えていません。
これらは切り離されたものではなく、ひとつの流れの中で起きていると考えています。
Kagayaのケアで重視しているのは「どこが悪いか」ではなく、「どう緊張しているか」という視点です。
どの場面で力が入りやすいのか?
どんな刺激が負担になっているのか?
どんな姿勢や環境で、少し緩む瞬間があるのか?
そうした身体の反応を丁寧に見ていくことで「無理に治す」のではなく、自然に緊張が抜けていく方向を一緒に探していきます。
自律神経を整えるというのは、一気に何かを変えることではありません。
小さな安心の積み重ねによって、身体が「もう大丈夫かもしれない」と感じられる状態をつくることです。
きらぼしのケアは、症状を抑え込むことを目的とするのではなく、緊張と回復のバランスを取り戻すことを大切にしています。
🌟 鍼灸だけにこだわらない理由
「鍼灸師なのに、鍼を使わないことがあるんですか?」
施術を受ける前や、初回の相談で、こう聞かれることがあります。
答えは、あります。
きらぼしでは、すべての方に必ず鍼を行うわけではありません。
それは鍼灸の効果を否定しているからではなく、自律神経を整えるという目的に対して、鍼が最適とは限らない場面があると考えているからです。
自律神経の乱れは、身体の過緊張によって起こることが多くあります。
そのため、まず必要なのは「刺激を足すこと」ではなく、「これ以上刺激を加えなくても大丈夫だ」と身体が感じられる状態をつくることです。
徒手療法、アロマ、リラクゼーション、呼吸へのアプローチ、傾聴。
これらの方法は、一見すると穏やかで、即効性がないように見えるかもしれません。
しかし、刺激に敏感な方や、緊張が強く入っている方にとっては、こうした方法こそが最短距離になることも少なくありません。
鍼が怖い方、過去に嫌な経験がある方、感覚過敏があり、少しの刺激でも負担になってしまう方に、無理に鍼を行う必要はありません。
恐怖や不安を感じた状態で受ける刺激は、自律神経にとっては「安全」ではなく「危険」として処理されてしまいます。
その結果、かえって緊張が強まり、症状が悪化してしまうこともあります。
目標は「鍼をすること」ではありません。
目標は「自律神経が整うこと」です。
そのため、きらぼしでは、今の状態にとって何が負担にならず、何が助けになるのかを優先して考えます。
その上で、鍼灸という選択肢を持っていることには、大きな意味があります。
徒手やリラクゼーションで緊張が少し緩んだ後に鍼を加えることで、より短時間で、より深い変化が引き出せるケースも多くあります。
鍼灸は、身体のスイッチを切り替える力を持っています。
適切なタイミング、適切な刺激量で使うことで、自律神経の切り替えを後押しする、非常に強力な道具になります。
ただし、それは「いつでも」「誰にでも」使えばいいものではありません。
鍼灸は万能ではありません。
だからこそ、他の方法と組み合わせ、必要な場面で、必要な分だけ使うことが大切だと考えています。
きらぼしのケアは、鍼灸に固執しないことで、結果として鍼灸の力を最大限に活かすケアを目指しています。
🌟 Kagayaの強み|複合的に組み立てるケア
Kagayaの最大の強みは、ひとつの技術や理論に固執しないことです。
これは「何でもやります」という意味ではありません。
むしろ逆で、目的を見失わないために、手段に縛られないという姿勢です。
きらぼしのケアは、最初から「鍼ありき」「この方法ありき」で組み立てることはしません。
まず見るのは、その人の今の状態、生活背景、緊張の入り方、回復力です。
Kagayaは、
・看護師としての医療知識とリスク判断
・鍼灸師としての身体へのアプローチ
・教育の視点からの関わり方や伝え方
・代替医療やリラクゼーションの知識
これら複数の視点を同時に使いながら、「今、この人にとって何が一番負担が少ないか」「どの方法なら安心して受け取れるか」を考えていきます。
たとえば、同じように自律神経症状があっても、医療的なフォローが優先されるケースもあれば、まずは生活リズムや環境調整が必要なケースもあります。
身体に触れる前に、言葉の整理が必要な方もいます。
逆に、言葉よりも先に、触れられることで安心が生まれる方もいます。
こうした違いを無視して「この症状だからこの施術」「この診断名だからこの方法」と決めつけてしまうと、ケアはかえって遠回りになります。
鍼を使うかどうかは、あくまで手段のひとつです。
目的は、安心して生活に戻れる身体をつくること。
そのためには、無理に刺激を入れない判断も必要ですし、逆に、ある程度の刺激が回復のきっかけになることもあります。
看護師としての経験があるからこそ「これは様子を見ていい状態か」「医療につなぐべきサインは出ていないか」そうしたリスク判断を常に意識しながら関わることができます。
また、教育の視点を持つことで、一方的に施術を行うのではなく「なぜ今こういうケアをしているのか」を、できる範囲で共有します。
自分の身体で何が起きているのかを少しでも理解できると、不安は和らぎ、回復へのスピードも変わってきます。
医療の世界では、治療法がひとつではないように、ケアにも複数の道があっていいと、Kagayaは考えています。
きらぼしのケアは、技術を押しつける場所ではありません。
その人が、自分の身体ともう一度向き合い、生活に戻っていくための道筋を一緒に整える場所です。
🌟 まとめ|手段に縛られないケアという選択
きらぼしのケアは「鍼灸を受ける場所」ではありません。
鍼灸という技術を提供すること自体を、目的にはしていません。
あくまでそれは、数ある手段のひとつにすぎません。
自律神経を整える。
拘縮をゆるめる。
こころと身体の緊張をほどく。
これらはすべて「日常生活に戻っていくための土台をつくること」につながっています。
きらぼしが大切にしているのは、症状そのものを追いかけ続けることではありません。
また、治療や施術に依存し続ける状態をつくることでもありません。
その人が、自分の身体の状態を少しずつ理解し「今、無理をしているな」「ここで休んだほうがいいな」そうした感覚を取り戻していくこと。
その過程を、そっと支える場所でありたいと考えています。
治療法が多すぎる時代だからこそ、「何を選べばいいのかわからない」という不安は、誰にでも起こります。
病院に行くべきか?
様子を見ていいのか?
今の不調は、どこまで頑張っていいのか?
そうした迷いを、一人で抱え込む必要はありません。
きらぼしでは、治療に振り回されることなく、特定の技術や理論に縛られることなく、今の状態に合った方法を一緒に選んでいきます。
看護師としての視点で、安全性やリスクを確認しながら、鍼灸師としての視点で、身体が持つ回復の力を引き出していく。
その両方を行き来できる立場だからこそ「ここまでは医療」「ここからは生活」その境目に寄り添うことができると考えています。
きらぼしのケアは、誰かの代わりに判断する場所ではありません。
答えを押しつける場所でもありません。
自分の身体と向き合うための、 静かな時間と、安心できる環境を用意する場所です。
「ここなら相談してもいいかもしれない」
「今の自分の状態を整理してみたい」
そう思うきっかけになれば幸いです。
手段に縛られないケアという選択が、あなた自身の回復の道を、少しだけ照らす灯りになりますように。
🌟 相談について
「いきなり予約するほどではないけれど、少し話を聞いてほしい」
「これって鍼灸で相談していいことなのかわからない」
そんな段階の方のために、LINEでの相談窓口を設けています。
症状のこと、生活のこと、働き方のこと。
はっきり整理されていなくても構いません。
今感じている違和感を、そのまま言葉にしてもらって大丈夫です。
答えを出すための相談ではありません。
一緒に考えるための場所として、気軽に使ってもらえたらと思っています。

