
こんにちは。
プライマリ・ケアサポート きらぼし、鍼灸師・看護師のKagayaです。
🌟40歳からの挑戦!介護保険料と人生の転機
とうとう9月、そして40歳という節目の年を迎えました。
気がつけば、給料明細の中に「介護保険料」の文字がしっかりと刻まれています。
ついに、Kagayaも介護保険料を支払う年齢に突入したのか…としみじみ実感しました。
医療や福祉に関わる仕事をしている身として制度の大切さは理解しているつもりですが、実際に自分のお給料から差し引かれると、なんともいえないモヤモヤが湧いてきます。
「使えるかもわからない制度に毎月お金を払う」という感覚は、どうしても損をしているような気分になりますよね。
しかも今の介護保険制度は、よほどの重篤な病気や障がいがない限り、若い世代にはほとんど使えません。
制度上、40歳からは「第2号被保険者」として介護保険に加入することになりますが、実際にサービスを利用できるのは、がん末期・進行性の難病・若年性認知症など、限られた疾病に該当した場合のみです。
要するに、「お金だけは徴収されるけど、使うのはかなり難しい」のが現実です。
交通事故で障がいを負ってしまえば「障害年金」が出る可能性はあります。
しかし、同じような理由で介護が必要になっても、介護保険がすぐに使えるかというと、そうはいきません。
要介護認定を受けるためには、市区町村の窓口で申請し、調査を受け、医師の意見書も添えて…と、複雑なステップがあります。
しかも、その結果「非該当」とされれば、1円も使えません。
実際、医療系の国家試験問題でも「介護保険が使える年齢は何歳から?」という問いがよく出題されます。
正解は「40歳以上で条件に該当する者」ですが、裏を返せば、40歳を迎えても「該当しない限り使えない」制度なのです。
正直、「なんのために払っているんだろう」と考え込んでしまいます。
保険料は上がる一方で、給料の手取りはどんどん減っていく。
生活は苦しくなるばかりなのに、実際のサービスはなかなか使えない。
そんな制度に対して、ちょっとした怒りとむなしさを感じてしまいました。
でも、そこで落ち込んでばかりではつまらない。
「せっかく40歳になったんだから、なにか新しい挑戦をしてみよう!」と思ったのです。
ちょうどその頃、東洋医学系の授業でお世話になった先生が「最近パラグライダーをやってきた」と話してくれました。
「え、そんなのって特別な人しかできないんじゃないの?」と思っていたのですが、調べてみると、案外一般の人でも体験できるらしいのです。
しかも、スカイダイビングのように高額なわけでもなく、1万円ちょっとで空を飛べるプランもある。
これなら、学業の合間でも少し無理をすれば実現できる範囲内。
よし、やってみよう。
そう思って、Kagayaは「空を飛ぶ」という人生初の挑戦をすることにしました。
こうして、「介護保険料を払う年齢からの挑戦!」が始まったのです。
🌟パラグライダーができる場所選び
パラグライダーに挑戦したい!そう思って調べ始めたKagayaですが、実は最初から勘違いしていました。
ヘリコプターや小型飛行機からフリーフォールしていく、あのスリル満点のやつ……。
ずっとあれを「パラグライダー」だと思っていたのですが、調べてみたらあれは「スカイダイビング」だということが判明!
Kagayaが本当にやりたかったのは、どうやらスカイダイビングだったようです。
でも、スカイダイビングの体験費用を見てみると、なんと1回で30,000円〜60,000円……!さすがに今のKagayaにはちょっと手が出せない金額です。
なにせ学業のために仕事もセーブしている身。
慎ましく生きなければいけない40代です。
それに、冷静に考えてみると、富士急ハイランドのジェットコースターにすら乗れない人が、上空から飛び降りるスカイダイビングなんて無理があるかもしれない……と我に返りました。
というわけで、まずはもっと優しめな空体験、「パラグライダー」からチャレンジすることにしました。
関東近郊でできる場所を探してみると、小平から比較的近い秩父エリアでも体験できることが判明。
丘を駆け下りて浮遊感を楽しむスタイルで、初心者向けとのこと。
でも、写真を見た感じと説明を読む限り、「空を飛ぶ」というよりは「滑空の練習」という印象でした。
確かに、練習を重ねていけばライセンスを取得して一人で飛べるようになるのは魅力的です。
でも、Kagayaが求めていたのは「高いところから、ふわっと空に浮かんで、景色を一望する」あの非日常の感覚。
それを味わうために走ったり訓練するのは、ちょっと違うかなと思いました。
そこで目をつけたのが、アソビューや「じゃらん」で紹介されていた東北・仙台の松島エリア。
ここでは、上空200メートルから松島の絶景を眺めながら、インストラクターと一緒に10分以上の空中散歩ができるとのこと!ライセンスも不要で、走らずに飛ばせてもらえる「タンデム飛行」スタイル。
まさにKagayaが求めていた「空を飛ぶ体験」そのものでした。
さらに調べてみると、仙台までは新幹線で大宮からたったの1駅。
都内からでもアクセスしやすいし、何より牛タン・ずんだ・日本三景の松島と、観光スポットもグルメも充実しています。
「これはもう、松島に行くしかない!」と即決。
どうせなら誕生日のご褒美にしようと、気持ちも高まってきました。
場所選びで大事にしたのは、景色・安全性・アクセスの3点。そして「非日常感」。
仙台・松島のパラグライダー体験は、そのすべてを満たしてくれそうだったのです。
こうして、Kagayaの人生初・空を飛ぶ旅の目的地は「仙台・松島」に決定しました。
🌟交通手段の選び方と節約テクニック
松島でのパラグライダー体験が決まったら、次に考えるのが交通手段です。
まず最初に思い浮かんだのは「新幹線」。
やはり早くて快適な移動手段ではありますが、片道だけでも10,000円以上することが多く、往復だと2万円近い出費に……。
えきねっとなどで予約すれば、JRと宿がセットになったツアープランもあります。
タイミングが良ければ割引が効いてお得ですが、直前だとあまり選択肢がなかったり、希望の宿が空いていなかったりもします。
「どうせなら、もっと安く行けないかな?」と思って調べたのが、高速バス。
いわゆる「夜行バス」なら、深夜に出発して早朝に到着できるうえ、料金もかなりリーズナブルです。
今回は、楽天トラベルから夜行バスを予約。
時期によって料金は前後しますが、Kagayaが予約できたのは片道3,500円〜3,700円ほど。新幹線の約1/3の価格です!
しかも、最近の夜行バスは快適装備が充実していてびっくり。私が利用したバスは、3列独立シート、トイレ付き、カーテンで区切られたプライベート空間、そしてWi-Fi完備。充電用コンセントまで付いていて、正直想像以上に快適でした。
「体力があるうちにしかできない節約旅」だと思っていた夜行バスですが、設備が良くなっている今では、大人の女性にも十分おすすめできます。とはいえ、快適とはいってもやっぱり年齢的に「ノー宿泊で夜行バス往復」はキツい……。
なので、行きは夜行バス、帰りは昼間の高速バスというプランにしました。行きの深夜便は時間を有効活用できるし、帰りは景色を眺めながらゆっくり帰れる。体力と時間を天秤にかけた結果、これが私にとってベストなプランでした。
夜行バスのメリットは何といっても「時間の有効活用」。Kagayaのように平日は仕事、週末は授業や実習という多忙スケジュールでも、金曜の夜にバスに乗れば、土曜の早朝には現地に到着。宿代を浮かせつつ、まる1日観光に使えるのは大きな魅力です。
ただ、年齢を重ねるにつれて「どこでも寝られる」は通用しません(笑)。体力的に無理をすると次の日に影響が出るので、今回はちゃんと宿泊も確保しました。移動費を節約した分、快適なビジネスホテルでぐっすり眠る。これが40代女子の賢い旅のスタイルかなと思います。
交通手段を選ぶときに大切なのは、「金額」だけでなく「体力」と「時間」のバランスをどう取るかという視点です。節約できても疲れすぎて楽しめなければ意味がないし、逆に贅沢しすぎて後で金欠になるのも困りますよね。
今回は節約と快適さを両立する「夜行バス×ビジネスホテル」スタイルで、満足度の高い旅になりそうな予感がしています。
🌟ホテル選びとGoogleマップ活用術
今回の旅のメインは、なんといっても「パラグライダー体験」。
そのため、宿泊はあくまで「体を休めるための場所」であり、豪華な温泉宿などは優先順位が低めです。
実は最初、「せっかく松島に行くんだから、温泉宿もアリかな」とも思いました。
美しい海を眺めながらの露天風呂……なんて想像するだけで気持ちよさそうですよね。
しかし、調べてみると松島の宿は駅からやや離れており、アクセスに不便を感じました。
特にKagayaは「レンタカーを借りない派」。
地方で車を運転するのは不慣れなうえ、移動手段を車に頼るなら、最初から自分の車で旅に出た方が良いのでは?と思ってしまいます。
ということで、宿泊は「仙台駅周辺」で探すことにしました。
観光地へのアクセス、飲食店の多さ、そしてなにより「早朝に荷物を預けやすい」というのが駅近ホテルの最大の魅力です。
宿を探す際に役立ったのが、Googleマップです。
旅好きな方の中には、「ホテル比較サイトで探すのが定番」という方もいるかもしれませんが、Kagayaは最近、Googleマップでの検索にハマっています。
「仙台駅 ホテル」と検索するだけで、駅からの距離、レビュー評価、料金の目安まで一覧表示されるのが便利すぎる!
もちろん、トリバゴ や トラベルコ などのホテル比較サイトも優秀ですが、マップで位置関係を見ながら探せるGoogleマップの方が直感的で分かりやすいと感じました。
飛行機や新幹線を使うなら、「交通+宿」のツアーパックの方が割安になる場合もありますが、今回は往復バス旅なので、単体でホテルを探すほうが自由度も高くてお得です。
結果的に、選んだのは仙台駅から徒歩圏内にあるビジネスホテル。
朝食付きで1泊5,252円と、かなりリーズナブルでした。
しかも、朝からパラグライダー体験が入っているので、ホテルに荷物を預ける必要があったのですが、駅近ホテルはそういった対応にも慣れていてとてもスムーズでした。
宿泊費を抑えたことで、体験費用やグルメに回す余裕も生まれます。
パラグライダーやずんだ餅、牛タンなど、仙台ならではの魅力にもしっかり投資したいですからね。
宿選びで意識したのは、「アクセスの良さ」「荷物預かり」「清潔さ」そして「朝食の質」。
旅のスタイルによって優先順位は変わりますが、Kagayaのように「目的重視型」の人には、駅近ビジネスホテル+Googleマップ検索がぴったりだと思います。
次回もまたこの方法で宿探しをしようと思えるほど、満足度の高いホテル選びでした。
🌟パラグライダー予約と料金比較
行き先が「仙台・松島」に決まったら、次にするのはパラグライダー体験の予約です。
松島のパラグライダー体験は、いくつかの方法で予約できますが、最も有名なのが「じゃらん」と「アソビュー」という体験予約サイトです。
どちらのサイトでも、松島のタンデムパラグライダー体験プランが用意されていて、料金はどちらも14,000円(税込)。
プラン内容もほとんど同じで、予約可能日・開始時間・注意事項などもWeb上で確認できます。
どちらを使っても良いのですが、ポイント還元を活用したい方は、普段使っているサイト(リクルートIDならじゃらん、アソビューカード利用者ならアソビュー)で予約するのが良いかもしれません。
しかし、Kagayaのように「できるだけ安く抑えたい派」の方には、もうひとつの選択肢もあります。
それが、公式サイトからの直接予約。
松島パラグライダー体験を運営している公式サイトから直接申し込むと、なんと13,000円で同じ内容の体験ができるのです。
1,000円の差は大きいですよね!
観光体験の予約は、便利さを取るか、価格を取るかで迷うところですが、「とにかく安くしたい」「中間業者を通したくない」方は、公式サイトを先に確認してみるのがオススメです。
また、松島ではパラグライダー以外にも、ちょっとユニークな体験ができるようです。
たとえば「気球体験」。
これは空からゆっくりと松島を眺められる貴重なアクティビティですが、土日限定とのこと。
さらに、夜景を楽しむための「ナイトフライトイベント」なども実施されているようで、タイミングが合えばもっとロマンチックな空中体験も可能です。
ただし、こちらは天候や季節、主催者側のスケジュールに左右されるため、事前予約が取りにくいのが難点。
Kagayaも実はこのナイトイベントに惹かれていたのですが、残念ながら日程が合わず断念しました。
予約の際は、希望日時やキャンセルポリシーもよく確認しておくと安心です。
特に天候に左右されやすいパラグライダーは、当日中止の可能性もあるため、柔軟なスケジュールを組んでおくと良いですね。
こうして、比較・検討の末に、Kagayaは公式サイトからパラグライダー体験を予約。
ちょっとだけお得に、でもしっかり楽しめるように準備を整えました。
🌟いざ、仙台へ!夜行バス出発と到着後の朝活
いよいよ、パラグライダー旅本番。
仕事を終えて自宅に戻り、お風呂に入って、夕飯を食べて、お留守番を頼むインコちゃんたちのお世話を済ませたら、夜の新宿へと向かいます。
今回の移動手段は、コスパ最強の夜行バス。
出発地点は23:50発の「バスタ新宿」。
平日だというのに、待合エリアは人、人、人……。
特に学生や若い女性のグループ、バックパッカー風の方々が多く、人気の高さを実感しました。
ちなみに、乗車予定のバスはまさかの「満席」!
以前に夜行バスで青森や京都に行ったときはガラガラだったので、この混雑ぶりにはちょっと驚きです。
最近の夜行バスってこんなに混むものなの?と、少し戸惑いつつも出発を待ちました。
そして、夜行バス旅史上「最大のトラブル」が私を待ち受けていました。
それは……隣の人のイビキです!!
今までも座席が狭いとか、冷房が寒いとか、細かい不満は色々ありましたが、ここまで大音量で寝息を響かせてくる人は初めて。
耳栓をしても貫通するレベルで、まさに“音の暴力”でした。
人の寝息にここまで悩まされるとは思わなかった…。
「プライベートカーテン完備」と書かれていても、音はさえぎってくれないんですね(涙)。
「これもまた旅の醍醐味…!」と思いたいところですが、やっぱり寝不足は辛い。
眠れそうで眠れない夜を過ごし、ウトウトしたと思ったら外が明るくなってきて……
そして無事、朝6時ごろに仙台駅へ到着。
正直、ぐっすり眠れなかった分、身体の疲労感はありましたが、「ついに来たぞ!」というワクワク感がそれを吹き飛ばしてくれます。
夜行バスって「節約と効率は最強だけど、快眠は保証されない」ってことを改めて実感しました(笑)。
仙台駅に降り立った瞬間は、まだ人もまばらで、お店もほとんど開いていません。
静かな朝の空気の中で、「ほんとに来たんだな~」とソロ旅特有の実感が湧いてきます。
さあ、ここから本格的な一日がスタート。
荷物を預け、朝食をとり、パラグライダーの会場へと向かう前に、仙台の街を少しだけ味わってみる予定です。
🌟仙台・松島の朝活とローカルごはん体験

5:30、予定通りに仙台駅へ到着。
まだ空が薄暗く、人の姿もまばらな駅構内。
早朝の静けさの中、「やっと着いた…!」という実感とともに、旅の一日が始まります。
最初にやるべきは、「荷物をホテルに預けること」。
これが、駅近ホテルを選んだ最大の理由でもあります。
東北のような比較的空いている地域では、コインロッカーが埋まっている心配は少ないけれど、やっぱり300円の節約と、荷物のセキュリティを考えるとホテル預かりがベストです。
京都や大阪では、早朝のコインロッカー争奪戦が激しいですが、仙台ではその点は安心。
駅直結のホテルであれば、早朝でもフロントスタッフが対応してくれるので、スムーズに荷物を預けられました。
身軽になったら、次は朝ごはんです。
夜行バスではほとんど何も食べていなかったので、お腹が空いています。
でも、今回のメインイベントであるパラグライダーの時間も近づいているので、遠出はできません。
当初は「朝市で新鮮な海鮮丼でも…」と思っていたのですが、会場に向かう電車の時間やバスの本数を考慮して断念。
朝から豪華なグルメを狙っても、移動が間に合わなければ本末転倒です。
そんなときに助かったのが、24時間営業のローカル定食屋「半田屋」さん。
まるで“東北の松屋”といった雰囲気で、地域住民にも愛されるリーズナブルな食堂です。

ここでは、好きなおかずを自分でトレーに取って、最後に会計をする「セルフ選択スタイル」。
メニューは豊富で、ご飯・味噌汁・卵焼き・お惣菜などを自由に組み合わせることができ、Kagayaの朝食はなんと650円で完成!
お腹も満たされて、気分もすっきり。
ローカルごはんはやっぱりいいですね。
「旅先でしか味わえないグルメ」というより、「その土地の人たちが日常的に食べているもの」を体験することで、ぐっとその地域に近づけた気がします。
観光地で高級な朝食を楽しむのももちろん良いですが、Kagayaはこういう素朴な食堂が大好きです。
特に、忙しい移動の合間に「温かいごはんと味噌汁」があるだけで、身体も心もホッとします。
朝食を終えたら、いよいよパラグライダーの集合場所へ向かいます。
現地にはバスの本数が少ないため、かなり早めに出発。
こうして、旅のメインイベントがいよいよ始まろうとしていました。
松島パラグライダー体験のリアルレポート


朝8時30分、パラグライダーの会場に到着しました。
周囲にはまだ観光客の姿も少なく、海沿いの広い空間に潮風が吹き抜けています。
この日は少し雲が多めでしたが、ときおり青空も顔を見せ、サーフィンを楽しむ人の姿もちらほら。
波音と風の音しか聞こえないその空間は、まさに“自然が足りない症候群”なKagayaにとって最高の癒しでした。
ただし、見た目は穏やかでも風の強さが次第に増してきます。
手続きを済ませてからも、「飛べるかどうか」の判断は現場次第。
自然が相手なので、パラグライダーは常に“中止の可能性”と隣り合わせです。
この日は、予定の時間から約1時間遅れでのフライトとなりましたが、無事に空を飛ぶことができました!
待っている間は、まるで「人気アトラクションの待機列」に並んでいるような気分。
たった10分の体験に対して、じっと座って3時間待った気分でした(笑)。
そして、料金についてですが、通常の高度200mプランは13,000円。
でも現地で追加3,500円を支払えば、なんと上空400mのフライトにアップグレード可能との案内が!
「ここまで来て200mじゃ物足りない!」という気持ちが勝ち、迷わず課金しました(笑)。

いざフライト。
風が強かったため、やや揺れがありましたが、意外にも恐怖感はゼロ。
飛行機の離陸よりも怖くなかったです。
重力を感じることもなく、ふわっと浮いて、ただただ目の前に広がる景色に見惚れていました。

眼下に広がる松島の島々と海の輝き。
雲が低く広がり、空と海の境界が曖昧になるような幻想的な光景でした。
夜景フライトだったら、もっとロマンチックだったかも。

スタッフの方がしっかり写真を撮ってくれて、思い出をデータで残せるのもうれしいポイント。
撮影機材も安定していて、安心して任せられました。
季節や時間帯によっては、海にイルカの群れが見えることもあるそうです。
また、朝と夕方では光の入り方が違い、松島の印象も変わるとのこと。
天気が良ければ雲海のような景色が広がる日もあるんだとか。
初めてのパラグライダーで感じたのは、「空は想像より優しかった」ということ。
風の音、鳥の視点、重力の忘却。
数分間だけ、地上のしがらみから解放されたような気持ちになれました。
松島海岸遊覧船とずんだスイーツ体験
パラグライダーのフライトが1時間遅れたおかげで、ちょうど良いタイミングでバスが来て、松島海岸駅までスムーズに戻ることができました。
次の目的は「松島湾の遊覧船クルーズ」です。
松島の大小260あまりの島々を巡るこの遊覧船は、観光スポットとしても非常に人気があり、ネット予約を使えば通常1,500円のところが900円で乗船できます。

しかしこの日は残念ながら雨模様。
視界があまり良くなく、せっかくの景色もぼんやり。
クルーズ中は船の揺れと、心地よいガイドの声に誘われて、途中でうとうとしてしまい、気づいたらクルーズが終わっていました……(笑)。
本当なら松島湾の美しい景色や奇岩を写真におさめたかったのですが、これもまた自然相手の旅の醍醐味ですね。
お昼は海鮮丼を食べようと狙っていたのですが、すでに15:00を過ぎていて、松島の多くの飲食店はランチ営業終了の時間。
今回は残念ながら食べ逃してしまいました。
雨が強くなり、服も濡れてしまい、観光を続ける気力がややダウン……。
そんなときに見つけたのが、かまぼこ手焼き体験です。

網にのせて、かまぼこをじっくり焼いていくだけのシンプルな体験ですが、雨の中でのちょっとしたアクティビティとしては◎。価格は300円。
安いのか高いのか…と思いつつ、香ばしく焼けたかまぼこは予想以上に美味しくて満足感は高め!
観光地でこうした“体験型”があるのは、旅の記憶に残るのでオススメです。
そして、仙台といえば忘れてはならないのがずんだスイーツ!
ずんだ餅、ずんだシェイク、ずんだアイス…どれも美味しいのですが、今回特に気になったのがずんだメロンパンでした。

外はメロンパンのカリっとした甘い皮、中にはずんだ餅がぎっしり。
食感と味のギャップが面白くて、ずんだ好きにはたまらない一品です。
ただ、持ち歩いていたらちょっと潰れてしまったのが残念……。
旅先のグルメは一期一会。
今回のように天気に左右されることもありますが、それもまたソロ旅の醍醐味ですね。
🌟仙台で味わう本場の牛タンディナー
旅の締めくくりに決めていたのは、仙台名物・牛タンを思う存分堪能すること。
昼の海鮮丼はタイミングが合わず食べられませんでしたが、夜ごはんの牛タンだけはどうしても外せません!
実は、以前武蔵村山のイオンで食べた「ゆでタン」がとても美味しくて、本場・仙台ではどんな味なんだろうと楽しみにしていました。
そこで今回選んだお店がこちら。
仙台駅から徒歩圏内にある人気店で、「たん焼き」「ゆでたん」「たんシチュー」など、牛タンの魅力をあますところなく堪能できます。

お店は落ち着いた雰囲気で、カウンター席とテーブル席があり、一人でも入りやすかったです。
メニューを見てすぐに目に留まったのが、目的の「ゆでタン定食」。

やわらかく煮込まれた牛タンは、まるで和風ポトフのようなやさしい味。
スープの旨みがしっかり染み込んでいて、舌の上でほろりと崩れるような食感が最高でした。
添えられているネギ塩やワサビとの相性も抜群。
これはお酒が飲める人ならきっとたまらないだろうな〜と思いながら、Kagayaは白ごはんでしっかり堪能しました。
定食にはとろろ・テールスープ・漬物がついていて、ボリュームも大満足。
価格は3,000円近くになりましたが、今回は誕生日祝いを兼ねていたのでちょっと贅沢。
本場仙台のゆでタン、期待以上のおいしさでした。
Kagaya的ゆでタンおすすめポイント
- やわらかく煮込まれたタンが絶品!
- スープ仕立てであっさりと食べやすい
- 女性のソロ旅でも入りやすい店構え
- 定食スタイルで満腹&満足感あり
仙台の牛タンといえば、焼きタンのイメージが強いかもしれませんが、ゆでタンは優しくて深い味わいがあり、また違った魅力を感じました。
旅の疲れも、美味しいごはんで一気に癒されました♪
🌟仙台2日目:市内観光と帰路のひととき
仙台旅の2日目。
朝6:30からホテルの朝食が始まるとのことで、早起きしてしっかり朝食を食べるつもりでしたが…
どうやら年齢には勝てず、前日の疲れと筋肉痛がドッと出てしまい、起きるのが本当に辛かったです。
結局、目覚めたのは7:00過ぎで、ホテルの朝食会場に行ったのは7:30頃でした。
今回泊まったビジネスホテルの朝食がまた、とても良かった!
東北の郷土料理が並び、ずんだ餅やかまぼこといった地元ならではの味を堪能できるのは、旅先ならではの楽しみです。
どれも美味しくて、ついつい食べすぎてしまい、予定していた「海鮮丼ランチ」が入る余地がなくなってしまいました(笑)
それでもまだ時間は朝のうち。
11:00発のバスまで、仙台市内を観光することにしました。
仙台市内の移動には、レンタサイクル「DATE BIKE」がとても便利です。
仙台駅近くのポートで簡単に借りられ、市内の名所やカフェ巡りに最適。
スマホのアプリから予約・返却もスムーズにできるのが嬉しいですね。
朝の風に吹かれながら、のんびりと仙台の街並みを走る時間は、とても心地よいものでした。
紅葉の時期であれば、もっと映える景色が見られたかもしれませんが、9月下旬の仙台は少し中途半端な季節。
でも人も少なく、静かに散策するにはちょうどいいタイミングかもしれません。
駅に戻り、高速バスに乗って東京へ戻る時間です。

今回の帰りの便は昼間の高速バス。
窓側の席を予約したので、車窓から景色を眺めながら、のんびりと旅の余韻にひたることができました。
最近のバスは進化していて、昼便でも座席ごとにカーテンがついていて、半個室のようなプライベート空間が保てるのがありがたいです。
座席も広々していて静か。
夜行バスと違い、景色が見られるのが良いところですね。
途中、トイレ休憩のサービスエリアでは、ご当地グルメやお土産も楽しむことができました。
Kagaya的・仙台2日目のおすすめポイント
- ホテルの朝食で地元グルメを満喫
- レンタサイクルで自由気ままな街歩き
- バスの窓から眺める田園風景も旅の醍醐味
- 帰り道でもSAグルメを満喫!
短い旅でしたが、自然・食・空・街のすべてを感じられた満足度の高い時間となりました。
🌟旅のまとめとソロ旅のすすめ
今回の仙台ひとり旅は、Kagayaにとって久しぶりの「ソロ活旅行」でした。
コロナ禍以降、なかなか遠出する機会もなく、ずっと自宅と職場の往復ばかり。
ようやく少し気持ちの余裕が出てきたので、「一人で気ままに行ってみよう!」と決意した小さな冒険です。
東北・仙台の街は人が多すぎず、ちょうどよい規模でのんびり旅には最適な場所でした。
ただ正直なところ、観光地を巡るには体力勝負な面もありました。
夜行バスの疲れもあり、足腰にダメージが…。
そして東北は意外とお店が閉まるのが早い!夜8時を過ぎると、駅周辺ですら閉まっているお店が目立ち、ちょっと手持ち無沙汰に。
「夜は屋台を回って食べ歩き♪」みたいな旅をイメージしていた方には、少し物足りなく感じるかもしれません。
でもそのぶん、早めにホテルに戻って、ゆったり湯船につかったり、地元のお菓子を楽しみながら読書したりと、自分時間を満喫することができました。
ちなみに今回、残念だったことは海鮮丼を食べ損ねたこと!
朝のホテルバイキングでつい食べ過ぎてしまい、お昼の予定が流れてしまいました…次回こそはリベンジ!
とはいえ、やりたかったこと(パラグライダー体験・遊覧船・ご当地グルメ)は一通り達成でき、大満足の旅でした。
最近「ソロ活女子のススメ」という書籍やドラマが話題ですが、本当にその通りで、旅こそ一人がちょうど良いと実感しました。
他人に気を使わず、思いのままに時間を使える。
「あ、ここ立ち寄りたい」「やっぱりやめよう」そんな自由な選択ができるのがソロ旅の醍醐味です。
そしてなにより、自然に癒される時間は、心と体のセルフケアになります。
Kagayaは普段、室内での仕事や都市部での生活が多く、「自然が足りない症候群」になりがち。
海を眺めてボーッとするだけでも、不思議と呼吸が深くなります。
これはまさに、自然療法(ナチュラルセラピー)の一つだと思っています。
今後も、時期を見て東北や他の地方に足を運び、自然や文化、食を通してリフレッシュする時間を大切にしていきたいなと思います。
そして、今回の旅を一番支えてくれたのは…

お留守番してくれていたインコちゃんたち!
帰宅後、「ピッ!」と鳴きながら出迎えてくれて、無事に帰れたことを実感しました。
インコたちと自然の癒しがあれば、また明日からも頑張れそうです。
次回もまた、インコと自然とソロ旅をテーマに、気ままな旅を記録していきたいと思います。