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【スヌーズレン療法×東洋医学】五感刺激で子どもの発達をサポート|家庭でできる療育ケア

こんにちは。

プライマリ・ケアサポート きらぼし、鍼灸師・看護師のKagayaです。

今回は、発達に悩みを抱えるお子さんのご家族に向けて、「スヌーズレン療法」と「東洋医学」を組み合わせた新しいアプローチをご紹介したいと思います。

🌟スヌーズレン療法と東洋医学で、子どもの「できた!」を増やす

これまでKagayaは、訪問看護や鍼灸を通して、多くのお子さんとそのご家族と向き合ってきました。

「うちの子、なかなか落ち着かなくて…」
「感覚遊びが苦手で、どうしたらいいか…」
「夜泣きがひどくて、家族みんなが疲れている…」

そんなお声を聞くたびに、西洋医学だけではカバーしきれない部分があるのではないかと感じていました。

そこで注目したのが、五感を優しく刺激して心身のリラックスを促す「スヌーズレン療法」と、身体の内側からバランスを整える「東洋医学」です。

この2つを組み合わせることで、お子さんの隠れた力を引き出し、「できた!」という小さな成功体験を積み重ねるサポートができると確信しています。

🌟なぜ、今、スヌーズレン療法と東洋医学なのか?

お子さんの発達に影響を与える要因は多岐にわたります。

脳の発達、感覚統合の問題、遺伝的な体質、さらには日々のストレスなど、さまざまな背景があるからです。

西洋医学では、診断名に基づいて薬物療法や行動療法、理学療法などが中心となりますが、お子さん一人ひとりの個性や体質に合わせたオーダーメイドのケアが難しい場面もあります。

東洋医学では、お子さんの体質を「陰陽」「五行」といった視点から捉え、気の流れや血の巡りを整えることで、心身のバランスを回復させることを目指します。例えば、興奮しやすいお子さんには「肝」の気の滞りを改善するアプローチを、胃腸が弱いお子さんには「脾」の機能を高めるアプローチを、といった具合です。

一方、スヌーズレン療法は、光、音、香り、触覚といった心地よい感覚刺激を提供することで、お子さんのリラックスを促し、安心感を与えることを目的としています。

発達に課題を抱えるお子さんは、感覚過敏や感覚鈍麻など、感覚統合に問題を抱えていることが少なくありません。

スヌーズレンは、安全で予測可能な環境の中で感覚刺激を受け入れる練習の場となり、感覚統合を促す効果も期待できます。

このように、東洋医学で身体の内側からバランスを整え、スヌーズレン療法で感覚に働きかけることで、お子さんの心と体の両面からサポートすることが可能になります。

🌟研究が示すスヌーズレンの効果と東洋医学の可能性

スヌーズレン療法は、特に知的障がいや発達障がいを持つ方々のリラックスや行動改善に効果があることが、これまでの研究で示されています。

例えば、ある研究では、スヌーズレン環境が自閉スペクトラム症児の多動行動を減少させ、探索行動を増加させる効果が示されました。(日本スヌーズレン学会誌 第24巻 第1号)

また、東洋医学においては、小児疾患に対する鍼灸治療の有効性に関する報告も増えてきています

特に、夜泣きや食欲不振、アレルギー疾患など、お子さんに多い症状へのアプローチが注目されています。(日本東洋医学雑誌 第15巻 第2号)

これらの研究からも、スヌーズレン療法と東洋医学が、お子さんの発達をサポートする有効な手段となりうることが示唆されています。

🌟セルフチェック:お子さんのこんな様子に心当たりありませんか?

もし、あなたのお子さんに以下のような様子が見られたら、スヌーズレン療法と東洋医学のアプローチが役立つかもしれません。

  1. 特定の音や光に過敏に反応し、落ち着きがない。
  2. 抱っこを嫌がったり、特定の感触(服のタグなど)を過剰に嫌がる。
  3. 新しい環境や見慣れない場所で強い不安を感じやすい。
  4. 夜泣きがひどく、寝つきが悪く、朝までぐっすり眠れない。
  5. 食欲にムラがあり、特定の食べ物しか受け付けない。

一つでも当てはまる項目があったら、それはお子さんが何らかの形で感覚や心身のバランスに課題を抱えているサインかもしれません。

🌟Kagaya式セルフケア:家庭でできる五感刺激×東洋医学

鍼灸師であるKagayaが、ご家庭で手軽にできるセルフケアをご紹介します。

東洋医学の考え方を取り入れながら、五感を優しく刺激する工夫を凝らしました。

1. 耳マッサージ(耳診)でリラックス&ツボ刺激

耳は全身のツボが集中している場所と言われています。

お子さんの耳を優しくマッサージしてあげることで、リラックス効果が高まります。

  • お風呂上がりなど、体が温まっている時に行いましょう。
  • 親指と人差し指で耳たぶを優しくつまみ、ゆっくりと外側に引っ張るようにマッサージします。
  • 耳全体をくるくると揉みほぐすように、痛くない程度の優しい力で行ってください。
  • 特に、耳たぶや耳の付け根あたりを重点的に行うと良いでしょう。

お子さんが気持ちよさそうにしていたら、効果が出ているサインです。

嫌がる場合は無理せず、心地よさそうにしている範囲で行ってください。

2. 舌チェック(舌診)で体質を知るヒント

東洋医学では、舌の様子から体質や体調を判断する「舌診(ぜっしん)」という診断法があります。

ご家庭でも簡単にチェックできます。

  • お子さんに「べー」っと舌を出してもらいます。
  • 舌の色:
    • ピンク色で潤っている:健康な状態
    • 赤みが強い:体に熱がこもっている可能性(興奮しやすい、イライラしやすいなど)
    • 白っぽい、むくんでいる:冷えや水分の滞りがある可能性(疲れやすい、食欲不振など)
  • 舌苔(ぜったい):
    • 薄く白い:健康な状態
    • 厚く黄色い:体に熱や湿気がこもっている可能性
    • 全くない:体液が不足している可能性

あくまで目安ですが、お子さんの体調変化に気づくヒントになります。

気になる場合は専門家にご相談ください。

3. 香りで癒やしを:アロマディフューザーを活用

嗅覚は脳にダイレクトに作用すると言われています。

お子さんがリラックスできる香りを取り入れてみましょう。

  • ラベンダー:鎮静作用があり、安眠を促します。
  • カモミール・ローマン:心を落ち着かせ、不安を和らげます。
  • オレンジ・スイート:気分を明るくし、リフレッシュ効果があります。

専用のアロマディフューザーを使用し、お子さんの手の届かない場所に設置してください。

小さなお子さんには、濃度を薄めに調整するか、精油を使わない芳香剤などを使用することも検討しましょう。

4. 音のシャワー:オルゴールや自然音で心地よい空間を

聴覚からの刺激も、心身のリラックスに大きく影響します。

心地よい音を流してあげましょう。

  • オルゴール:規則的な音の繰り返しは、安心感を与えます。
  • 自然音(小鳥のさえずり、波の音、雨の音など):心を落ち着かせ、集中力を高める効果も期待できます。
  • ヒーリングミュージック:ゆったりとしたテンポの音楽は、リラックス効果を高めます。

5. 触れるケア:ベビーオイルマッサージや布遊び

触覚は、お子さんの心身の発達に欠かせない感覚です。

優しく触れることで、安心感を与え、感覚統合を促します。

  • ベビーオイルマッサージ:お風呂上がりに、ベビーオイルを使って優しくマッサージしてあげましょう。肌に触れることで、親子の絆も深まります。
  • 布遊び:様々な素材(ガーゼ、フリース、シルクなど)の布を触らせてあげましょう。異なる感触を体験することで、触覚の感覚統合を促します。

🌟Kagayaの訪問施術・シェアサロンケア

ご家庭でのセルフケアも大切ですが、専門家によるサポートも、お子さんの発達を促す上で非常に有効です。

Kagayaは、鍼灸師・看護師としての知識と経験を活かし、お子さんの体質や発達段階に合わせたオーダーメイドの施術を提供しています。

訪問施術:ご自宅で安心してケアを受けられます

「外出が難しい」「慣れない場所だとお子さんが落ち着かない」という方のために、ご自宅へ訪問して施術を行います。

お子さんが一番リラックスできる環境で、丁寧な問診と観察を行い、お子さんの体質に合わせた小児はり(刺さない鍼)やお灸、経絡マッサージなどを施します。

保護者の方には、ご家庭でできるセルフケアのアドバイスも行い、日々のケアをサポートさせていただきます。

シェアサロンでのケア:スヌーズレン環境でゆったりと

「きらぼし」では、五感を刺激するスヌーズレン環境を整えたシェアサロンでも施術を行っています。

柔らかな光、心地よい音楽、アロマの香りなど、お子さんが安心して感覚を探索できる空間で、東洋医学的なアプローチを組み合わせたケアを提供します。

専門のスヌーズレンツールも活用し、お子さんの興味を引き出しながら、遊び感覚で心身のバランスを整えていきます。

「うちの子に合っているか不安…」という方も、まずは一度、ご相談ください。

Kagayaが丁寧にお話を伺い、最適なケアプランをご提案させていただきます。

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参考文献

  • 日本スヌーズレン学会誌 第24巻 第1号(2023):自閉スペクトラム症児におけるスヌーズレン環境の行動改善効果.
  • 日本東洋医学雑誌 第15巻 第2号(2024):小児疾患に対する鍼灸治療の有効性に関する臨床研究の動向.

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