
こんにちは。
プライマリ・ケアサポート きらぼし、鍼灸師・看護師のKagayaです。
以前、看護師による事件のニュースを見ていたとき、その方が「汚部屋で暮らせず、車内で生活していた」と報道されていて衝撃を受けました。
「人のケアをする看護師さんのお部屋が汚部屋だなんて……」と思われるかもしれませんが、これ、実はとっても“あるある”な話なのです。
私たち看護師の仕事は、常に清潔・衛生が求められます。なのに、家に帰ったら自分のことまで気が回らず、片づけも掃除も後回し……。
Kagayaの“寝るだけの家”も、少し気を抜けばすぐに汚部屋になってしまいます。
実際、ごみ屋敷の清掃業者さんいわく「看護師さんからの依頼は意外と多い」そうです。
これは、看護の現場がいかにストレスフルで多忙かという証拠でもあります。
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自分の部屋を整える余裕がないって、本当に“看護師あるある”だよね。
Kagaya自身も、気がついたら足の踏み場がない……なんてこともありました。
でも、ちょっとした工夫やアイテムで、思っているよりずっとラクに整えることができるんです!
🌟看護師が汚部屋になってしまう理由とは?
「清潔が仕事の看護師さんが、なんで家が汚部屋なの?」と思われるかもしれません。
でも、実際はKagaya自身を含め、汚部屋予備軍の看護師さんって本当に多いんです。
⏰ 忙しすぎて掃除をする時間がない/生活が不規則
夜勤・日勤の繰り返しで生活リズムが整わないのが看護師の宿命。
Kagayaの住んでいる地域では、ゴミ出しが曜日と時間指定なので、夜勤明けでは間に合わないことも……。
「明日出せばいいや」と思って放置すると、次の勤務が入り、さらに溜まる。
結果、袋の山ができてしまう……この負のループ、あるあるですよね。
加えて、研修・勉強会・委員会など、業務時間外の拘束も多く、片づけや掃除に割く余裕がないという方も多いのではないでしょうか。
🧑⚕️ 人のケアで精一杯、自分のことは後回し
バイタルサイン、清拭、食事介助、排泄ケア、ナースコール対応……。
1日のほとんどを“他人のため”に費やす仕事。
それが看護です。
自分の身の回りのことまで手が回らないのは当然。
帰宅後はシャワーを浴びて倒れ込むように寝るだけ、そんな生活を繰り返していませんか?
仕事では几帳面でテキパキ動ける人でも、「自分のための整理整頓」には手が抜けてしまう……Kagayaもその一人です。
😵💫 ストレスが多くて自分のケアができない
看護師は、ストレスとの戦いです。
身体的な疲労はもちろん、患者さんとの関係、スタッフ間の調整、命に関わる緊張感……。
ある調査では、看護師の約70%が「強いストレスを感じている」と回答しています(日本看護協会調査より)。
ストレスで自律神経が乱れ、帰宅してもやる気が出ない、何もしたくない。
こうして掃除も放置され、気づけばゴミの山に……というパターンが多いのです。
🌀 掃除のやり方がわからない・片づけが苦手
「掃除=大掃除」というイメージがある人ほど、“完了のイメージ”が持てず手がつけられない。
何からやればいいの?と悩んでるうちに、手が止まってしまうんですよね。
Kagayaも、最初は何をどう片づけたらいいのかわからず、シンクを前に5分立ち尽くしていたこともあります……。
🙅♀️ 完璧にできないから「やらない」思考に
これは看護師あるあるかもしれません。
普段から正確さや手順通りの行動を求められる職業柄、「中途半端にやるくらいならやらない」と思ってしまう方も多いです。
Kagaya自身もそうでした。
「10分だけ掃除しよう」と思っても、“全部片づけないと意味がない”という謎の完璧主義が顔を出して、何も始められずにいました。
でも、実は“ちょっとやる”が一番大事なんですよね。
それだけでも生活って大きく変わっていきます。
🌟汚部屋が心に与える精神的な影響とは?
「なんか最近、何にもやる気が出ないな……」と思ったら、それはお部屋の環境が原因かもしれません。
部屋を散らかしたまま放置していると、次第にセルフネグレクト(自己放任)の状態に陥ることがあります。
セルフネグレクトとは、自分の生活や健康に無関心になってしまう状態。
社会とのつながりを断ち、ひとりで孤立してしまう傾向が強くなります。
掃除だけでなく、食事を抜く、お風呂に入らない、病院に行かない……。
日常のセルフケア全般に対して無関心になっていくのです。
看護の現場で働いているからこそ、自分の変化に気づけなくなってしまうこともあります。
疲れ切って“もうどうでもいい”と思うようになったら、それは要注意サインです。
最悪の場合、セルフネグレクトは孤独死や自死のリスクにまでつながることもあるとされています。
また、物が多く散乱した部屋は脳に常に「刺激」を与えてしまい、リラックスできない状態が続きます。
視界に入る物の情報量が多すぎると、脳は無意識のうちにエネルギーを使って処理をしてしまうため、何もしなくても疲れてしまうのです。
つまり、自宅が「休まる場所」でなくなったとき、精神的疲労が蓄積し、やがてうつ症状を引き起こしてしまう可能性があるのです。

Kagayaも、気持ちが落ちていたときは、気づいたら1週間掃除してなかったことがありました……。
部屋が片づくと、それだけで少し心が軽くなったんです。
「部屋の状態=心の状態」って、本当かもしれません。
🌟お部屋をきれいに保つコツとは?
汚部屋を回避する最大のポイントは、「汚れる前に、その都度キレイにすること」です。

そんなの、みんな分かってるわよね?
でも、それができてたら最初から汚部屋にはなってないのよ。
分かってても、できないから困ってるんじゃない。
ほんと、それ正論すぎる……。
Kagayaも実は掃除って苦手で、正直あんまり好きじゃないんです。
「部屋の掃除するくらいなら、仕事してる方がまだマシかも」って思っちゃうくらい。
でも、やらないでいると……黒いあの子(Gさん)が出てくるし……。

Kagayaの実践!時短&簡単な掃除ルーティン
🧽 生活動作に組み込んで“ついで掃除”
お風呂:入浴ついでにブラシで床・壁をゴシゴシ
洗面台:歯磨き後にバスボンくんで拭き掃除
キッチン:排水口ネットを交換しつつ、シンクも軽くこすり洗い
トイレ:寝る前に便座拭き→スタンプ洗浄剤で黒ずみ予防

水回りはキレイにしておかないと黒い物体出てきます。
ヤツはなんと泳げるらしいのです。
排水溝から侵入できないないように、フタをしっかりしましょう‼
🗑 ゴミは「持ち込まない・溜めない」
- チラシは玄関で分別&即処理
- 段ボールは即解体してまとめる
- ゴミ袋は部屋に複数置いて“その場で捨てる”
- ゴミ分別アプリ(例:小平市の「ごみすけ」)を活用
👕 衣類は2セットで十分
一人暮らしの最大のメリットは、自分のペースで暮らせること。
Kagayaの場合、下着や衣類は2セットだけをローテーションで使っています。
少ない分、選ぶ時間も、洗う手間も、収納スペースも節約できます。
入浴後にそのまま洗濯機へ。
洗濯後は部屋干しして、そのまま干してあるものを翌日に着るようにしています。
畳まない暮らしは本当に快適で、ズボラな私にはぴったりでした。
衣類が少ないことで、タンスの中もスッキリ。
不要な服を処分したら、気持ちまで軽くなった気がします。
洗濯して干したらそこから使う→畳まない!これだけで生活が激変します。
▼こんな商品があれば、もっと洗濯が楽に!
🌟不必要なものは断捨離する
部屋をキレイに保つためには、必要以上に物を持たないことが大切です。
物が多いと掃除がしづらくなるだけでなく、ムダな作業が増えて、かえって時間がかかってしまいます。
「物が物を呼ぶ」と言いますが、まさにその通りで、気づかないうちに汚部屋への道をたどってしまうのです。
何から断捨離していいか迷う場合は、「1年間使っていないものは手放す」といった自分なりのルールを決めると判断しやすくなります。
ミニマリストになれなくても、少しずつ減らしていく工夫が大切です。

断捨離ね~。
物が捨てられないんです。
だって、いつか使うかもしれないじゃない?
あなたの家、物が多いものね。
1つ買ったら1つ捨てるのよ。

だけど物を捨てるのは心が痛みます。
捨てることではなく手放すことが断捨離なので、メルカリで500円で売ったり、人にあげたりすることで心が痛まないようにしています。
🧹 どうしても無理なときは“プロの手”を借りよう
無理して自分を追い詰める前に、家事代行やゴミ清掃のプロに頼るのもひとつの選択です。

介護が必要になったときは、掃除の上手なヘルパーさんがKagayaの部屋を掃除してくれるといいな~。
🌟汚部屋にもタイプがある?看護師が見た3つの傾向と対策
訪問看護師としていろんなお宅に伺っていると、実にさまざまなお部屋に出会います。
その中でも、とくに気になるのが「掃除がしにくくなっているお部屋」です。
情報共有の場面でも「お部屋の状態」は大切な情報。
そこから生活背景や支援のヒントが見えることもあります。
■ ネチョネチョ系: 生ゴミや調味料の飛び散り、床が謎の液体でぬれていることも。食品ゴミの処理が難しい方、ゴミ出しに困難さのある方に多い印象です。
■ さらさら系: 書類、チラシ、段ボールが積もり、ホコリがたまっているタイプ。認知機能や注意力の面で「分類」や「処分」が難しい方によく見られます。
■ どっさり系: 衣類やタオルなどが床に積み重なっているタイプ。洗濯や収納のサイクルがまわらない、または物を手放せない心理的背景があることも。
反対に、すっきりと整ったお部屋は、物が最小限で足の踏み場が確保されている印象です。
🌿 汚部屋タイプ別・セルフケアアドバイス
- ネチョネチョ系: 蓋つきの密閉ゴミ箱や、生ゴミ用の冷凍保存袋(おすすめ→防臭ゴミ袋BOS)を導入して、においや漏れのストレスを減らしましょう。
- さらさら系: ホコリに強い静電モップや、座ったまま届くミニ掃除機(例:コードレスハンディ掃除機)を手の届く範囲に。
- どっさり系: 「1年間着てない服は手放す」などの自分ルールを作るのがおすすめ。ハンガー収納や衣類圧縮袋も便利です。
どのタイプの方でも「無理なく続けられる工夫」が大切です。
🌟まとめ|部屋の状態は“こころ”の鏡
部屋は、使っていなくても確実に汚れていきます。
「あとで一気にやればいいや」と思っていると、あっという間に手がつけられない状態になってしまうものです。
Kagaya自身も忙しさで放置していた時期がありましたが、毎日少しずつ掃除する習慣をつけると、心までスッキリしてきたように感じました。
ごみをこまめに捨て、少しずつ片付けることで、結果的には大掃除よりもラクにキレイを保てます。
逆に、掃除や片付けがまったくできなくなってしまうのは、心や体が疲れているサインかもしれません。
そんなときは無理に頑張ろうとせず、心のセルフケアや生活リズムの見直しから始めてみてください。
例えば、以下のようなサポートアイテムが役に立つかもしれません👇
自分の「今」に合った方法を選びながら、無理のない暮らしを整えていきましょう。
