
こんにちは。
プライマリ・ケアサポート きらぼし、鍼灸師・看護師のKagayaです。
経絡経穴概論は、鍼灸師国家試験において東洋医学臨床論と合わせて25~30問以上が出題される、非常に重要な分野です。
特に経穴の名称や位置を正確に覚えていないと、合格ラインに届くのは難しくなります。
「苦手だけど、どうにかして覚えなきゃ……!」という気持ち、Kagayaも学生時代に痛いほど感じていました。
そこで、学習を進めるうえでのポイントを以下にまとめてみました。
- 経穴名を見たら、すぐにどの経脈に属するか答えられるようにする
- 自分の身体で触れる部位は、実際に触れながら位置を確認する
- 経穴名がしっかり入ったら、「要穴(ようけつ)」を覚える
- 取穴部位は要穴を優先して覚える
- 上記が定着してきたら、筋肉・神経・血管との関係性も追加して覚える
- 経穴の横並びは、基準となる高さや同じ高さに複数ある穴を意識して記憶
- 余裕があれば、奇穴や教科書巻末の経絡現象にもチャレンジ!
次に、ツボの位置を測る基準について触れておきましょう。

Kagaya
ツボの位置を測るとき、「親指1本=1寸」「指4本分=3寸」などと書かれた本がありますよね。これは「同身寸法(どうしんすんぽう)」といって、施術を受ける人の体格に合わせて、本人の指を基準にする方法です。

燈月
一方で、国家試験でよく出題されるのは「骨度法(こつどほう)」です。骨の体表標識を使ってツボの位置を定める、全国共通の基準となるモノサシなんですね。

Kagaya
つまり、試験対策としては「同身寸法」よりも「骨度法」をしっかり押さえることが大切というわけです。
🌟頭部・顔面部の骨度法

🌟体幹部の骨度法

🌟上肢・腕の骨度法

🌟下肢・脚の骨度法

🌟骨度法のポイント整理

- 骨度法の出題は毎年複数出ます
- 長さが似ている部位をまとめて覚える
- よく問われる:1尺2寸(3か所)、9寸(4か所)、8寸(2か所)
- 1尺6寸・1尺8寸・1尺9寸も混同しやすいので注意
🌟おすすめ教材・グッズで学習効率UP
骨度法や経穴の位置を立体的に理解するには、模型や図表がとても役立ちます。
Kagayaも学生時代、以下のような教材を活用していました。
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🌟まとめ|骨度法をマスターして合格を引き寄せよう
骨度法は経穴の取穴部位を正確に示すための大切な基準です。国家試験ではこの知識をもとに正確な経穴位置を問われるため、しっかりと頭に入れておく必要があります。
経絡経穴を覚えるのがつらい…という方も、図や模型、語呂合わせ、触診をうまく使いながら、自分に合った方法で少しずつ積み重ねていきましょう。
Kagayaも苦手でしたが、コツコツ続ければ必ず力になります!