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広告 東洋医学

足陽明胃経45穴

2024-03-28

🌟足陽明胃経の経絡と経穴(45穴)

鼻翼外側から始まる

  • 鼻根部で足太陽膀胱経と交わる
  • 鼻の外側を下り、上歯に入り、口唇をめぐり、オトガイで交わる
  • その後、大迎で二手に分かれる
  • 一つは下顎から額中央に至る
  • もう一方は人迎、気管をめぐり、大鎖骨上窩に入り、横隔膜を貫き、胃に属し脾を絡う
  • 大鎖骨上窩から胸腹部を下り、支脈と合流し大腿前外側下腿前面を下り第2趾外側端に終わる
NO経穴名五要穴五兪穴その他
1承泣
2四白
3巨髎
4地倉
5大迎
6頬車
7下関
8頭維
9人迎
10水突
11気舎
12欠盆
13気戸
14庫房
15屋翳
16膺窓
17乳中
18乳根
19不容
20承満
21粱門
22関門
23太乙
24滑肉門
25天枢大腸の募穴
26外陵
27大巨
28水道
29帰来
30気衝
31髀関
32伏兎
33陰市
34粱丘郄穴
35犢鼻
36足三里合土穴四総穴、胃の下合穴
37上巨虚大腸の下合穴
38条口
39下巨虚小腸の下合穴
40豊隆絡穴
41解渓経火穴
42衝陽原穴
43陥谷兪木穴
44内庭榮水穴
45厲兌井金穴

🌟語呂合わせによる覚え方

経穴の名前は漢字が多く、覚えるのが大変…そんなときは語呂合わせが効果的です!

  • 顔面部(1~6番)
    👉「承し巨地で大きな頬
    → 承泣、四白、巨髎、地倉、大迎、頬車
  • 胸腹部(13~25番)
    👉「気庫に屋根あり、乳は不要で天に還る
    → 気戸、庫房、屋翳、膺窓、乳中、乳根、不容、天枢
  • 下肢(32~36番)
    👉「伏して陰の梁に犢の三里
    → 伏兎、陰市、梁丘、犢鼻、足三里

ほかにも、自分で好きな語呂をつくって覚えると定着しやすくなります◎

🌟臨床での応用例(喘息、咳、鼻閉など)

足陽明胃経は、「気の流れ」と「湿の代謝」を促す作用があるため、以下のような呼吸器症状にも応用されます。

  • 喘息・咳:足三里(36)、豊隆(40)で痰を除き、気の巡りを改善
  • 鼻閉・鼻炎:迎香(大腸経)と併せて四白(2)、巨髎(3)を使用
  • 喉の腫れ・咽痛:人迎(9)、気舎(11)で気血の調整

とくに豊隆(40)「痰の要穴」として有名で、痰湿による呼吸器症状に広く使われます。

慢性鼻炎や花粉症のケアにも、顔面部の巨髎や地倉を組み合わせることで、局所の気血の巡りが良くなり、症状緩和が期待されます。

-東洋医学