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広告 東洋医学

手太陰肺経11穴

2024-03-26

🌟手太陰肺経の経絡と経穴(全11穴)

肺経の流注概要

  • 中焦から起こる
  • 下って大腸を絡い、再び上行して胃の噴門をめぐる
  • 横隔膜を貫き、肺に属する
  • 肺から気管→咽喉→前胸部を経て、腋窩
  • 上肢前外側を下行し、母指橈側端(少商)に至る
  • 支脈は「列欠」から分かれ、大腸経(商陽)に連なる

🧠語呂合わせで覚える肺経の経穴

語呂:「ちゅううんてんきょうしゃこうれつけいたいぎょしょう

  • 中府(ちゅうふ)
  • 雲門(うんもん)
  • 天府(てんぷ)
  • 侠白(きょうはく)
  • 尺沢(しゃくたく)
  • 孔最(こうさい)
  • 列欠(れっけつ)
  • 経渠(けいきょ)
  • 太淵(たいえん)
  • 魚際(ぎょさい)
  • 少商(しょうしょう)

🌟手太陰肺経の経穴一覧(五要穴・五兪穴・特徴)

NO経穴名五要穴五兪穴その他
1中府募穴肺の募穴(任脈:華蓋と近接)
2雲門肩前部に位置
3天府上腕部に位置
4侠白肘上部
5尺沢合水穴肘窩中央で動脈拍動明確
6孔最郄穴急性咳嗽などに使用
7列欠絡穴八脈交会穴(任脈)・四総穴(頭項)
8経渠経金穴
9太淵原穴兪土穴脈会・脈診ポイント
10魚際榮火穴熱証や咽喉腫痛に有効
11少商井木穴刺絡や緊急対応穴として有名
手太陰肺経の流注図

🌟臨床での応用例(肺経の代表疾患)

  • 尺沢・孔最:咳嗽、喘息、喀血、呼吸困難などの肺疾患
  • 列欠:頭痛、頸部痛、咽喉腫痛(任脈・大腸経との連携)
  • 太淵:脈診に使用、手関節痛、慢性の咳
  • 少商:高熱時の緊急処置(瀉血)、昏迷、咽喉閉塞

-東洋医学