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東洋医学~五要穴の覚え方~

2024-04-27

🌟五要穴の概略

東洋医学では、経穴(ツボ)をさまざまな分類に分けて、それぞれの機能や適応を整理しています。

その中でも臨床や国家試験で頻出なのが「五要穴(ごようけつ)」と呼ばれるグループです。

五要穴とは、原穴(げんけつ)、郄穴(げきけつ)、絡穴(らくけつ)、募穴(ぼけつ)、兪穴(ゆけつ)の5種類の経穴群を指します。

それぞれの穴には異なる役割と位置があり、五臓六腑の疾患治療や診断に大きく関与します。

下記の表は、五要穴の概要を整理したものです。

臓腑との関係や、治療の目的、位置的な特徴を把握しておくことで、臨床や学習において非常に役立ちます。

五要穴主治部位特徴
原穴12臓腑の病四肢陰経では兪土穴と一致
郄穴16急性症状四肢奇経八脈(陽維・陰維・陽蹻・陰蹻)にも存在
絡穴15慢性症状四肢・体幹表裏関係の経絡を同時に調整/任脈・督脈・脾の大絡含む
募穴12臓腑の診断と治療胸腹部各臓腑の上に位置する/診察点として有用
兪穴(背部兪穴)12臓腑の治療背腰部足太陽膀胱経上に並ぶ/心包だけ「厥陰兪」

それぞれの要穴は、以下のように活用されます。

  • 原穴:各経絡の気が集まるところで、臓腑の虚実を調べる際や補瀉の基本点として使います。
  • 郄穴:「郄」は裂け目という意味があり、急性の痛みや発作的な症状に効果的とされます。
  • 絡穴:表裏の経を結ぶ役割があり、経絡同士のバランスを整える際に有効です。特に慢性症状に用いられます。
  • 募穴:臓腑に対応した部位に位置し、腹診などの指標にもなるため、病証の判断や治療点としても重要です。
  • 兪穴:背部に並ぶ経穴で、各臓腑と深くつながっているため、体調を整える上でも多用されます。

五要穴を理解しておくことは、東洋医学の基礎力を高めるだけでなく、臨床現場での実践力向上にもつながります。

国家試験でもよく問われる項目なので、表の内容をしっかり覚えておきましょう。

🌟五要穴一覧表

五要穴は経絡ごとにそれぞれ配置されており、原穴・郄穴・絡穴・募穴の4種類が基本として揃います(一部例外あり)。

この章では、12経脈+奇経の主要穴を一覧表にまとめ、覚えやすいよう語呂合わせも交えて紹介します。

国家試験対策としても、この表の暗記は非常に重要です。

とくに出題されやすいのは、「各経脈における五要穴の名称とその位置・機能」と「語呂合わせを活用した記憶法」です。

ゴロはややふざけているように見えても、一度覚えると忘れにくく、試験本番での記憶の引き出しになります。

まずは表をしっかり眺め、自分なりにイメージや物語と結びつけることが大切です。

以下に、スクロール可能な一覧表を設けました。ぜひ活用してください。

五要穴原穴郄穴絡穴募穴ごろ
手太陰肺経太淵孔最列欠中府(自)ハイ、大変、交際列欠中、ふ~
(肺)(太淵)(孔最)(列欠)(中府)
手陽明大腸経合谷温溜遍歴天枢(胃)隊長の合コン女遍歴の点数
(大腸)(合谷)(温溜)(遍歴)(天枢)
足陽明胃経衝陽粱丘豊隆中脘(任)胃、衝陽、急に放流、中間
(胃)(衝陽)(粱丘)(豊隆)(中脘)
足太陰脾経太白地機公孫章門(肝)ヒ~、白いチキンこそしょうもない
(脾)(太白)(地機)(公孫)(章門)
手少陰心経神門陰郄通里巨闕(任)心の神門、陰郄通って巨大化
(心)(神門)(陰郄)(通里)(巨闕)
手太陽小腸経腕骨養老支正関元(任)所長のワンコ、養老市政で還元セール
(小腸)(腕骨)(養老)(支正)(関元)
足太陽膀胱経京骨金門飛揚中極(任)暴行警告、金持ち費用は中国
(膀胱)(京骨)(金門)(飛揚)(中極)
足少陰腎経太渓水泉大鐘京門(胆)人体、推薦対象、キャモーン
(腎)(太渓)(水泉)(大鐘)(京門)
手厥陰心包経大陵郄門内関膻中(任)心配、大量のデキモノ、内談中
(心包)(大陵)(郄門)(内関)(膻中)
手少陽三焦経陽池会宗外関石門(任)最初は幼稚、偉そうな外観の石門
(三焦)(陽池)(会宗)(外関)(石門)
足少陽胆経丘墟外丘光明日月(自)短気に急遽、外の丘で光明と日月
(胆)(丘墟)(外丘)(光明)(日月)
足厥陰肝経太衝中都蠡溝期門(自)肝の大将、中都で観光は期門
(肝)(太衝)(中都)(蠡溝)(期門)
督脈長強特徴強い
(督)(長強)
任脈鳩尾任務は鳩
(任)(鳩尾)
脾の大絡大包脾の大絡=大包
(脾)(大包)
陰蹻脈交信陰虚と亢進
(陰蹻)(交信)
陽蹻脈跗陽余興は不要
(陽蹻)(跗陽)
陰維脈築賓良い築賓
(陰維)(築賓)
陽維脈陽交用意要綱
(陽維)(陽交)

この表では、12正経と奇経の代表的な要穴をカバーしており、任脈・督脈・脾の大絡・蹻脈・維脈の特殊な郄穴・絡穴も含まれています。

とくに奇経八脈の郄穴(例:交信・陽交など)は、国家試験ではやや応用問題で狙われるため、余裕があればチェックしておきましょう。

また、ゴロ合わせは「面白さ」だけでなく、「音のリズム」や「ストーリー性」によって記憶の定着を助けてくれます。

たとえば、「肝の大将、中都で観光は期門」のように、誰かが旅に出た物語と結びつけると、各穴の名前が自然に思い出せるようになります。

🌟陰経・陽経別の五要穴まとめ

ここでは、五要穴を「陰経」と「陽経」に分けて再整理し、各経絡に対応する原穴・郄穴・絡穴・募穴を比較しやすいように表にまとめました。

また、記憶を助ける語呂合わせも掲載しています。

陰経とは、肝・心・脾・肺・腎・心包の6つの経絡です。これらは「蔵」に対応し、身体の内側の機能や気血の生成、維持に関わる役割を担っています。

対して陽経は、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦の6つで、「腑」に属し、主に排泄や消化、外界との連絡を担います。

国家試験では、「この経絡の原穴はどれか?」「この郄穴は何経に属するか?」といった問題が頻出ですので、陰陽別でまとめて覚えるのが効率的です。

まずは陰経から見ていきましょう。

心包ごろ
原穴太衝神門太白太淵太渓大陵大将の指紋は白い円形だよ
(太衝)(神門)(太白)(太淵)(太渓)(大陵)
郄穴中都陰郄地機孔最水泉郄門中東でインチキ香水ゲット
(中都)(陰郄)(地機)(孔最)(水泉)(郄門)
絡穴蠡溝通里公孫列欠大鐘内関レイコが通った孫の列大小ない
(蠡溝)(通里)(公孫)(列欠)(大鐘)(内関)
募穴期門巨闕章門中府京門膻中キモイ、巨人が焼酎飲んで教壇へ
(期門)(巨闕)(章門)(中府)(京門)(膻中)

次に、陽経に分類される6経絡を同様に整理しましょう。

陽経は動きのある経絡で、経穴も身体の外側に位置することが多く、痛みや熱感など外邪への反応も顕著に現れやすいのが特徴です。

小腸大腸膀胱三焦ごろ
原穴丘墟腕骨衝陽合谷京骨陽池灸は正午に稽古よ
(丘墟)(腕骨)(衝陽)(合谷)(京骨)(陽池)
郄穴外丘養老粱丘温溜金門会宗外洋に丘と女と金塊
(外丘)(養老)(粱丘)(温溜)(金門)(会宗)
絡穴光明支正豊隆遍歴飛揚外関講師が法隆寺で変な被害
(光明)(支正)(豊隆)(遍歴)(飛揚)(外関)
募穴日月関元中脘天枢中極石門日韓の中間に天と中国の石門
(日月)(関元)(中脘)(天枢)(中極)(石門)

以上のように、陰経と陽経を並べて覚えることで、出題された際に選択肢をスムーズに消去・判断する力がつきます。

語呂合わせも自分なりのバージョンにアレンジすることで、さらに記憶が定着しやすくなりますよ。

🌟墓穴

墓穴(ぼけつ)は、五要穴の一つである「募穴(ぼけつ)」とは異なり、東洋医学独特の臨床的経験に基づいた分類です。

墓穴とは、「その経脈に属さないにもかかわらず、他経の疾患を治療するうえで非常に効果的なツボ」とされ、国家試験でも稀に問われる重要知識です。

「墓穴」は以下の3つのタイプに分けて覚えましょう。

  • 自経上の墓穴:自経に属する経脈の病証に有効なツボ
  • 他経上の墓穴:他の経絡の病証に効果を発揮するツボ
  • 任脈上の墓穴:任脈に位置し、複数の経絡に作用するとされるツボ

それぞれの墓穴について、下記の表に「場所・数・経脈・語呂合わせ」をまとめました。

場所経脈ごろ
自経上3手太陰肺経・足厥陰肝経・足少陽胆経実刑、はい、カンタン
(自経)(肺)(肝)(胆)
他経上3手陽明大腸経・足少陰腎経・足太陰脾経高っけ、大臣費
(他経)(大腸)(腎)(脾)
任脈上6手少陰心経・手厥陰心包経・手太陽小腸経
足陽明胃経・足太陽膀胱経・手少陽三焦経
上記以外の経脈

墓穴は五臓六腑の症状に対する「特効穴」とも呼ばれ、古典や臨床において重宝されてきました。

たとえば、「手太陰肺経の墓穴=肺兪」のように、肺に関わる症状があっても肺経ではないツボに刺鍼することで大きな効果を発揮する場合があります。

表中の語呂も、試験対策に役立ちます。「実刑、はい、カンタン」は、自経上の墓穴を覚えるゴロで、「肺(はい)・肝・胆」の3つがスムーズに浮かんできます。

「高っけ、大臣費」では、「高(他)・大腸・腎・脾」を語呂にしたもので、経脈とグループの関係性を覚える手助けになります。

任脈上の墓穴については6つ存在し、対応する経脈はすべて「上記以外」として表記されることもあります。

つまり、自経・他経に含まれない経絡(心・心包・小腸・胃・膀胱・三焦)が対象です。

任脈上にあるという特性上、体幹前面に多く分布しているのも特徴です。

このように、墓穴の分類と活用は応用的な知識ではありますが、試験でも1問程度は出題される可能性があります。

五要穴とあわせて理解しておくことで、東洋医学の実践力が格段に高まります。

五兪穴の概要を問う問題

五要穴の一般的な問題です。

はき第31回-123

五要穴について正しいのはどれか。

  1. 同じ高さで並ぶ郄穴がある。
  2. 手関節横紋上には6穴の原穴がある。
  3. 前腕の外側と内側で対応する絡穴がある。
  4. 募穴のうち4穴は自経にある。

はき第1回-123

任脈上にある募穴の数はどれか。

  1. 3
  2. 6
  3. 7
  4. 4

はき第3回-113

自経の経穴を募穴としているのはどれか。

  1. 手の陽明大腸経
  2. 足の厥陰肝経
  3. 足の太陰脾経
  4. 手の少陰心経

はき第9回-121

自経の経穴を募穴とするのはどれか。

  1. 足の太陽膀胱経
  2. 足の少陽胆経
  3. 手の陽明大腸経
  4. 手の少陽三焦経

はき第18回-117

自経に募穴がないのはどれか。

  1. 手太陰肺経
  2. 足太陰脾経
  3. 足少陽胆経
  4. 足厥陰肝経

はき第21回-115

自経にある募穴はどれか。

  1. 期門
  2. 章門
  3. 巨闕
  4. 天枢

はき第14回-121

任脈上に募穴がない経脈はどれか。

  1. 脾経
  2. 小腸経
  3. 三焦経
  4. 心包経

はき第22回-117

五要穴で急性症状に用いるのはどれか。

  1. 孔最
  2. 列欠
  3. 太淵
  4. 魚際

はき第2回-112

要穴について正しい記述はどれか。

  1. 膻中は手の厥陰心包経の郄穴である。
  2. 中脘は足の陽明胃経の募穴である。
  3. 委中は足の太陽膀胱経の滎穴である。
  4. 陰陵泉は足の太陰脾経の絡穴である。

はき第12回-121

経穴について誤っている記述はどれか。

  1. 水泉は絡穴である。
  2. 公孫は八総穴として用いられる。
  3. 温溜は郄穴である。
  4. 委中は四総穴の一つである。

はき第16回-115

内関・公孫・列缺の3穴に共通する項目はどれか。

  1. 八会穴
  2. 絡穴
  3. 経金穴
  4. 四総穴

はき第29回-108

すべての陽経脈と連絡している奇経の郄穴はどれか。

  1. 築賓
  2. 陽交
  3. 跗陽
  4. 交信

五要穴一覧表を問う問題

一覧表を覚えておけば、カンタンに答えられる問題です。

はき第1回-120

兪・土・原穴はどれか。

  1. 中封
  2. 大都
  3. 陥谷
  4. 神門

はき第7回-123

原穴はどれか。

  1. 陽谷
  2. 陽陵泉
  3. 陽輔
  4. 陽池

はき第5回-112

原穴でないのはどれか。

  1. 神門
  2. 合谷
  3. 太白
  4. 公孫

はき第29回-111

任脈上に募穴がある臓腑の所属経脈の原穴はどれか。

  1. 合谷
  2. 太渓
  3. 陽池
  4. 太衝

はき第3回-122

郄穴はどれか。

  1. 四瀆
  2. 浮郄
  3. 地機
  4. 偏歴

はき第23回-109

陰蹻脈の郄穴はどれか。

  1. 跗陽
  2. 交信
  3. 陽交
  4. 築賓

はき第5回-113

絡穴はどれか。

  1. 中都
  2. 地機
  3. 梁丘
  4. 光明

はき第7回-124

絡穴はどれか。

  1. 大陵
  2. 豊隆
  3. 中都
  4. 京門

はき第8回-123

絡穴はどれか。

  1. 養老
  2. 大鐘
  3. 衝陽
  4. 孔最

はき第3回-123

手の太陰肺経の絡穴はどれか。

  1. 列缺
  2. 太淵
  3. 孔最
  4. 中府

はき第6回-119

手の太陽小腸経の募穴はどれか。

  1. 関元
  2. 中脘
  3. 中極
  4. 石門

組み合わせを問う問題

組み合わせも一覧表を覚えておけば、カンタンに答えられる問題です。

はき第1回-112

兪穴と募穴との組合せで正しいのはどれか。

  1. 脾兪 ─── 章門
  2. 胆兪 ─── 関元
  3. 肝兪 ─── 巨闕
  4. 胃兪 ─── 天枢

はき第1回-118

経絡と原穴との組合せで正しいのはどれか。

  1. 手の厥陰心包経 ─── 郄門
  2. 足の太陽膀胱経 ─── 京骨
  3. 足の少陰腎経 ──── 湧泉
  4. 手の少陽三焦経 ─── 外関

はき第4回-114

兪穴と募穴との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 厥陰兪 ─── 膻中
  2. 心兪 ──── 巨闕
  3. 胃兪 ──── 天枢
  4. 小腸兪 ─── 関元

はき第5回-115

兪穴と募穴との組合せで正しいのはどれか。

  1. 肺兪 ─── 期門
  2. 脾兪 ─── 章門
  3. 肝兪 ─── 石門
  4. 胆兪 ─── 京門

はき第6回-117

経絡と絡穴との組合せで正しいのはどれか。

  1. 大腸経 ─── 支正
  2. 肺経 ──── 内関
  3. 腎経 ──── 飛陽
  4. 脾経 ──── 公孫

はき第11回-122

経絡と郄穴との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 腎経 ─── 築賓
  2. 心経 ─── 陰郄
  3. 脾経 ─── 地機
  4. 肝経 ─── 中都

はき第13回-124

絡穴と郄穴との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 大鐘 ─── 築賓
  2. 蠡溝 ─── 中都
  3. 光明 ─── 外丘
  4. 飛陽 ─── 金門

はき第15回-116

所属する経脈が表裏関係にない原穴の組合せはどれか。

  1. 神門 ─── 腕骨
  2. 太谿 ─── 丘墟
  3. 太淵 ─── 合谷
  4. 太白 ─── 衝陽

はき第19回-107

奇経と郄穴との組合せで正しいのはどれか。

  1. 陰維脈 ─── 築賓
  2. 陰蹻脈 ─── 陽交
  3. 陽維脈 ─── 跗陽
  4. 陽蹻脈 ─── 交信

はき第19回-116

原穴と所属経脈との組合せで正しいのはどれか。

  1. 骨 ─── 小腸経
  2. 丘墟 ─── 肝経
  3. 大陵 ─── 心経
  4. 衝陽 ─── 胃経

要穴について問う問題

一覧表を覚えておけば対応可能。

はき第8回-115

中脘穴について誤っているのはどれか。

  1. 脾経の募穴である。
  2. 任脈に属する。
  3. 腑会である。
  4. 臍上4寸に取る。

はき第13回-122

膻中について誤っているのはどれか。

  1. 両乳頭間にある。
  2. 心の募穴である。
  3. 奇経に所属する。
  4. 気の会穴である。

はき第5回-117

太淵穴について正しいのはどれか。

  1. 土穴
  2. 郄穴
  3. 腑会
  4. 滎穴

はき第14回-113

内関穴について正しいのはどれか。

  1. 尺骨神経上にある。
  2. 心包経の絡穴である
  3. 大陵から上方3寸に取る。
  4. 尺側手根屈筋腱と長掌筋腱の間にある。

領域にある経穴を問う問題

位置関係は把握しておく必要があります。

はき第30回-110

デルマトームのTh7からTh10領域に位置する募穴の臓腑はどれか。

  1. 心包
  2. 小腸
  3. 三焦

はき第1回-119

募穴のうち第10胸神経の支配領域に存在するのはどれか。

  1. 中極
  2. 天枢
  3. 膻中
  4. 巨闕

はき第10回-120

膝関節より上方にある郄穴はどれか。

  1. 外丘
  2. 中都
  3. 梁丘
  4. 地機

取る穴を問う問題

取穴を覚える必要があります。

はき第29回-120

前腕後面の経穴で小指伸筋腱と尺側手根伸筋の間に取るのはどれか。

  1. 三焦経の郄穴
  2. 三焦経の経火穴
  3. 小腸経の絡穴
  4. 小腸経の経火穴

はき第29回-114

郄穴の部位はどれか。

  1. 内果後下方、踵骨上方、アキレス腱の前陥凹部
  2. 膝蓋骨底外端の上方2寸
  3. 腓腹筋外側頭下縁とアキレス腱の間
  4. 腓骨の前方、外果尖の上方5寸

はき第27回-105

陰維脈の郄穴の部位はどれか。

  1. 下腿内側、脛骨内縁の後方の陥凹部、内果尖の上方2寸
  2. 下腿後内側、ヒラメ筋とアキレス腱の間、内果尖の上方5寸
  3. 下腿前内側、脛骨内側面の中央、内果尖の上方5寸
  4. 下腿後内側、アキレス腱の前縁、内果尖の上方2寸

はき第21回-114

陽維脈の郄穴の部位はどれか。

  1. 腓骨の前方、外果尖の上方7寸
  2. 腓骨とアキレス腱の間、崑崙の上方3寸
  3. 腓骨の前方、外果尖の上方3寸
  4. 腓骨の後方、外果尖の上方7寸

はき第22回-109

足の陽明経の郄穴の部位はどれか。

  1. 外側広筋と大腿直筋腱の間
  2. 薄筋と縫工筋の間
  3. 縫工筋と長内転筋の間
  4. 大腿二頭筋と半腱様筋の間

はき第23回-107

足の太陰経の絡穴の取穴で正しいのはどれか。

  1. 第1中足骨底内側の前下方
  2. 第1中足指節関節内側の近位陥凹部
  3. 舟状骨粗面と内果尖の中央陥凹部
  4. 第1中足指節関節内側の遠位陥凹部

はき第17回-118

任脈の絡穴の部位はどれか。

  1. オトガイ唇溝の正中
  2. 会陰部の中央
  3. 胸骨体下端の下1寸
  4. 神闕の下1寸

大腿部にある郄穴への刺鍼部位はどれか。

  1. 外側広筋と大腿直筋腱外縁の間、膝蓋骨底の上方2寸
  2. 薄筋と縫工筋の間、膝蓋骨底の上方4寸
  3. 腸脛靭帯の後方、膝窩横紋の上方7寸
  4. 大腿二頭筋腱の内縁、膝窩横紋の上方1寸

下肢にある郄穴の部位はどれか。

  1. 内側広筋隆起部、膝蓋骨底内端の上方2寸
  2. 腓骨の前方、外果尖の上方7寸
  3. 外果尖の直下、外果下縁と踵骨の間の陥凹部
  4. 脛骨内側面の中央、内果尖の上方5寸

はき第29回-125

少陽経の郄穴が位置する筋はどれか。

  1. 前脛骨筋
  2. 長指伸筋
  3. ヒラメ筋
  4. 長腓骨筋

その他難題

一度、要穴を答えさせてから、さらに取穴や主治などを答えさせる問題です。

臨床でこんな意地悪な答え方をする人がいるのだろうか?

なぜ、ワザワザ二重問題にする?

本当に最近の問題はイヤらしいものばかりで、意味がわからないです。

はき第30回-115

長母指外転筋腱と短母指伸筋腱の間にある経穴について正しいのはどれか。

  1. 頭項の病に用いる。
  2. 脈気が溜るところにあたる。
  3. 主に急性症状の治療で用いる。
  4. 督脈との交会穴である。

はき第26回-110

五要穴で慢性症状に用いるのに適した経穴の部位はどれか。

  1. 腓骨の前方、外果尖の上方7寸
  2. 内果尖とアキレス腱の間の陥凹部
  3. 大腿二頭筋腱の内縁、膝窩横紋上
  4. 脛骨内側面の中央、内果尖の上方5寸

はき第27回-110

五要穴で急性症状に用いるのに適した経穴の部位はどれか。

  1. 大腿前外側、外側広筋と大腿直筋腱外縁の間、膝蓋骨底の上方2寸
  2. 足背、第2中足骨底部と中間楔状骨の間、足背動脈拍動部
  3. 下腿外側、腓骨の前方、外果尖の上方5寸
  4. 下腿前外側、前脛骨筋の外縁、外果尖の上方8寸

あマ指国家試験過去問

要穴で慢性病に用いるのはどれか。

  1. 募穴
  2. 絡穴
  3. 背部兪穴
  4. 原穴

あ第28回-106

五要穴で慢性症状に用いるのはどれか。

  1. 地機
  2. 小海
  3. 孔最
  4. 飛揚

あ第25回-101

胆を絡う経脈の原穴はどれか。

  1. 太衝
  2. 丘墟
  3. 京骨
  4. 太渓

あ第10回-123

原穴はどれか。

  1. 公孫
  2. 陽陵泉
  3. 三陰交
  4. 太衝

あ第11回-119

原穴はどれか。

  1. 神門
  2. 温溜
  3. 尺沢
  4. 内関

あ第14回-116

原穴でないのはどれか。

  1. 偏歴
  2. 大陵
  3. 腕骨
  4. 陽池

あ第30回-96

絡穴はどれか。

  1. 公孫
  2. 養老
  3. 金門
  4. 大陵

あ第2回-122

募穴でないのはどれか。

  1. 中脘
  2. 日月
  3. 石門
  4. 梁門

あ第6回-123

腎経の原穴はどれか。

  1. 太谿
  2. 太淵
  3. 太衝
  4. 太白

あ第20回-115

腎経の絡穴はどれか。

  1. 京骨
  2. 公孫
  3. 丘墟
  4. 大鍾

あ第1回-119

胃の募穴はどれか。

  1. 中脘
  2. 関元
  3. 胃倉
  4. 石門

あ第9回-119

胃経の募穴はどれか。

  1. 大巨
  2. 不容
  3. 中脘
  4. 天枢

あ第28回-107

腎の募穴が所属する経脈はどれか。

  1. 足の少陰経
  2. 任脈
  3. 足の厥陰経
  4. 足の少陽経

あ第3回-117

合谷穴について正しいのはどれか。

  1. 原穴
  2. 募穴
  3. 郄穴
  4. 井穴

あ第20回-117

光明について正しい記述はどれか。

  1. 所属経脈は下肢を上行している。
  2. 外果尖の上方3寸に取る。
  3. 浅腓骨神経の支配領域にある。
  4. 原穴である。

あ第4回-119

手陽明大腸経の募穴はどれか。

  1. 中脘
  2. 膻中
  3. 関元
  4. 天枢

あ第27回-107

心包の募穴はどれか。

  1. 中府
  2. 膻中
  3. 日月
  4. 巨闕

あ第21回-113

前胸部にある募穴はどれか。

  1. 石門
  2. 中府
  3. 京門
  4. 巨闕

あ第25回-106

脾の募穴が属する経脈はどれか。

  1. 足の太陰経
  2. 足の厥陰経
  3. 足の少陽経
  4. 足の少陰経

あ第1回-123

経絡と原穴との組合せで正しいのはどれか。

  1. 手の陽明大腸経 ─── 温溜
  2. 手の太陰肺経 ──── 孔最
  3. 足の厥陰肝経 ──── 太衝
  4. 足の陽明胃経 ──── 梁丘

あ第5回-124

経絡と募穴との組合せで正しいのはどれか。

  1. 胃経 ──── 中極
  2. 小腸経 ─── 日月
  3. 膀胱経 ─── 関元
  4. 大腸経 ─── 天枢

あ第7回-124

経絡と募穴との組合せで正しいのはどれか。

  1. 胃経 ──── 中府
  2. 肝経 ──── 膻中
  3. 大腸経 ─── 中脘
  4. 脾経 ──── 章門

あ第12回-119

経脈と原穴との組合せで正しいのはどれか。

  1. 腎経 ──── 衝陽
  2. 小腸経 ─── 合谷
  3. 三焦経 ─── 陽池
  4. 肝経 ──── 太白

あ第13回-123

経脈と原穴との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 肝経 ─── 太谿
  2. 肺経 ─── 太淵
  3. 脾経 ─── 太白
  4. 心経 ─── 神門

あ第14回-115

兪穴と募穴との組合せで誤っているのはどれか。

  1. 肝兪 ──── 章門
  2. 三焦兪 ─── 石門
  3. 厥陰兪 ─── 膻中
  4. 胆兪 ──── 日月

あ第16回-114

経脈と原穴の部位との組合せで正しいのはどれか。

  1. 膀胱経 ─── 外果の前下部陥中
  2. 心経 ──── 手関節前面横紋の橈側
  3. 腎経 ──── 内果とアキレス腱の間
  4. 小腸経 ─── 手関節後面横紋の中央

背部兪穴とその高さとの組合せで正しいのはどれか。

  1. 脾兪 ──── 第10胸椎棘突起の下
  2. 三焦兪 ─── 第1腰椎棘突起の下
  3. 小腸兪 ─── 第2仙椎棘突起の下
  4. 厥陰兪 ─── 第5胸椎棘突起の下

あ第24回-105

同一経脈の原穴と絡穴の組合せで正しいのはどれか。

  1. 京骨 ――― 承筋
  2. 太衝 ――― 蠡溝
  3. 太白 ――― 地機
  4. 丘墟 ――― 風市

あ第26回-107

同じ臓腑に属する経脈と募穴の組合せで正しいのはどれか。

  1. 足の少陰経 ――― 章門
  2. 足の太陰経 ――― 京門
  3. 足の厥陰経 ――― 期門
  4. 足の太陽経 ――― 中脘

あ第25回-103

経穴とその部で拍動を触知する動脈の組合せで正しいのはどれか。

  1. 手の少陰経の原穴 ――― 橈骨動脈
  2. 足の少陰経の原穴 ――― 後脛骨動脈
  3. 手の太陰経の原穴 ――― 尺骨動脈
  4. 足の太陰経の原穴 ――― 足背動脈

あ第15回-114

原穴で手関節橈側に取るのはどれか。

  1. 太淵
  2. 大陵
  3. 神門
  4. 腕骨

あ第18回-114

任脈にある募穴の取穴法で誤っているのはどれか。

  1. 神闕の下2寸に取る。
  2. 神闕の下4寸、曲骨の上1寸に取る。
  3. 胸骨体下端の下2寸に取る。
  4. 胸骨体下端の下1寸、神闕の上7寸に取る。

あ第18回-113

肝経の絡穴の取穴法について正しいのはどれか。

  1. 内果の上5寸、脛骨内側面上の陥凹部に取る。
  2. 内果の前1寸、前脛骨筋腱の内側下際陥凹部に取る。
  3. 足背で第1・第2中足骨底間の前、陥凹部に取る。
  4. 第1中足指節関節の前外側陥凹部に取る。

あ第17回-118

原穴が動脈拍動部にない経脈はどれか。

  1. 肺経
  2. 胃経
  3. 腎経
  4. 三焦経

肝経の絡穴の取穴部位について正しいのはどれか。

  1. 足内側、第1中足骨底の前下方、赤白肉際。
  2. 足背、第1・第2中足骨底接合部遠位の陥凹部、足背動脈拍動部。
  3. 下腿内側、脛骨内縁の後際、内果尖の上方3寸。
  4. 下腿前内側、脛骨内側面で内果尖の上方5寸。

あ第19回-118

腎経の原穴の取穴部位はどれか。

  1. 内果の後ろ5分
  2. 内果の上方3寸
  3. 第1中足指節関節の後内側
  4. 第1、第2中足骨底の間

あ第23回-104

外果の後方を流注する経脈の絡穴はどれか。

  1. 大鍾
  2. 公孫
  3. 光明
  4. 飛揚

あ第23回-105

足関節部に原穴がある経脈はどれか。

  1. 胃経
  2. 胆経
  3. 脾経
  4. 肝経

あ第24回-106

長指伸筋腱外側にある原穴が所属するのはどれか。

  1. 胆経
  2. 脾経
  3. 膀胱経
  4. 腎経

あ第25回-102

肺の五要穴のうち、表裏する経を同時に治療する作用がある経穴部位はどれか。

  1. 尺沢と太淵とを結ぶ線の中点の上方1寸
  2. 長母指外転筋腱と短母指伸筋腱の間の溝で太淵の上方1寸5分
  3. 前胸部、第1肋間と同じ高さ、鎖骨下窩の外側、前正中線の外方6寸
  4. 身柱の外方1寸5分

あ第26回-106

胆経の絡穴の取穴法について正しいのはどれか。

  1. 腓骨頭の前下部、長腓骨筋腱の前縁に取る。
  2. 外果尖の上方5寸で、腓骨の前縁に取る。
  3. 長指伸筋腱外側の陥凹部、外果尖の前下方に取る。
  4. 外果尖の上方8寸で、前脛骨筋の外縁に取る。

あ第27回-105

原穴が動脈拍動部にある経脈はどれか。

  1. 手の厥陰経
  2. 足の太陰経
  3. 手の少陽経
  4. 足の陽明経

あ第28回-105

前正中線の外方6寸にある募穴はどれか。

  1. 期門
  2. 中府
  3. 日月
  4. 天枢

あ第30回-97

募穴が側腹部にある臓腑はどれか。

あ第30回-101

郄穴の部位はどれか。

  1. 下腿外側、腓骨の前方、外果尖の上方7寸
  2. 下腿前外側、前脛骨筋外縁、外果尖の上方8寸
  3. 足内側、内果後下方、踵骨上方、アキレス腱付着部内側前方の陥凹部
  4. 足内側、第1中足骨底内側の遠位陥凹部、赤白肉際

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ただし、試験対策としてです。

臨床では他の参考書がおススメです。

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